ゴルボ

ページ名:ゴルボ

ゴルボ【タイダルガード】

概要

呼称 タイダルガード
陣営 ヴェルディア連盟
関連人物

【友達】

シリウス

ストーリー

この世界にはこんな言葉がある……。

 

「忘れてはならない。

寝ているゴルボを絶対に起こすな。さもなくば」

『アジュールリーフ湾ガイドブック』

作者:探検家 グレーテルホークーー

 

アジュールリーフ湾の浜辺には、

ずっしりと甲羅を背負った大柄の影が

いつも見えている。

ほとんどの時間を砂浜で

大の字になりながら、日光浴を楽しみ、

ぐーすか寝ていて、動きは鈍そうだった。

 

彼の名はゴルボ。

だけど、のんびりとした様子に

決して騙されてはいけない……。

彼の眠りを邪魔するやつは

たいてい海に投げ込まれるのだ。

とはいっても、相手がカナヅチであれば、

海から引っ張り上げてくれるという、

少し変な性格をしていた。

 

穏やかな性格の持ち主が多い

ヴェルディア連盟にとって、

横暴なゴルボは異端者だった。

その粗暴な行動ゆえに、

誰も彼と関わりを持とうとしなかった。

だが、これはゴルボが望んでいることだった。

ゴルボは、煩わしいしきたりに縛られながら

同胞の相手をすることを昔から嫌っていた。

それゆえ、一人の時間を誰にも邪魔されない

今に満足しているのだ。

彼にとって、波の音を聞きながら、

寝ることより心地よいことはない。

 

そんな自分勝手なゴルボだが、

ユグドラシルへの愛は深かったのだ。

何の前触れもなく、カタストロフが海岸から

ユグドラシルへと侵攻してきた時、

ゴルボはたった一人で海岸を何日も守り続け、

カタストロフをユグドラシルの外に

とどまらせたのだった。

おかげで、ヴェルディア連盟のエリート武装集団

『ヴィジランツ』は反撃するための準備時間を

稼ぐことができた。

城門でさえたやすく打ち砕く巨大なハンマーと、

何ものにも破られることのない甲羅をもって、

ゴルボはカタストロフの度重なる攻撃を

受け止め続けた。

彼は相手を挑発するように叫びながら、

カタストロフらを一掃したのだった。

 

しかし、ゴルボはいつも

一人で戦っているわけではない。

アジュールリーフ湾に到達した

珍しい津波から誕生した、

古き友のシリウスと一緒に

元素の地にある潮汐神殿によく行っていた。

 

ゴルボのような荒っぽい性格の持ち主が

どうしてシリウスと友人になったかというとーー

ある勝負の中で生まれたという話だ。

二人は荒れ狂う海の中で何日も戦い、

互いに限界を越えてもなお戦い続け、

そして……和解にいたったのだった。

男同士の友情はぶつかり合ってこそ

生まれるのだとゴルボは豪語していたという。

 

それから時は経ちーー

ゴルボとシリウスは共に海の中を見回り、

ユグドラシル周辺の海域を守っている。

しかし、海はいつまでも穏やかとは限らない。

その奥に眠る邪悪が、目を覚まそうとしている。

いくら大雑把な性格のゴルボでも、

心配そうに海の底を見つめるシリウスを見ると

不安を感じていた。

 

だが、どんなに凄まじい嵐が来ようとも、

彼は恐れることなく、戦う道を選ぶだろう。

 

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