ヴェリカ

ヴェリカ【亡剣の総帥】

概要

呼称	亡剣の総帥
勢力	グレイヴボーン
身長	178㎝

伝聞

ヴァレサ家とラジノフ家の祖先は、どちらもかつてヴェリカと共に戦った戦友だった。

グレイヴボーンの寿命があまりにも長いため、ヴェリカはあるメイジを訪ね、鎧の腐敗を防ぐ魔法をかけるよう頼んだ。

ヴェリカは自身の長い髪をとても気に入っており、出征前はいつも丹念に髪をといていた。 しかし生まれ変わってからは、身なりを整える気がなくなってしまった。

ヴェリカは、何千年経っても見下ろすと心臓が見えることに慣れていない。

ホワイトマウンテン公国内のグレイヴボーンは皆、ヴェリカを尊敬している。 グレイヴボーンの大半が町から離れた荒野に暮らし、人家に近づかないのは、まさにそれが彼女の命令だからだ。

ヴェリカは、人目につかないところで、制御不能になった生きた屍を自らの手で始末している。 彼らの多くは、かつて彼女の戦友だった。

ヴェリカは、スノーシダー町と戦場跡の境目でほとんどの時間を過ごしている。 制御不能になった生きた屍が町に入って悪さをするのを防ぐためだ。

ヴェリカの戦友たちが理性を失って生きた屍になるたびに、彼女は墓石を建てていた。 しかし月日が流れ、墓石はとっくに風化して、もはや原形を留めていない。

ヴェリカは自身を戒めるため、死んで生まれ変わった後も壊れた鎧を直さず、心臓をむき出しにしている。 その姿は、初めて彼女に会った人をひどく驚かせる。

スノーシダー町で冬の祭典が行われると、ヴェリカは扮装して人混みに紛れる。 この時だけは、彼女は自分が完全に死んでいるのではなく、別の意味で「生きている」のだと感じることができる。

スキン【光の守護】