揺れる警視庁 1200万人の人質(名探偵コナン)

ページ名:揺れる警視庁 1200万人の人質_名探偵コナン_

登録日:2014/12/17 Wed 08:12:38
更新日:2026/05/25 Mon 11:15:43NEW!
所要時間:約 20 分で読めます



タグ一覧
名探偵コナン 名探偵コナンエピソード項目 高木渉 高木刑事 佐藤美和子 松田陣平 爆弾 米花町 東都タワー 東京タワー 帝丹高校 警察 警視庁 爆発物処理班 エレベーター 円卓の騎士 メジャーリーガー 暗号 恋愛 tvsp 地図記号 メール 本庁の刑事恋物語 神回 外道な犯人 前日譚 新キャラ登場回 逆恨み ひどい動機 揺れる警視庁 1200万人の人質 思い出メール 全国模試 11月7日 水銀レバー 1月6日 ハロウィンの花嫁 悪意と聖者の行進 萩原研二



恐らく警視庁に対する復讐だ…


この東京に住む1200万人もの人間を…
人質に取ってのな…



『揺れる警視庁 1200万人の人質』とは、『名探偵コナン』において、江戸川コナンが解決した事件のうちの1件。
単行本第36巻と第37巻に収録されており、テレビアニメでの本放送は第304話として2003年1月6日に2時間スペシャルの形で放映された。その後、2004年10月4日に『名探偵コナン秋の本格ミステリー2時間スペシャル』として再放送*1され、2022年3月19日から4月9日には、4回に分割された上でデジタルリマスター版(R122話・R123話・R124話・R125話)として再放送された。


『本庁の刑事恋物語』関連の話にして、『悪意と聖者の行進』に続く話ともなっている*2。アニメ版では7年前の事件の詳細等のオリジナルシーンが多数追加されており、劇場版にも引けを取らないようなスケールの大きなエピソードとなっている。ファンからの人気も高く、2011年に発売された「ファン投票セレクション」では第1位を獲得した。


なお、この回に限り、初回を除くエピソードで唯一オープニングのナレーションとお馴染みのタイトルコールが無いまま番組が始まる異例の回となり、タイトルロゴは番組冒頭に、オープニングテーマはアバンタイトルからなだれ込む形で曲が始まり、映像もタイトルロゴが出た後から切り替わっている。また、とあるシーンで2度ほど劇場版『世紀末の魔術師』のクライマックスで使われた劇伴*3が用いられている。


今回の件で高木と佐藤の仲が急接近。また、彼女に影響を与えた松田陣平が初登場した回でもある。その他、劇場版第25弾『ハロウィンの花嫁』の公開後は、同作の壮大な前日譚という位置付けになったとも言える。



以下、ネタバレ注意。



【あらすじ】
11月7日*4、佐藤は少年探偵団と2週間前に起きた郵便局強盗の実況検分を行っていた。実は、この日は彼女にとって特別な日でもあった。


3年前、爆発物処理班から強行犯係に松田陣平という男が配属になる。彼は7年前に同僚の萩原研二をとある事件で亡くして以来、ずっとその犯人を追いかけていたが、3年前の同日にその犯人が仕掛けた爆弾の解体中に殉職。身を挺して多くの人々を救った松田の事を、佐藤は忘れられないでいたのだ……。


日が暮れてきた頃、佐藤と少年探偵団は白鳥と高木に遭遇。彼らは「レストランに爆弾を仕掛けた」という予告電話があった為店内を調べていたそうだが、特に変わったものは発見できなかったらしい。電話はガセネタだったと判断し、白鳥は車でその場を離れようとするが、その途端、彼の車が大爆発を起こす。


何とか脱出した白鳥だったが、爆発の影響で重傷を負ってしまう。重傷を負いながらも白鳥は車に残されていた犯行声明文を佐藤に託す。その声明文は3年前の爆破事件の時のそれと酷似していた。3年前の犯人だと確信した佐藤は松田の敵を取るべく犯行声明文の暗号解読に取り掛かるが、一緒に捜査していた高木の背後に「死神」の影を見てしまう……!



