アンダンドラ

ページ名:アンダンドラ

アンダンドラ【流浪の槍使い】

概要

呼称

・流浪の槍使い

・予備の武士

・女武神

陣営 ババリア部族
種族 ヒョウ族
年齢 25歳(最初にサテラと出会ったのは17歳)
身長 171㎝
趣味

・筋トレ

・訓練(神殿にいた頃の習慣を今でも維持している)

好きなもの 焼き魚
嫌いなもの

・サンドクロー

・弱者をいじめる者

・意気地なし

故郷 緑豊かなオアシスのブードゥー神殿
現在地 見放された地
関連人物

【救出者】

サテラ

【上司】

ヌミス

ストーリー

心優しい女戦士、アンダンドラーー

一人の少女を助けたことで、

人生が大きく変わってしまった。

だけど、彼女は決して後悔はない。

掟よりも命が大事なのだから……。

 

アンダンドラは、

幼い頃からババリア部族の聖地で育った。

その場所は、砂嵐が巻き上がり、

侵入を許さないとばかりのタスタン砂漠の

中にあったのだ。

だが、その中に入ることは容易ではない。

強い風で巻き上げられた砂は巨大な壁となり、

人々の行く手を阻む。

その壁を超えると豊かなオアシスがあり、

巨大な神殿の遺跡が存在しているのだ。

強者しかたどり着くことができない場所……。

ここがババリア部族の聖地である。

伝説によると、人間と神々が力を合わせていた

古き時代に建てられた建造物だと言われている。

神殿の石壁には不思議なトーテムが彫刻され、

それには古の魔法知識が隠されているという。

ババリア部族の中でも

特に人望が厚い長老によって管理されている。

そしてここを守っているのは、

部族の中でも名の知れた強力な戦士たちで、

神殿武士と呼ばれていたのだった。

 

アンダンドラは神殿武士となるために育てられ、

他の選ばれた子どもたちと一緒に

過酷で厳しい訓練を受けていた。

脱落者も多く、訓練の途中で

二度と起き上がることができなかった子どもも

いるほどだった。

それゆえ、無事に訓練を終え、

神殿武士として選ばれる子どもは

ほんの一握りだった。

 

ある日の夕方ーー

一日の訓練を終えたアンダンドラは、

疲れた体を引きずるようにして

オアシスの水辺に向かい、水を飲んでいた。

ふと気がつくと、

やせ細った赤い髪の少女が

横たわっていたのだ。

アンダンドラと一緒に訓練をしていた

子どもたちはその少女を見て見ぬ振りをする。

きっとそのうち、

ハゲワシの餌食になるのだろう。

訓練の途中で散々見てきた光景だった。

神殿武士の過酷な訓練は、弱者への慈しみさえも

失わせるのだった。

だが、アンダンドラはこの少女を

なぜだか放っておくことができず、

神殿まで背負って帰ってきたのだ。

少女は暑さによる脱水症状と栄養失調、

さらに虐待を受けた傷跡も見られ、

すでに虫の息だった。

アンダンドラは、

少女を自分のテントまで運んだ。

そして、傷を癒す方法を神殿にいる

ヴ―ドゥーの秘術を扱う、

ウィッチドクターたちに教えを請うのだった。

 

それからしばらく……。

アンダンドラは訓練の合間を利用して、

少女が起き上がるまで手当てをした。

しかし少女はアンダンドラの

どんな問いに対しても何も喋らず、

ただ首を横に振るだけだった。

言葉を発さないことに、

アンダンドラは心配が募っていく。

少女は、夜中によくうなされていた。

とても苦しそうに泣きながら……。

アンダンドラは、少女の手を握り、

落ち着くまで見守っていた。

アンダンドラはまだ若かったが、

少女と何ヶ月か一緒に過ごしていくうちに、

まるで自分が母親になったかのように

感じ始めていたのだ。

 

そんな穏やかな時間は突然終わりを告げるーー

 

ある日、一人の軍官が兵士たちを連れて

神殿前まで来ると、

少女は自分のところから逃げ出した奴隷である、

今すぐ返せと要求してきたのだ。

ババリア部族の間で、

奴隷は合法的な私有財産で、

神殿でも下賤な奴隷をかばうことはできない。

そのため、長老はアンダンドラに

少女を差し出すよう命令した。

アンダンドラが戸惑っていると、

自分の後ろで少女が怯えている。

このまま連れ戻されてしまえば、

きっとひどい仕打ちを受けるに違いない。

少女の姿を見れば一目瞭然だった。

アンダンドラは、少女を守るため、

命令を断り、その軍官に対して決闘を申請し、

少女の自由を勝ち取ろうと決意した。

 

神殿武士として生まれたからには、

神殿を守るためだけに身を捧げ、

それ以外のことに干渉してはならない。

掟を破ってしまったら、

神殿から追放され、生涯屈辱を背負って

生きていかなければならなかった。

しかしアンダンドラは、

少女のためにすべてを捨てる覚悟だったのだ。

彼女は軍官と死闘を繰り広げたが、

厳しい訓練の甲斐もあり、

かろうじて相手に勝利した。

少女は自由の身となったが、

アンダンドラは追放され、

流刑地に行かなければならなくなった。

アンダンドラと離れたくなかった少女は、

ついていきたいと懇願する。

だが、彼女はそれを許さなかった。

流刑地は環境が劣悪で食べ物も乏しく、

凶悪な犯罪者もたくさんいるような場所だ。

自分の生死さえもままならない環境で、

ひ弱な少女が行っても、

生き伸びることができないと思ったのだ。

アンダンドラは尊厳も捨て去り、

神殿にひざまずき、

少女をこの地に受け入れてほしいと懇願した。

日頃からアンダンドラと付き合いが良かった

一人の長老は、彼女のその姿に心を打たれ、

願いを受け入れたのだった。

 

アンダンドラは少女に別れを告げ、

一人流刑地へと向かったのだったーー

 

「時には自分が決意したことが

衝動的なように見えることがある」

 

「だがそれは、軽率な行動ではなく、

心に従っているだけなのだ」

 

ドリーのコーナー

【過去】

ブードゥー神殿で最も才能がある神殿武士、意志が固く、訓練にも励んでいる。

強くて不屈の精神、自信があって明るい。

【現在】

見放された地での生活は彼女の警戒心を高めた。

しかし戦っている間も自信と強さを失わない。

 

スキン【夏夜の月】

 

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