茄子(アニメ)

ページ名:茄子_アニメ_

登録日:2009/08/10(月) 02:24:13
更新日:2023/08/07 Mon 13:52:47NEW!
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茄子 アニメ 漫画 短編 ova マッドハウス ジブリじゃないよ 自転車 自転車レース 茄子の漬け物 ラストスパートは顔面崩壊 水曜どうでしょう 大泉洋 高坂希太郎



黒田硫黄の漫画「茄子」のうち、ペペ・ベネンヘリが登場するエピソードを短編アニメ化した作品。
2003年に「アンダルシアの夏」が映画公開、2007年に「スーツケースの渡り鳥」がOVAで発売された。


原作:黒田硫黄
脚本・監督:高坂希太郎



【概要】
自転車レーサーをテーマにした原作を自身もサイクリストである高坂がアニメ化した作品。


高坂の数々のジブリ作品で作画監督や原画を務めた経歴や、その関係でキャラデザがジブリ寄りなこと、スポンサー企業がジブリ作品と共通していることなどから、
レンタルビデオ屋ではスタジオジブリコーナーに並べられることも多いが、
制作会社はマッドハウスであり、スタジオジブリと関連はない。


短編なこともあり、血湧き肉踊る系の作品ではないが、緻密なサイクリング描写や人間描写などなかなかに味わい深い作品である。



◆アンダルシアの夏


【あらすじ】
ベルギーのビール会社「パオパオビール」の所有するロードレースチームのアシスト選手であるペペは、
兄とかつての恋人との結婚式が行われている故郷の近くを通るレースに参加していた。
チームメイトのギルモアを勝利させるために他の選手のペースを乱すために独走するペペだが、
2度目の独走では誰も引っ張ることができず、さらにギルモアのリタイアにより自分が優勝しなければならなくなる。



【主な登場人物】


  • ペペ・ベネンヘリ

CV.大泉洋
チーム・パオパオビールの選手。
ぶっきらぼうな性格でありスポンサーのお偉いさんからはあまりよく思われていない。


  • アンヘル・ベネンヘリ

CV.筧利夫
ペペの兄。
ペペと自転車を取り合った仲で、若い頃はアマチュアの大会で成績を残しているが、
兵役中にペペに自転車を完全に取られたことや軍のチームに選抜されなかったことから引退している。


  • カルメン・パスカルドミンゲス

CV.小池栄子
ペペのかつての恋人。
ペペが兵役でいない間にアンヘルと恋仲になっている。


  • エルナンデス

CV.平野稔
アンダルシアの街道沿いの酒場の主人。
故郷を捨てたペペを口では悪く言っているが、内心では気遣っている。



◆スーツケースの渡り鳥


【あらすじ】
日本で行われるレースに参加することになったチーム・パオパオビール。
今期でチームは解散することになり、チームメイトが今後の身の振りようを考える中、
悪天候、尊敬する先輩の死にショックを受けているチームメイトのチョッチ、世界的に有名な選手ザンコーニの参加などでレースは波乱を見せ始める。



【主な登場人物】


  • ペペ・ベネンヘリ

CV.大泉洋
チーム・パオパオビールの選手。
今後の身の振り方には気楽な考え方をしている。
半ケツ。


  • ジャン・ルイージ・チョッチ

CV.山寺宏一
ペペのチームメイト。
尊敬する先輩のマルコが死んだことにナーバスになっている。
実質上もう一人の主人公と言える。


  • マルコ・ロンダニーニ

CV.大塚明夫
かつて世界選手権を制したこともある有名な選手でチョッチとは同郷の仲。
睡眠薬で自殺した件は大ニュースにもなった。


  • ギルモア

CV.佐藤祐四
前作ではペペのチームメイトだったが、今作では移籍しておりラストでチョッチと一騎打ちを繰り広げる。


  • 豊城ひかる

CV.坂本真綾
ジャパン・カップでのチーム・パオパオビールのサポーター。
普段は地元の寺で手伝いをしているらしい。
快活な性格で、ペペの半ケツに顔を赤らめる純情派。
好物は茄子の漬け物。


  • ザンコーニ

CV.佐々木誠二
世界選手権など数々の大会を制した有名選手。
その実力は本物だが、無口で何を考えているかわからない性格。


さて、項目に『水曜どうでしょう』とあるが、別に主役声優を大泉が担当したからといって、どうでしょうは関係ないじゃんと思ったアニヲタ諸兄もいるだろう。
確かに『アンダルシアの夏』ではそうであろう。


しかし、『スーツケースの渡り鳥』では大泉と共に藤村Dと嬉野が声優として参加している。これは監督がどうでしょうのファンであったため実現をした。


  • アメデオ

CV.藤村忠寿
チーム・パオパオビールの監督。
容姿はまんま藤村。


  • メカ

CV.嬉野雅道
正直、どこに出ているか判断がつかない。


そして、あるシーンは完全にどうでしょうを再現している。


ジャパン・カップへ向かう機内にて


CA「あの、お客様、まもなく着陸態勢に入りますのでお下げしてもよろしいですか?」
藤村「うわぁっ、だめだめ!すぐ食う!10秒で食うから!」
CA「は、はい…」
大泉「……」
藤村「俺だって苦しいんだよ」(ウプッ
大泉「食い過ぎなんだよ!だいたい、それ俺たちが脂っぽいから食わなかったやつだろう!」
藤村「ウェイトコントロールは選手の義務。無駄を無くすのが監督の仕事だよ」
大泉「無駄を無くすっちゅーか、無駄に食ってるようにしか見えないんだよ!甘いもんばっか馬鹿みたいに食いやがって!」
藤村「な、なんだよ!」
大泉「蟻かお前は!」
藤村「蟻じゃねぇ、監督だ!」
大泉「蟻!」
藤村「蟻じゃねぇって!」
大泉「娘に靴でも……」以下、画面が変わる。


このやり取りは『水曜どうでしょう』そのものと言える。


エンディングテーマ(両作品同じ)
「自転車ショー歌」
歌:忌野清志郎
※小林旭「自動車ショー歌」の替え歌



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  • 一作目のゴール前の攻防がめっさ興奮する -- 名無しさん (2017-01-10 22:49:30)

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