アンジェロ

ページ名:アンジェロ

アンジェロ【吟遊詩人】

概要

呼称 吟遊詩人
陣営 ブライト王国
関連人物

【弟】

ロワン

ストーリー

吟遊詩人、アンジェローー

 

自由と芸術を愛し、

常にロマンを追い求めて……。

どこからともなくやってきては、

風のように去っていく。

アンジェロはひたすら旅を続ける。

命そのものと言っても過言ではない、

詩と音楽のために……。

 

少年時代のアンジェロは、

父と一緒に行商人として世界各地を周り、

見聞を広めていた。

少年の目に映るものは、すべて真新しく、

そこで自分が感じた感情や

人々が暮らす様を詩や歌にしていたのだ。

 

とある旅の中で、

アンジェロは一匹の猫と出逢う。

冒険好きの猫とは、

すぐに意気投合し『ハリー』と名付けた。

ハリーはアンジェロにとって、

旅には欠かせないよき理解者であり、

大事な親友でもある。

 

そうして旅を続けていくうちに、

アンジェロは大人になり、

吟遊詩人として有名になっていった。

すると、ブライト王国各地の酒場から、

ぜひ店で歌ってほしいと

頻繁に声がかかるようになったのだ。

いつしか、アンジェロが来れば、

店は客で溢れ返り大繁盛などという

噂も広まるほどに……。

しばらくすると、店だけではなく、

貴族間にもアンジェロの評判は広まり、

自分が開くパーティに出演させたいという声が

続々と上がるようになったのだ。

人気沸騰中のアンジェロを呼べるという

貴族の見栄が高じて、

吟遊詩人であるはずなのに、

演奏をしないということもしばしばあった。

 

しかしーー

 

アンジェロは自分を見失っていたのだ。

 

世間から必要とされ、称賛を受けるも、

昔のように創作意欲が湧かなかった。

贅沢な暮らしは、

吟遊詩人のアンジェロを蝕んでいく。

ついには、人の心に響くような、

詩や曲を作れなくなってしまったのだ。

来る日も来る日も、

アイデアは浮かばずアンジェロは

悩み苦しんでいた。

ふと、親友のハリーをぼーっと

見つめているとあることに気づく。

 

「そうか、そうだったのか」

 

「ハリー、僕と旅をしていた頃の君は

みすぼらしく痩せてはいたけれど

瞳は光り輝いていた」

 

「それがどうだ! 

今の君は艶の良い毛並みと

恰幅の良い見た目にはなったけれど

瞳には以前のような輝きはない」

 

「僕たちは多くのものを得た代わりに

大切な何かを失くしていたのかもしれないね」

 

大切なことに気づいたアンジェロは、

意を決し……。

 

少しの荷物と愛用の楽器、

そして一匹の猫を連れて、

アンジェロは再び冒険の旅路に

踏み出したのだった。

 

新たな旅の最初の行き先は、王国北部の辺境。

そこにはカタストロフの大軍に対抗し、

世界を守るために日夜奮戦している

帝国の将兵たちがいる。

今、彼らにはきっと、

疲れ切った心を癒すための歌声が

必要だとアンジェロは思い……。

 

それからアンジェロは、

英雄たちの勇姿を自分の目で見て、感じて、

詩篇として残し、

世の中に彼らの生き様を伝えたのだった。

これこそが、

自分の為すべきことであると信じて……。

まわり道をして得た答え、それはーー

アンジェロという人間と

ハリーという猫が紡ぎ出す物語……

それはまだ始まったばかり……

 

「さあ行こう、ハリー! 

美しき調べは、自由な魂と共に!」

 

神々より賜りし無二の才能をもって、

アンジェロは時に魔力のあふれる演奏で

人々の心の傷を癒やし、

時に魂を揺さぶる詩で

王国全土を魅了するのであったーー

 

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