【事件関係者】

CV:神奈延年
かつて警視庁捜査一課に配属されていた刑事。3年前に警備部機動隊爆発物処理班から異動してきた。
階級は巡査部長。粗暴な性格で、同じ一課の刑事達からは疎まれていた。手先が器用でメールを打つのが早い。7年前に同じ爆発物処理班にいた萩原が爆弾解体中に殉職する。その犯人を追う為に爆弾事件担当の特殊犯係に転属を希望していたが、頭を冷やす為に一旦強行犯係に配属される事に。しかし、3年前の同日に爆弾犯から犯行声明文が届き、その犯行を阻止する為に1人爆弾が仕掛けられた観覧車に乗り込む。爆弾の構造自体は簡単ですぐに解体できたが、次の爆弾の在処を示すヒントを手に入れる為にそのまま待機する。ヒントを手に入れその答えにも気づいた後は携帯電話のメールで佐藤にそれを託した直後、爆発に巻き込まれて殉職する。強行犯係にはたった7日間しかいなかったが、その存在は佐藤の心に深く刻み込まれた。松田のほうも少なからず佐藤を異性として意識していたようである。爆弾犯からの暗号をすぐさま解いてしまうほど頭脳明晰な刑事でもあった。ちなみに彼を演じた神奈延年は『キャラクタービジュアルブック』の中で彼の事を「当時の僕が演じるには少し早いくらいの素敵な大人だった」と評している。後の劇場版『純黒の悪夢』では台詞こそ無いものの安室透(降谷零)との関わりが一瞬だけだが回想シーンで描かれており、その後『ハロウィンの花嫁』でセリフ付きの登場を果たす。さらに、スピンオフ『ゼロの日常』の安室の回想にも描かれている。


名前の由来は、俳優の「松田優作」と『太陽にほえろ!』で彼が演じた柴田純刑事のニックネーム「ジーパン刑事」から。


CV:三木眞一郎
元警視庁警備部機動隊の爆発物処理班。松田の幼なじみにして同僚で親友だった。階級は不明。7年前の爆弾事件の時に松田と2人で2つの爆弾解体を担当するが、萩原の方は間に合わなかった。爆弾のタイマーは10億円を手に入れた犯人によって止められたが、下記の理由でタイマーが再起動。結果、爆発から逃げきれず殉職する。原作では台詞の中で苗字のみの登場だったが、アニメ版では容姿と下の名前が設定された。
それに加えて彼の人物像や7年前の事件の概要なども掘り下げられている。原作で萩原が初登場を果たしたのは、それから約15年後の『キッドvs高明 狙われた唇』で、容姿が設定されていたアニメからの逆輸入の形となった。


名前の由来は、本作のテーマ曲担当の大野克夫氏の後輩で、ドラマ『太陽にほえろ!』の初代殉職刑事を演じた萩原健一氏、及び『太陽にほえろ!』にゲスト出演し大野・萩原両氏とも縁が深い沢田研二氏と思われる。


  • 眼鏡の男

CV:中田譲治
面長で眼鏡をかけた長髪の男。一連の爆弾事件の犯人。7年前の爆弾事件では主犯だった。7年前は10億円目的で都内の2つの高級マンションに爆弾を仕掛ける。目論み通り10億円をせしめた後は、解体できなかったほうの爆弾のタイマーを止める。だがその後、タイマーを止められなかったと勘違いして車を降りた仲間が、警察の追跡から逃れようとして事故死する。その事で「警察が仲間を騙して罠にかけた」と逆恨みして、爆弾のタイマーを再起動させてマンションを爆破。萩原を含む爆発物処理班数名の命を奪った。その後は事故死した仲間の復讐の為に3年毎に警察官を狙った爆弾事件を起こすようになる。原作では解決編まではいつもの黒い犯人の姿だったが、アニメ版では最初から容姿が判明している。


  • 帽子の男

CV:佐藤正治
帽子を被った無精ひげの男で眼鏡の男の仲間。眼鏡の男と一緒に住んでいた。7年前の爆弾事件の時にラジオで流れた、事件を振り返る録音の部分だけを聞き「爆弾は止まらなかった」と勘違いする。良心が残っていた彼は爆弾の止め方を教えようと車を降りたが、その後で警察に追われ、逃走中に車道へ飛び出し、トラックに撥ねられ死亡した。眼鏡の男とは違い気弱な印象の人物だったので、もしかしたら眼鏡の男にそそのかされて協力していただけなのかもしれない。


