隔駅停車

ページ名:隔駅停車

登録日:2011/11/27(日) 00:26:25
更新日:2023/08/18 Fri 10:18:27NEW!
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電車 鉄道 隔駅停車 各駅停車 どうしてこうなった 蔑称 東横線 列車種別



鉄道において、やたらと停車駅の多い急行や快速を指す蔑称。
言わずもがな「各駅停車」と掛けている。


元々は東急東横線の急行を指す単語。



北海道・東北地方の路線


宗谷本線快速なよろ

前身は1986年11月1日のダイヤ改正時に設定された愛称付きの快速(同改正前には図中のような無名快速列車が存在した)で、急行紋別から運転区間短縮・格下げされた名寄本線直通列車はえんれいてしおがわ、音威子府~名寄間を普通として運行する列車にはピヤシリすずいしが付与されていた。
しかし、1990年9月1日のダイヤ改正でかつて札幌・旭川~名寄間で運転していた急行や臨時快速が冠していた現在の愛称に統一された経緯がある。
快速なよろの基本停車駅と一部停車駅は多寄や名寄高校を除いて前身から踏襲していて、特別停車の多い2号は隔駅停車に近くなっている。


急行紋別で通過する列車を設定していた頃もあった
快速なよろ2号の特別停車駅
:2021年3月13日のダイヤ改正で廃止
:2022年3月12日のダイヤ改正で移転・改称











































比較対象
急行なよろ紋別
快速
快速えんれい
快速てしおがわ
快速ピヤシリ
快速すずいし
快速なよろ2号

函館本線区間快速いしかりライナー

1988年11月3日のダイヤ改正で札幌~江別方面を結ぶ快速として登場したが、2001年7月1日のダイヤ改正で区間快速に変更されている。
2000年3月11日のダイヤ改正で快速マリンライナーの一部が編入されて手稲~札幌間も快速運転する便が設定されたものの、2007年10月1日のダイヤ改正で手稲~札幌間快速運転のCと札幌~江別間快速運転のDに再編されてDは白石へ追加停車するようになった経緯がある。
通過駅の利用者増を理由に、2020年3月14日のダイヤ改正を以って廃止されることとなった。









































種別
C
D

根室本線(滝川~帯広)・富良野線快速狩勝】【快速

快速狩勝は、1990年9月1日のダイヤ改正で急行狩勝から格下げされると同時に快速十勝を吸収合併して誕生している。
旭川発着の快速十勝も1986年11月1日のダイヤ改正で急行狩勝の減便が格下げされた列車であるため、元鞘に戻った形となる。
快速狩勝は滝川/旭川(※富良野線直通)~帯広/池田を結んでいたが、2016年の台風10号による被害の影響で東鹿越~新得はバスによる代走区間となっている。
また、快速狩勝の旭川発着便は2018年4月20日のダイヤ改正で廃止されて、2021年3月13日のダイヤ改正で新得~帯広の快速列車が全廃されている。


:上りの一部列車が通過
:下りのみ停車
:1991年10月22日に滝里ダム建設に伴うルート変更で廃止
:2017年3月4日に旅客営業を終了して島ノ下信号場へ変更
:2018年3月17日に廃止

























鹿











西




備考比較対象












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帯広釧路間は普通
富良野線普通
急行狩勝



























帯広池田間は普通
富良野線普通
快速狩勝

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快速

根室本線(花咲線:釧路~根室)【快速ノサップ】【快速はなさき

1989年5月1日のダイヤ改正で急行ノサップから格下げされて快速ノサップが誕生。
1992年7月1日のダイヤ改正で2往復の内1往復が快速はなさきに改称される経緯を辿っている。
快速ノサップは2016年3月16日のダイヤ改正で停車駅の多い下りのみ残置されることになり、快速はなさきは2016年3月16日のダイヤ改正で下りが厚床~根室間で各駅停車化。
2017年3月4日のダイヤ改正で上りも同区間が各駅停車化して、上下ともに釧路/東釧路~厚岸を除いて2駅以上飛ばす区間が無くなった。
経営状況が悪化したJR北海道のコスト圧縮によって普通列車が減便された影響であり、やむを得ないと言える。


:下りのみ停車
:2016年3月26日に廃止
:2019年3月16日に廃止
:2022年3月12日に廃止


























西






比較対象
急行ノサップ
快速ノサップ
快速はなさき

釧網本線快速しれとこ摩周】

前身は1989年5月1日のダイヤ改正で設定された快速しれとこで、沿線自治体の要望を受けて2018年3月17日のダイヤ改正で改称された。
2016年3月26日のダイヤ改正で桂台(※上り)と鱒浦(※上り)と美留和が停車駅に追加され、2017年3月4日のダイヤ改正で下りも桂台と鱒浦へ停まるようになった。
そのため、普通列車とは細岡の停通しか差がなく、通年の下り及び釧路湿原臨時停車の上りは釧路湿原通過の普通列車と通過駅数が同じである。


:一部停車
:5月1日~10月31日に臨時停車
:5月1日~11月30日に臨時停車
:1987年4月1日に仮乗降場から駅へ昇格
:1988年3月13日に川湯から改称
:1988年7月13日に臨時駅として開業し、1996年12月1日に駅へ昇格
:1990年11月20日に弟子屈から改称
:1998年4月11日に斜里から改称
:2017年3月4日に廃止
:2020年3月14日に廃止
:2021年3月13日に廃止
:2023年3月18日に季節営業化(4月15日~11月30日のみ)
:根室本線

釧網本線比較対象


















































湿





急行しれとこ
快速しれとこ摩周

奥羽本線五能線快速深浦】

1982年11月15日のダイヤ改正で急行から降格されて、2002年12月1日のダイヤ改正で弘前・青森行きも五能線内各駅停車化。
2010年12月4日の東北新幹線全面開業で新青森が停車駅に追加、青森行きは鶴ヶ坂で運転停車するために実質的な通過駅は大釈迦のみとなってしまう。
降格当初から通過駅は少なくて速達性は限定的だったが、2014年3月15日のダイヤ改正で遂に廃止された。


五能線奥羽本線時期
























































































1982年11月15日
ダイヤ改正
廃止直前

青い森鉄道青い森鉄道線大湊線快速しもきた】【快速

1993年12月1日のダイヤ改正で改称された快速うそりの後継列車。
2010年12月4日に東青森・上北町・下田、2017年3月4日に筒井・小柳・矢田前・野内が停車駅へ追加されて一部が隔駅停車と化している。
なお2018年3月17日のダイヤ改正まで設定されていた無名快速はしもきたよりも停車駅が多く、通過駅は2駅に留まる502M列車が存在していた。
2021年3月13日のダイヤ改正で、青森発着の列車が廃止されている。


:一部停車

大湊線青い森鉄道線備考



































西











































快速しもきた
基本停車駅































快速しもきた
最多停車便
快速(502M)

