エリア&ライラ【双子の星霊】
概要
呼称 | 双子の星霊 |
陣営 | セレスチアル |
ストーリー
『争いがある場所には
必ず双子の星霊エリアとライラがいる』
エスペリア大陸には
このような言葉が伝わっている。
誰が最初に言い出したのか、
今は知るすべはないが、
優れた詩人であることは間違いないだろう。
そしてこの言葉は偽りではなく、
エリアとライラはいつも人間の争い事に
目を向けていた。
二人は外界に住む人間の争いをなくし、
関係を修復し、平和に暮らせるよう
一生懸命働いている。
エリアとライラはいつも一緒で、
お互い心が通じ合っていた。
そして、この双子の神は
星の輝きから生まれた
星たちの意志の代弁者でもあったのだ。
それゆえ、詩人たちもたくさんの詩を作って
双子の神を賛美しているのだ。
そんな働き者のエリアとライラは、
生命の神デューラが創り出した双子の神だった。
それははるか昔、
暗黒の時代での話ーー
人間たちは互いを疑い、憎しみ合い、
争いはいつも起こっていた。
デューラはどうすればこの争いがなくなるのか、
常に頭を悩ませていたという。
ふと、夜空を見上げると、
ひときわ輝く双子の星が
くっついたり追いかけ回したりと、
まるで子どものように遊んでいたのだった。
微笑みながら双子の星を眺めていると、
不思議な光を放っていることを知る。
それまで憎しみ争っていた人間たちが
その星の輝きに照らされると、
心穏やかになり争いをやめたのだ。
いたく感銘を受けたデューラは、
この星の力を使いエリアとライラという
双子の神を創り出したのだった。
エリアとライラはデューラ指揮のもと、
人間たちの争いをなくすため懸命に働いた。
悪魔たちが人間の邪悪な心を引き出すように、
双子の神もまた善良な心を
引き出すことができたのだ。
二人は目には見えない無数の糸を使って
人々を絆で結び、お互いを理解させ、
心を通わせた。
そうして……
エリアとライラは
争いが絶えなかった世界に
平和をもたらしてくれたのだった。
しかし、
しばらくするとこれに反発する者も現れ、
二人がどんなに努力しても、
全ての争いをなくすことはできなかった。
悪魔たちがこの世界にやってきてからは、
穢れと闇が人間の心をより蝕み、
奥深くに潜む邪悪な心をより一層引き出し、
争いが増え始めている。
そして、これまで以上の試練が
二人を待ち受けていると知っている。
「ライラ、人間はいつになったら
争いを止めるんだろう?」
「多分永遠に止めることは
ないと思うよ、エリア。
だから私達も休むわけにはいかないんだ」
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