【レギュラー陣】

ご存知主人公。
爆発物処理班顔負けの爆弾解体技術を披露(やっぱりハワイで親父に習った?)
もう一つの爆弾の在処を推測した時にある不安がよぎる。新一としては変声機を用いたアバンタイトルでの蘭との電話や、エレベーターのシーンの一部でイメージとして出てくるのみで、後述のセリフの「あの世でね…」はコナンの声と重ね合わせている。


ご存知高木君。今回のもう1人の主人公。
佐藤を危ない目に遭わせない為に、コナンと共に東都タワーに仕掛けられた爆弾解体に挑む。二人でエレベーター内に閉じ込められてしまうも、子供らしからぬ明晰さと冷静さで爆弾と向かい合うコナンに対し禁断の質問を投げかける。


君はいったい…
何者なんだい?


ああ…
知りたいのなら教えてあげるよ…


あの世でね…


ご存知一課のアイドル。今回の実質的なヒロイン。
3年前は松田の教育係だった。松田から最後に貰ったメールは今でも携帯電話に大事に残している。前日譚の『悪意と聖者の行進』で高木が偶然松田に似た変装をしたのを見て以来、二人を重ねて見てしまうようになっており、だがそのせいで高木の後ろに「死神」の影をも見るようになる。これ以上「大切な人」を失いたくないという思いで、高木に待機するよう命じるが……?


ご存知蘭姉ちゃん。
8日の日曜日に全国模試を受ける為に帝丹高校に登校していた。その試験中になぜか新一の影がちらつき……。


ご存知迷探偵。
東都タワーの爆弾をコナンが解体したと知り、口からコーヒーを盛大に吹き出した。無理もない。


ご存知哀ちゃん。
犯人の人物像を「爆弾というおもちゃを持ったずる賢いイタズラ坊主」と分析した。爆弾の在処を南杯戸駅と推理するが、駅で発見された爆弾はダミーだった。


ご存知天才発明家。
探偵団に無茶を言われたり、彼らの保護者に電話で連絡を入れたりと気苦労が絶えない。


ご存知純真小学生。
佐藤と高木は近々結婚するものだと思っていた。
コナンという存在がもう目の前からいなくなるのではと思い、涙を流す。デジタルリマスター版での番組表のキャスト欄では「吉田歩」と表記されていた。


ご存知探偵団団長。
赤いものと聞いて食べ物ばかり思い浮かべるなど相変わらずの食いしん坊であり、アニメ版ではさらに拍車がかかっていた。コナンの事は未だに子分だと思っている。


ご存知天才小学生。
赤いものと聞いて東都タワーを連想し、コナン達をアシストした。


ご存知蘭の親友。
アニメ版では京極の写真をお守りに全国模試に望む。だが数学の試験はダメダメだったようである……。


ご存知捜査一課の管理官。本庁の集中司令室で都内の警察官に指令を下す。


ご存知警部殿。
松本の元で捜査員から事件の報告を受けていた。
ラストで空気の読めない行動をとった為、全国の読者から突っ込まれる事に。不憫。


ご存知御曹司警部。
自分の車に仕掛けられた爆弾の爆発に巻き込まれ、重傷を負ってしまう。車に残されていた声明文を佐藤に託した後は病院に運ばれ、緊急手術を受ける。


ご存知千葉君。
探偵団を連れて東都タワーを離れようとした時に、元太から乱暴な扱いを受ける。こちらも不憫。


ご存知佐藤の親友。
少年探偵団に佐藤と松田の関係を、感情を込めながら教えた。高木に対してはシリアスに、佐藤を危ない目に遭わせないように頼み込む。彼女も高木に対し、松田と同じ匂いを感じ取っているらしい。



