aklib_operator_グレイディーア

ページ名:aklib_operator_グレイディーア

このページでは、ストーリー上のネタバレを扱っています。

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プロファイル

基礎情報

【コードネーム】グレイディーア

【性別】女

【戦闘経験】十七年

【出身地】エーギル

【誕生日】11月6日

【種族】非公開

【身長】181cm

【体重】■■kg

【鉱石病感染状況】

メディカルチェックの結果、非感染者に認定。

 

本人確認の元、グレイディーアの全プロファイルは高権限データベースに移行する。

能力測定

【物理強度】卓越

【戦場機動】■■

【生理的耐性】卓越

【戦術立案】優秀

【戦闘技術】卓越

【アーツ適性】欠落

個人履歴

グレイディーア、エーギル人。エーギルの技術執政官であり、栄誉軍団長である。エーギルの軍事団体「アビサルハンター」の総戦略設計士の一人。上陸時間及び地点は共に不明である。大型生物対抗、ハードターゲットの破壊、陣地攻略戦、殲滅戦、機動戦及び諜報戦など複数タイプのオペレーションにおいてただならぬ実力を発揮してみせた。今は共闘という姿勢でロドスに協力し、ロドスの一部仕事を補助している。エーギルの国家職能としての身分を保持すると同時に、ロドスのエーギル事務責任者を兼任している。

健康診断

造影検査の結果、臓器の輪郭は明瞭で異常陰影も認められない。循環器系源石顆粒検査においても、同じく鉱石病の兆候は認められない。以上の結果から、現時点では鉱石病未感染と判定。

 

【源石融合率】0%

鉱石病の兆候は見られない。

 

【血液中源石密度】0.011u/L

源石との接触は極めて少ない。エーギル境内に源石が乏しいのはなぜなのだろうか?

 

【星空の下に蔓延る悪しき病は源石病だけではない。海そのものが感染した死病は異種の血肉である。】

第一資料

グレイディーアを探してるって?じゃあそもそも彼女のことを知らないんだね。

あはっ、毎回「誰かグレイディーア見た?」って聞いても、「見てない」ってしか返ってこないんだ。

神出鬼没って言うにはちょっと違うかな。レッドみたいな感じじゃないんだよ。むしろほとんどのオペレーターがそもそもグレイディーアが誰なのか知らないというか。それっぽい噂でさえ聞かないのに、気位だけはいっちょまえなんだから、もう……人のことが眼中にないにも程がある!ロドスのビッグセブンは名ばかりじゃないんだから、どうにかして一度「ご挨拶」してやらなきゃ……

冗談だよ。絶対彼女に勝てるって自信を持って言える?あたしなら無理。それにオペレーターにケンカを唆すなんて……法務部に気をつけてね。

実を言うとね、絶対断られると思うけど、大事なことだからもう一度言うよ。エーギル人たちを訓練室に誘うのは厳禁だよ。もしグレイディーアのケンカを見たことあるのならわかると思うけど……ないんだね。グレイディーアは時々肌が乾燥してるとか、水がないとか、水がないと実力を出しきれないとか悪態をついてるけど……彼女はクロスボウの矢よりも素早いんだから。あと、戦う時にすごい轟音を立てるんだよ。もうね、彼女が一言なにか言ったとしても、その音が届く前に殺されちゃうくらいなんだよ。あの矛は刺すためのものじゃなくて、叩き切ったりなで斬りしたりするためのものだよ。まぁどっちでも肉が飛び散ってそこらじゅうに血がドバーってなる結果だろうけど。あぁこわいこわい。

ところでさ、君そもそもグレイディーアを見かけたことなんて一度もないんでしょ?違う?

 

――クロージャはソファに横たわりながら、乗り気の某オペレーターにこう語った。携帯デバイスをゴミ箱投げ入れるのは本日三度目のようだ。

第二資料

【陸上の諸国についてみると、イベリアだけが海に対してわずかばかりの理解があるようです。私からすれば、愚かしくも国力の差というものを作り出すことにいつも夢中といった様子でした。

陸上の社会形態は効率的でもなければ、安全でもありません。誰の過ちでもないのですが。

ただ、エーギルは彼らからすればきっと常識はずれもいいところでしょうね、想像もつかないほどに。

私は父をあまり知らないのですが、生みの母は権力をこよなく愛し、欲に溺れた考えが浅はかな人でした――浅はかだったかどうかはまだ議論の余地があるのかもしれませんが、他の二つは誰よりも私が確信していました。