花輪線・IGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線快速八幡平】

1985年3月14日のダイヤ改正によって急行よねしろから降格される形で登場した。
2001年12月1日に渋民と滝沢が停車駅に追加されて、2009年3月14日に下りが好摩~松尾八幡平で各駅停車化。
2010年12月4日には上下共に盛岡~滝沢でも各駅停車化されて、下りは隔駅停車の仲間入りを果たしている。
そして2015年3月14日のダイヤ改正で廃止に至った。


花輪線いわて銀河鉄道線備考

















鹿








































上り
下り

秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線【快速】

2014年3月17日のダイヤ改正によって、普通から昇格する形で設定されている。
列車によって停車駅が異なり、一部は隔駅停車に該当する。
2023年7月22日のダイヤ改正で、上下各1本まで減少している。


:2020年3月14日に小ヶ田から改称
:2021年3月13日に阿仁前田から改称

列車番号



西



















































西


201D
106D

北上線快速

2017年3月4日のダイヤ改正時に、速達化の要望に応える形で無名快速が設定された。
設定当初の通過駅は3駅で、内2駅は冬季限定ながら普通も前年のダイヤ改正で停車しなくなった駅である。
2022年3月12日のダイヤ改正で矢美津と平石が廃止されたため、快速の通過駅は小松川のみとなった。


:2022年3月12日のダイヤ改正で廃止
:12月~3月の冬季中は通過





































羽越本線陸羽西線快速最上川】

1999年12月4日のダイヤ改正で現在の愛称を付与されたが、同年3月11日までは急行時代と同じ月山を名乗っていた。
2019年3月15日のダイヤ改正で酒田行きが陸羽西線内各駅停車に変更されたため、下り列車の通過駅は僅か3駅となってしまった。
2022年3月12日のダイヤ改正で羽越本線との直通が中止された結果、陸羽西線内各駅停車だった下りは普通に置き換わっている。


羽越本線陸羽西線備考


















上り
下り

仙石東北ライン東北本線仙石線)【快速(緑)

東北本線普通と旧仙石線快速(緑)のハイブリッドだが、東矢本のみ停車駅から外された。
高城町~石巻で二駅以上通過する区間が高城町~野蒜に限られている点は、仙石東北ライン開業前と変わらない。


:一部停車

東北本線仙石線


























鹿

















東北本線快速仙台シティラビット

元々は1989年に登場した無名快速で、2000年12月4日のダイヤ改正で高速バス対抗の一環として愛称が付与されている。
455系急行形電車で運用する便には指定席が設定されていたが、2007年3月18日のダイヤ改正で同形式が離脱したために全車自由席へ変更されている。
2003年6月1日から2012年3月16日まで運転されていた臨時列車には、70番台の号(最盛期:71号~76号)が充当されていた。
ダイヤ改正を経るたびに停車駅が増加していて、現在は隔駅停車扱いする利用者もいるという。
2021年3月13日のダイヤ改正で、輸送障害発生時の影響範囲を小さくする意図から日中時間帯に白石で運転系統の分離が実施されることになり、廃止に至った。


:上下各1本通過



























運転時期備考
2000.12.04~2002.11.30定期列車
2002.12.01~2004.03.12
2004.03.13~2016.03.25
2016.03.26~2021.03.12
2004.03.13~2005.12.09臨時列車
2005.12.10~2008.03.14
2008.03.15~2012.03.16

磐越西線只見線会津鉄道野岩鉄道東武鉄道快速AIZUマウントエクスプレス

2002年に登場した気動車快速で、会津方面と日光・鬼怒川方面を連絡する列車となっている。
高山~新名古屋(現:名鉄名古屋)を結ぶ特急の北アルプスで運用していたキハ8500系が投入されたので注目を浴びたが、現在はAT-600/650形(転換式クロスシート車)ないしAT-700/750形(回転式リクライニングシート車)に置き換わっている。
ダイヤ改正を経る度に各駅停車となる区間が伸びており、磐越西線内を除いて男鹿高原以外は通過しないという便も登場している。
速達列車は会津田島発着の特急リバティ会津と接続するリレー号の内、快速として設定された列車が担っている。


:一部停車
:正式駅名は東武ワールドスクウェアで、2017年7月22日に開業
:2006年3月18日に中三依から現駅名の中三依温泉へ改称
:2006年3月18日に上三依塩原から現駅名の上三依塩原温泉口へ改称
:2006年3月18日に会津高原から現駅名の会津高原尾瀬口へ改称
:2002年8月29日に開業

東武日光線鬼怒川線野岩鉄道会津鬼怒川線会津鉄道会津線只見線磐越西線ダイヤ改正
















W
S



















西
















鹿










































































西















2002.03.23
2003.10.14
2005.03.01
2008.03.15
2012.03.17
2017.04.21
2020.06.06
2022.03.12


関東地方の路線


東急東横線みなとみらい線急行

東横線の急行の停車駅変遷は、以下の通りであった。


:朝ラッシュ時のみ停車
:碑文谷(1927/08/28)→青山師範(1936/04/01)→第一師範(1943/02/01)→学芸大学(1952/07/01)
:柿の木坂(1927/08/28)→府立高等前(1931/07/25)→府立高等(1932/3/31)→都立高校(1943/12/01)→都立大学(1952/07/01)
:1944年10月20日に網島温泉から現駅名の網島へ改称
:1945年6月16日に開業し、1953年4月1日に工業都市(1939年12月11日開業)と統合
:1977年12月16日に多摩川園前から現駅名の多摩川へ改称

東急東横線みなとみらい線備考




















調














































1935.02.01~1941.08.03
1950.08.01~1952.03.31
1955.04.01~1955.09.30
1956.10.01~1964.08.28
1955.10.01~1956.09.30
1964.08.29~2000.08.05
2000.08.06~2004.01.31
2004.02.01~

おわかりだろうか。
日比谷線が全線開業した1964年に中目黒、目蒲線の系統分割で多摩川線が登場した2000年には多摩川が停車駅へ追加。
そして2003年に横浜~桜木町の廃止及び横浜高速鉄道みなとみらい線との相互直通運転が実施された結果、後半の4駅通過区間を除き全ての区間が1駅通過のみなのである。
それどころか3駅連続停車4駅連続停車*1まで存在する始末。
これでは急行の意味が殆ど無いではないか!


