大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城(名探偵コナン)

ページ名:大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城_名探偵コナン_

登録日:2015/03/14 Sat 12:17:25
更新日:2024/05/08 Wed 17:08:27NEW!
所要時間:約 14 分で読めます



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こら、ひょっとすると
13年前のオレらの推理通り…


まだどっかに眠ってるかもしれんなァ…



ああ…
天下人が残した…


どえらい宝がな…



『大阪ダブルミステリー 浪花剣士と太閤の城』とは、『名探偵コナン』において、江戸川コナン服部平次が解決した事件の名称。
単行本第31巻と第32巻に収録されている。テレビアニメでは第263話として、2002年1月7日に2時間スペシャルとして放送された。



【レギュラー陣】

ご存知主人公。
第1の事件にはほとんど介入していないが、現場に到着してすぐに事件の要点は抑えていた。
第2の事件のエピローグで披露した平蔵のものまねは必見。

ご存知蘭姉ちゃん。
和葉と一緒にレストランにいた時に、新一の事でついのろけていた。

ご存知迷探偵。
平次と一緒にいると必ず事件に巻き込まれる事から、彼に何か憑いているのではと思っている。
その平次が殴られていた時には彼の肩を持ったが、その後平蔵に睨まれて怖気づいてしまった。

ご存知色黒関西弁探偵。今回の実質的な主人公。
今回の剣道大会で、去年沖田にやられた耳の傷の借りを返そうとしたが、事件が発生したため勝負は持ち越しに。
第2の事件では捜査中に平蔵に殴られて邪魔者扱いされるも、それによって「オヤジの鼻をあかしたる!」とますます燃え上がる結果となってしまい……

ご存知関西娘。
用をたしている男性達がいるのにも関わらず、男子トイレに入って個室にいた平次に怒鳴った。
彼女が余計な事を言ってしまったために、平次は試合に参加せずに事件を解決しようと奮起する事になる。
自宅へ帰る車の中で平次関係の冗談をこっそり聞いた時には、それを真に受けて思わず顔を赤らめていた。
事件の事で頭が一杯の平次に対して憎まれ口を叩くところもあるが、第2の事件では彼のために父親の銀司郎をわざわざ現場に呼んでいた。

大阪府警本部長。
13年前に大阪城の内堀で起きた殺人事件を担当し、その証拠品の1つだった焼き物の欠片を見て「ある仮説」を立てていた。
今回起きた大阪城の事件では平次を殴った後で「うっとーしい素人は消え!」と罵るが、そこには彼なりの親心が……?

大阪府警刑事部部長。
平蔵と共に13年前の事件を担当していた。
冗談を言う意外な一面もあるが、娘の事を悪く言う奴はたとえ平次であろうとも許さない。

大阪府警の警部。
第1の事件と第2の事件の初動捜査を連続で担当する。
第2の事件では銀司郎に耳元で、何かの指示を受けていたが……

  • 服部静華

平次のオカン。
和葉と一緒に平次の試合の応援に来ていた。
だが試合が全部終わった後も平次の出番を待ち続ける天然な部分を見せる。

ご存知天才発明家。
出番は一瞬のみ。第2の事件では平次に頼まれ、犯人の関係者をネットで調べる。



以下、ネタバレにご注意ください。



◇第1の事件(剣道大会殺人事件)

浪花中央体育館で開かれている近畿剣道大会で、準々決勝まで勝ち進んだ改方学園剣道部。
その大会に参加していた平次は、試合の合間に何かを言い争う大学生の集団を目撃する。
そのうちの1人・垂見篤史が酔っ払いながら「あの事バラすぞ」と言った事に不信感を抱きながらも平次は試合会場に戻る。
その後、血まみれの垂見が体育倉庫で発見されたという騒ぎが発生し、平次もそこに駆けつけるが彼の姿はどこにもなかった。
替わりにプールの更衣室で垂見の遺体が発見され、殺人事件として捜査が開始された。
平次は招待したコナンが到着するまでに事件を解決しようと試合そっちのけで謎解きに挑むが……



【事件関係者】

※名前はそれぞれ「剣道」の防具に由来。


  • 垂見篤史(たるみ あつし)

CV:井上智之
新内大学剣道部の先鋒。22歳。
内定が出た会社が潰れてしまった事でヤケを起こし、試合会場でも飲んだくれていた。
かつての恋人を取られた事で袴田とは険悪なようで彼が去った後で「ブッ殺したる!」と悪態をついていた。
後に体育倉庫にて血まみれの状態で発見されたが、皆がもう一度駆けつけた時には姿が消えていた。
その後はなぜかプール横の更衣室まで彼の遺体は移動しており、熱いシャワーが掛かった状態で発見された。

