ホーガン

ページ名:ホーガン

ホーガン【インペリアルウォール】

概要

呼称 インペリアルウォール
陣営 ブライト王国

ストーリー

ブライト王国の『インペリアルウォール』

その名もホーガン。

しかし、彼がこう呼ばれたのはごく最近で……

 

ホーガンは王国で数少ない

平民出身の将軍の一人だった。

彼の所属は王国軍辺境第4師団。

ブライト王国のため、民のため、

この身を捧げよう! 

という目的で王国軍に入ったのではなく、

彼はただ、毎日食事が支給されることに

魅力を感じて軍隊入りしたのだ……。

実は、このことは誰も知らない。

 

毎日食べ物に困らないからという理由で

軍隊に入ったが、

訓練や仲間たちと過ごしていくうちに

その考えはすぐに変わる。

 

気づけば20年ーー

ブライト王国のため、民のため、

軍のため、この身を捧げ続けたのだった。

しかし、どれほど尽くそうとも、

平民出身であるホーガンの階級は

曹長より上にはいけなかった。

彼は自分自身の力をもっと国のために

使いたいと常日頃思っていたが、

階級が全ての邪魔をする。

長年磨いた兵法や、鍛えた腕前を、

活かせるところはあるなずなのに。

『平民出身』という事実が

彼をずっと悩ませるのだった。

 

そんな時ーー

ホーガンに大きな転機が訪れる。

 

彼が40歳を迎えた年のことだった。

その年に赴任してきた新たな師団長は、

とある貴族の嫡子で、

権力を笠に着てふんぞり返るような男だった。

根拠のない自信から蛮勇を振るい、

部下に尻拭いをさせるという

上官としてはあるまじき行いを繰り返していた。

特に、部下の話には一切聞く耳を持たなかった。

先の戦が不安になるほど……。

 

その不安は見事的中することにーー

 

侵略をしてきたババリア部族との

防衛戦のことだった。

ババリア部族が突然慌てたように

撤退を始めたのだ。

これを見た若き師団長は、

今が好機だと言わんばかりに、

一人残らず討ち取れと命じたのだった。

しかし、ホーガンは撤退の不自然さと

ババリア部族の慌てぶりにそぐわぬ

被害の少なさから、罠だと気づく。

 

「このままでは我が軍が殲滅する! 

師団長、進軍はおやめください!」

 

ホーガンは何度も進言するも、

手柄に目がくらんだ師団長は一蹴する。

さらには、臆病者と罵り、

全く相手にしなかったのだ。

 

だがーー

 

ホーガンの予想は的中する。

王国軍辺境第4師団は敵の計略に

まんまとはまり、大敗を喫する。

未熟な師団長は、

過ちを自らの命で贖うこととなった。

 

第4師団が惨敗しても、

ババリア部族は侵攻をやめることはなかった。

指揮官を失った第4師団は、

自分たちがどうするべきなのか

判断ができずにいる。

その隙を逃さないババリア部族は、

容赦なく猛攻を浴びせ、

次々にブライト王国軍を倒していく。

 

しかし、このような状況下でも、

ホーガンの闘志は消えていなかった。

劣勢でも立ち向かい、敵をなぎ倒していく

ホーガンの姿を見た同僚や部下たちは、

いつしか、彼を支持するようになった。

気づけばホーガンは、

指揮権を手にしていて……。

 

そこから彼の快進撃が始まるーー

 

絶望に打ちひしがれていた仲間たちを

鼓舞しながら残存戦力をまとめ上げ、

自ら先陣を切ったのだ。

ババリア部族の隊長を何人も打ち破り、

突破口を開くと……。

 

この流れに乗った仲間たちは、

押し寄せる敵を山地に誘い込み、

少数の利を活かして遊撃戦を展開する。

そして、ついに敵の追撃を振り切ったのだ。

彼らは勝利を喜び合うと同時に、

ホーガンこそが指揮官にふさわしいと、

心の底から称えるのだった。

 

その戦いの後でも、

ホーガンはいくつも戦功を挙げ、

勇敢さと知略をもって王国に名を轟かせた。

 

辺境軍の総指揮官に任命されたホーガンは、

カタストロフの侵略に備え、

ドワーフたちと協力し

国境線に堅牢な防衛線を築き上げた。

 

今もなお、ホーガンは最前線に立ち、

ブライト王国と民のため、身を捧げている。

そんな彼に付けられた名前は……

 

ブライト王国の『インペリアルウォール』

 

ホーガンがいる限り、

王国の平和は決して揺らぐことはないという

称賛と願いを込めて……

 

「私の目が黒いうちは、ここは通さん!」

 

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