ベーダン【ミッドナイトバロン】
概要
呼称 | ミッドナイトバロン |
陣営 | グレイヴボーン |
ストーリー
『真夜中の吸血鬼』
その昔、ブライト王都では
毎晩、必ず誰かがいなくなり、
数日後には血が抜き取られて死んでいる。
吸血鬼の仕業に違いない。
人々の間ではこのように噂されていたが……?
ベーダン男爵という男は完璧主義者であり、
それに相応しい才能も実力も容姿も
兼ね備えていた。
だが、彼は常に満足はしていなかったのだ。
生命の更なる進化を望み、
凡人を凌駕する力を渇望していて……。
ベーダンは異端と呼ばれ、
禁術とされている死霊魔術の研究に没頭し、
それによって自らの願いを叶えることを企んだ。
しかし、参考になる文献や書物が
極端に少なかったため、
研究は難航していたのだ。
そんな時ーー
とある孤児の姉妹と出会う。
妹のイザベラは生まれつき霊能力を持っていて、
亡霊と意思疎通を図ることができたのだ。
このイザベラの能力を見たベーダン男爵は
行き詰まっていた研究の突破口を見出し……。
そして、二人を研究のために引き取ったのだ。
ベーダン男爵は、イザベラの能力を利用して、
永遠の命を求めると同時に、
姉のシルヴィナを冷酷な殺し屋に仕立て上げ、
政敵である貴族たちを暗殺することに使った。
研究は順調に進み、
ついにベーダン男爵は不死者となるための
儀式を編み出すことに成功したのだ。
だが……。
この儀式には触媒となる人間の血を
大量に必要とする。
そう……つまりブライト王国で起こっていた
一連の凄惨な事件の犯人は、
このベーダン男爵だったのである。
そうして、血の儀式によって、
ベーダン男爵は不死者という長年の夢を
叶えたのだった。
初めて永遠というものを掴み取った彼は、
自分以外の人間はすべて小さく見え、
昔は必死だった権力争いも、
子ども遊びにしか見えなくなったのだ。
不死者となったベーダン男爵は、
代々受け継いできた豪邸や財産を
躊躇なく捨て去って……。
今では行方を知る者は誰もいない。
血色のコウモリの群れが夜空に現れ、
二人の少女が付き従う一人の紳士が
夜の街を歩く時ーー
無慈悲な命の選定が行われるのだ。
「フッ! この香り、この味、
やはり血は新鮮でなくてはな!」
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