アタリア

ページ名:アタリア

アタリア【ジャスティスブレード】

概要

呼称 ジャスティスブレード
陣営 セレスチアル

ストーリー

正義の審判を下すアタリアーー

 

かつては数ある神兵の中の一つに過ぎなかった

アタリアだったが、神々の戦いの中で成長し、

生命を司る神デューラの祝福によって

神へと昇格した。

神となった後もアタリアは

武具のごとく鋭利で冷徹な性格であったが、

デューラだけは母として慕っていた。

しかし、そんなアタリアでも

一つだけずっと燻っていたことがあった。

 

「人間は神々を冒涜する愚か者なのに、

デューラ様はなぜ彼らにあんなに

寛大で慈悲深くいられるのか。

なぜ彼らを許し、懸命に助けるのか」

 

長い間言えずにいたこの疑問を、

ついにアタリアはデューラにぶつける。

すると、女神は微笑みながら答えたのだった。

 

「人間は自らの意思で

この世に生まれたのではなく、

神によって作られたもの」

「彼らをこの苦しみに満ちている

世界に引き込み、

悲しみと誘惑を経験させた私たちには、

彼らを導く義務があります」

 

「あなたも人間を理解するよう努めるべきです。

彼らには神が持っていない輝きがあります」

 

なんとも慈悲深い言葉を賜った

アタリアだったが、やはり理解には及ばず……。

 

「しかしわたしには、

人間の臆病さと身勝手さしか見えません」

 

アタリアはデューラのように

人間を見ることができなかったのだ。

だが、デューラは見方を変えてほしいと

彼女に説得を繰り返す。

 

「人間は神と違って、

多くの苦境に直面しなければなりません」

 

「病、飢え、老い、死……同じ人間でも、

心が飢えに苦しんでいるときは人を殺し、

心が豊かになれば相手に親切になれます」

 

「人間とはそういう複雑なものです。

様々な角度から彼らを見なければなりません」

 

デューラにどんなに慈愛に満ちた言葉を紡がれ、

人間への寛大な心を見せられても、

彼女の心が動くことはなかった。

 

そんなある日ーー

カタストロフという負の象徴が現れるも、

人間たちと協力して見事勝利を収めた。

だが、犠牲は大きかった……。

デューラはこのカタストロフとの戦いで力尽き、

この世を去ってしまったのだ。

武具のごとく鋭利で冷徹なアタリアも、

デューラの最期を目の前にした時、

初めて悲しみが心の中を覆っていったのだ。

そして、彼女自身も気づかぬうちに、

悲しみが人間に対する憎しみに変化し、

心の奥でじわりじわりと蝕んでいった。

 

「デューラ様は人間どもの

犠牲になって死んだのだ。

弱い人間どもを助けなければ、

デューラ様がカタストロフなどに

敗れるはずがない」

 

アタリアの憎しみの炎は

どんどん燃え上がっていく。

亡くなったデューラの意志は

世界を照らす聖なる光と化し、

その光を守ることが

アタリアの唯一の為すべきこととなる。

だが、彼女はカタストロフの魔術を習う人間を

決して許さなかった。

 

「デューラ様はカタストロフを封印するために

自らの命を捧げたのに、

人間どもは感謝するどころか、

カタストロフどもが残した禍々しいものに

夢中になるなど、ありえぬ」

 

「これはデューラ様への冒涜だ」

 

憎悪の感情が燃え広がり、

抑えることができないアタリアは、

デューラの教えに反すると知りつつも

冒涜者を滅ぼすことを決意した。

兵器であり神でもあるアタリアは、

自らを殺戮兵器とし、

邪悪な異教徒に刃をもって

神罰を下し始めたのだ。

彼女を見たブライト教会の

一部のシスターたちは、彼女の想いに感化され、

自らを「粛清の修女」と名乗り、

カタストロフの魔術に手を染めた人間を

狩ることを使命とした。

デューラは決して復讐など望んではいない。

だが、憎しみの炎は燃え尽きることなく、

彼女の運命を狂わせていく……。

聖なる光に照らされているこの世界から

カタストロフの穢れを浄化するまで、

アタリアは自身の正義を貫いていくことだろう。

 

「正義の制裁を受けよ!」

 

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