タレン

タレン【聖炎の翼】

概要

呼称	聖炎の翼
勢力	セレスチアル
身長	180㎝
称号	【前半：涅槃の】 命はこんなにも美しい。 だから死神でさえ、それを奪えないのだ。 【後半：鳳凰】 比類なき美を誇る神鳥。

伝聞

タレンはしばらく太陽に当たらないと、すっかり元気がなくなるだけでなく、その翼が色褪せてしまうと言われている。

タレンのお気に入りは活火山の火口にある『温泉』で、その周辺には常に熱いマグマが渦巻いている。

美しい翼を持つ多くの鳥と同じように、タレンも何もすることがないときは、ひとり舞い歌っている。

タレンはキラキラ光る物を好んでいる。 しかし彼女はその嗜好をできるだけ抑え、上品な態度を保とうとする。

タレンは時折、自分の羽根を好きな人に贈ることがある。 その羽根は、贈られた人が必要とするときに庇護の炎に姿を変える。

タレンはとてもとても雨が嫌いだが、農業にとっては雨がいかに重要なのかを知っているので、雨季などにはひたすら耐えて過ごしている。

タレンが最も好む仕事は、洪水の危険性が高まったときに、雨雲を散らすことだった。

「私はあらゆる種族の歌を聴いてきた。しかし、タレン殿が口ずさむ歌声以上のものは聴いたことがない」 ーーかつて一世を風靡した稀代の音楽家はそう評した。

数年前、タレンが歌を口ずさみ始めると、四方八方からたくさんの鳥が集まってきて、彼女の周りでハーモニーを奏でながら舞い踊るということがあった。 その光景に、思わず多くの人が足を止めて、見惚れていた。

セレスチアルであるタレンに恐れるものなど存在しないはず......それでもやはり好き嫌いはあって、暑い乾燥地帯を好み、海や雪はお断りのようだ。