螺旋デッキ
デッキ概要
「記憶のらせん」で追加行動スキルを発動させることでターンを消費せずにこのスキルが打て、さらに螺旋を使い回すことでループができるようになるというデッキ。追加で螺旋の中に行動不能スキルなどを入れて連打できれば非常に強力。弱点は竜スキルと異形スキルの依存度がかなり高く、結果的に構築難易度がかなり高いことである。
この構築の始動の手順は
①「複写」/「鋳造術」/「反芻」を打つ
②追加行動スキルを打つ
③行動不能スキルなどを打つ
④「記憶のらせん」を打ち続ける
という順番になる(①〜③の順番は問わない)。
最も早く始動できるのは「複写」と行動不能に「雷光球」を採用した場合でうまくいけば2ターン目にはループが完成する。
メインスキル
- 記憶のらせん
大前提。このスキルを使い回し「再考」や「伝搬」などの追加行動スキルを発動させる必要がある。
- 「再考」/「伝搬」/「夢幻の書」(強化版)
「記憶のらせん」(以下「螺旋」)を1ターンで打ち続けるための追加行動を得る手段。基本的には「再考」か「伝搬」のどちらかを使用する。2種類以上採用できれば追加行動がどんどん増え、行動回数に余裕が生まれるようになるが、基本的にわざわざそれを目指す必要はない。
- 「複写」/「反芻」/「鋳造術」
螺旋を使い回すために必要なスキル。どれか1つでよい。「複写」と「反芻」と「鋳造術」ではそれぞれ以下のような違いがある。
・「複写」は[即効]を持つため始動が早い。一方「反芻」はマナを消費しないといけないためマナ供給スキルを打つ必要があり、さらに始動が遅くなってしまいがち。「反芻」は始動すれば1行動でらせんを2回発動でき、行動回数もどんどん増えるので行動回数に余裕が生まれる。
・「複写」は複製を2つ加えるため重ねがけしないと螺旋が増えてくれない「鋳造術」やそもそも絶対に増えない「反芻」と比べ螺旋が簡単に増殖してくれるので使いやすい。強化版の「鋳造術」ならこの差は無くなるが、このスキルの入手難易度は非常に高い。
・「鋳造術」では除外されたスキルの中からランダムで発動するため除外持ちスキルを制限しなければいけなくなる。採用していいのは「再誕」「苦痛の盾」程度になってしまう。
・「複写」や「反芻」は異形スキルのため、他の異形スキルが制限されてしまう。
総じて使いやすさは「複写」>「鋳造術」>「反芻」といったところか。
サブスキル
- 相手を行動不能にするスキル
虚の異形だと「虚無のまなざし」、操の異形だと「雷光球」、恐の異形だと「終わり無き恐怖」、その他の異形なら「粘着液」。かなり重要だが必須ではないので異形階からは「再考」「伝搬」「複写」を取ろう。マナ消費がない「雷光球」が最も始動が早く、「終わり無き恐怖」は相手の自傷により最もダメージが出る。
おすすめ異形
- 虚の異形
初期デッキの「再考」と「虚無のまなざし」をどちらも使える。虚の異形は全体的に決定打となるパンチのあるスキルが少ないが、それでも問題がないというのも相対的に後押ししている。
- 操の異形
別名「虚の上位互換」と言われるだけあり、「伝搬」が2枚もあること、「雷光球」のマナ消費がなく非常に使いやすいことから、こちらも使いやすい。
- 恐の異形
こちらも「複写」と「終わりなき恐怖」の2つを持っている。ただし注意点があり、それは「自動化」がこの構築と非常に相性が悪いことである。「自動化」を発動した瞬間この構築は全く成り立たなくなってしまうので「自動化」を消すかどうしても「自動化」を使いたいなら「複写」を消して「鋳造術」を使うといった対応が必要となる。
そもそも複写螺旋が成立する理由として、「複写」の「次に選んだスキルは〜」の効果が使用した螺旋自身にかかるという螺旋の特殊な仕様がある。これによって螺旋は「複写」の効果で2つ複製される。これは「自動化」にも同じことが言えて、「自動化」のテキストも「次に選んだスキルに[自動発動]を付与する」となっているため、螺旋に[自動発動]が付与される。
そしてこの[自動発動]がついた螺旋が複製されるのだが、[自動発動]がついた螺旋は手札に来た時に勝手に発動する。ここで重要になるのが、[自動発動]したスキルは「選んで」はいないということである。このせいで「複写」によるこのスキルの複製が行われないという事態が起きる。結果として[自動発動]によって発動した後、そのまま除外されてしまうということである。
敵との相性考察
このデッキは始動が比較的早めで始動後は殆ど負けることはないため、始動の遅い「炎の精霊」「フェニックス」「パイロマンサー」などとは比較的相性の良い敵と言える。
一方この構築は大量のスキルを発動するので「ゴブリンメイジ」や「毒カマキリ」などとは毒ダメージが膨らんでしまい相性は悪いと言える。
また、「常闇の支配者」では「精神支配」をされた後、手札に螺旋しかないと相手に螺旋を発動させてしまう可能性がある。そのため常闇の支配者と戦う時には行動不能スキルを絶対に用意して、始動してからは行動権を渡さないようにしよう。
階層ごとの立ち回り
浅層(0階~竜階)
異形スキルと竜スキルが超重要なので「入れ替え」機能なども駆使して必要スキルを集めよう。
交換所は自由なのだが、序盤のうちに「ライフボトル」などを入れることが出来ると勿論嬉しい。
(ただしリセマラ回数が増え過ぎてしまうので取れたらラッキーくらいで大丈夫)
竜階の報酬である複製は追加行動スキルに使うことをお勧めする。
中層(8階~14階ボス)
「複写」や「反芻」の場合はここまででループパーツは集まるので早速ループしてもいいが、時間がかかるので普通にやった方が早いことが多い。そのためループはせず「恐の異形」ならここら辺までは「自動化」を残して戦っても良い。
「粘着液」や「鋳造術」を採用する場合は、ここまでに取っておきたい。
深層(15階~)
「恐の異形」の場合は、デッキ圧縮が進んだら「自動化」を消そう。
ハイランダーにして強化版「夢幻の書」を取る場合は、28階層より前には取っておきたい。1ターンに3や4回、またはそれ以上行動する「幻術士」は本当に強いので諦めるのも一つの手。
デッキ評価
攻撃力:ー(デッキ次第)
螺旋に組み込むスキルを何にするかによって攻撃力はかなり変わってくる。
防御力:★★★⭐︎⭐︎(普通)
螺旋の中に「魔力の盾」などのスキルを入れた場合、デッキ始動後の防御力は格段に上がるが、始動したら行動不能で基本勝ちなのでわざわざ入れる必要はない。
安定性:★★★★⭐︎(そこそこ安定する)
必要スキルは最低3枚で、発動順も大きく縛られず、ターンを消費しないスキルが多いので発動しやすい。
組みやすさ:★⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎(組みにくい)
最も一般的な「複写再考(伝搬)螺旋」の場合、「複写」、「再考」or「伝搬」、「記憶のらせん」と異形スキルから竜スキルまでパンパンなのでリセマラは覚悟した方がいい。幸い交換所スキルは完全に自由。
総合的な強さ
★★★★⭐︎(30階到達程度)
構築完成時の性能は非常に優秀で、28階層は絶対に超えられるレベルの強さを持つが、構築難易度だけがただひたすら高い。

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