【その他】

  • 朱美

CV:かないみか
母親と共に東都タワーにいたところに爆弾事件に巻き込まれ、エレベーターに1人閉じ込められていた少女。コナンと高木の手によって何とか助け出された。母親に買ってもらったクマのぬいぐるみに「ジャムちゃん」と名づけて大事にしている。


  • 機動隊員

CV:中村大樹
爆発物処理班。
東都タワーの下で図面を見ながら高木に指示を出し、爆弾の解体を彼らに託した。


  • 職員

CV:鳥海勝美
帝丹高校の教諭。恐らく蘭達の担任。
蘭達が受けている全国模試の監督をしながら、携帯ラジオで爆弾事件の行く末を固唾を呑みながら聞いていた。当初はモブキャラ扱いだったが、その後も何度か登場するようになる(だが2021年現在も未だに本名は不明)。



【暗号文】
犯人が警視庁に送り付けた爆弾のありかを示す暗号文。

  • 3年前の暗号文

─我は円卓の騎士なり
愚かで狡猾な警官諸君に告ぐ
本日正午と14時に我が戦友の首を弔う面白い花火を打ち上げる
止めたくば我が元へ来い
72番目の席を空けて待っている


この暗号文から松田は円卓=円盤状で72席ある場所として、杯戸ショッピングモール屋上の観覧車と断定。
しかし、予告時間の30分ほど前に突如観覧車の制御盤が爆破され観覧車が止まらなくなってしまう。乗客が全員降りたのを見計らって松田が乗り込み解体を進めるが、ちょうど真上へ差し掛かったタイミングで二度目の爆発が起き観覧車は停止、さらに爆弾の水銀レバーが作動してしまう。進むも引くもできなくなった松田は、「戦友の首」と「円卓の騎士」が中世ヨーロッパの十字の仮面を示していることから、もう一つの爆弾のありかが病院に絞られていることを電話で佐藤に告げると、最後のヒントから米花中央病院と突き止めメールで伝えた。


  • 今回の暗号文

─俺は剛球豪打のメジャーリーガー
さぁ延長戦の始まりだ
試合開始の合図は明日正午
終了は午後3時
出来のいいストッパーを用意しても無駄だ
最後は俺が逆転する
試合を中止したくば俺の元へ来い
血塗られたマウンドに貴様ら警察が登るのを鋼のバッターボックスで待っている


当初警察はコナンたちの推理から延長戦=延長線及びストッパー=踏切の遮断機と置き換え、3年前に爆弾が仕掛けられた杯戸ショッピングモールと米花中央病院が面した通りが交差する南杯戸駅、血塗られたマウンド=赤い車体の上り列車だと判断し捜査を進める。だが、車内から見つかるのはニセモノばかり、念のため都内の野球場も探したがなにも見つからなかった……。



【以下、事件の真相……さらなるネタバレに注意】





















ま、待て…!お、俺じゃないんだ…


ほら、よくあるだろ?
頭の中で子供の声がしたんだよ…
け、警察を殺せって…


いや、誰でもいいから殺せって…
そ、そうさ…だから、俺のせいじゃ…



  • 眼鏡の男

今回は東都タワーのエレベーターに1つ目の爆弾を仕掛けていた。3年前の事件と同様に警察官をエレベーターに閉じ込め、爆破させる数秒前に2つ目の爆弾の在処を示すヒントを流すよう仕掛ける。そうする事で閉じ込めた警察官に「自分の命」と「その他大勢の命」という悪魔のような2択を迫り、それを天秤にかけさせようとする。3年前にその状況に陥った松田の場合は「その他大勢の命」を選択した為、自らの命を落とす結果となってしまった。今回の高木の場合はとある少年も一緒に閉じ込められてしまっていたが、犯人にとっては好都合な状況でもあった。爆発してしまったら警察は少年を守れなかった事になり、爆発前に爆弾を止めたら他に大勢の死傷者が出てしまう。それをマスコミに公表する事で警察の信用を完全に失墜させようとした。その後高木は後者を選び、爆弾をヒントが完全に出るまでに停止させた事で、犯人の思惑通り事が進むようになった。……かのように見えたが、高木と一緒にいたという少年がコナンだった為、そううまくいくわけがなかった。