ですから、私は元々の家族から抜け出しました。母の支配を振り切るにもかなりの時間を要しました。

私の家族は、私を認め、支え、育んでくださった人であって、単に遺伝子を残してくれた人ではないのです。新しい家族と私に血縁関係はありませんが、ほとんどのエーギル人はそうでした。

ケルシーはエーギルの傲慢と自己閉鎖が罪であると主張しています。彼女には彼女自身の理論があるのでしょう。

野蛮な陸上の者はエーギルを受け入れることはできないのでしょう。よく存じております。エーギルの文化も、エーギルの知識も、彼らに利益をもたらすことなどできないのでしょう。

蛮人に凶器を与えるべからず。】

――グレイディーア

 

あの人はああ言ってるけど真に受けないでね。伝動技術については本当にかなりのものなのよ、ただ核心的な技術はくれないだけで……私たちだって核心的技術なんて手に入れても仕方がないもの。あんな材料、どの都市からだって仕入れられるわけないでしょ?

もし態度がキツいって感じたのなら、それはむしろ良くしてもらってる証拠だわ!逆にもしすごく礼儀正しいって感じたのなら、ほとんど関心なんて持ってないってことになるの。澄ました顔して口にしないけど、そういう人間がどんな感じなのかは私たちもよくわかっているわ、そうでしょ?

――無記名のエンジニアオペレーターより。名前を記す勇気がないのかもしれない。

第三資料

グレイディーアが科学研究に参加しないのって、てっきり失踪ごっこに忙しいのだと思ってたんだがな。

後から本人に聞けば、エーギルには二種類の執政官がいて、科学執政官と技術執政官に分かれているが、グレイディーアは技術執政官だから理論知識についてはあまり詳しくないというんだ。

エーギルの基礎教育ってやっぱりヤバかったって言うか。グレイディーアはオレからすればもう全能なんだがな。でも、執政官っていう、責任者的な?科学者とエンジニアが一緒に国を治めるのか?うーん……聞いたことがねぇな。

ちなみに、軍事技術も技術、なんだってさ。

アーツはその中に含まれないらしいぜ。彼女も全くわかってない。アビサルハンターってみんな源石絶縁体質なのか?スペクターレベルのひどい感染でも、まともなアーツ一つ使えないし。

それでも、大体は推測できちまうぜ。グレイディーアは死んでも認めないだろうけどな。

アビサルハンターは絶対、エーギルの技術の産物だ。エーギルはいったいどうやってエーギル人に実験を受けさせたのか……

エーギルの科学技術レベルの高さはもう検証しようもないしな。巨大な大気圧の下にある透明な都市、特定の鉱石を用いなくても稼働が可能なエネルギー施設、フルセットの低温合金加工技術……更にはデータの大容量・低破損通信技術に、異なる種同士の融合ときた。

まったくよ。

それに、海……もし本当に大地には境界がないというのなら、海にはあるのか?エーギルにはどれだけの都市があるんだ?地上の都市全ての数よりも多かったりするのか?

【なんで彼らは一度もオレたちと連絡を取らなかったんだ?】

 

そう思うと、もっとこわい問題が浮かび上がっちまうな。あの海の怪物とやらは、どれほどの水中都市に影響を及ぼせば、アビサルハンターたちが家にも帰れない情況になるんだ?

第四資料

【あなたへの個人記録】

アビサルハンターたちはこれからどうすればいいのか。

グレイディーアがロドスの設備を借りて発信したシグナルは、いつまでも返答が返ってこない。海面の下にあるエーギルがどうなったのか、誰も知らない。他のアビサルハンターの生死などもってのほかだ。

 

イベリアが受け入れたエーギルの民、即ち彼らが自称する「島の民」は、エーギルに事故が起こってから自らの国を離れた海中の住民だろう。私は断定できる。

島の民は基本的に技術畑の人間だ。研究者は少ない。科学執政官に至っては、ふん、雄大で先進的な自分たちの住まいを離れるつもりはさらさらないのだろうな。

イベリアは島の民が持つ技術、即ちエーギル技術のわずかばかりの零れ屑を使って、普通の強国から一躍して覇者争いに参加できる国の一つとなった……エーギルの国全体の力量と技術レベルは地上諸国が思いもつかないほどだからな。

