ライカ【フォレストキーパー】
概要
呼称 |
・フォレストキーパー ・ヴィジランツの指揮官 ・星の祝福を受けた者 |
陣営 | ヴェルディア連盟 |
年齢 | 21歳 |
身長 | 168㎝ |
趣味 | 訓練 |
好きなもの |
・弟 ・訓練 ・ソーンベリージャム |
嫌いなもの | カタストロフ |
故郷 | ユグドラシル |
現在地 | ユグドラシル |
現在の身分 | ヴィジランツの指揮官 |
関連人物 |
【弟】 ・クイン 【部下】 ・アイラ ・キャット |
ストーリー
ヴェルディア連盟のエリート武装集団、
『ヴィジランツ』の指揮官として、
ライカが選出された。
指揮官に選ばれるということは、
光栄なことだと理解はしているが、
ライカは信じられなかった……。
それは、数あるレンジャーの中で、
ライカは弓術も素早さも
一番優秀とは言えなかったからである。
ライカだけでなく、多くの者も同じように
この決定に困惑したという。
ライカにどんな特殊能力があって
このような大役を任されたのか、
ヴェルディア連盟の者たちは
見当もつかなかった。
そうは言っても、
大自然の叡智たちの決定に
異を唱える者はいない。
賢者たちがこのような決断を下すには
必ず理由があると、皆わかっているからだ。
不安と期待が入り混じった、
皆の眼差しに見守られながら、
ライカはこの大任を引き受けたのだった……。
『ヴィジランツ』の指揮官として
ライカが働きだすと、
不思議なことが起こりだした。
レンジャーたちが、ライカの指示通りに動くと、
今までうまく回らなかった森のパトロールが
途端にスムーズに回りだしたのだ。
それだけではない。
ライカには他人の才能を見出す力があったのだ。
彼女だけが感じることができる能力、
それは『嗅覚』だった。
まさか自分にそんな力が備わっているとは
夢にも思わなかっただろう。
大自然の叡智たちが、
ライカのこの力を見抜いていたのだ
ということがわかり、
レンジャーたちもライカに
大きく信頼を寄せるようになっていった。
ライカもこの信頼に応えるように、
能力を活かして次々に指揮を執ったのだった。
ライカが采配を振ると、
『ヴィジランツ』はひとりひとりの才能を
余すことなく力を発揮できるようになり……。
こうして『ヴィジランツ』は組織として、
かつてない強さと結束力を
手に入れることができたのだったーー
ライカはレンジャーたちの
信頼を得ただけでなく、星にも恵まれていた。
とある静かな夜のことーー
森の中にある湖で、
奇跡ともいえる現象が起きたのだ。
それは、夜空からまばゆい光が
流れるように湖に落ちてきたかと思えば、
水面に到達したその光は、
その場にとどまり、
数時間経っても消えることがなかったという。
この景色に圧倒され、
ライカや多くの住民は湖のほとりで
足を止めて眺めていたのだった。
光が薄くなりはじめたその時ーー
一匹の白い雌鹿が湖面に現れ、
長弓をくわえて水面を踏みしめながら、
岸に向かって歩いてきた。
その姿は威厳が満ち溢れていて、
とてもたくましかったという。
そして、気高い鹿は他の人に見向きもせず、
まっすぐにライカの前にやってきたのだ。
ライカは驚きを隠せなかったが、
そんな彼女を構うことなく鹿は頭を下げ、
長い弓を渡したのだった。
戸惑うライカに、
その背中に乗るよう丁寧に合図を送った。
その場に居合わせ、
この光景を目にした大自然の叡智たちは、
とある古より伝わる予言を思い出した……。
「邪悪なる影に包まれし時、
星々の神は聖なる姿を以て顕現するであろう」
「そして、英雄と共に
ユグドラシルの地を駆け回り、
悪を駆逐するだろう」
ーー英雄ーー
ライカこそがこの予言で言われた
英雄であったのだ。
「森のために戦います!」
ライカは予言に従い、
大きな使命を背負うことを決意する。
そしてその使命を果たすため、
ライカは己のすべてを捧げると誓ったのだった。
「道を見失った時、
星が行くべき道を導いてくれるでしょう!」
ドリーのコーナー
幼い頃よりその才能を見いだされた弟は、平凡な人生を送っていたライカにとって誇りであり、彼女は弟のようななすべき目標のある人を目指していた。
そのため、突出した才能はなくても、訓練を怠ることはしなかった。
自分は才能がない者であると思っていたライカは人一倍努力して訓練に励んでいた。
大自然の叡智が自分をヴィジランツの指揮官に任命した時などライカは耳を疑ったものだった。
彼女は自分にこの任が務まるのか、ヴィジランツを率いるのにふさわしいか自問した。
しかし自分にたくさんの欠点があることを知りながらも、この任を受け持つようになった。
なぜならこれは自分に訪れた夢を実現できるチャンスであるからだった。
星の祝福を受けた者は少なくない、だがその中でヴィジランツの指揮官になれた者はほんのわずかしかいない。
自分の選択が正しいことを証明し、大自然の叡智の選択が正しいことを証明し、星の選択が正しいということを証明しなければならない。
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