暗号が解けなかったものと思い込み、2つ目の爆弾を仕掛けた帝丹高校がよく見える歩道橋から双眼鏡で様子を見ていた。だが時間になっても一向に爆発しない爆弾を遠隔操作で爆破しようとするも、既に当の爆弾は処理班によって解体されており、気づいた頃には目暮率いる捜査員に取り囲まれていた。慌てて歩道橋から飛び降り逃走を試みるも、追ってきた佐藤に路地裏に追い込まれる。佐藤に拳銃を向けられた彼は、パニくったのか「仲間の敵討ち」という(逆恨みだが)筋の通った動機があったにも関わらず、「頭の中で子供の声がして警察を殺せと命令された」などと、でたらめな言い訳をペラペラ話してしまう。こんな言い訳をされたら佐藤でなくとも「こんな奴に(松田は)……」と思ってしまうだろう。その言葉で激昂し、我を忘れた彼女に危うく射殺されそうになるが、間一髪で飛び込んできた高木の活躍によって銃弾は外れ事なきを得る。その後は放心してしまい、そのまま身柄を拘束された。


上記にもあるとおり、「頭の中で子供の声がした」などと訳の分からない言い訳をしてしまった今回の犯人だったが、どこか影が薄く話題に挙がる事は少ない。個人名が最後まで不明なのも起因しているかもしれない。後に登場する同情できない動機の「俺がウルフェイスになりたかったんだ!」や「ただ自分の病院を建てたかっただけだったのに」とは違い、先の描写で「仲間を陥れた警察への復讐」という動機が描かれていたため、最後の悪あがき程度の言い訳として認識されているからだろう。とはいえ、今回の犯行は罪の無い市民を無差別に巻き込むものであり、さらには灰原が推理したように警察の反応を見てどこか楽しんでいるなど、そのやり口は復讐を通り越した悪辣な愉快犯そのものである。死亡した男との仲間意識は強かったようだが、正直同情の余地は微塵もない*5


なお、暗号文の答えだが、一つ目の爆弾は血塗られた(赤)登る鋼(鉄)のバッターボックス(箱)で東都タワーのエレベーター内。
二つ目は一つ目のありかを示す文と爆破予告時間を除き、

  • 「メジャーリーガー」というのは、英語に直せというキーワード
  • 「出来のいいストッパー」は防御率がいい投手のこと
  • 「延長戦」は英語でエクストラ(EXTRA)イニングゲーム
  • 「防御率」は略してERA、EXTRAから「無駄」なERAを取るとXT
  • XTを縦に書いて「最後に逆転」すると「文」という漢字になる
  • 「文」は学校を示す地図記号

さらに1つ目の爆弾の液晶パネルにヒントとして流れてきた「E・V・I・T」は、探偵の英語表記「DETECTIVE」のつづりを逆にして流れた文字の一部であり、すなわち「偵探→ていたん→帝丹」となる。
帝丹という名の学校は小中高とあるが、当日が日曜日の中で全国模試を行っていた帝丹高校に特定するに至った。また、野球場にニセモノを置かなかったのは野球グラウンドを持つ高校から目をそらさせたかったからと思われる。


なお、のちにこの眼鏡の男は、劇場版『ハロウィンの花嫁』にも登場するが、因果応報の結末を迎える事になる……。


  • 高木渉
  • 佐藤美和子

犯人から上述した酷い言い訳を聞いた佐藤は我を忘れ、感情に任せて彼に拳銃を発砲する。だがそこに飛び込んできた高木によって狙いは外れ、犯人を射殺せずに済んだ。それでもまだ怒りが治まらなかった佐藤だったが、高木の平手打ちと言葉によって我に還る。そして高木に「松田刑事に怒られますよ……」と言われ、「忘れさせてよ~!」と高木の胸の中で泣く佐藤。しかし、高木の


それが大切な思い出なら
忘れちゃダメです…


人は死んだら、
人の思い出の中でしか
生きられないんですから…


……という言葉を受け、今まで松田の事を忘れようとしていた自分が間違っていたという事に気づかされる事に。しかもその台詞は、かつて松田が佐藤に言った台詞にとてもよく似ていた。自分の中で松田以上に大きな存在となっていた高木に、佐藤は口付けを交わそうとする。


