201231_スカジ論文

ページ名:201231_スカジ論文

評価(2020/12/31)

 

2020/12/31 アップデート 孤島風雲 段階で公開の評価論文

翻訳元:【实战论Re02】斯卡蒂丨孤独悲歌,但她的征程还没有抵达终点

日本語訳:【実戦論Re02】スカジ丨孤独の悲哀を歌う、彼女の旅路はまだ終わらない

動画投稿者からの挨拶

皆さんこんにちは、こちらは最近突然ハトを飼いたくなったのに、

何を餌にやればいいのか分からない彩虹です。

 

今期の実践論リメイク版を見てくださってありがとうございます。

今期の主役は スカジです。

 

実装以来最も多くの討論がされてきたオペレーターかもしれません。

原因はもうご存知でしょう。

 

一つの見方としては、

ネタになるのは皆さんに愛があるためとも言えますが(シャチは最強!)、

真面目な話、は現行環境でどのようなポジションなのでしょうか。

 

あなたのチームには適しているのでしょうか。実戦で注意するべきことはあるのでしょうか。

 

前置きはこれくらいにして動画を発表します。

そうだ、もう一言言わせてください。

実戦論リメイク版は育成が進んだオペレーターの解説に偏りがちなので、

新人ドクターは必要に応じて以前の動画を参考にしてください。

基礎分析

  攻撃力 防御力 HP 攻撃速度 コスト
 スカジ 1013(1046) 303 3665 1.5s 19(17)
 フランカ 935(965) 260 3620 1.5s 18(16)
 ヘラグ 832 334 4225 1.2s 26(24)
 マウンテン 632 402 2745

0.78s

11(9)
 ユーネクテス 1077 685(712) 4468 1.6s 33(31)

 

星6の1ブロック前衛として、のステータスはHPと攻撃力に重きをおいています。

防御力については、同じタイプのオペレーターの中では悪くありません。

しかし、やはり攻略が進むと物理攻撃力の高い敵に対抗することが難しくなります。

素質1について

素質 習得条件 効果
深海の捕食者 昇進1 編成中、味方【アビサル】の攻撃力+7% (潜在5でさらに+2%)
昇進2 編成中、味方【アビサル】の攻撃力+14% (潜在5でさらに+2%)

 

素質1の「深海の捕食者」の効果はアビサル陣営のオペレーターの攻撃力を高める効果があります。

昇進1で7%(潜在開放後は9%に上昇)、昇進2で14%(16%)です。

 

陣営バフの素質として上昇率は高いほうで、を配置しなくても発動します。

の配置してすぐ敵を斬り殺す使用方法と矛盾しません。

惜しいのは、目下アビサルのオペレーターはを除いて2名しかいないことです。

 スペクター アンドレアナです。

[編注]現在は グレイディーア 帰溟スペクターも実装済み。

 

適応範囲が狭すぎます。

一番よく見るのはと組み合わせることです。

育成を進めればに100以上の攻撃力を追加できます。

が戦線に立ち続けるなら、アビサルコンビはとてもよい組み合わせです。

 

カタログスペックのみを考えれば、最大レベルの

142(潜在解放165)の攻撃力追加を得られます。

 

低くはなく、個人的には合格ラインの素質です。

もっとたくさんのアビサルオペレーターが追加されるよう期待しましょう。

素質2について

素質 習得条件 効果
高速復帰 昇進2 自身の再配置時間-10秒

 

素質2の高速復帰はの再配置時間を10秒短縮します。

70秒から60秒になり、潜在3で56秒になります。

この効果は…まあ、大して役には立ちませんが、ないよりはマシでしょう。

 

10秒の再配置時間短縮は単発ではそれほど目立ちません。

確かに敵出現のタイミングによっては

10秒の差で間に合うか間に合わないか、という場面があるでしょう。

 

たとえばH5-4の左下の砲兵隊長2体です。

しかしこれくらいの時間はほとんどの場合、戦局に実質的な影響を及ぼすことはありません。

 

個人的には、スキル2の恩恵は複数回配置によって発揮されるでしょう。

スキル2はSPが溜まる時間を考慮しなくて済みます。

 