  • 面谷峰男(おもたに みねお)

CV:山本尚弘
新内大学剣道部の次鋒。22歳。
怒鳴り声が大きく、飲んだくれになった垂見の胸倉を掴んで「ドアホ!」「時と場合を考えろ!」と怒っていた。
垂見の遺体を発見した時には交番まで行って警官を呼ぼうとしたが、説明が下手だったため後から来た小手川に手伝ってもらいながら状況を説明した。

  • 胴口規之(どうぐち のりゆき)

CV:田中一成
新内大学剣道部の中堅。22歳。
気の強そうな剣道部の面々の中では唯一気弱そうな雰囲気を出している。
袴田とは幼馴染で、何かあった時にはすぐに彼に相談するようにしているらしい。
臆病者で、血をまともに見る事ができない。

  • 小手川峻(こてがわ たかし)

CV:中井和哉
新内大学剣道部の副将。22歳。
救急車を呼ぶために真っ先に現場から離れる。
だが携帯で状況を説明するために一度だけ現場に戻っていた。
その後は面谷と合流するために近くの交番に向かった。
副将で剣道も相当な腕前のようだが、三刀流の使い手ではない。

  • 袴田正通(はかまだ まさみち)

CV:天田益男
新内大学剣道部の主将。22歳。
遺体を最初に発見した時に1人だけアリバイがなかったので平次に疑われるが、犯行方法を証明できないのならこれ以上首を突っ込むなと釘を刺す。
なぜか会場に持ってきていたはずの垂ネームを失くしてしまったようだが……

  • 羽織(はおり)

かつて新内大学剣道部でマネージャーをしていた女子大生。
過去に起きた「とある事件」の影響で、マネージャーを辞めてしまったらしい。

  • 沖田総司(おきた そうし)

京都泉心高校剣道部で平次の剣道のライバル。
「YAIBA」からのゲストキャラクター。

  • 剣道部員

昼休み、体育倉庫のある校舎の前で弁当を食べていた他校の剣道部員。
面を付けているのに人の防具袋を担いでいる怪しい人を目撃した。




【以下、事件の真相】





















心配すんなや!


垂見の死体運ぶ事が
できひんと思われてるオレは…


最初から
疑われへんっちゅう算段や!


  • 小手川峻

この事件の犯人。
新内大学剣道部では去年、練習中に新入部員が死亡するという事故が発生していた。
大学側は事故だと説明したが、本当は新入部員歓迎稽古の最中に主将の袴田が休んでいたために、加減を知らない垂見が思わず新入生をしごきすぎた事が原因らしい(これについては剣道部がこの事実を隠して大学に説明したのか、大学側が事実を故意に隠蔽しようとしたのかは不明)。
その後、垂見は就職するはずだった会社が倒産した腹いせに自分に指図するとこの事実を公表すると他の部員を脅迫するようになる。
垂見の口からその事が就職先に伝わるとまずいと思った小手川は彼の口封じを決意し、この剣道大会で彼を殺害した。


最初に面谷達が発見した血まみれの垂見は睡眠薬入りの酒を飲んで熟睡しており、顔や体を赤い絵の具で塗られていただけでこの時はまだ生きていた。
小手川は面谷に「交番に行け」と指示を出して行かせ、胴口に対しては血が苦手な事や何かあったら袴田を呼ぶという性格を利用し、その場から離れさせた。
こうして人払いした後で垂見を起こし、跳び箱の中にあった人形(防具と袴田の垂れネームを着せたレスキュー人形)を見せる事で、垂見に「酔った勢いで袴田を殺してしまった」と思い込ませた。
気が動転している垂見に「警察が来る前に逃がしてやるから防具を着てプール横の更衣室に隠れていろ」と指示を出し、更衣室に先回りして後からやって来た垂見を殺害した(遺体に熱いシャワーを掛けたのは死亡推定時刻を誤魔化すだけでなく、体に付いた絵の具を落とす為)。
その後は防具を片付け、近くにいた学生から携帯を借りて電話して面谷のいる交番へと向かった。
事件の捜査が開始されると、垂見が倉庫で殺害されたように見せかけるために体育倉庫で偽装工作を行おうとする。だがそこを平次に見つかり犯行がばれてしまった。
その偽装工作とは、人形を片付ける他、垂見がもたれかかっていた跳び箱に垂見の血を塗りつけるというやり方だったが、平次から「跳び箱に飛び散った血を拭いた跡と血を無理矢理つける形で拭いた跡には違いがある」と指摘された。