しかもほとんどの人間は海の存在などそもそも知りさえしていない。

どれほどグレイディーアがこれらの情報を吐露することを拒んでも、今イベリアにいるエーギル人はずっと昔にイベリアに移住していたこと、そしてアビサルハンターが生み出されたことから、エーギルが見舞われた災難は普通ではないと推測できるだろう。

アビサルハンターはエーギルの軍事技術のほんの一端に過ぎない。この主張を私は譲るつもりはない。彼らは決してエーギルの最後の防衛線ではない――むしろ先鋒であり、決死の士だ。エーギルによる、海中の怪物への手探りのようなものだ。

グレイディーアは礼儀をもって傲慢を表すことを忌避していない。しかし、それでも彼女が傲慢をもって不安を覆い隠そうとしているという事実を隠し通せていない。

彼女が我々に対して多くのことを保留していることは知っている。かなり多くのことを黙っているとさえ言えるだろう。

なぜシーボーンがスカジを探しているのかも、君に伝えてはいないのだろう?

ちなみに、シーボーンは海の怪物の中では最高位でも何でもない。ヤツらにはきっとより高位の生命形態が存在する。

グレイディーアは自分の方法でアビサルハンターたちを守ろうとしている。彼女は、この先彼らを害しようとしているのは深海教会やシーボーンだけとは限らないのではと恐れている。グレイディーアが有する技術と情報は、彼女にとってはわずかばかりの交渉用のチップになる。

彼女は我々を信用しようと試みている。だがまだ難しいようだ。もし我々全ての者に、海中から来る脅威に対抗できるよう手助けする気がなければ、今のようにあちこち走り回る必要などなかった。デッキ上で日光浴でもしていればいいからな。

そして、もしスカジの体に制御不能の変化が現れるとすれば、アビサルハンターの先行者であり、最初のアビサルハンターの一人であるグレイディーアの未来も……おそらく、同じく険しいものだろう。

少し時間を与えよう。グレイディーアが受けた訓練と、彼女の経験はきっと、彼女を正しい結論へと導くのだろう。

今の彼女は未だにエーギル人だ。だが私たちは違う。私たちは、どこの国にも属していないのだから。

エーギルは未だに沈黙している。

 

――ケルシー

昇進記録

ありふれた生の営みを諦めてはいけない。

マーラは最後の息を引き取った。彼女の淡い金の巻き髪が兵士の腕からするりと落ちた。強ばった顔の兵士は頭を垂れ、目尻から溢れる涙を懸命に隠そうとした。拍手の音は雷のように轟き、劇は終了した。立ち上がって歓声をあげるべき場面だ。

しかしシーボーンは舞台を鑑賞することはできない。恐魚は音楽を聞くということがどういうものかを知らない。

暮らしを諦めてはいけない。それこそが我々の最後の防衛線なのだから。

創造された美をもっと称えよう。種に残された最後の富として称えよう。

 

「真面目な話、もし彼女がどんな姿なのかを知りたいのなら、ロドスのダンスパーティーに参加すべきだわ。ダンスパーティーよ。船にいる限り、彼女は絶対参加するもの。バーでもよく見かけるわ……そういう時は決まって隅っこに座ってジャズに耳を傾けているから、話しかけにくいけどね。ダンスパーティーなら違うわ。共に踊りたいと誘えば、彼女は基本的に受け入れてくれるの。例え一言も話さないとしてもね。彼女がひとり踊る姿を見たことある?ないんだ?じゃあ絶対一度は見てみるべきよ。嵐のようなスピンステップで、長い髪が渦巻きのように舞台に広がるの……音楽が止まるのさえ気付かなかったぐらいよ……いやその話じゃなくてね。彼女、踊ってくれる時はまるで別人なの。こっちが上手か下手か関係なく、手を取って、腰を抱いて……まるで自分まであんなにうまく踊れると勘違いしちゃうくらいにエスコートされるの。どれだけ下手でも、彼女は絶対にあなたのドレスやズボンの裾を踏んだりしないわ。もし彼女がああも遠慮深くなければ、私……はぁ、まだ踊れる私は、なんて幸運なの。」

 

