ティーダ【ブラッディロアー】
概要
呼称 |
・孤高のハンター ・無敗の剣闘士 ・ブラッディロアー |
陣営 | ババリア部族 |
年齢 | 24歳 |
身長 | 202㎝ |
趣味 | 格闘 |
好きなもの | 自分の格闘を上達させる全てのスキル |
嫌いなもの |
・軟弱 ・容易さと快適の全て ・敗北者 |
故郷 | 血の闘技場 |
現在地 | 血の闘技場 |
現在の身分 | 血の闘技場無敗の勇士 |
関連人物 |
【宿敵】 ・ウォック |
ストーリー
孤高のハンター、ティーダーー
軟弱な父親のせいで、
彼はババリア部族から差別的に扱われていた。
それでも彼は屈せず、
『血の闘技場』で無敗の成績を残す剣闘士と
なったのだった……。
ティーダは脱走兵の息子として、
その生涯を屈辱の中で生きていく運命にあった。
ババリア部族は武に生きる種族であり、
敵陣を前に逃げることは
最も恥じるべき行為である。
だが、ティーダの父親は
戦場から逃げ出したのだ。
父親は厳しい制裁からは逃れられず、
無慈悲な処刑によって命を落とすことになった。
しかし……。
恥辱は彼の死だけでは拭い去る事ができず、
家族までも同罪人として
その恥辱を背負っていく運命に……。
ババリア部族において、脱走兵の家族は、
奴隷になり他人に仕えて一生を終えるか、
死と隣り合わせの剣闘士になり、
戦いの中で死ぬかのどちらかしか選択肢はない。
負けず嫌いだったティーダは、
剣闘士になることを選んだ。
家族の雪辱を果たすため、『血の闘技場』で
強敵に戦いを挑むことにしたのだったーー
ティーダは軟弱さを忌み嫌っていた。
父親の弱き心によって、
家族が屈辱を背負って生きていくことを
強いられたためだ。
甘えなど一切許されない。
そう自分に言い聞かせて、
ストイックに自身の腕を磨き上げていった。
日々鍛錬を積んでいると、
ふと血の匂いに敏感になっていることに気づく。
刃で相手を切りつけた時の血しぶきをみると、
なぜか身体がざわつく……。
まるで眠れる獅子が目覚めるような……。
この快感を覚えたティーダは、
戦いのために生き、戦いこそが本能だと
思い始めたのだった。
そして……。
『血の闘技場』で戦うたび、
ティーダは戦闘の技術を身につけていく。
剣闘士の中では、
もはや彼の右に出るものはいなくなった……。
それでもティーダは、冷酷なハンターとなって
剣闘士を狩り続けた。
彼にとって『血の闘技場』は狩り場。
ティーダの雄叫びに相手は戦慄を覚え、
戦う前から逃げ出す者も出てきて……。
ついに彼は不敗の剣闘士となったのだった。
しかし、彼の無敗記録を止める者が現れたのだ。
相手はティーダと同じように、
一族の雪辱のために戦う、
ウルサスの剣闘士だった。
二人は昼夜戦い続けたが、
一向に勝負がつかなかったのだった……。
それからというもの、
二人の戦いはいつも引き分けで終わり、
日に日に戦いの傷が増え、力が尽き始めていた。
だが、ティーダはこんな戦いを
待っていたのかもしれない。
なぜか興奮が止まらないのだ。
気づけば、身体の中で眠っていた野獣が
目を覚ますようになり……。
これまで家族の雪辱を果たすために
戦い続けてきたティーダだったが、
もはやそんなものなど、
どうでもよくなっていた。
今、ティーダにとって大事なことは
この長い戦いを終わらせること……。
すなわち相手の生命を奪うか、
それとも自分が命を奪われるかだ。
「お前の身体からは弱い匂いがする」
ドリーのコーナー
ティーダは自分の父親をひどく恨んだ。
彼は生きていた頃、一家に栄誉をもたらすことができなかった。
それどころか死しても脱走兵という屈辱を自分の家族に刻みつけた。
ティーダは幼い頃から家族を失う苦しみを味わってきた。
彼の一家は奴隷にされ、血の闘技場で散っていき、最後は母親も失うことになった。
彼は自分の中にあった脆く壊れやすい感情を捨て、闘技場の最強を目指した。
屈辱的な身分は彼の心を磨き上げ、勝利することだけが、父親によって刻まれた屈辱を拭ってくれると信じた。
ティーダは13歳の時に初めて闘技場に立ち、それ以来11年間ここで過ごしてきた。
彼は辛く苦しい訓練を続け、闘技場で最強になることこそが屈辱を払い、栄誉を手に入れる唯一の方法であると確信し、自分の生きる価値を見つけるためいつまでも戦い続けた。
これまでに苦しい逆転劇もあり、相手を圧倒した勝利もあったが、孤高の勇士は一度も敗北することはなかった。
そう、ウォックに出会うまでは。
目の前の山のように大きなウルサスの闘士を見るティーダの目は燃え上がった。
そして二人は同類であると直感した。
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