アルベド【慈悲深き純白の悪魔】
概要
呼称 | 慈悲深き純白の悪魔 |
陣営 | ボイドビジター |
ストーリー
アインズ様……アインズ様。
もう1ヵ月もあなたにお会いしておりません。
これは私への罰なのでしょうか……?
あなたがいないナザリック地下大墳墓で、
いつも切ない毎日を過ごしています。
あなたの完璧な身体、
あなたの指先に触れられた感触、
魅力ある声、そしてーー
威厳に満ちた声で、私の名前を呼ぶ声……。
私、あなたのことを片時も忘れておりません。
いつからか……あなたに会うたび、
燃え上がる『愛』という気持ちに、
いつも飲み込まれそうで……。
私の心は火山から噴き上がるマグマのように
熱い感情が溢れ出て、抑えきれないのです。
ああ、アインズ様。
あなたのいない切ない夜ーー
少しでもあなたを感じたくて、
毎晩あなたのベッドで眠っています。
そうしないと眠れないのです。
……いいえ、アインズ様。
どうかお許しください。
これは私の匂いをあなたのベッドに
残しておきたいがための行いでした。
私の失態をお許しください……。
アインズ様、いつお戻りになるのでしょうか?
私と、そして部下が
あなたの安否をとても心配しています……。
もちろんあなたはこの世界の支配者で、
最強魔法もお使いになられるので
心配には及ばないことなど分かっています。
ですが……あなたの寝室から……。
あなたの尊貴な香りを
感じられなくなっているのです。
エスペリアという世界の、
一体何が、あなたをそこに
留めさせているのでしょうか?
もし、そこにいる人間たちを
征服しようと思っていらっしゃるなら、
そんな下賤な下等生物など、
私が直接一掃して差し上げます。
あなたは『至高の41人』の中で、
唯一ナザリック地下大墳墓に
留まってくださったお方。
もし、そちらの世界で
あなたを危険な目に遭わせたり、
敬意を払わなかったりする輩がいようものなら、
万死に値するでしょう。
ああ……アインズ様。
私はこれ以上耐えられません。
あなたのおよその居場所は、
すでに突き止めました。
今からあなたを探しに行きます。
ナザリック地下大墳墓のことはご安心ください。
すでにデミウルゴスの協力のもと、
防御を固めております。
こんなわがままな私をお許しください。
誰にも知られることなく、
こっそりとお迎えに上がります。
だって恥ずかしいですから……。
それに、これはチャンスですもの。
私とアインズ様2人だけで
異世界を巡ることができる旅なんて……。
私にとって、この上ない光栄なことです。
ああ、アインズ様、ご安心ください。
慣れない世界で2人きりの旅となりますが、
アインズ様にあんな事やこんな事をしないと
約束いたします。
ですが、アインズ様がそれを望まれるならーー
この生命を捧げてでも、
あなたを満足させます……。
アインズ様ーー
この世であなたに仕える事以上に
重要なことなどあるのでしょうか?
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