ボイス

ボイス(デフォルト)
秘書任命

しばらくここを離れてくださいませ。私の勤務を妨げる行為は、どのようなものであれ許されませんわ。悪しからずご承知おきを。

会話1

愚かで無意味な問題の発生は防ぎたい――少なくともこの一点においては私たち意見を同じくしていますわよね。ドクターのように経験豊富な方ならお分かりでしょうが、多くの人間はそのつもりがなくとも破滅的な行動を取りがちですの。とはいえ海のことに関しては、他の者たちが準備を整えるまで、ドクターがどれほど思案したところで、無意味ですけれど。

会話2

オペレーターの方々に、戦闘終了後の私の体や武器に触れないよう伝えてくださる?私が火傷させたとでも訴えられたらたまりませんもの。

会話3

私の話し方が他人行儀すぎると?陸地の言語にはまだ不慣れですのよ。それに、個人的な見解ですけれど、ドクターは無礼な私など見たくないでしょう?

昇進後会話1

アビサルは己の職責を全うしなければなりませんわ。過去の犠牲を蔑ろにするような振る舞いは、明確な裏切りにあたります。とはいえ、スペクターにスカジに、私はあと何人救い出せるでしょうね。たとえ生き残りを救い出せたとしても、とうに恐怖に押しつぶされていて、苦悶の時を引き延ばすだけかもしれません。

昇進後会話2

あなた、歌は好き?踊りは?私と一曲どうかしら。ステップが分からなくても問題ないわ、私が教えてあげる。詩に、絵に、音楽……そういったものを忘れてしまってはだめよ。表現は全ての人がこの星空の下で生きた証なのだから。人々の意思はそうして形を変えて生き続けるの。さあ、踊りましょう。

信頼上昇後会話1

ケルシーはドクターへ救いを求めなさいと言うけれど、私、まだ信じきれませんのよ。エーギルに比べれば、あなた方の科学技術は原始的ですし、精神的にも大いに問題が――怯懦な方が多すぎます。私にはあなた方が「アレ」と対峙する画が全く見えませんの。

信頼上昇後会話2

空気が乾いていますこと。陸地での戦闘は熱が上がりやすいですわ。まあ、僚友たちの遺体に囲まれるよりはましですけれど……海ではそこかしこにありましたから。彼らの死に様は脳裏に刻まれ、口を開けばその生臭さすらも味わえるのですわ。それでも私たちはこうべを垂れてはならなかったのです。

信頼上昇後会話3

私たちは同類ではないかもしれない。それでもあなたは私と同盟を結べると思うの?ケルシーは私よりずっと年上で、彼女の負担はおよそ想像の及ぶところじゃない。でもそれら全ては、いずれあなたが向き合わなきゃいけないものだから……強くなるのよ。失うことを恐れないほど、強くなりなさい。私はずっと側で見ているから。

放置

ふっ……

入職会話

ドクター、私はロドスのエーギル部門責任者に任命されたグレイディーアですわ。今後、仕事の上で関わる機会もあるでしょうけど、どうぞ私のことは外の者とお思いください。まだドクターの信頼に値しませんもの。

経験値上昇

なるほど。戦術も装備もあなた方の時代の発展経過と一致していますわね。

昇進Ⅰ

新しい契約ですの?認めていただけるのはありがたいのですけれど、私はすでに多くの重要任務にアサインされていますので、ドクターからの任務に就くのはだいぶ先になりますわ。ご不便をかけますわね。ごめんあそばせ。

昇進Ⅱ

戦争。種の生存に関わる争いは、勝利という概念など存在しない死闘ですわ。あるのは、この星空の下で他の種が全て滅亡するという結果だけ。アビサルはその日が来ることをできる限り遅らせるために命をかけて抗っているのですわ。常に、冷厳と、悔いもなく。

編成

ドクターの部隊補佐として訓練に参加しますわ。

隊長任命

ハードな戦場ではなさそうですわね。これをオペレーターの狩猟訓練として行ってもよろしいかしら?

作戦準備

泥沼に引きずられるような進軍速度ですけれど、気になさらないで結構よ。私は待っててあげられますから。

戦闘開始

この程度の戦いですし、余力を残すことをお許しください。

選択時1

どうぞ続けて。

選択時2

ご命令の通りに。

配置1

獲物はどれですの?

配置2

すぐに解決致しますわ。

作戦中1

気をつけなさい。この海流は脆弱な命を飲み込みますわ。

作戦中2

逃げる前に私の許可は取ったのかしら。ねえ、獲物さん?