毎度他のオペレーターより再配置時間が10秒早ければ、最終的には質的な変化をもたらすでしょう。

しかしツールマンを忙しく出し入れするような場面では

たいてい高速再配置オペレーターの方がより適任でしょう。

 

具体的にはステージと編成によります。

 シルバーアッシュの素質である再配置時間短縮の恩恵を受けられます。

 

しかし自身の素質の後に計算されるので、少し損をしています。

潜在0の再配置時間は(70-10)*0.9=54秒(潜在6で49秒)まで短縮されます。

 

それでも若干微妙ですが、将来同じようなバフがあれば

本当にとても素晴らしいことになるかもしれません。

スキル1

迅速攻撃γ [自動回復] [手動発動]
Lv 効果 消費 配置初期値 持続時間
1 攻撃力+20%、攻撃速度+20 45 0 35秒
7 攻撃力+34%、攻撃速度+35 39 10 35秒
10 攻撃力+45%、攻撃速度+45 35 15 35秒

 

スキル1の「迅速攻撃γ」はたいした討論が必要ないスキルです。

育成をはじめたばかりの新人ドクターは盾の前や横で持続的な火力として使うことができます。

 

育成が進めば主に回転率の速さによる戦線維持能力が

スキル2、3と比較した時のアドバンテージになります。

 

特化3でスキル1の攻撃力は1684、攻撃間隔は0.9秒になります。

数値の上では悪くありません。

しかしブロック1で単体攻撃であることと低めの防御力がの戦線維持能力を制限しています。

 

しかも現行環境では戦線維持に適した近距離火力要員はすでに大勢いて、

スキル1は明確なアドバンテージがありません。

 

特に ソーンズが実装されたあとはですね…なので特化はそんなにお勧めしません。

スキル2

 波濤の裂刃 [パッシブ]
Lv 効果 消費 配置初期値 持続時間
1 配置時、15秒間 攻撃力+80% - - -
7 配置時、25秒間 攻撃力+120% - - -
10 配置時、30秒間 攻撃力+170% - - -

 

昇進1後、スキル「波濤の裂刃」を習得します。

これは目下の中核的なスキルと言えるでしょう。

配置後一定時間内のの攻撃力が上昇します。

 

高ステータスの攻撃力と合わせることでが昇進1の時点でも

悪くない火力を出せるようになります。

 

実際、現行環境でが一番輝いているのもちょうど昇進1の段階です。

全てのオペレーターの練度が高くなくても、

昇進1レベル40前後の強襲5-3の術師を配置後すぐに斬り殺すことができます。

かつてを有名にしたステージと言えるでしょう。

 

高速再配置オペレーターの練度が低めのときや他の星6メンバーにスキル3がないとき、

もしくはスキル2(スキル3含む)の初動に比較的時間がかかるとき、

術師を斬ろうがエリート敵を斬ろうがボスを斬ろうが、はより良い働きができるでしょう。

遠距離敵を斬るのは別ですが。

 

を編成、待機させておき、重要なタイミングで配置して強敵を攻撃するか、

漏れた敵を対処することもよくある攻略方法です。

昇進1スキルレベル7のスキル2では1900以上の攻撃力を得ます。

必要があればどんなに防御力の高い敵でも処理できるステータスです。

布陣が整うまでのつなぎとしては十分でしょう。

 

しかし、練度の高いオペレーターの間で比べると、

スキル2のはやや微妙なポジションに収まってしまうと言わざるを得ません。

 

術師、あるいは防御力が低めの雑魚敵を斬る場合は

高練度の レッド ファントムでだいたい事足りますし、

高速再配置オペレーターが処理できないエリート敵でも、

コストがより低く、性能も高い バグパイプがいます。

生存力がより強力な ヘラグや遠距離群攻ができるもいます。

さらに現行環境にはぶっ壊れの スルト姉さんもいます。

 

しかし個人的にはスキル2は差別化されていると思います。

まずは火力面だけを見てみましょう。

特化3のの攻撃力は最高で2992に達します。持続時間は30秒です。

 

