ソニア【血の薔薇を統べる者】
概要
呼称 | 血の薔薇を統べる者 |
勢力 | ブライト王国 |
身長 | 175㎝ |
称号 |
【前半:霧の港の】 彼女は前に進み、自分の選択の代償をすべて負うよう自らに命じた。 【後半:マスター!】 たとえ孤独へ通じる道だとしても。 |
伝聞
ブラッディ・マリーに入る前のソニアは、同じく孤児だった妹のナーラと支え合って生活していた。 そしてほとんどの人は、彼女とナーラが実の姉妹ではないことを知らない。 |
親のいない子どもがラスティーアンカーで生きていくのはとても厳しいことだ。 その決意の表れとして、ソニアは自分の長い髪を切り落としたが、長さがバラバラになってしまったため、ナーラに綺麗に切り揃えてもらった。 |
トップに立つ者として、弱点がないのは逆に共感を得られにくいとソニアは理解している。 だからか、これといった趣味のない彼女だが、毎朝ブラッディローズを一輪摘んで、自分のベッドの横に置くようにしている。 |
ソニアがボスになってからというもの、ラスティーアンカーの治安はだいぶ改善された。 町の孤児たちも、教育を受ける機会や、安定した食べ物の供給を得られるようになった。 |
ソニアは既に自分の墓地を用意しておいた。 それは、海が見渡せる山の坂の上にある。 |
子供の頃、ソニアは時々ナーラと一緒に海辺へ行き、種や花びら、土、ぬいぐるみなどを入れた紙の船を海に浮かべた。 ナーラはそれを「新しいお家」と呼び、二人は自分たちの夢を乗せた船が遠くへ漂って行くのを眺めた。 それは彼女たちにとっての、滅多にない穏やかな時間だった。 |
どんなことにも真剣に取り組むソニアは、ブラッディ・マリーに引き取られた子どもたちの中でみるみる頭角を現した。 彼女は一刻も早く強くなりたかった、繰り返し夢に出てくるあの海難事故で、今度こそナーラの手をしっかりと掴めるように...... |
ソニアは時々、高い場所からラスティーアンカーを見下ろす。 港を出入りする船、行き交う住人、じゃれ合う子ども、旅行者から金をせしめようとしているチンピラ。 彼女はそれらの人々を通して、自分の運命を見ているような気分になるのだという。 |
ブラッディ・マリーの者たちは皆ソニアを畏れている。 誰もが彼女と目をあわせるのを怖がる中、ルカだけは違った。 初めてルカと出会った時、ソニアは彼が自分に似ているとすぐに分かったそうだ。 |
ソニアは他の候補者を蹴落としてブラッディ・マリーの後継者となった。 テシオが彼女の胸に権力を象徴する赤い薔薇をつけた時、彼女が感じたのは喜びでも悲しみでもなく、ただの疲労感だった。 |
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