ちなみに今回使用した日本刀は大会の模範演技で使われていた真剣で、控え室に盗みに入った時にその真剣を“2振り”盗み出す。
そのうちの1振りで事件の真相を知っている平次を殺害しようとしたが、平次のほうが(剣士として)何枚も上手だったため、彼が手にしていた刀の鞘によって成敗されて警察に連行された。
少なくともこの事件で新入部員を殺害した事が公になったと思われる。

  • 垂見篤志

以前剣道の稽古中に新入部員を死なせてしまったが、それを悔やむ様子は全く見せなかった。
しかもそれをネタに他の部員を脅す(これだけでも脅迫罪に相当する)という、かなりの根性曲がりぶりを見せる。
今回は被害者となったがここで殺されなかったら遅かれ早かれ、恨んでいた袴田を殺そうとしただろう……

  • 面谷峰男
  • 胴口規之

小手川の策略によって利用されてしまった二人。
何かあったら袴田に相談する胴口が新入部員の死の真相を話さなかった理由は不明だが、恐らく真相が知られたら就職が出来ないからか、或いは垂見に脅されて言えなかったからだと思われる。

  • 袴田正通

新入部員歓迎の稽古の日に休んでおり、垂見に「あの事をバラす」と言われても、新入部員の死の真相は知らなかった模様。
少なくとも事件後には死の真相を知り、面谷達に「何でその事を黙っていたんだ!?」と激怒した可能性が高い。

  • 服部平次

携帯電話で真剣を受け止めたり、真剣の峰の上に立つといった凄技を見せた。
事件は解決したが、すでに試合は終わっており、平次の代役が沖田に敗北してしまった。



◇第2の事件(大阪城財宝伝説殺人事件)

和葉の案内で大阪城を見学していたコナン達は、そこで「8日間太閤秀吉巡りツアー」の参加者と出会う。
どうやらネットで知り合った秀吉のファン同士が集まって秀吉ゆかりの地を観光してまわっているらしい。
コナン一行はその場を離れたが、和葉が大阪城で財布を落としてしまった事で逆戻りする羽目に。
その時、天守閣付近で爆発音が響き、そこから人が火達磨になりながら落下してくる。
落下したのはツアー参加者の加藤祐司で、平次の持っていた傘を握り締めて息絶える。
加藤の所持品を調べていると、内側に金がこびりついた焼き物の欠片と巻物が見つかり、後にそれはかつて黄金王と謳われた秀吉の旗印「千成り瓢箪」に関係するものだと判明する。
この事からコナンと平次は、この件を秀吉の財宝絡みの殺人だと推理したが……



【事件関係者】
※名前はそれぞれ「賤ヶ岳の七本槍」の武将に由来。


  • 糟屋有弘(かすや ありひろ)

CV:石森達幸
ツアー参加者。64歳。
ツアーの余興では「家康役」になっており、脇坂をもてなしていた。
秀吉を心の師と慕っており、和葉に大阪城の事について詳しく説明した。
秀吉の財宝の件が発覚した時に、誰かと連絡をとっていたようだが……
ちなみに登場時に秀吉が天守閣を築城した年を1599年と言っていたが、すでに秀吉は亡くなっている年であるため誤りである。
名前の由来は「糟屋武則」。

  • 福島俊彰(ふくしま としあき)

CV:内田直哉
ツアー参加者。32歳。
ツアーの余興では「光秀役」になっており、糟屋と一緒に脇坂をもてなす。だが光秀役の人は3分間だけ好きな時に信長役になってもてなされる立場になれるらしい。
秀吉の財宝の件が発覚した時には瞳を輝かせながら笑顔を浮かべていた。
名前の由来は「福島正則」。

  • 片桐真帆(かたぎり まほ)

CV:水原リン
ツアー参加者。39歳。
ツアーの余興では「ねね役」になっており、他のツアーメンバーをただ傍観していた。所謂ハズレ役。
秀吉の財宝の件が発覚した時は意味深に微笑んだが、後に自らの服に火をつけて極楽橋から堀へ転落する。
その時に橋ゲタの石に後頭部をぶつけて死亡したため、自殺だと断定されたが……
名前の由来は「片桐且元」。

  • 脇坂重彦(わきさか しげひこ)

