ロザリン【ソウルメイド】
概要
呼称 | ソウルメイド |
陣営 | ブライト王国 |
種族 | ヒューマン |
身長 | 163㎝ |
趣味 | 食器と話すこと |
好きなもの |
・ラズベリーケーキ ・清潔で染みひとつない家 |
嫌いなもの | 人間関係 |
故郷 | ブライト王国の小さな町 |
現在地 | ケイリン城 |
関連人物 |
【同僚】 ・オスカー 【指導者】 ・クイン |
ストーリー
「どうしてお父さんとお母さんは
殺されてしまったのでしょう……」
「どうして兄さんと離れ離れに
なってしまったのでしょう……」
心を閉ざし笑顔を失ってしまったロザリン……
悲惨な過去が天真爛漫だった彼女を
こうさせてしまったーー
ロザリンがまだ小さい頃、
町の町長である父、優しい母と兄から愛され、
とても幸せに過ごしていた。
しかしーー
あの寒い冬のある日……
みんなロザリンの前から
いなくなってしまったのだ。
ロザリンがまだ8歳だった年の冬ーー
この年はかなり気温が低く、
寒い日が続いていた。
そのため、食料が不足し、
たくさんの難民が
彼女の住んでいた町に流れてきた。
こののどかな町は、
ブライト王国の
貿易の中心地に位置していたため、
比較的豊かな暮らしをする家が多かった。
町長としてロザリンの父は
快く難民を受け入れ、
彼らにこの冬を凌ぐ食料と住処を提供していた。
まさかこのことが
ロザリンの家族にとって災いになるとは、
この時はまだ知らなかった……。
難民を受け入れてまもなく、
ブライト教会の特務機構『異端裁判所』
と名乗る者たちが町へやってきた。
彼らは『粛清の修女』『断罪の神父』で、
難民の中に悪魔の異端者が存在すると主張した。
厳しい調査のもと難民の中から
数人の異端者が見つかったのだ……。
そして、ロザリンの両親も
異端者を匿ったという罪で
粛清の対象となってしまった。
まるで見せしめかのように、『異端裁判所』は
全財産を没収し
異端者とともにロザリンの両親を処刑したのだ。
さらに、ロザリンの兄は、
罪人の子どもとして賤民に落とされ、
『罪償修道院』で
働かされることになってしまった。
『罪償修道院』の中では当然、
兄とは離れ離れに……。
この時、ロザリンは幼さゆえに
現状を目の当たりにしても、
理解ができなかった。
しかしーー
彼女の心を壊すには
あまりにも簡単でそして残酷だった……。
しばらくして……
心優しい貴族婦人が
ロザリンの悲惨な遭遇を知り、
彼女を『罪償修道院』から連れ出し、
メイドとして雇ったのだった。
しかし、ロザリンは離れ離れになった
兄のことが心残りだったのだ。
婦人はそんなロザリンを気遣い、
彼女の兄の消息を調べ始めた。
「ポットさん、カップさん、
今日はご主人様にどんなお茶を出しましょう?」
ふと気づけば、
ロザリンのこのような声が
キッチンから度々聞こえてくるように
なったという。
それこそ、心の傷を癒すため
独り言を言っているのだと思っていたが、
ある日婦人はキッチンの食器が
ひとりでに動き出す様子を目撃したのだ。
婦人は悲鳴を上げ慌てふためいたが、
ロザリンには不思議な力があるのではと
気づき始めた。
ロザリンはポットやカップだけではなく
様々な物と心を通わせることができる。
人間とは異なり、
誠実で素直であるポットたちは
ロザリンの心の拠り所となっていたのだ。
ある日ーー
旅をしていたヴェルディアの魔道士
クインと名乗る者から、
『憑霊』という珍しい魔法能力であることを
知らされる。
「ロザリンは心の扉は固く閉ざしているが、
別の扉を開いている」
これは万物全てに命が宿っていると
信じるものだけが持つことのできる能力で、
ヴェルディアの魔道士たちも
この能力のおかげで木や花とも
話ができると説明してくれた。
不思議な『お友達』が
話し相手になってくれるため、
寂しいという気持ちはないが、
ロザリンが心に負った深い傷が
癒やされるのは、まだまだ先のことーー
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