カレリーナ

ページ名:カレリーナ

カレリーナ【雪に灯す幽けき光】

概要

呼称 雪に灯す幽けき光
勢力 グレイヴボーン

伝聞

修道院の近くの雪原には、ギラギラと光る三つの目を持つスノーモンスターが暮らしているという。

カレリーナが好奇心でそのスノーモンスターを探しに行った期間、スノーモンスターを見たという人間の数が急増した。

修道院の修道者の話によると、裏山の雪原からよく少女の泣き声が聞こえてくるらしい。

グレイヴボーンになったカレリーナが寒いと感じることはない。

ただ、病気の時に両親が頭の上に置いてくれた温かいタオルの感触が、たまに懐かしくなる。

カレリーナには姉たちがいたが、結婚して次々と家を出ていった。

ただ兄だけはカレリーナの命が尽きるまでずっとそばにいてくれたのだった。

「愛するカレリーナ、このロウソクがあれば、夜でも暗くて泣くことはないでしょう。あなたを愛する姉たちより」

ーー燭台の下に隠されている紙切れ。

カレリーナは墓室で自分を守ってくれる人形を『お兄ちゃん』と呼んでいる。
修道院の長老の話によると、道が見えないほどの大雪の日は、修道院の近くに幽霊が現れるのだという。
カレリーナの一族と国を治める大公一族は姻戚関係にあり、かつては深い付き合いだった。

カレリーナは生前、修道院で修行をしていた。

すでに土の中で眠る修道者に言わせれば、カレリーナは物静かで敬虔な貴族のお嬢さんだった。

修道院の大主教はカレリーナの正体を知っていた。

今でも大主教は、雪の降る日にはカレリーナのために、朝まで消えることのない灯をそっと置いている。

 

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