ヴァーク

ページ名:ヴァーク

ヴァーク【トリッキーハンター】

概要

呼称 トリッキーハンター
陣営 ババリア部族

ストーリー

ババリア部族の中には、

ワーラットという一族がいる。

彼らは適応能力と生存能力が

最も秀でた生物の一つだ。

その中でも、特に狩りを得意としてるのが、

ヴァークだった。

 

そもそもワーラットとは、

長く劣悪な環境の地下洞窟で活動していて、

隠密行動にも長けている夜行性の生物である。

そして、繁殖能力も非常に高く、

群れを好み、その数と狡猾な手口で

自分の何倍もの大きさの獣も相手にできる。

彼らは正々堂々と戦うことをしない。

暗闇で獲物を待ち伏せし、

毒瓶と弓を使うのが基本戦術だった。

ババリア部族の間では、

この戦術は臆病者の行為とみなされ、

忌避されてきた。

しかし、

最小の犠牲で最大の戦利品を

得ることができる効率的な狩猟方法であることは

誰も否定できなかったのだった。

 

ヴァークは、他のワーラットにはない

大胆不敵さが大きな特徴だ。

 

なんと彼は、蜘蛛族の巣に侵入し、

毒液を盗むというババリア部族一の勇士さえ

不可能とされた偉業を成し遂げたのだ。

蜘蛛の巣は、

世界一危険な場所と言われているが、

ヴァークは恐れを知らない。

より毒性の高い毒液を求めて、

蜘蛛族の女王の毒を盗むことにしたのだった。

巣の中は縦横無尽に糸が張り巡らされていて、

一度でもその糸にかかってしまえば最後、

決して逃れることは許されない。

だが、ヴァークは、

スニーキングスキルを活かし、

蜘蛛族のパトロールを回避しつつ、

糸の罠を潜り抜け、

巣の最深部まで到達したのだ。

そして誰にも気づかれることなく、

女王から採取したと言われる

猛毒を溜めた樽を見つけ出し、

無事にそれを持ち帰ることに成功したのだった。

狂気とも言えるその大業は、

すぐにババリア部族の他の種族たちに

知れ渡り……。

 

気づけばワーラットたちの評価は

ババリア部族の中でがらりと変わっていた。

 

ヴァークの行為は立派な窃盗行為ではあるが、

あの危険な蜘蛛の巣からモノを盗むとは

相当な才覚と勇気がないとできない。

ワーラットたちを見くびってはいけない。

彼らは有能な戦士である、とーー

 

「バカ正直に正面から攻めるなんざ、

無鉄砲かただのマヌケさ。イヒヒ!」

 

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