そこで住民は猛反発、その時に生まれた言葉が「隔駅停車」。


因みに東横線は急行の上位種別、特急と通勤特急を出すことで解決した。
もっとも本命は湘南新宿ライン対策であり、あくまでも二義的なものである。
ちなみに各駅停車との退避接続はちゃんとあるし、
各駅停車より15分くらい速く、特急とは5分ほど遅いくらいだったりと、所要時間自体は別にそこまで遅くはない。


特急

東急東横線みなとみらい線備考


















調











































2001.03.28~2003.03.18
2003.03.19~2004.01.31
2004.02.01~

かなりスッキリしている。


東急新横浜線・東急目黒線急行

2006年9月25日のダイヤ改正で登場。
直通先の相鉄新横浜線・都営三田線・東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道線内は各駅停車。


東急
新横浜線
目黒線
















調




西








京王線高尾線相模原線快速

京王線の快速も隔駅停車と言われることがある。
つつじヶ丘~調布間こそ三駅通過だが、新宿~つつじヶ丘間は一駅通過が多い。
こうなった理由は2001年のダイヤ改正で各駅停車が減便した時にその救済措置で停車駅が増えたため、停車駅が多いのは必然と言える。
また京王は特急と準特急が多く走るが、各駅停車では退避駅に着く前に追いつかれるため、一部を快速にして逃げ切るという意図もある。
そのため速達運転よりもダイヤを上手く回すための意味合いが大きい。
なお、都営新宿線に直通する京王新線の列車は、新宿~笹塚間の途中駅である初台、幡ヶ谷にも停車するため、さらに停車駅が多くなる*2


路線名
宿



宿































調
備考
京王線調布以西各駅停車
京王新線
(都営新宿線直通)

京成本線【急行

2002年10月12日のダイヤ改正で、快速へ発展解消する形で廃止されている。
以下は廃止直前の停車駅で、京成津田沼以東は現在の快速と同様に各駅停車である。


:2010年7月17日のダイヤ改正以降に停車

















































西
















比較対象
急行
快速

小田急小田原線多摩線区間準急

複々線化工事の影響で東北沢の退避が中止されたため、2004年12月11日のダイヤ改正で暫定的に設定された各駅停車の補完種別。
当時は営業上の複線区間だった梅ヶ丘~新宿間のみ優等運転を行い、梅ヶ丘以西は各駅に停車していた。
2016年3月26日のダイヤ改正で、快速急行の増発と引き替えに廃止された。


複々線区間工事区間複線区間












































宿

宿

小田急小田原線準急

2018年3月17日のダイヤ改正で、平日上りラッシュ時は通過する経堂、終日通過していた千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、狛江が停車駅に追加されてほぼ隔駅停車化。
新設される通勤準急がダイヤ改正以前の停車駅を踏襲している(経堂は全便停車)。
停車駅の関係上各駅停車と同じ緩行線を走る事になり、原則各駅停車を追い抜かない・追いつかないダイヤを組まれているため、優等列車ではなく停車駅の減った各駅停車というべき存在となっている。
なお登戸以西は各駅停車。







































備考
東京メトロ千代田線直通

つくばエクスプレス通快】【区快

通勤快速は守谷~研究学園間、区間快速は北千住~八潮間を除いて2駅以上通過しない。
それでも通勤快速は7駅通過するのでまだ面目は保たれているが、区間快速はなんと20駅中16駅に停車する。
2020年3月14日のダイヤ改正後、平日上り午前7~8時台の区間快速は六町も停車することになった。


:正式駅名は流山セントラルパーク
:平日上り午前7~8時台のみ停車





















C
P


































種別
通快
区快

京葉線快速】・武蔵野線快速

2002年12月1日のダイヤ改正で隔駅停車と呼ばれるようになり、武蔵野快速は2013年3月16日のダイヤ改正で廃止に至った。
直通先の外房線内房線・東金線でも停車駅が徐々に増加し、現在ではラッシュ時の外房線内を除いて各駅停車となっている。


:9:00~18:00の時間帯に停車
:1992年3月13日までの駅名は千葉港
:2023年3月18日に開業










西









西




























種別時期
京葉線快速
(京葉快速)
1990.03.10-2000.12.01
2000.12.02-2002.11.31
2002.12.01~
マリンドリーム
(休日)
1990.03.10-2000.12.01
2000.12.02-2002.11.31
武蔵野線快速
(武蔵野快速)
1990.03.10-2002.11.31
2002.12.01-2013.03.15
むさしのドリーム
(休日)
1990.03.10-2000.12.01
2000.12.02-2002.11.31

京浜東北線・根岸線【快速

山手線との並走区間のみ優等運転を行うので、設定当初から通過駅は限られていた(45駅中8駅※JK46さいたま新都心&JK21高輪ゲートウェイ開業前)。
しかし乗り換え等に配慮して停車駅を追加した結果、隔駅停車扱いされるようになってしまった。


:土休日停車
:2020年3月14日開業で、正式な駅名は高輪ゲートウェイ




G
w
















西



時期
1988.03.13-2002.07.13
2002.07.14-2015.03.13
2015.03.14~

横浜線快速

快速運転が始まった当初は、東急線との接続駅である菊名や長津田を通過していたため、末端区間の橋本以西と直通先の京浜東北線・根岸線を除くと連続停車が鴨居と中山の2駅のみだった。
その後、3回のダイヤ改正を経て長津田、相模原、菊名が順に停車駅に追加された結果、連続通過する区間が町田~相模原間の3駅のみとなってしまった。
この他にも日産スタジアムや横浜アリーナでのイベント時には小机に臨時停車することもあり、5駅連続停車になってしまうこともある。
快速運転前の計画では東神奈川~橋本間で中山、町田のみの停車予定だったため、鴨居はおろか東海道新幹線接続駅である新横浜すら通過させる予定だったらしい。
しかし、これではあまりにも利便性が損なわれるということで以下のようになった。
計画段階ではここまで増えるとは思っていなかっただろうが、そもそも東急線接続駅が何故停車駅から外されていたのかは謎である。


:1997年4月1日開業




































時期
1988.03.13-1994.12.02
1994.12.03-1998.03.12
1998.03.13-2006.03.17
2006.03.18~

京急本線京急空港線京急逗子線エアポート急行

2010年5月16日のダイヤ改正時に設定された種別で、快特特急普通の一部と急行を置き換えている。
京浜急行電鉄の担当者が「JR線などの乗り換えなども考慮している」と回答しており、以前に存在した逗子線直通の急行とはやや異なる停車駅を採用している。

羽田空港~都営地下鉄浅草線方面は改称前の停車駅を踏襲しているため、隔駅停車同然のままである。



















































































種別直通
方面
エアポート急行逗子線直通
急行逗子線直通
杉田【新規開業・駅名改称】
:稲荷橋→穴守稲荷(1956/04/20)
羽田(1993/04/01)→天空橋(1998/11/18)
羽田空港(1998/11/18)
__羽田空港国内線ターミナル(2010/10/21)
__羽田空港第1・第2ターミナル(2020/03/14)
羽田空港国際線ターミナル(2010/10/21)
__羽田空港第3ターミナル(2020/03/14)
花月園前花月総持寺(2020/03/14)
仲木戸京急東神奈川(2020/03/14)
新逗子逗子・葉山(2020/03/14)
エアポート急行浅草線方面
京急富岡急行空港線直通
能見台糀谷【停車駅備考】
:平日朝夕下り及び
__土休日の朝上りと
__夕下りに停車
:平日朝上りのみ停車
:花月園競輪場の開催日
__夕方に6両編成のみ停車
__(ホーム有効長が6両)
金沢文庫大鳥居
金沢八景穴守稲荷
六浦天空橋
神武寺~~~~~~~~~~~~~~羽田空港第3ターミナル~~
逗子・葉山~~~~~~~~~~~~~~羽田空港第1・第2ターミナル~~