CV:島田敏
ツアー参加者。35歳。
ツアーの余興では「信長役」になって皆からもてなされていたが、「腰が低い信長だな」とコナンに突っ込まれていた。
ちなみに信長役の人は、秀吉役と家康役の夕食代を出さないといけないらしい。
秀吉の財宝の件が発覚した時には、懐から焼き物の欠片を取り出してじっと見つめていた。
名前の由来は「脇坂安治」。

  • 加藤祐司(かとう ゆうじ)

CV:川津泰彦
ツアー参加者。36歳。
ツアーの余興では「秀吉役」になっていたが大阪城に来た時に行方をくらまし、トイレの中で巻物を見ながら高笑いをしていた。
後に天守閣から火達磨になりながら落下して死亡。死の間際に傘を掴んで何かを伝えようとしていた。
名前の由来は「加藤嘉明」。

  • 平野(ひらの)

太閤秀吉巡りツアーの発案者の男性。
「伝説の黄金王」という名のサイトを立ち上げており、今回のツアー仲間はそのサイトで知り合った。
彼の一声で今回のツアーが企画され、ツアーの余興を考えたのも彼である。
急用ができたらしく、今回のツアーには参加していない。
加藤と片桐は昔からの知り合いのようだが……
名前の由来は「平野長泰」。



【以下、事件の真相】




















ああ…
そうだよ…


平野さんも加藤さんも片桐さんも
僕が殺したんだ…


秀吉をこよなく愛して殺された
正清じいちゃんを弔うために…


  • 脇坂重彦

この事件の犯人。
彼の祖父・正清(まさきよ)は過去に秀吉の財宝を探していたが、その過程で財宝の事が書き記された巻物「龍の巻」を発見する。
宝探しを中断してその巻物を国に寄贈しようとしたが、その事で宝探しを一緒にしていた仲間と反発する事になる。
13年前にその仲間を説得するべく大阪へ向かうが、以降は音信不通となる。
その後大阪城の外堀で焼死体が見つかり、その遺体が焼き物の欠片を所持していたと知ると、その遺体が仲間に殺された正清だと確信する。
そして正清の敵を討つためにかつての彼の仲間だった人物を探し出し、最初に平野を焼死させた後で残りの仲間をツアー中に殺害していった。


加藤の時は「天守閣の瓦に巻き物がある」と嘘を教え、彼を天守閣に行かせた。
加藤は人目を避けて夜に天守閣の屋根に上ったが、暗くてどの瓦かわからず、ライターの火の明かりを頼りに探していた。
その時、屋根に置かれた懐中電灯を見つけスイッチを入れたが、実はその懐中電灯は脇坂が用意していた罠で、スイッチを入れると爆発し、火が点くように改造されていた。その火が加藤の着ていた燃えやすいフリース(これも脇坂が渡した物)に燃え移り、加藤は焼死してしまった。
片桐の時は天守閣で解散してから片桐を極楽橋に呼び出し、大きめの石で撲殺。
彼女の遺体を川に落とし、背中に灯油をかけた。脇坂自身はドライスーツと片桐が着ていたのと同じコートを着用し、極楽橋を通ろうとしている人の前で自分に火をつけ、もがくフリをしながら火のついたライターを片桐の遺体に投げた。川に飛び込み、人に見られないよう川岸まで泳ぎ、ドライスーツとコートを茂みに隠して極楽橋に戻った。
被害者たちのコートやフリースは「待ち合わせの目印」という名目で脇坂が用意し、着させたもの。
死亡推定時刻がずれないよう、電話で呼び寄せた福島を証人とする予定だったが、彼よりも先に来た蘭達を証人にした。
しかし、片桐の返り血がドライスーツのファスナーと信長役のバッジに付き、抱きかかえた時に片桐のコートにその跡が付着してしまい、動かぬ証拠となった(バッジやドライスーツを調べればルミノール反応が出る)。


加藤と片桐を自殺に見せかけて殺害した後は、廃倉庫に呼び出した糟屋を騙して加藤の時と同様の手口で殺害しようとするが、寸前で平次に邪魔され未遂に終わる。
平次に謎を解かれている間は反論せずにずっとうつむき、動機を語っていた時に「まさかそのうちの1人が顔を変えていたとは思わなかった」と言っていたが、その整形した人物とは……?
なお、祖父・正清の名前の由来は「加藤清正」から。

  • 加藤祐司
  • 片桐真帆
  • 平野

秀吉の宝に目がくらんで13年前に正清を殺害していた被害者達。
かなり外道な連中なのだが、後にある人物の更なる大罪が発覚するため、どこか印象が薄い。
ちなみに加藤が握り締めた「傘」は信長の馬印「金の唐傘」を示しており、余興で信長役をやっていた脇坂が犯人だというダイイング・メッセージになっていた。

