ザラス

ザラス【クロノメア】

概要

呼称	クロノメア
陣営	カタストロフ

ストーリー

自由自在に時間を操れる悪魔、ザラスーー

ザラスにとって時間は、

自由自在に行き来できるもの。

時間帯にとどまることもできれば、

時系列を自由に変えることもできる。

過去も、現在も、未来も、

彼が思うままに……。

 

カタストロフとは嫉妬や憎しみなど

様々な負の感情の化身だ。

破滅と破壊が本能で、

世界あるいは生命を破滅に追いやり、

大地を焼き尽くし、命を奪おうとしている。

だが、ザラスは違ったのだ。

彼はもっと完全な破滅の方法を求めている。

それは……。

過去から未来、すべての時間線から

物や命そのものの存在を完全に消し去ることだ。

しかも、痕跡を一切残さず……。

 

時間を変えることは、

ザラスにとってそう難しいことではない。

いくつかのポイントとなる時間を少しいじれば、

その影響により一連の連鎖反応が起こり、

捻じ曲げることができるのだ。

本来ならこの世に生まれ、

幸せな人生を過ごすはずの人が

生まれてこなかったり、

偉業により歴史に名を残すはずだった英雄が

堕落して盗賊に成り果てたり、

起きるはずのなかった天災が起きたり……。

こうした悪意を持った時間の改ざんは、

人間にとって数え切れない災難と

不幸をもたらしたのだった。

ザラスの目的は、

すべての存在を完全に消し去ることだったが、

とある可能性を見ると、

途端に計画変更をしたのだった。

 

可能性とは……。

ザラスは数々の未来の可能性を

先読みができたが、

その中の一つの未来に興味を惹かれたのだ。

未来では……世界が終焉を迎え、

虚空と混沌しかなく、

すべての生き物や出来事は

全く意味をもたらさなかったのだ。

計画を変更した理由は、

この未来の到来を目指して

適度に時間の改ざんを行うと決めたからだ。

ザラスは、能力を利用して

すべての時間帯に自分の分身を作り出し、

時系列の重要なポイントを監視させたのだった。

 

この緻密な計画は今でも続いている。

このまま放っておけば、

ザラスの思い通りに、

未来は虚空と混沌に満ちた世界へと

向っていくだろうーー

 

「愚かな人間どもは知らない……。

時間こそが最大の武器であることを……。

そして時の流れも……私には止まって見える」