東武日光線(閑散線区)・鬼怒川線区間急行

2017年4月21日のダイヤ改正で、快速区間快速の後継として急行(閑散線区)とともに登場した。
運転区間の縮小(TS01浅草~TN03南栗橋が取り止め)、停車駅にTN03南栗橋とTN04栗橋(JR宇都宮線との連絡駅)が追加されたことで隔駅停車化した。
2022年3月12日のダイヤ改正で廃止される。


:正式駅名は東武ワールドスクウェアで、2017年7月22日に開業

日光線鬼怒川線




























鹿

鹿




















W
S










































いすみ鉄道いすみ線【急行

2011年4月29日に運行を開始したキハ52-125による観光列車で、2013年3月9日にはキハ28-2346も投入された。
設定当初から速達性は皆無だったが、2013年3月16日のダイヤ改正で城見ヶ丘が停車駅に追加されて隔駅停車となった。
上総中野~大多喜は普通列車として運行している。





西




















西




中部地方の路線


えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン快速

2017年3月4日のダイヤ改正で梶屋敷が停車駅に追加されて、隔駅停車に近付いている。
2018年3月17日と2019年3月16日のダイヤ改正で、上下ともに廃止された。


:正式駅名・開業時期未定
:2021年3月13日開業







































えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン快速

2021年3月13日のダイヤ改正で登場して同年7月に一部指定席化された臨時列車で、土休日に限って運転休止となった直江津~二本木の普通に代わって設定された。
413系・455系の間合い運用であるためか、クハ455-701の方向幕は急行表記かつヘッドマークも装着したままの状態で投入されている。
2022年3月12日のダイヤ改正で春日山が停車駅に追加されて、通過駅は北新井のみとなった。






















中央本線(JR東海)【快速

元々通過駅は多くなかったが、国鉄民営化後に金山(1989年)と鶴舞(1997年)が停車駅に追加された事で隔駅停車と揶揄されるようになった。



































関西本線(JR東海)【区間快速

2009年3月14日のダイヤ改正時に登場した種別で、停車駅は従来の快速を踏襲していた。
2022年3月12日のダイヤ改正で乗降客数の多い八田と春田が停車駅に追加されて、名古屋~蟹江も各駅停車区間になっている。





























飯田線快速】【快速みすず】

快速は駒ケ根発着で、天竜峡で普通から種別変更を行う豊橋行きと岡谷行きが設定されている。
快速みすずは岡谷で普通(岡谷~長野間各駅停車)へ種別変更する便が存在する。



駅名快速















豊橋
船町
下地
小坂井
牛久保
豊川
三河一宮
長山
江島
東上
野田城
新城
東新町
茶臼山
三河東郷
大海
鳥居
長篠城
本長篠
三河大野
湯谷温泉
三河槙原
柿平
三河川合
池場
東栄
出馬
上市場
浦川
早瀬
下川合
中部天竜
佐久間
相月
城西
向市場
水窪
大嵐
小和田
中井侍
伊那小沢
鶯巣
平岡
為栗
温田
田本
門島
唐笠
金野
千代
天竜峡
川路
時又
駄科
毛賀
伊那八幡
下山村
切石
飯田
桜町
伊那上郷
元善光寺
下市田
市田
下平
山吹
伊那大島
上片桐
伊那田島
高遠原
七久保
伊那本郷
飯島
田切
伊那福岡
小町屋
駒ケ根
大田切
宮田
赤木
沢渡
下島
伊那市
伊那北
田畑
北殿
木ノ下
伊那松島
羽場
伊那新町
宮木
辰野



川岸
岡谷

中央本線(JR東日本)・大糸線(JR東日本)・篠ノ井線快速】【みすず】

松本地区の快速停車駅は数パターンが存在し、隔駅停車に近い列車も設定されている。


:上下各1本は通過

中央本線篠ノ井線信越本線大糸線備考

















西




















































松本⇔長野快速
上諏訪→長野
上諏訪←信濃大町
飯田⇔松本・長野みすず

しなの鉄道しなの鉄道線快速

快速系種別の内、乗車券のみで利用可能な無名快速は隔駅停車に近い。


:一部通過
:1999年4月1日に開業
:2001年3月22日に開業
:2002年3月29日に開業
:2009年3月14日に開業

信越本線しなの鉄道線
























西























名鉄岐阜市内線・揖斐線【急行

1967年に設定された当初の停車駅は多くなかったが、乗降客の減少に伴って優等運転区間が短縮されて隔駅停車に近くなってしまった。
岐阜市内線も揖斐線も2005年を以って廃止されており、現在は存在しない。


岐阜市内線揖斐線備考
本線忠節支線
















西





























設定当初※1984年までは谷汲線直通便も設定
廃止直前※忠節で種別変更(普通急行

明知鉄道明知線【急行大正ロマン】【快速】

急行大正ロマンは2011年3月12日、平日上り最終の快速26D列車は2012年3月17日のダイヤ改正に設定された。
その後のダイヤ改正で停車駅が加減されているものの、両方とも元から速達性は重視されていない。
2022年3月12日のダイヤ改正で、快速が廃止された。


:下りのみ停車















備考
2011年3月12日ダイヤ改正急行
大正ロマン
2012年3月17日ダイヤ改正
2014年3月15日ダイヤ改正
2017年3月4日ダイヤ改正
2012年3月17日ダイヤ改正快速
26D列車
2018年3月17日ダイヤ改正

富山地方鉄道本線【急行

以前は電鉄富山(T01)~寺田(T08)で千鳥停車したり、東三日市(T28)~宇奈月温泉(T41)で通過運転を実施していた時期もあったが、現在はかつて設定されていた準急並みに停車するようになり、最多停車する便は隔駅停車同然と化している。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による乗降客数減少へ対応した2021年4月1日のダイヤ改正で、最多停車する便は姿を消している。


:一部停車
:1995年4月1日に魚津から改称
:1989年4月1日に電鉄桜井から改称
:2013年12月26日開業
:2015年2月26日開業


































西

西












西





































比較
対象
準急
急行

城端線快速

2001年3月3日のダイヤ改正で隔駅停車してる便の運転が取り止められて、通過駅が2駅多い下りの始発列車も2002年3月23日のダイヤ改正で廃止された。


:2015年3月14日開業




















備考
基本停車駅
最少停車便

北鉄石川総線(石川線・金名線)【準急

準急は金名線に直通する速達列車として設定されていたが、通勤時間帯の停車駅拡大や基本停車駅の変更を経て、モータリゼーションの発展に伴う経営合理化で通過運転を開始した日中時間帯の普通を取り込み、AとBの2種類によるダイヤに移行した経緯がある。
1995年3月30日のダイヤ改正で準急Bを廃して一本化した後、2006年12月1日のダイヤ改正を以って廃止している。


:一部停車
:1984年12月12日全線休止(1987年4日29日廃止)
:2009年10月31日営業休止

石川線金名線備考

西

西






























































西









準急A1978年12月17日のダイヤ改正時
準急B
準急A1982年11月15日のダイヤ改正時
準急B
準急A1990年7月24日のダイヤ改正時
準急B
準急1995年3月30日のダイヤ改正時

