登録日:2011/11/26(土) 23:37:42
更新日:2023/12/08 Fri 13:50:09NEW!
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普通 種別 鉄道 電車 列車 普通列車 鈍行 各駅停車とは限らない 普通って言うなぁ!
1.列車種別の一つ。
2.乗車券のみで乗れる列車の事。
この項目では両方について記述する。
▽目次
1.種別としての「普通列車」
快速>普通>各駅停車
各駅停車の上位種。路線によっては各駅停車の代わりとして設定されている。
その事から、各駅停車と混同する人が多いが、「普通」は旅客駅を通過する事があるが、「各駅停車」は文字どおり列車が通る旅客駅全てに停車する。
ただし東急大井町線は各駅停車が緑と青の2種類存在し、末端区間の停車駅が異なる。詳細は該当項目参照。
また、同じ区間に「普通」「各駅停車」の両方が存在するときは、大抵の場合は、同じ区間に2つ以上の路線が敷設されている。
そして、その中で駅が多い路線の各駅に停車する列車が「各駅停車」、駅が少ない路線の各駅に停車する列車は「普通」となる。
一例として、京浜東北線と東海道線は東京〜横浜間で併走しているが、途中の有楽町・浜松町・田町・高輪ゲートウェイ・大井町・大森・蒲田・鶴見・新子安・東神奈川駅は、京浜東北線用の駅のため東海道線の普通が通過する。
ただし、東海道線と横須賀線が並走する横浜〜大船間では両線共に普通列車が走っているが、途中の保土ヶ谷・東戸塚には横須賀線側にしかホームがないため、同じ普通でも東海道線の列車は通過する。
同様に横浜〜戸塚間で横須賀線の線路を走る湘南新宿ラインの普通列車も、両駅に停車する。
同じ路線でも区間によって扱いが違うのは厄介。
※いろいろ並走しているが、東京〜大船間は正式には「東海道本線」である。
中央本線は、中央快速線の各駅に停まる列車を「快速」、中央・総武緩行線の各駅に停まる列車を「各駅停車」と案内しており、「普通」という表現は立川~名古屋間にしか使われない。
※どちらも正式には「中央本線」
また、中央線立川~高尾間では、「各駅停車」と「普通」の2種類のアナウンスを聞くことができる。
これは立川以東からの電車(快速線高尾・大月・河口湖方面)を前者、立川始発の電車(甲府・小淵沢・松本方面)を後者で使い分けている。
どっちも全駅止まるんですけどね…。
かつて常磐線の上野~取手間では、同区間折り返し運転が「快速」、水戸方面直通中距離電車が「普通」となっていた。
しかも、「快速」は上野~北千住間の全ての駅に停車したのに対し、「普通」は途中の三河島と南千住を通過する*1という、言わば逆転現象が起きていた。
さらに東京メトロ千代田線に直通する「各駅停車」との誤乗が多かったため、現在は中距離電車も上野~取手間では「快速」として運転している。
私鉄では、南海本線と高野線が並走している難波~岸里玉出間で、同様の例がある。
この区間の所属は南海本線だが、途中の今宮戎駅と萩ノ茶屋駅には高野線にしかホームがない。
そのため上記2駅を通過する本線が「普通」*2 、停車する高野線が「各駅停車」となっている。
2.分類としての「普通列車」
乗車券のみで乗車できる列車を総称してこう言う。
JR以外の民鉄ではあまり使われない表現である。
JRの各駅停車・普通(種別)・快速系統が含まれる。
普通列車でも一部の快速*3や観光列車では座席指定券を徴収する列車も存在する。
類義語→無料列車
対義語→有料列車・優等列車
余談だが、以前は普通列車に寝台車が連結される事があった。
また、現在でも普通列車に愛称がついてる事がある(普通「妙高」など)。
追記・修正は高津には停車いたしません。青の各駅停車をご利用ください。
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*1 国鉄時代には北千住、柏、天王台も通過していた時期がある*2 停車駅案内も上りの天下茶屋以南は「天下茶屋までの各駅と新今宮」、なんば発の下りは「新今宮・天下茶屋、以遠各駅」と徹底する拘りぶり。
*3 快速マリンライナー、新快速のA-SEAT、快速エアポートなど
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