作戦中3

この切っ先があなたの心臓に滑り込むまで一秒もかかりませんわ。

作戦中4

玩具で遊ぶのもここまで。

高難度作戦クリア

生き残ること。それがあなたが守るべき唯一のルールですわ。

★3で戦闘終了

お手本のような勝利でしたわ。あなたはいずれきっと、どんな弱小生物よりも優れた方になるのでしょうね。

★2以下戦闘終了

逃げた獲物に情報を伝達する能力がないなら、あなたの首はまだ皮一枚で繋がっていますわね。

作戦失敗

凡才ですわね。

基地配属

お気遣いはありがたいのですけど、私は自分の狭い住処の方が居心地良いんですの。

タッチ1

ドクター、陸地の礼儀を守ってくださいませ。それとも無礼なのが主義かしら?

信頼タッチ

お気をつけになった方がよろしくてよ。私たちのような者は所詮みな怪物ですもの。

タイトルコール

アークナイツ。

挨拶

ごきげんよう、ドクター。

 

逆理演算

陸にて舞う / イベリア・鍾乳洞

陸上に海溝はない。しかし、グレイディーアはこの不慣れな戦場に素早く適応していった。彼女にふさわしい舞台を見繕い、思うがままに踊らせれば、たちまち大量の敵をいとも容易く殲滅することができるだろう。

そして何より、グレイディーアはかつて自分が率いたハンターと再会したのである。彼女らが共に舞い狂えば、脆弱な恐魚はたちまち粉砕され、たとえ進化したシーボーンであろうと歩みを進めることは叶わないだろう。

 

コーデ

デフォルト(昇進0)

オペレーターの普段着。

実用性は制服に劣る部分もあるが、オペレーターが最も着慣れているコーディネート。

デフォルト(昇進2)

昇進後調整された服装。

オペレーターの経験に基づき細部の改善が図られ、より作戦に特化したものとなっている。戦闘向きでありながら、オペレーターが着慣れている服装を極力再現した。

闘争の血脈/V - 帰航

グレイディーアが重要な局面で着用する服。

闘争の血脈シリーズ/帰航。エーギルの執政官たるグレイディーアが、部隊を率いて海へ帰還する際の装い。大陸諸国との交流を経て、エーギルたちは帰郷の準備を整えた。

「エーギルの同胞たちよ。我らの後ろに海はなく、もはや選択の余地はありません。」

 

モジュール

ORIGINAL / グレイディーアの記章

グレイディーアは敵を引き寄せる攻撃に秀でている。

外勤部門の決定に基づき

外勤任務においては特殊オペレーターとして区分し、鉤縄師の責務を担う。

特別に本記章を授与し、

その証明とする。

 

HOK-X / 執政官の手鏡

母の出かける物音が遠ざかり、やがて聞こえなくなったあと、幼きグレイディーアはベッドから起き上がった。

アシスタントAIに声をかけて明かりをつけさせ、枕の下に隠した小さな手鏡を取り出す。

普段通りの生活リズムなら、時計の数字がすべてゼロになったあとまで目を覚ましていることはないのだが、その夜の彼女は自身と向き合い、決断を下さねばならなかった。

ほかのエーギル人から見れば、彼女は科学アカデミーの大物の娘であり、数々の青少年大会で優勝を総なめした実力者であり、仲睦まじい家庭で育ち、幼くして成功を手にした人物だ。

しかし、鏡に映るその顔はまるで感情のないロボットのようだった。

――グレイディーアが物心ついた頃にはもう、生みの母はエーギルの事業と科学アカデミーの決定に心酔しており、この家はアカデミーの休憩室に次ぐもう一つの居住地でしかなかった。

かつては彼女も、母が自分に成果を求めていると思い込み、幼い自分に成人と同じ基準を課してまでそれに応えようとしたものだったが……

母はその努力に一切反応しなかった。

――認められることはおろか、批判されることすらもなかったのだ。

母はエーギルに、持ちうる時間のすべてを捧げており、娘に構う暇など一分一秒たりとも持ち合わせていなかった。

そのうちに、「母が自分を産んだこと自体がある種のアクシデントに過ぎず、この家庭は存在する必要もなかった」――と、グレイディーアは結論づけた。

そうとなれば、「家」と呼べる場所を、「家族」と呼べるエーギルを探さねばならない。

そのために行動しなければ。彼女は覚悟を固めた。

民事裁判所に立つ母がどのような弁明をするのかも、自らの耳で聞き届けるつもりで。

手鏡をしまうと、明かりを消して目を閉じる。頭の中では、今後の構想が組み上げられ続けていた。

その夜、彼女は一睡もできなかった。

 