北鉄浅野川線【急行

1974年11月26日のダイヤ改正で、停車駅にA03上諸江が追加されたことでA07三ッ屋~A10蚊爪を除いて二駅以上飛ばす区間が無くなっている。
2006年12月1日のダイヤ改正で、石川線準急とともに姿を消した。






















えちぜん鉄道三国芦原線【快速

勝山永平寺線の同種別よりも通過駅が比較的少なく、25駅中20駅に停車する。
2019年10月1日のダイヤ改正で廃止された快速めざましトレインは、3駅多く通過していた。


:勝山永平寺線
:2003年7月20日に芦原湯町から駅名改称
:2003年7月20日に西福井から駅名改称
:2007年9月1日に開業
:2015年9月27日に開業
:2017年3月25日に下兵庫から駅名改称
:2017年3月25日に西長田から駅名改称
:正式駅名は西春江ハートピアで、2017年3月25日に西春江から改称
:正式駅名は太郎丸エンゼルランドで、2017年3月25日に太郎丸から改称
:正式駅名は仁愛グランド前で、仁愛学園関係者のみ利用可能な臨時駅

三国芦原線備考
























西






西


H



A





G















西




西












快速めざましトレイン
快速


近畿地方の路線


阪神本線【準急

ラッシュ時間帯の優等通過駅へ便宜を図るために普通の補完として設定された種別で速達性は重視しておらず、駅間が短い同線に対応したジェットカー(青胴車)のような高加減速度性能を持たない車両(赤胴車)でも各駅停車に近い運用が可能なよう工夫されている。
阪神なんば線開業に伴うダイヤ改正(2009年3月20日)以降は存在しないが、かつては以下の通りだった。
ちなみに御影以西は各駅停車。


:一部停車
:上り列車のみ停車
:上り列車のみ一部停車
:下り列車のみ停車
:2001年3月2日までの駅名は香“枦”園
:正式駅名は尼崎センタープール前











西


寿







C
P












備考
1995.06.36~1998.02.14
1998.02.15~2001.03.09
2001.03.10~2002.03.03
2002.03.04~2006.10.27
2006.10.28~2009.03.19

近鉄京都線準急

普通の補完であり、1960年代から停車駅は多かった(以前は竹田や向島も通過していた)。
1994年3月15日のダイヤ改正で運転区間が短縮されており、新田辺以南に向かう列車は同駅で普通へ種別変更するようになった。
































近鉄奈良線・難波線【区間準急

2006年3月21日のダイヤ改正で登場。
準急の本数削減と普通の一部運転区間短縮に伴って設定された種別で、東花園~石切間の各駅停車でほぼ隔駅停車と化した準急である。
直通先の阪神なんば線(尼崎~大阪難波間)内は各駅停車。


難波線奈良線














































西







近鉄吉野線【特急

橿

























備考
運転開始当初
1999年ダイヤ改正~現在

狭軌線の華となる「吉野特急」。運転開始当初は観光輸送を目的としており、吉野線内においても橿原神宮(現:橿原神宮前)-下市口が無停車など(山岳区間のため運転速度自体は高くないが)速達性が高かった。
しかし、吉野への観光需要低下と吉野線沿線の宅地開発に伴い沿線住民の利便性向上を図るため、1989年に吉野口が停車駅として追加されたのを皮切りに1990年に飛鳥、壺阪山、1999年に福神、六田が停車駅として追加された結果、吉野線内では壺阪山-吉野口を除いて2駅以上連続して通過する区間がない状態となり、速達性も大きく低下することとなった。


ただしそれと引き換えに、南大阪線・吉野線内のみの利用であれば41km以上の特急料金が通常920円(2020年4月現在)のところ、40km以下と同額である520円とする特例が設けられている。


福知山線(JR宝塚線)・JR東西線学研都市線区間快速

運航効率化に伴って設定された種別で、快速系と普通の一部を置き換える形で登場している。
JR東西線・学研都市線の区間快速には、JR神戸線内各駅停車の西明石(JR-A74)発着便も設定されている。


:塚口(JR-G50)発着便のみ停車

G






J
R



篠山口
南矢代
古市
草野
藍本
相野
広野
新三田
三田
道場
武田尾
西宮名塩
生瀬
宝塚
中山寺
川西池田
北伊丹
伊丹
猪名寺
塚口
尼崎
塚本&color(#ff1493){}
大阪&color(#ff1493){}
H

J
R

西
加島
御幣島
海老江
新福島
北新地
大阪天満宮
大阪城北詰
京橋
H





鴫野
放出
徳庵
鴻池新田
住道
野崎
四条畷
忍ケ丘
寝屋川公園
星田
河内磐船
津田
藤阪
長尾
松井山手
大住
京田辺
同志社前
JR三山木
下狛
祝園
西木津
木津
Q

大和
路線
平城山
奈良

神鉄神戸高速線・有馬線・三田線・粟生線【急行】【準急

準急普通の補完種別で、急行はラッシュ時の優等列車として運行されている。
準急の通過駅は有馬線内のみで、急行も三田線(有馬口~三田)内は準急と同様に各駅へ停車する。
急行は1984年10月7日のダイヤ改正で統廃合する形で廃止された通勤急行の停車駅(旧急行停車駅+北鈴蘭台+山の街)を踏襲していたが、1988年4月2日のダイヤ改正で北神急行電鉄との連絡駅になった谷上、1991年3月31日のダイヤ改正で木幡と栄、2020年3月14日のダイヤ改正で花山も追加された影響によって隔駅停車化している。
利用客の減少に伴って、2022年3月12日のダイヤ改正で粟生線の急行が廃止されることになった。


:神戸高速線

有馬線粟生線備考種別






























西
西
































































三田線 方面
粟生線 方面
急行






































































有馬温泉 方面
三田線 方面
粟生線 方面
準急

阪急京都本線・千里線【準急

2007年3月17日のダイヤ改正で、急行や大阪市高速電気軌道堺筋線直通の快速急行に代わって設定された。
1982年11月27日から2001年3月23日にかけて運航されていた準急とは停車駅が異なっており、隔駅停車扱いされることもある。


千里線京都本線備考種別



































西






西




西
西

西


































































1982.11.27 - 2001.03.23
2007.03.17 ~
堺筋線内各駅停車
準急

阪急宝塚本線・箕面線【通勤急行】【通勤準急】【準急

1997年11月16日のダイヤ改正で準急に代わって登場した通勤準急通勤急行は、千鳥停車していた影響で通過駅は3駅に限られていた。
2000年6月4日のダイヤ改正では通勤準急が休止して準急が復活したものの、2003年8月30日のダイヤ改正で再び設定された通勤準急準急の停車駅を踏襲し、準急は停車駅が追加されたため、通過駅が6駅から3駅に減少している。


箕面線宝塚本線方面運転時期種別



















西








































宝塚 方面1997.11.16 - 2000.06.03
2003.08.30 - 2015.03.20
通勤急行
宝塚 方面1997.11.16 - 2000.06.03通勤準急






















