ロワン

ロワン【旅の商人】

概要

呼称	旅の商人
勢力	ブライト王国

伝聞

レグニッツ家のメイドの記憶では、ロワン坊ちゃんが生まれた時はコインが落ちる音が鳴りやまなかったという。

王都では、ロワンが取り扱う物が金運をもたらすとして流行した。 中でも最も売れ行きがよかったのは、彼が友人から買い取った絵画だった。

かつてロワンに自分の商品をセールスした者がいたが、取引が成立すると、自分の方が多く買っていたことに気づいた。

「数年分の帳簿を、彼は数時間で確認し終えてしまうんだ。さすがは大富豪の息子、ミスリル商会の継承者だよ！」 ......と、破産してロワンに全資産を買収された仕事仲間はコメントする。

ヴィラ夫人と出会ってから、ロワンはオシドリに言葉を覚えさせようとしたが、オシドリは一言も発さず、ただガーガーと大笑いするだけだった。

ロワンは貴族の子どもの社交活動にはほとんど参加しないが、様々な商業の集会には、いつも彼の姿がある。

かつて村で飢饉が起きた時、ロワンは現地の商人との買い占めを拒んだだけでなく、むしろ独自の手段で日用品の平均価格を押し下げた。

「ロワン坊ちゃんはいつもわたしの後をついてきて、申し訳なさそうな顔で埋め合わせをしたいって言うの。どんなに振り切っても、どうしようもない子よ」 ーーミレイル

ロワンはしょっちゅうミスリル商会の支店に出入りして、旗下の商人に指示を出している。 彼は、一族の勢力を利用することに、なんのためらいもない。

ロワンのキャラバンは父親が遺してくれた骨董品で、オークションでは高値で取引されるものだが、彼は一切気にせず使っている。

 

スキン【ミスリルの子】