オセロス

ページ名:オセロス

オセロス【タイムシーカー】

概要

呼称 タイムシーカー
陣営 セレスチアル

ストーリー

ーー時ーー

誰も逆らうことはできない。

草花が芽吹き、大輪の花を咲かせ、

枯れていくように……。

形あるものはいずれ壊れていく。

時という運命から逃れられないのだ……。

ただひとつ例外はある。

『神』にはそのルールは適用されない。

それゆえ、神々だけは永遠を手にしているのだ。

 

その昔ーー

神々の聖所がまだカタストロフによって

破壊される前……。

時を自由に操ることができる、

オセロスという神が生まれた。

 

彼はもともと、山々の頂にそびえ立つ

時計塔にかけられている時計だったのだ。

この時計は、

神の工匠であるアンセルが作ったもので、

振り子の振れ幅で時間の流れを

自由に変えることができ、

振り子が止まると時間も止まるという

不思議な力を持っていた。

時が経つにつれ……。

次第に自我を持つようになったのだ。

そして、針の一つが足となり、

時計塔にかけられていた大きな時計を背負って

山々を駆け抜け、神となったのだ。

デューラはこの新しい神に

オセロスという名を授け、

彼に正しい知識や考えを教え導いた。

 

しかし、平和な日常は続かなかったーー

カタストロフたちが溢れ出し、

エスペリアで殺戮と破壊を始めたのだった。

オセロスや他の神々は、

デューラとともに悪魔と戦い……。

 

長い戦争が終わり、

ついに悪魔の封印に成功するが、

神々は悲しみに打ちひしがれていた。

皆が敬愛するデューラがこの戦いで力尽き、

この世を去ってしまったからだ……。

デューラが死んでしまったことを

受け入れることができないオセロスは、

自身の力を使ってこの悲劇を覆そうと考え、

時計の針を逆に進め時を遡らせたのだった。

 

過去に戻ったオセロスは、

様々な方法を使ってデューラの死を

防ごうとしたが、いくらやっても結果は

変わらなかった。

それでも彼は諦めず何度も過去に戻り、

デューラをこの世に戻そうとした。

 

「なぜ変わらない……」

 

これで何度目だろうか……。

目の前でまた、

デューラが死を迎えようとしている。

その時だった……。

カタストロフとの戦いで、

死に瀕しているデューラは彼にこう語りかけた。

 

「時は全ての物に公平かつ公正です。

すでに発生したことが変わろうとも、

時はいずれ別の方法で再現するでしょう。

神であっても定められた運命があります。

諦めて事実を受け止めなさい」

 

自分の過ちを認めたオセロスは、

時間を本来の軌道に戻し

デューラの死を受け入れたのだった。

オセロスは時間と宿命の意味を知る。

いくら過去を変えたとしても、

廻り始めた運命は誰にも止められない。

いずれその未来にたどり着くのだ、と。

 

オセロスはデューラの意志を引き継ぎ、

エスペリアの地に降りた。

カタストロフが時を改ざんし、

未来を破壊しようと企んでも、

オセロスはどこまでも追いかけ、

必ず時間を本来の軌道に戻す。

 

未来がカタストロフの手によって

破壊されないよう今も監視を続けているーー

 

「時間の改ざんは、

もっと恐ろしい災いをもたらす」

 

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