箕面 方面1997.11.16 - 2000.06.03
2003.08.30 - 2015.03.20






































宝塚 方面~ 1997.11.15
2000.06.04 - 2003.08.29
2003.08.30 ~
準急












































箕面 方面~ 1997.11.15
2000.06.04 - 2003.08.29
2015.03.21 - 2018.07.06

阪急神戸本線・今津線【急行】【通勤急行】【準急

準急は今津線利用者用の常設優等種別で、急行は神戸線の中距離客向け優等種別として設定されている。
通勤急行急行の派生種別で、同種別から一部が格下げされる形で登場している。


今津線神戸高速線神戸本線種別


































西














急行
通勤急行
準急

山陰本線(京都~福知山)・嵯峨野線快速

2000年9月23日と2002年3月23日のダイヤ改正で停車駅が増加したことで、隔駅停車に近くなっている。


:一部停車
:1994年9月4日に嵯峨から駅名改称
:2000年9月23日に開業
:2019年3月16日に開業













































西

備考
1990.03.10 - 1996.03.15
1996.03.16 - 2000.09.22
2000.09.23 - 2002.03.22
2002.03.23 - 2019.03.15
2019.03.16 ~

京都丹後鉄道宮福線【快速大江山

快速大江山は数種類の停車駅が設定されていて、隔駅停車に近い便も存在する。



































備考
2号・5号・6号・10号
1号
3号・7号・8号・9号
4号

紀勢本線(JR西日本きのくに線)【快速

平日に1往復設定されている線内完結便である。
かつて同区間では天王寺・大阪方面へと直通する列車も多かったが、ワンマン化された現在はこの快速を除いて数本しか残されてない。


:正式駅名は広川ビーチで、1993年3月14日に開業























B




















神戸新交通ポートアイランド線【快速

2006年2月2日のダイヤ改正で設定されたものの、時短効果が2分足らずと乏しく2016年3月28日のダイヤ改正で廃止された。


P01三宮
P02貿易センター
P03ポートターミナル
P04中公園
P05みなとじま(キャンパス前)2011年7月1日に市民病院前から駅名改称
P06市民広場(コンベンションセンター)
P07医療センター(市民病院前)2011年7月1日に先端医療センター前から駅名改称
P08京コンピュータ前(神戸どうぶつ王国)2011年7月1日にポートアイランド南から駅名改称
P09神戸空港


中国・四国地方の路線


山陰本線(鳥取~米子)【快速とっとりライナー

1994年12月3日のダイヤ改正で当初は無名快速よりも速達性の高い定期列車として設定されたが、1997年3月22日のダイヤ改正で鳥取方面の定期快速列車の全てにとっとりライナーの愛称が付与されるようになり、その後は停車駅も増加している。
鳥取~米子の24駅中19駅停車という隔駅停車同然の便も一時期存在していたが、2022年3月12日のダイヤ改正で以下の通りに整理された。


比較対象

































上り列車全日1本
下り列車平日のみ1本
旧ダイヤ最多停車便

山陰本線(米子~益田)【快速アクアライナー

2006年3月18日のダイヤ改正以降は停車駅が増加傾向にあり、隔駅停車に近い便が登場している。
以下は2020年3月14日のダイヤ改正時における設定で、4往復全て載せている。
2022年3月12日のダイヤ改正で、普通に格下げされて全廃された。













西
































西
西


















備考







































































































































上り







































































































































下り

山陽本線(岡山~福山)【快速サンライナー

1989年3月11日のダイヤ改正時に設定されて、2022年3月12日のダイヤ改正で廃止に至っている。
1992年には塗装117系が投入されたものの、早朝運転の2720M列車は113系115系で運用されていた。
2018年3月17日のダイヤ改正で2720M列車は混雑緩和で6両編成化されると同時に中庄・庭瀬・北長瀬が停車駅へ追加されて隔駅停車となったが、2019年3月16日のダイヤ改正で乗車機会拡大のため5710M列車の普通に格下げされて姿を消した。












西







備考
基本停車駅
2720M列車

瀬戸大橋線(宇野線本四備讃線予讃線)【快速マリンライナー】・宇野線【普通】

快速マリンライナーは1988年4月10日のダイヤ改正で、快速備讃ライナーと宇高連絡船に代わって設定されている。
瀬戸大橋線の速達列車として役割を果たし続けているが、1号・2号・10号・70号・72号・73号・75号・77号のように停車駅も多い便も存在した。
また宇高連絡船が運航されていた頃の普通列車には、各駅停車ではなく一部の駅を通過する便も設定されていた。


M 瀬戸大橋線M 瀬戸大橋線種別備考
L 宇野線(宇野みなと線)本四備讃線Y 予讃線




西






































西

普通瀬戸大橋線開業前の通過駅設定便
快速マリンライナー1号
快速マリンライナー2号
快速マリンライナー10号
快速マリンライナー70号・75号
快速マリンライナー72号・73号・77号72号と77号は2022年3月12日のダイヤ改正で廃止

津山線快速ことぶき】

1997年11月29日のダイヤ改正で、特急いなばの設定に伴って廃止された急行砂丘の代替として登場した。
基本停車駅が17駅中7駅で多いとは言えないものの、特別停車が多い1本のみは隔駅停車に該当し得る。

























備考
基本停車駅
最多停車便

伯備線快速

新見・備中高梁~岡山間で、定期運転の快速を設定していた頃もあった。
しかし減便と停車駅の増加を経て隔駅停車化した末、廃止に至っている。


:2005年10月1日に開業

V 伯備線W 山陽本線備考



























伯備線電化前
赤穂線直通
廃止直前

福塩線快速

かつて福山~府中・三次間で2往復設定されていたが、国鉄民営化の数年後に廃止されている。
福山~府中を最短30分で結んでいた頃もあったが、停車駅が追加されて隔駅停車に近くなった時期が存在している。


:八田原ダム建設に伴う経路変更で1989年4月20日を以って廃止

P 芸備線Z 福塩線備考














































昭和末期
廃止直前

徳島線快速

旧国鉄の徳島本線時代に、急行よしの川の一部が格下げされる形で登場した。
徳島線の高速化事業によって特急剣山が設定された、1996年3月16日のダイヤ改正で姿を消している。


:土讃線
:高徳線

徳島線























西













土佐くろしお鉄道阿佐線(ごめん・なはり線)【快速】

GN28球場前~GN21奈半利は各駅停車で、GN31和食~GN28球場前を除いて2駅以上通過する区間は無い。
開業当初は一部停車駅が設定されていたものの、2005年3月10日と2008年3月15日のダイヤ改正で通過駅か終日停車駅に変更されている。
2021年3月13日のダイヤ改正でGN27-1あき総合病院前が基本停車駅に追加されて、高知07:46発の安芸行きはGN33夜須以東で各駅停車するようになった。


