セバス

ページ名:セバス

セバス【ワイルドチェイサー】

概要

呼称 ワイルドチェイサー
陣営 ババリア部族

ストーリー

傷だらけのハンターーー

セバスにとって、

それは戒めの証だったのだ……。

 

その昔ーー

周囲の目はいつも兄に向けられ、

セバスは兄の影で

ひっそり生きているような存在だった。

なぜなら、彼の兄は凄腕のハンターで、

比較されるのも仕方なかったのである。

若いセバスは、いつか兄を越えてみせると

地道に努力を重ねていた。

しかし、そのことに囚われ過ぎるあまり、

ハンターが持つべき危険察知能力や、

獲物をじっと待つ我慢強さというものが

欠けてしまって……。

 

とある狩りの途中ーー

狡猾な野獣に出会ってしまったセバスは、

沼地に誘い込まれてしまう……。

本来、ハンターであるなら、

アンテナを張り巡らせ、

どんなに小さなことも見逃さない。

しかし、感覚が鈍っていたセバスは、

情報収集を怠り、マーキングもつけることなく

誘われるがまま沼地に入ってしまったのだ。

気づけば、セバスは

沼地のさらに奥深いところにいる。

振り返っても、

来た道がまったくわからなかったのだ。

そうこうしているうちに、

長時間沼地にいたセバスは

沼の瘴気に当てられ、

意識が遠のいていき……。

ついには、槍をうまく持つことさえ

できなくなってしまったのだ。

セバスが弱りきるところを

見計らっていた野獣は、

今がチャンスだと突如現れたのだった。

完全に主導権を握った野獣は、

したり顔でセバスを襲い始める。

 

そう……。

セバスは狩る者から、

狩られる者になってしまったのだった。

ハンターとして、これ以上のない屈辱である。

弱った体でどうにか粘ってはいたが、

だんだんと意識がなくなっていくのがわかる。

このまま戦い続けても、

野獣の餌食という哀れな末路をたどることは

間違いなかった。

 

意識を手放そうとしたその瞬間ーー

野獣がセバスの肩に爪を立て、

皮膚が破れ、肉も裂けた痛みが

セバスの意識を引き戻したのだった。

この痛みに生きる望みを見出したセバスは、

再び槍を力強く握りしめ、

大きく振りかぶって……。

自分の身体に突き刺したのだった。

痛みが全身に広がると、

だんだん意識が覚醒していく。

そして、失いかけていた狩猟本能も

呼び覚ましたのだった。

セバスの感覚が今までにないほど鋭くなり、

泉のように力が湧いてきて……。

気づいた時には、

野獣はセバスの槍によって

頭を貫かれていたのだった。

 

これ以降、

セバスは狩りや戦いに臨むたびに、

自ら身体を傷つけるようになる。

そのたびに苦しい表情を見せるセバスに

仲間は止めようとするが、

セバスは決してやめなかった。

痛みが狩猟本能を高めるということは、

彼自身にしかわからなかったのだ。

 

この痛みこそが、

あの恥辱とハンターとしての危機感を

思い起こさせる、唯一の手段なのだった……。

 

「狩るか狩られるか。それだけのことだ」

 

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