グレイディーアは執政官邸の大きな姿見の前に立ち、そこに映るちっぽけな自分を眺めた。

数時間後にはここを離れ、手術台に横たわって、アビサルハンターになるための改造手術を受けることになっている。

手術が終われば、彼女は技術執政官の肩書きを失い、軍事指揮官としての責務を負うことになるだろう。

戦場に立ち、両手を血に染める怪物となるのだ。

そうなれば、彼女が描いていた人生設計はもはや叶わぬものとなり、命までもが奪われることになる、かもしれない。

彼女は一度として死や犠牲を恐れたことはなかったが、鏡に映った美しいホールが心残りを思い出させた。

アビサルハンターになれば、今ある欲望や責任は打ち捨てられ、これまでに交わした数々の約束は二度と叶わぬものになる。

もし手術を遅らせることができたら……もしエーギルがもっと早く計画の全貌を打ち明けてくれていたら……

そんな考えが頭を巡りだして初めて、自分が思うほどすべてを掌握しきれていたわけではないことに、彼女は気が付いた。

今失おうとしているものを、この先取り戻すことなどできはしないのだ。

グレイディーアは再びホールをぐるりと見回すと、自身の書斎へ戻った。

そうして数時間後、アビサルハンターの実験基地へと出発した。

その直前、彼女は執政官邸のアシスタントAIに、二つのファイルを保存しておくよう依頼した。

一つはアビサルハンターとなったあとのスピーチ原稿であり、もう一つは、遺書だった。

……

エーギルに属さない土地へ追放されたグレイディーアは真の意味ですべてを失った。

彼女のもとに残ったのは、血まみれの矛と、なんとか体裁を保てそうな衣装、そして果てなき渇きと灼熱感だけだ。

今の彼女は、淡水でできた水たまりの前で、そこに映る自分を眺めながら、服の汚れと血を洗い落としている。

泥や砂は水をかければ流れ落ちるが、服にこびりついた血はなかなかきれいに落としきれず……彼女にはただそれをこすり続けることしかできない。

赤黒い固体が透明な液体に触れ、血と同じ色に染まって指の隙間からしたたり落ちる。

その様子を眺めながら、彼女は手を動かし続けた。

それが彼女自身の血なのか、それともシーボーンの血なのか、あるいは仲間たちの血なのか……

グレイディーアには判別が付かなくなっていた。

――ふと、何かに気付いた彼女は、再び水たまりを覗き込み、自身の首元を確かめた。

小さな鱗が一枚、そこにある。

その時、グレイディーアはなぜだか母を思い出した。

もし過去に戻れるのなら、たとえ母に冷遇され続けるとしても、この鱗が首に現れるような未来は選ばないだろう。

けれど、目の前のこれはすでに起きてしまったことだった。

グレイディーアは立ち上がり、淡水の滴る髪の毛を背中に流す。

自身の心にある怒りと不満を感じてはいたが、それをあらわにする必要などなかった。

そうしたところで、何の意味もないからだ。

彼女はたしかに、すべてを失った。

しかしそれと同時に、なおも最低限の体面と尊厳を保てる可能性が残っていることにも気付いた。

つまるところ彼女はまだ、顔を上げて前に進めるのだ。

グレイディーアに希望は必要ない。

彼女はただ可能性や実現性、そして結果のみによって動く。

――まだエーギルに戻れるかもしれない。

散り散りになったアビサルハンターを、見つけ出すことができるかもしれない。

確率が残されているのなら、試すべきなのだ。

今、すぐにでも。

グレイディーアは矛についた血をきれいに拭き取ると、「水たまり」のそばから姿を消した。

数秒後、その移動に伴う衝撃波が水たまりの水を吹き飛ばし、彼女の痕跡を完全に消し去った。

 

グレイディーアの潜在能力強化に用いられる。

構造がわからない小さな黒い装置。装置にある三つのボタンには刀・髑髏・ある生物らしき図がついており、押すのに躊躇してしまう。

 

指名券採用

言語に潜む礼儀習慣と性格の悪さとは関係ないものである。

ロドスエーギル部門責任者・グレイディーア。今から少しばかりの情報を渡そう。

 

紹介文

省略

 

登場ストーリー

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