ナーラ

ページ名:ナーラ

ナーラ【ネザーリッパー】

概要

呼称

・ブラッディー・マリー暗殺者

・ネザーリッパー

陣営 グレイヴボーン
外見年齢 22歳
身長 153㎝
趣味

【生前】

・生き抜くためのお金稼ぎ

【死後】

・殺戮

好きなもの

【生前】

・人を恐怖に陥れること

【死後】

・殺戮

嫌いなもの 軟弱
故郷 ラスティーアンカー
現在地 廃棄された港
現在の身分 グレイヴボーン死海の艦隊『ソウルコフィン』の船長
関連人物

【幼馴染】

ソニア

【艦隊のリーダー】

ホジキン

ストーリー

ラスティーアンカーの残虐な闇の商人、

ナーラーー

暴力と犯罪に満ち溢れたこの都市で

育った子どもはまともには成長しない。

生きるか、死ぬか。

ナーラは生き延びるための選択肢を

選んだまでのこと……。

 

ラスティーアンカーはブライト王国で

二番目に大きい港湾都市だ。

それと同時に、王国に黙認された

法の加護の及ばぬ場所でもある。

つまり……。

ここは犯罪の温床であり、

ならず者の楽園なのだ。

 

ナーラはラスティーアンカーで

最も混沌としたスラム街で生まれた。

彼女がまだ赤ん坊の頃、

母親は常に生死を問われる

苦しい生活に耐えられず、

ナーラと夫を置いて家を出ていってしまった。

 

そして、彼女が9歳になった時、

父親は度重なる賭博による借金のせいで

ギャングに殺されたのだった。

 

ナーラは孤児となってしまったが、

このスラム街で生きるため、

一人さまよい、カビの生えたパンを盗み、

残飯を拾って生き延びたのだ。

下層社会の過酷な環境で生き抜いたナーラは、

気づけば年齢を超えた狡猾さと

残虐さを身につけたのだった……。

 

ある日ーー

ナーラがいつものように盗みを働いた時、

ソニアという自分と同じ孤児と知り合った。

二人はすぐに意気投合し、

一緒に行動するようになっていったという。

息の合った二人は、

いつしか互いに助け合う存在となり……。

 

その日暮らしの泥棒稼業に嫌気が差した二人は、

もっとデカいことをしようと、

立ち上がったのだ。

 

彼女たちは、身寄りのない孤児たちを集め、

『ブラッディ・マリー』という

自分たちのグループを作った。

そして、次々にのし上がっていき、

ついにはスラム街で自分たちの縄張りを

獲得するまでになったのだった。

 

彼女たちの快進撃は止まらず、

他のギャングを合併し、勢力を拡大して行く。

『ブラッディ・マリー』は、

いつの間にかラスティーアンカー最大の

ギャングになっていったのであった。

 

ナーラの血に飢えたような非情なやり方は、

ラスティーアンカー全体に恐怖を与え、

長年ギャングとして生きてきた

暴徒の残虐さをも遥かに超えていたのだ。

 

『ブラッディ・マリー』の商売は

大きくなっていき……。

そして彼女たちは奴隷商売という

美味しい仕事を見つけたのだった。

 

ラスティーアンカーの闇市では、

異種族の奴隷は一番人気の商品。

これに目をつけたナーラは、

貴族に賄賂を贈り、略奪許可証に署名させた。

そしてナーラは、手下たちを引き連れ出港し、

様々な異種族を捕まえに行ったのだ。

人々の抵抗も

略奪許可証の前では虚しく終わり……。

ナーラが捕まえた奴隷たちは、

港を仕切っているソニアによって

売り捌かれたのだった。

 

彼女たちはずる賢いやり方で、

暴利を生み出す闇の取り引きを

どんどん作り出していく。

端から見れば順調そうだったが、

ナーラの行為にもかなりリスクがあったのだ。

 

ある日ーー

ユグドラシルの海岸に船をつけ、

ヴェルディア連盟の構成員が一人になるのを

ひっそりと見計らっていた。

 

だが、その時だった……。

海岸を守るタイダルライダーのシリウスが

大波を呼んだのだ。

船はその波に飲み込まれ、

ナーラ含む乗組員全員が

海底に葬られたのだった。

 

ナーラたちが死んで数日後ーー

空の光が届かない、暗い海底で……。

ナーラの運命は、

他の乗組員とは違っていたようだった。

彼女はとある呼び声に応えて、

目を覚ましたのだ。

その禍々しい声は、

ナーラに新しい命を与えることを約束した。

人としての生は終わり、

何者にも縛られない不死の身体を

ナーラは手に入れたのだ。

元来が凶暴で残虐な彼女は、

死を経験して甦ったせいか、

その残虐性はより増していて……。

 

彼女は相手をいたぶり殺すことと

死体をバラバラにすることを好み、

愛刀が肉を切り裂く感触を、

ナーラは何よりも好んでいるという……。

 

「さっさとイカせてやろうか?

それともゆっくり楽しみたいのか?」

 

ドリーのコーナー

ナーラは、光の届かない環境で生活し、凶悪な犯罪や飢えが彼女の生活には始終付き纏っていた。

生きるためには何でもしなければならなかったナーラはここでソニアと出会うことになった。

泥沼の中に生えている二本の葦のように、二人はお互い維持しながら、この犯罪あふれる都市で必死に生きていた。

ソニアとナーラはこのような罪悪の泥沼に身を置いている以上、ここで生き抜くためには、頂点に上り詰め、すべての犯罪者や悪から恐れられる存在になるしかないと考えた。

こうして誕生したのがブラッディー・マリーであり、ナーラとソニアの野心が膨れ上がるとともに、ブラッディー・マリーはラスティーアンカーでも名の知れた組織へと成長した。

奴隷売買、独占貿易、そんな罪悪の泥沼にだんだんのめり込むナーラだったが、それでもソニアのおかげで、彼女は完全なる悪に染まることはなかった。

しかし荒波に飲み込まれることで、人間としては死を迎えたナーラには新たな生命を授かり、肉体の束縛から解放されたことで完全な悪へと染まってしまったナーラはソニア、ブラッディー・マリーのことは失った肉体とともに忘れてしまい、残されたのは死の海の艦隊である「ソウルコフィン号」の船長及び彼女を信奉する絶対的暴力と殺戮のみとなってしまった。

 

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