:一部停車
:特別停車(高知07:46発の安芸行き)
:2021年3月13日開業

土讃線土佐くろしお鉄道阿佐線備考

























西





















2002年7月1日開業
2005年3月10日ダイヤ改正
2008年3月15日ダイヤ改正
2021年3月13日ダイヤ改正


九州地方の路線


福北ゆたか線(鹿児島本線篠栗線筑豊本線)【快速

2001年10月26日の電化開業時に設定されていた快速は複数の停車パターンを持っていたが、複数のダイヤ改正を経て一旦は統一されている。
停車駅も増加し、2015年3月14日のダイヤ改正で2駅以上通過する区間は無くなった。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による乗降客数減少へ対応した2021年3月13日のダイヤ改正で、日中時間帯に設定された便は博多~篠栗が各駅停車(原町と門松も停車)に変更された。


:鹿児島本線

JC 篠栗線JC 筑豊本線備考













































日中時間帯
上記以外の時間帯

鹿児島本線区間快速

2018年3月17日のダイヤ改正時に誕生した種別で、準快速や一部の快速を置き換える形で登場した。
通過駅が設定されている快速区間は列車によって異なり、同区間が短い便はほぼ隔駅停車同然となっている。
代表例としてデータイムの3例を挙げたが、2022年9月23日のダイヤ改正で廃止。


:正式駅名はスペースワールド



西


































































S
W






西








鹿児島本線快速くまもとライナー

2011年3月12日のダイヤ改正で登場したが、2015年3月14日のダイヤ改正で廃止された。
福岡方面の快速との接続が考慮されていたので、九州新幹線の全線開業で整理された特急を代替する都市間連絡列車の設定が目的だったと思われるが、増発では無く普通からの置き換えで通過駅が減便されてしまったことや、速達性は限定的で追い抜きも実施しないため、存在意義が問われていた。


:2014年3月15日のダイヤ改正で、停車駅に追加


















西




























西








日田彦山線快速

快速日田の廃止6年後に復活した無名快速なのだが、ダイヤ改正を経て各駅停車となる運転区間が増加し、とうとう通過駅は2駅のみとなってしまった。
JR九州有数の赤字路線(※輸送密度は299人と同社内では五番目に少なく、廃線対象として特定地方交通路線に指定される基準値の4000人を大幅に下回る)で、九州北部豪雨で生じた不通区間の鉄道としての復旧を断念しただけに普通と化すのは時間の問題なのかも知れない。


日田彦山線日豊本線設定時期

西




























西


2007.03.18 ~ 2017.03.03
2017.03.04 ~ 2018.07.13
2018.07.14 ~

日豊本線特急きりしま

鹿児島中央(旧:西鹿児島)~宮崎を結ぶ特急で、1995年4月10日のダイヤ改正に伴う同区間の系統再編で登場した。
隔駅停車に該当するのは、81号、82号、101号、102号、の4本で、さわやかライナーとホームライナーから昇格・編入された便である。
特に急がないと揶揄されている。
2021年3月13日のダイヤ改正で101号と102号が運転取り止めになり、102号利用客の救済措置で2号の停車駅に三股、山之口、田野が追加されている。


鹿



鹿

























西

















備考
81号・82号
101号
102号

日南線【快速日南マリーン】

宮崎~南郷・志布志を結ぶ無料優等列車で、大隅線の鹿屋発着だった急行佐多や快速佐多の後継である。
下り列車の隔駅停車化が進行していたが、2021年3月13日のダイヤ改正で通過駅が増加して上り列車と同じ停車駅に変更された。


:日豊本線
:2022年9月23日のダイヤ改正で、上り列車は南宮崎止まりに変更

日南線備考

















































































2002年3月22日
ダイヤ改正





























2008年3月15日
ダイヤ改正





























2017年3月4日
ダイヤ改正
2021年3月13日
ダイヤ改正

指宿枕崎線快速なのはな

1992年7月15日のダイヤ改正でいぶすきから改称される形で登場した。
徐々に停車駅は拡大している。


:一部停車
:2004年3月13日に西鹿児島から改称



宿
























宿

鹿


鹿




備考
2000年3月11日ダイヤ改正
2004年3月13日ダイヤ改正
2005年10月1日ダイヤ改正
2008年3月15日ダイヤ改正
2011年3月12日ダイヤ改正
2014年3月15日ダイヤ改正
2016年3月26日ダイヤ改正

長崎本線大村線佐世保線快速シーサイドライナー】【区間快速シーサイドライナー

2018年3月17日のダイヤ改正における普通減便の影響で、日中の快速が竹松~佐世保間を各駅に停車する区間快速へ変更されている。
長崎本線内を除いて2駅以上通過する区間が無くなり、隔駅停車化している。
2022年9月23日のダイヤ改正で、通勤時間帯の快速も全便が長崎本線内各駅停車に統一されて隔駅停車に近付きつつある。


:2022年9月23日に開業
:特別停車(佐世保09:11発の長崎行き)

種別備考長崎本線大村線佐世保線









西

















綿

















快速通勤時間帯
区間快速日中時間帯

松浦鉄道西九州線【快速

2007年3月18日のダイヤ改正で復活した。
以前に設定されていたJR直通の快速(急行平戸の後継)や平戸エクスプレス及び通勤快速よりも停車駅が多く、2019年3月16日のダイヤ改正で一部が中里にも停車するようになった。


:一部停車
:たびら平戸口~佐々は普通列車として運行
:無名快速時代は通過
:1988年4月1日に改称(江迎⇒江迎鹿町/潜竜⇒潜竜ヶ滝/肥前吉井⇒吉井/肥前神田⇒神田/肥前中里⇒中里)
:1989年3月11日に開業
:1989年3月11日に改称(平戸口⇒たびら平戸口)
:1990年3月10日に開業
:1991年3月16日に開業
:1994年10月3日に開業
:1994年10月3日に改称(大学前⇒大学)
:1999年3月13日に開業
:2007年3月18日に改称(上佐々⇒清峰高校前)







西










鹿

























































比較対象
急行平戸
通勤快速
平戸エクスプレス
快速

西鉄天神大牟田線【急行

急行停車駅はダイヤ改正で増加しつつあるが、特急に次ぐ主力種別であることから基本停車駅が多いという訳では無い。
しかし、T13西鉄二日市T17筑紫発着)やT17筑紫T28花畑・T29試験場前・T39西鉄柳川発着)で普通に種別変更する列車は隔駅停車扱いされることもある。


:2020年代前半に新駅開業予定

西







西
















西














西







西




















西


急行普通
種別変更駅
全区間急行
西鉄二日市
筑紫


隔駅停車が生じる原因と対策

簡単に言うと「主要駅が多すぎる為」。
他社線との乗換駅はもちろん、住宅街、観光地、大学最寄り駅等は急行停車駅になりやすい。
よってそのような駅が多い路線は必然的に隔駅停車になりやすい。
あるいは沿線住民の要望を受けどんどん停車駅を増やしていった結果、二進も三進も行かなくなることも。
また、元々の本数が少ない路線の場合、限られた本数の中で通過列車を設定すると「主要駅にとっての速達性向上の便益 < 小駅にとっての本数が少ない中でさらに列車本数が減る不便」という構図が発生しやすく、「停車駅がどんどん増える and/or 本数がどんどん削られる→最終的に速達種別廃止」というパターンがありがちである。


