エジーズ【ソウルイーター】
概要
呼称 | ソウルイーター |
陣営 | カタストロフ |
ストーリー
「とっておきの悪夢を見せてやろう」
夢の中に現れては、人を苦しめ、
その邪悪なエネルギーを糧としている夢魔。
エジーズーー
人の負の感情ほど最高な食事はないと言う。
だが、カタストロフの行いを
黙って見ているほど世界は甘くなく……。
人間の常識からすれば、
夢とは眠っている間に想像力によって作られた
不思議な現象で、
儚い蜃気楼のようなものだった。
しかし、夢の世界は実際に存在していて……。
物質ではなく、
純粋な精神の力で維持されている次元であり、
現実世界のルールに縛られることはない世界。
人間が深い眠りに落ちた時、
精神が夢の世界とつながるようになる。
魔法を習う者が修行として行う
アストラル・プロジェクションと呼ばれる
瞑想でもつながることができるのだ。
しかし、ほとんどの人間は心が弱い上、
専門的に瞑想の訓練を受けたことがないため、
夢の世界とのつながりは安定していない。
多くの場合は、
夢の中で自分の行動をコントロールできず、
貪欲、嫉妬、憎しみといった
現実世界で蓄積された負の感情を
無意識に出してしまう。
これらは黒い霧のように夢の世界で漂っていて、
カタストロフの目を引くことになるのだ。
邪悪なエネルギーを感じ取ったカタストロフは、
夢の世界に手を出そうとしたが、
異次元に存在しているため、
到達することができなかった。
悔しさを覚えた彼らは、
なんとか夢の世界に行くため、
ある人間の魂に邪悪な呪文を放ったのだ。
すると……。
その人間はすぐさま眠りに落ち、
夢の世界への扉が開いたのだった。
カタストロフたちが放った呪文は、
その人間からどんどん夢の世界を侵食し、
悪意に満ちた種を植え付けた。
その種は、夢の世界で負の感情を
思う存分に吸収していく……。
水を飲んでも飲んでも、喉の渇きが満たされない
獣のように……。
種は成長し、イバラに覆われた大樹が
夢の世界を支配する。
やがて、これらの感情が
カタストロフのエネルギーに変わった時、
種は意識を持ち始めて……。
強大なエネルギーにより現実世界で
『エジーズ』という分身を作ったのだったーー
エジーズは現実世界で悪事を働き、
その本体である種は、
夢の世界でエネルギーを吸収し続ける。
エジーズは負の感情の提供者、
つまり夢の世界とつながっている
人間の精神に興味を持ち始めた。
彼が人間を観察し続けていくと、
徐々にその本質を理解していったのだ。
ほとんどの人間の心は弱く、
防御のすべを身につけていないことに気づいた
エジーズは、新たな楽しみを見出した。
人間の意思を支配できる恐怖、
殺戮欲を引き起こす暴虐といった、
人間の精神に邪悪なものを
埋め込んでいったのだ。
その邪悪なものに影響された人間は、
例外なく夢の世界で悪夢に陥る。
そして目が覚めると……。
精神を持たない生ける屍、あるいは
血をむさぼる暴徒になり果てたのだった。
人間の精神が、
自分の手によって崩壊していく様を見て、
『傑作品』と名付けた。
エジーズは『傑作品』が
どんどん増えていくことに楽しさを覚え、
あらゆる人間に手を出していく。
しかし、そんな楽しさは長く続かなかった。
この現実世界が英雄たちに守られているように、
夢の世界にも守護者がいたのだ。
ある日ーー
エジーズは一人の人間に
精神的な苦しみを与えている最中、
何らかの不思議な力によって邪魔された。
その力は人間の周りに頑丈な防御壁を作り、
エジーズが手を出せないようにしたのだ。
どんなに攻撃しても、
その壁は打ち砕くことができず……。
ついには、人間は悪夢から脱出し、
目を覚ましてしまったのだ。
エジーズは激怒し、
その力の痕跡を辿って邪魔した者を探した。
すると、夢の世界の果てに
ピンク色の髪の少女を見つけた。
少女は蝶の羽根を持っていて、
それを大きく羽ばたかせると、
輝く光の粉が落ちていき……。
その先にあった、
人間の負の感情によって作られた黒い霧が、
一瞬にして消えてなくなったのだ。
目の前の光景を見たエジーズは、
もう夢の世界で自分の好きなように
できないことを悟った。
だが、彼は諦めていなかったのだ。
誰にも邪魔されない恐怖の夢の世界を作るため、
陰謀を企てるのだったーー
「我が、無限の悪夢をもたらさん!」
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