メーテリア

ページ名:メーテリア

メーテリア【フォールンフェザー】

概要

呼称 フォールンフェザー
陣営 カタストロフ
種族 曜雀
身長 182㎝
趣味 歴史研究
好きなもの 曜雀の同族
嫌いなもの 嘘偽り
現在地 不明
現在の身分 カタストロフ
関連人物

【同族・敵】

タレン

ストーリー

「災いが大地を覆い尽くす時、

炎の化身である神鳥が世界を救う」

これは……

はるか昔から曜雀一族に伝わる伝説だ。

歴史にも記されていない太古の時代。

曜雀一族がエスペリアの大空を

羽ばたいていた時代のことであるーー

太古の時代に生まれたメーテリアは、

まだひな鳥だった頃から、

エスペリアを守ることが一族の使命だと

曜雀一族の大人たちから聞かされてきた。

そんな環境で育った彼女は、

世界を守ることが自分の役目だと

信じて疑わなかった。

そして……その時がやってきた。

『元素災変』という名の災いが

エスペリアに降りかかり、

元素の均衡が崩れたのだ。

曜雀一族の族長となっていたメーテリアは、

一度たりとも先祖の教えを

忘れたことはなかった。

彼女にとって世界を守ることは

曜雀の使命であり、一族の誇りでもある。

なぜなら……

創造神ホーナスより賜った名誉だからだ。

世界中で災害が起こる中、

メーテリアは今こそ使命を果たす時だと

確信する。

彼女は先祖の教えに従い儀式を始めた。

『炎陽の炉心』に入り、

体内の『紅炎』を余すことなく解き放った。

燃えさかる炎が大地を突き破り、

厄災を散らしていく光景を目にした時、

体から『紅炎』が吸い取られているにも

関わらず、

メーテリアは今までにない

輝かしい栄光を感じていた。

だが、幸せに浸っていたのも束の間、

その栄光は驚きと怒りに

かき消されることになる……

目の前で大空を羽ばたいていた

仲間の曜雀は、

次々に『紅炎』が抜かれて

大地へ落ちていくのだ。

鮮やかな紅色の羽は灰白色に変わり、

炎の中で燃え尽きていく。

一羽のひな鳥が族長であるメーテリアに

助けを求めてくるも、

彼女の翼に触れる前に灰となって

霧散していった。

「そんな……!」

メーテリアは世界を救うために、

己の命を捧げる覚悟はできていたが、

その代価が曜雀一族の命を

犠牲にすることだとは夢にも思わなかった。

身を蝕む激しい反動に耐えながら

必死に儀式を中断させるも、

もはや手遅れだった。

栄華を誇った曜雀一族は、

ほとんどが灰燼と化し、

わずかに残った数羽が灰の中で

悲痛な叫びを上げていた。

尽きかける命の中で、

メーテリアはようやく気づく。

今まで信じていた『使命』は、

ただの嘘でしかなかったことに……

「これで……私たちは終わり……? 

いや……

このままでは死んでも死にきれない。

必ず……曜雀一族を蘇らせる……!」

命の灯が消えようとする中、

一族の復興というメーテリアの強い欲望が

カタストロフに目をつけられる。

だが彼女は少しも躊躇することなく、

カタストロフの力を受け入れたのだ。

「生きてさえいれば、

曜雀一族を蘇らせる方法を

見つけることができる……

一族の復興のためなら、

どんな犠牲だって払ってみせる!」

そう心に誓うと、

漆黒の炎をまとったカタストロフ……

メーテリアが灰の中から現れたのだった。

それからメーテリアは身を潜めながら、

曜雀一族を蘇らせる可能性を探り続けた。

気づけば千年という時が経ち……

ついに曜雀一族に語り継がれた伝説である、

救世の神鳥の真相を突き止めたのだ。

創造神ホーナスは本能に従い、

混沌と霧に満ちた宇宙空間に、

生命を育む環境が整った星を

無数に作り上げた。

その過程でボイド次元に炉心を作り、

太陽の『紅炎』を火種に元素を素材にして、

エスペリアを生み出したのだ。

だが創造の過程で

破壊神ロカンの闇の力に邪魔されてしまい、

元素のバランスが不安定なまま、

エスペリアは誕生してしまったのだった。

これが後の『元素災変』の元となる

出来事だ。

創造神ホーナスはこの綻びを修正するため、

炉心を星の一部にし、

『炎陽の炉心』としてエスペリアの片隅に

安置したのだった。

創造神ホーナスが

エスペリアを創造する過程で、

『炎陽の炉心』からとある核石が生まれた。

長い年月を経て、

その核石に『紅炎の力』が宿り、

霊鳥が誕生する。

この霊鳥こそが

『炎陽の炉心』より誕生した

曜雀一族である。

そして、エスペリアの元素のバランスが

著しく乱れた時、『元素災変』は起こる。

この時エスペリアを創造する力を

最も濃く受け継ぐ曜雀一族の体内に

『紅炎』が集まり、『炎陽の炉心』の力を

借りて再び世界を創造すると、

創造神ホーナスが残した

星の綻びは完全に修復されるという。

だがそれと同時に、

『炎陽の炉心』は力を使い果たし

燃え尽きてしまう。

そのため、『炎陽の炉心』から

誕生した曜雀一族もただの鳥と成り果て、

共に命の灯火が消えるのだ。

『曜雀一族は炎で世界を救う』

それは崇高な使命などではなく、

曜雀一族が逃れることのできない宿命。

それは世界の綻びを修正するための

道具であり、世界のための薪だったのだ。

真実があまりにも残酷だった。

だがメーテリアはそこから一族を

蘇らせる可能性を見いだした。

『元素災変』が再び起こった時、

最後の曜雀を『炎陽の炉心』に引き入れ、

この世に存在する『紅炎』を

すべて炉心に戻せば、

曜雀一族は再び命を吹き返す機会を

得ることができると……

彼女は待ち続けーー

ついに再びエスペリアで

『元素災変』が起こった。

一族の末裔で、

エスペリア最後の曜雀である

タレンの体には

『紅炎の力』が集まっている。

条件はすべて整った。

メーテリアはヴェルディアの歴史学者に

なりすまし、

ちょうどいいタイミングでタレンの前に

現れたのだった。

「最後の曜雀であるタレンさん……

あなたに世界を救う神鳥の伝説を

教えてあげます」

 

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