中にはそもそも速達運転をするための種別ではないもの(京王線快速、小田急線区間準急、合理化のため極端に利用者数の少ない駅を通過する普通列車など)や乗り通しではなく近距離利用客向けの速達列車(近鉄線準急、阪急京都本線準急など)もあるため、隔駅停車だからといって遅いだとかどうこう言うのは若干筋違いなものも存在する。
逆に隔駅停車でも速達性が確保されている路線(つくばエクスプレス線区間快速、東横線/目黒線急行など)はあるが、停車駅が多いと体感し難いため槍玉に挙げられることも多い。


隔駅停車をなくすには停車駅を減らすのが一番手っ取り早いが、一度停車駅に加えたものをもう一度通過駅に戻すことは住民の大規模な反発などが予想されるのでほぼ不可能。
なので停車駅を減らした上位種別を出すのが一般的。


因みに小田急では「化け急(新宿から新百合ヶ丘か相模大野まで急行、その駅から先は各停に種別変更)」なるものが存在する。
京王でも「高幡不動まで急行、高幡不動から各停に種別変更」という列車がある。
名鉄も種別変更が多く、更に特別停車や特別通過を多用することから沿線民以外で停車駅を把握するのは非常に困難である。
新たな列車種別を制定せずに何故列車種別変更という紛らわしい手段を取っているのかは、隔駅停車を作らない為の布石と言われている*3


東海道線の優等種別である快速アクティーは一見するとわずか4駅しか通過しない隔駅停車に見えるが、実際は東京~横浜間で京浜東北線に、横浜~大船間で横須賀線に対して快速運転を行っているため実際の通過駅は15駅と多く、隔駅停車には当てはまらないといえるだろう。
同じ理由で埼京線の快速も4駅通過とかなり少ないように見えるが、実際は湘南新宿ラインと共用している池袋-大崎間で山手線に対して快速運転を行っており、それらも合わせれば合計11駅通過していることになるため、隔駅停車には当てはまらない筈である。
しかし、両方とも利用者から隔駅停車扱いされる機会は多い。


また、地方路線では合理化の一環として、一部の普通列車が乗降客の少ない駅を通過運転したり、それらの列車に「快速」などの種別が付与されたりといったことがあるが、これも速達運転をするための優等種別とは設定目的が全く異なるため「隔駅停車」と糾弾されることはほとんどない。





追記・修正は東横線急行などに乗車しながらお願いします。



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  • 路線自体が上位扱いの東海道線は何か違う気が -- 名無しさん (2013-11-14 00:09:30)
  • 京都から米原方面先の新快速も似た感じになりますけど、何か? -- 名無しさん (2014-06-17 23:54:01)
  • 横浜線快速は追抜線路のない橋本から先と横浜線じゃなくなる東神奈川以降は話が別。隔駅停車には当てはまらないだろ -- 名無しさん (2014-06-18 10:50:57)
  • 東海道線自体が駅間隔広いんだからアクティー程度の通過でも問題ないだろうに -- 名無しさん (2015-01-18 05:04:37)
  • アクティーに関してはコメント欄の方に同意。東京-小田原間で実質的に15駅通過している(普通列車は11駅通過、純然たる「各駅停車」は山手線(東京~品川)・京浜東北線(東京~横浜)と横須賀線・湘南新宿ライン(横浜~戸塚)のため。 -- 名無しさん (2016-05-10 20:47:01)
  • ↑3の通り、主要駅がどうこうよりも設備の問題が大きいよな。待避線がなく緩急接続のみを行う学研都市線~福知山線の快速も、2駅通過と停車を繰り返して大阪市付近の各駅停車を経た後2駅通過に戻ってこれに近い -- 名無しさん (2017-08-19 11:18:34)
  • TX、北千住 -- 名無しさん (2018-04-04 21:58:17)
  • TX区快、北千住~八潮間ノンストップなら停車駅間隔は十分広いのは確かなんだよね。実際乗ってると遅い感じはしない。 -- 名無しさん (2018-04-04 22:00:11)
  • 地方民からすると「ケッ」となる話 -- 名無しさん (2018-05-01 22:28:46)
  • 東海道線快速も・・・ -- 名無しさん (2018-05-24 04:39:00)
  • 図が見やすい、よく作ったなぁ -- 名無しさん (2018-08-23 10:10:05)
  • 大和路線の奈良からやってきて東海道本線で普通になるせいで4駅しか飛ばさない区間準急西明石行きと大阪側の3駅4駅しか飛ばさない阪急神戸線通勤急行・急行はどうよ -- 名無しさん (2018-11-01 02:38:33)
  • 日光線区間急行もここに仲間入りか -- 名無しさん (2020-08-10 06:03:25)
  • 山陽新幹線ひかり:線内完結のひかりは夜間の594号を除き隔駅停車。これは品川開業のあたりから「ひかり」の停車駅が増加傾向だった上に、九州新幹線開業時に速達タイプだった「ひかりレールスター」の大半が「さくら」に置き換えられた残り物だけしか線内完結の「ひかり」として残存しないため。さらに東海道新幹線からの直通「ひかり」に関しても朝方の下り3本を除き「こだま」の代替を担っているため全て線内は各駅停車。 -- 名無しさん (2020-08-19 22:05:35)
  • 東急田園都市線も3駅連続停車やらで急行感が薄い -- 名無しさん (2020-08-24 14:17:11)
  • 高山線の始発/終車とか山陰地区の快速とかはそもそも目的からして速達じゃなくて地方路線の合理化だからここに挙げるのは違うだろ。それを言い出すと北海道の一部駅を通過する普通列車を全部列挙する羽目になる。 -- 名無しさん (2020-12-10 16:55:36)
  • 東京メトロ東西線の快速(ただし途中から快速名義のまま各停)はこれには当てはまらんのかな -- 名無しさん (2021-06-01 08:37:46)
  • エイティシックスの放送 -- 名無しさん (2021-12-14 04:12:28)
  • これ、3分で読めます? -- 名無しさん (2022-05-08 13:09:52)
  • 首都圏外から見ると、新幹線東京で止まるのにわざわざ品川で止まる意味ある?と思ってしまう・・・東京品川で分散しないと降りる人が集中しすぎるかもしれないが -- 名無しさん (2023-07-22 10:56:59)

#comment

*1 ただし、4駅連続停車は末端区間のみなとみらい~元町・中華街間なので、ここまで出すのはさすがに言い過ぎだと思われるが…。
*2 この2駅は京王新線という京王線とは一応別路線の駅であるため、京王線新宿発着列車は全列車が通過する。なお、初台駅に関しては京王新線開通前の1964年に地下化した際に使用されていたホーム跡が残されており、資材置き場、緊急避難路、メンテナンス用の出入り口として使用されている。
*3 小田急と京王は種別が多いため、増やしすぎないためとも言われている

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