  • 糟屋有弘

13年前に正清を殺害した連中の1人で殺害後に整形して顔を変えていた。
なぜ顔を変えたかというと、13年前に宝を手にできなかった穴埋めに5件も強盗殺人を行っていたため(ちなみに糟屋の正体は被害者がとっさに入れた留守電に録音されていた声と、電話を切った際に付着した掌紋が証拠となって警察にはバレていた)。
平次達に正体を明かした後は電話で呼んだ手下と一緒に彼と脇坂を始末し、脇坂の自宅を家捜しして「虎の巻」を見つけ出す算段だった。
平次と脇坂に懐中電灯のスイッチを入れて自殺しろと迫るが、そこに平蔵が乱入。彼や銀司郎が率いた機動隊にいつの間にか取り囲まれていた事に気づくも、多勢に無勢だったため、平蔵の号令で突撃した機動隊によってあっという間に手下と一緒に取り押さえられた。


護送車の中で脇坂に「秀吉の財宝を独り占めできてあんたの親兄弟はさぞ気分がいい事じゃろ」と皮肉を言ったが、彼から予想外の答えが返ってくる。
実は虎の巻は宝のありかを示す地図なんかではなく、梶助という盗賊が千成り瓢箪を盗んだ時に洒落を利かせて書いたただの置手紙だった。
その事実を正清は宝探しに目が眩んでいた仲間に打ち明ける事が出来なかったようだという事を知ると、宝探しに莫大な資金をつぎ込み犯罪者に成り果ててしまった糟屋は落胆の表情を見せていた。

  • 福島俊彰

第2の事件の目撃者になりかけた人。
脇坂がトリックのために極楽橋に呼んでいたのだが、その前に和葉達が橋に来たので彼女達を目撃者に選んだ模様。
その後は事件の事は何も知らないと主張したが、その時に「焼身自殺」と口走ったため、目撃者にされかけた人物だとコナンと平次に見抜かれた。
今回の登場人物の中では唯一13年前の事件には何の関わりもなく、第2の事件で脇坂に利用されかけたかわいそうな人。
彼以外のツアーメンバーは全員死亡or逮捕されてしまった上、今回の事件で「連続殺人犯がいるやばいサイト」という事実が明るみに出ることは免れず、残念ながら秀吉好きが集まるツアーは今回を最後に後味の悪い形で幕を閉じることになったと思われる。



神妙にして、縛に就けや!


  • 服部平蔵

実はというかやっぱりというか、事件の事を自殺だと言いつつも真相を(平次より先に)全部見抜いていて、犯人の脇坂に尾行の刑事をつけて見張っていた。
平次にあえて厳しく当たったのは、彼を囮に使って糟屋一味を一網打尽にするため。
冷静さを失った平次なら丁度いい目くらましになると思って涙を飲んで(?)そうしたらしい。
勿論危なくなった時にはいつでも助けに入れるように機動隊を配備しており、平次と一緒にいたコナンは大捕り物になる前に大滝に保護させていた。


その話を聞かされた平次は怒りに震え……


あのキツネ目クソ親父…


今度そんな真似しよったら
耳の穴に指突っ込んで
奥歯カタカタ言わせたんぞ!!


……と闘志を燃やしていた(笑)。


同じ頃、平蔵は息子を囮にした罰として、静華から痛~いお仕置き(耳掃除中にグリグリ)を受けていた。





追記・修正は冷静さを欠かないようにお願いします。



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  • コメントが長くなったのでリセットしました -- 名無しさん (2017-12-16 12:50:20)
  • とっとと虎の巻見せてれば殺されることなかったんじゃないの、と思ったが虎の巻見つけるの遅くてもう他の奴らが大金投じた後だったのかもしれない。少なくとも糖屋は真実知ったらキレて殺しそうだし -- 名無しさん (2018-03-08 08:58:57)
  • コナンの年代設定が作中で明示されている回の一つ。もちろん他の回でも通用するわけではないけど -- 名無しさん (2021-05-09 10:19:16)
  • 剣道の事件は真相が明らかになった後袴田さんは他のメンバーと縁切っただろうなぁ。自他共に厳しいタイプだし自分に嘘をついていたのは許せんだろうな -- 名無しさん (2021-10-16 20:20:01)
  • 平次は最初の事件で事件の事を和葉に口止めしてたけど「工藤に言うな」と言ってるもんだから全然口止めになってない -- 名無しさん (2023-01-24 12:41:32)

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