秒間ダメージ量はスキル2の爺様とスキル3のには敵いませんが、

高防御の敵に対する持続火力はが優れていると言えます。

 

特化3後は単騎で遊撃隊伝令兵のいない状態の遊撃隊盾兵隊長を斬り捨てることができます。

棒立ちの敵なら防御力2000の凶悪クラッシャーすら斬り殺すことができます。

 

しかし今はがいるので、この方面でのアドバンテージは影が薄くなるでしょう。

結局のところは術攻撃なので、仮に術耐性95、物理防御1500の敵がいれば、

スキル2は優位に立てると言えるでしょう。

このような敵はまだいないのですが。

 

補足をすると術攻撃と物理攻撃のバフ体系は異なります。

例えば、モルテの防御力低下や Wの敵に対する

物理ダメージ増加の恩恵を受けられます。

 

 イフリータの術耐性低下や サリアの術攻撃ダメージ増加などの

恩恵を受けられるため、一概に語ることはできません。

 

しかし総合的に見ると、スキル2のは育成が進むと

火力補助の手段として用いられることが多いでしょう。

主力の配置オペレーターの火力が足りないときや倒さないといけない敵が多すぎるけど

再配置時間が間に合っていないとき、

そこにを一つまみすればだいたい問題を解決してくれます。

前提は編成に余分な枠があることです。

 

最後にスキル2の生存についてお話しする必要があります。

はHPが高く防御力が低いです。

棒立ちの敵をただ殴るだけならまだ良いのですが、

医療無しで無理に攻撃力の高い敵に対峙するとスキル終了まで生存することは困難です。

 

食いしばりをもつと比べることはしませんが、

スキル2だって物理回避を持っています。

 

たとえ敵が術攻撃でも、

単騎で斬り殺す必要のある敵術師はほとんどの場合医療オペレーターの

庇護範囲である前線の正面から遠く離れた場所にいます。

 

のために一人医療を置くと編成枠を無駄遣いしてしまうため、大きな問題です。

個人的な理解としては、 サイレンスを常用しているドクターは

すでに医療ドローンの組み合わせをDNAに刻み込んでいるでしょう。

 

しかし医療ドローンは範囲医療で、持続時間もスキル2を

フルで使い切るまで持たないこともあります。

そのため、やはり容易に取って代わられてしまいます。

 

もし、今後アークナイツがより単体に特化した、

距離を問わない持続時間のより長い医療オペレーターを実装したら、

の配置の限界はかなり引き上げられるでしょう。

 

まったくハイパーグリフは、本当にもう一人も星6の医療を出さないつもりでしょうか。

スキル3について

 海嘯の悲歌 [自動回復] [手動発動]
Lv 効果 消費 配置初期値 持続時間
1 攻撃力、防御力、最大体力増加+70% 90 50 35秒
7 攻撃力、防御力、最大体力増加+100% 90 60 41秒
10 攻撃力、防御力、最大体力増加+130% 90 70 50秒

 

昇進2のあと、スキル「海嘯の悲歌」を習得します。

スキル発動後はスカジのHP上限、攻撃力、防御力が全て大幅に上昇します。

最大レベル(完凸)、特化3の攻撃力は2573、防御力は697です。

HPは恐ろしいことに8430にもなります。

必要SP90と50秒の持続時間はまさに決戦兵器と呼ぶにふさわしいでしょう。

 

ボスや主要なエリート敵への攻撃により適しています。

しかし、1年近く使ってみた経験から言うと、

スキル3は実戦で使う分には数値ほど素晴らしいものではありません。

 

火力の観点から言えば、スキル3の攻撃力の上昇率はスキル2に及びませんが、

持続時間はより長く、敵の防御力が低めの場合の総ダメージはより高くなります。

 

そのため、スキル3の利点を十分に発揮できるかはやはり

の生存能力の上昇が重要となります。

 

防御力上昇の観点から見れば、

倍率は高いけれどもの基礎防御力の低さをカバーするものではありません。

特化3で700弱の防御力は雑魚敵に対峙する際は余裕がありますが、

攻撃力の高いエリート敵に対しては、700の防御力では脆く見えます。

 

では、最大HP上昇の恩恵は大きいでしょうか?大きいとは言い難いです。

また分かりづらい言い方をしてしまいました。

 

医療無しでスキル3のを配置する場合、

特化3でも20秒のチャージ時間が必要です。

それなら事前に配置する必要がありますよね。

そのうえ、この間はあまりたくさんのHPを消費してはいけません。

 

さもなければスキル発動時にHP上限の上昇幅に影響を及ぼします。

そのため雑魚敵の攻撃も軽く見ることはできません。

 

最後に、この4000近くのHPの上昇はにどれくらいの攻撃時間をもたらすでしょう?

