メヒラ【魅惑の女王】
概要
呼称 | 魅惑の女王 |
陣営 | カタストロフ |
ストーリー
妖艶で艶めかしい美女メヒラーー
彼女を一目見た人間で堕ちない者はいないと
言われるほど、
魅惑的で情欲を掻き立てる容姿をしていた。
しかし……
彼女は人間ではなく、
あの恐ろしいカタストロフだったのだ。
カタストロフといえば、
身も縮むようなおぞましい姿を
しているものが多い中、
彼女だけは人間と変わらない姿をしていた。
まるで同じ人間であるかのように
するりと近づき、官能的に堕としていく……
それが彼女のやり方だった。
人間とはあらゆる感情と欲望を持つ生き物。
貪欲で、快楽に溺れる一方、
理性的な部分もある。
自らを律し、欲望に打ち勝つ人間も多いが、
メヒラの前では人間の理性など
簡単にひねりつぶせる程度のものだった。
ミステリアスで妖しい眼差しに
魅了された人間は、
自ら彼女に跪き忠実な下僕と成り下がる。
どんなに信仰深い者でも、
メヒラにかかれば必ず堕ちる。
彼女は潜在意識にある欲望と衝動を
前面に引き出し、
快楽の海に突き落とすことができるのだ。
ブライト教会の信者を始め、
国中の人間が彼女の手の中に堕ちていく。
そして彼女は強大な力を
手に入れていくのだった。
堕ちてしまったら最後、
忠実な下僕は
メヒラからどんなに罰を与えられようとも、
それを喜んで受けるようになってしまうのだ。
欲望の果てに残酷に堕として楽しむ、
メヒラは生粋のサディストだった。
しかし、
あまりにも簡単に魅了できてしまうため、
次第に人間への興味が
なくなっていったのである。
そんなある日ーー
メヒラはいつものように出会った人間に
術をかけるも、
その人間にはまったく魅了が
効かなかったのだ。
それどころか、
その人間はためらうことなく
クロスボウの引き金を引き、
メヒラに向かって矢を放った。
「こんな人間がいるだなんて……!」
殺されると瞬時にさとったメヒラは、
召喚術で呼んだコウモリで足止めをし、
追撃から命からがら逃げ切ったのだった。
ーー人間相手に敗北ーー
この屈辱が彼女を燃え上がらせる要因となった。
メヒラの魅了が効かなかった人間は、
冷徹なウィッチャー。
なんと彼は身体の中に
邪悪な力が宿っていたのだった。
彼はその力と戦い続けたため、
普通の人間より遥かに強い
精神力を持っていたのである。
彼の身の回りのことを執拗に調べ上げ、
その事実を知ったメヒラは、
今まで以上に支配欲に駆り立てられた。
「ふふ、必ず残酷に堕としてあげる……。
手段は選ばないわ」
「私が手に入れられないものなんてないの」
「揺るぎない魂を欲望の深淵に堕とすことより
楽しいことなんて、あるわけがないわ」
メヒラは必ず堕とすと決意し、
様々な手段を試行錯誤している。
「恥ずかしがらなくてもいいのよ。
何を考えているのか、分かるから」
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