だがそこに空気を読ま……もとい、銃声を聞いて駆けつけた目暮が割って入ってきた為、口付けは未遂に終わる。それでも高木の言葉により松田への思いを断ち切った佐藤は、これを機に新たな恋への一歩を踏み出せたようである。


  • 白鳥任三郎

急性硬膜下血腫の重傷を負い、手術は成功したものの意識はなかなか戻らなかったが、その後は順調に回復して無事に職場復帰を果たす。後に『本庁の刑事恋物語5』で再登場し、捜査員を引き連れて元気に高木の邪魔を……あれれ~?


  • 江戸川コナン

高木を死なせる訳にはいかなかったので、元々ヒントの途中で分かったらすぐにコードを切って爆弾を止めようと考えていた。結果、見えたのは「EVIT……」までだった。だが犯人の仕掛けた場所が学校だと見当がついていたうえに、その場所が蘭のいる帝丹高校でなければいいと心の中でずっと思っていた為、それが「ディテクティブ」の逆の綴りだと瞬時に解明する事ができた。
帝丹高校以外の場所だったらどうなっていたかは永遠の謎。



【余談】
再放送時には放送終了後に視聴者応募型のクイズが出され、本作のクイズの内容は「犯人が2つ目の爆弾を仕掛けた場所はどこ?」と言うもの。だが選択肢はA.帝丹高校、B.トロピカルアイランドで、劇中で一度も出てこない場所が入っているという簡単とみなす以前の難易度となっている。それでも前回のクイズよりかはマシかもしれないが。


通常放送でのエンディングでのキャスト紹介は、台詞があったキャラだけが表記されているが、本作のデジタルリマスター版が放送された時はⅠからⅣに分けて放送され、一部の回で台詞が無かったキャラも表記されている。また、エンディングでのキャスト紹介時では目暮、高木、佐藤、千葉、白鳥の5人はフルネーム表記ではなく、「目暮警部」「高木刑事」といったスペースを挟まない表記となっているが、デジタルリマスター版では例外としてこの5人と一緒に名前があった由美も、スペースを挟まない表記「宮本由美」になっていた*6


序盤に書いてある通り、劇場版作品の『ハロウィンの花嫁』の壮大な前日譚という位置付けになっている。


特別編30巻に収録されている『赤い靴連続爆破事件』も本作の後日談エピソードとなっている。話の舞台は横浜だが、本作の事が少し触れられており、それが理由で高木が警視庁から応援に駆り出されていた。



勇敢なるwiki篭りよ…
君の勇気を称えて褒美を与えよう…


この項目に潜む
追記・修正点の在処を…

*1 初回放送から再放送されるまでの期間が約1年9ヵ月と最も短い。
*2 アニメ版では、『悪意と聖者の行進』と本作の間にアニメオリジナルエピソードである『戻って来た被害者』が放送された。
*3 トラック2の『I'll be there』。全編英語の曲で、劇場版でも印象的に用いられた。TVでの使用は今話のみだが、インスト版の『イースターエッグの謎』は現在でも用いられている。
*4 アニメ本放送では放送日の1月6日に準じていたが、デジタルリマスター版ではこの日付を隠すように極力カットしている。なお、特別編集版『名探偵コナン 本庁の刑事恋物語~結婚前夜~』では、11月7日に変更されていた。
*5 事件のいきさつを高木から聞いた探偵団も「自分達のせいじゃんか」と憤っていた。
*6 2003年の初回放送時はスペースがあった。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する
名無し

爆弾犯(CV:アザルド)「さぁ...ブラッドゲームの再開だ...!」...ハロウィンの花嫁の時に再放送された時に...思ってしまった。

返信
2026-05-23 22:52:40

名無し

皮肉な話だよね。高木刑事が爆弾犯を殺害しようとした佐藤刑事を止めたから、結果的に爆弾犯は生かされて後にプラーミャの手引きで脱獄して新たな犯罪の為の道具として利用されることになるなんて。

返信
2025-07-28 00:19:37

NG表示方式

NGID一覧