攻撃力が低くHPが高い敵に対しては明確な効果があります。

しかし攻撃力が高いボスやエリート敵に対しては焼け石に水です。

 

もし医療をつけるなら、ほとんどの場合、

オペレーターが立っていられるかは秒間回復量が敵の秒間ダメージ量を

超えられるかどうかにかかっているため、HP上限の上昇とはそれほど関係がありません。

敵が爆発的な攻撃でオペレーターを秒殺する場合は別です。

 

HP上限上昇の意義は、敵の短期間で高いダメージを出す爆発的な攻撃に対抗することにあります。

例えば第一形態のパトリオットや危機契約のサルカズ呪術師の攻撃などです。

特に攻撃速度が遅いけれど単発の攻撃が爆発的な敵に有用です。

 

このことから2つ目の問題が浮かんできます。

誰がこれほどHPの高いオペレーターを回復させるのでしょう?

複数名での回復はひとつの方法でしょう。

しかし最も低コストなのは割合回復でしょう。

HP上限上昇に合わせて直接回復値を強化することができます。

 

残念なのは、現行版でHPの割合回復ができるのは ワルファリンだけです。

 

しかも継続した回復ができないため、単独で敵の強い攻撃に対抗し続けるのは難しいでしょう。

言い換えれば、攻撃が強力なマップでの50秒の攻撃時間を支えるコストは決して低くありません。

最終的に得られる利益も、他のオペレーターより高いとは限りません。

なので、スキル3ので攻略する人はめったに見ません。

 

当然、医療とバフオペレーターとスキル3のを組み合わせれば

多くのボスステージで有効な攻略方法になります。

防御力が上昇した後は のバフを掛けることもできますよね。

 

各方面での制約がきつい契約やローグライクではこのようなプレイスタイルが適していないだけです。

 

個人的には、スキル3のは他のオペレーターと一緒に

防衛線の内に配置する方が適していると思います。

重装の前の火力にしたり、ボスとタイマンしたり敵の戦線を分割することができます。

 

もしハイパーグリフが割合回復の医療をもっと実装したなら、

スキル3の実用性は高くなるでしょう。

 

でもそうしたら、はもっと強くなるのでは…?

終わりの挨拶

結論として、は育成初期では強くても、後期には代替されがちなオペレーターです。

新人ドクターがお迎えした際は優先的に昇進1にしてレベルを上げることをおすすめします。

そのあとは自分の手持ちのオペレーターを見てそれ以上育てるかどうかを決めましょう。

 

スキル特化に関しては、一般的にはまずスキル2、その後スキル3を推奨します。

もしくは今後の星6医療の状況を見て決めましょう。

 

最後に一言補足をします。

はそれぞれの細分化された状況においては、

より特化したオペレーターに取って代わられがちです。

しかし彼女の総合力は、現行環境においてもまだ力不足と言うほどではありません。

汎用性は低くなく、他のオペレーターとの組み合わせ方法も豊富です。

 

彼女の問題と言えば、本質的には「剣聖」の職分を超えられない点でしょう。

[編注]剣聖:論文発表当時は職分が未実装であったため、大陸ドクター間での呼称

 

攻略法をたくさん研究して、自分が満足する作戦記録を作れればそれでよいのです。

そうでしょう?

 

では、今期の動画の主な内容はここまでです。

こんなに間が空いてしまって申し訳ないです。

先延ばしにする癖が治りません。

2万以上の高評価を得られれば毎週更新します。

モチベーションが必要なのです。では、次の動画でお会いしましょう。

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