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更新日:2024/04/29 Mon 22:52:45NEW!
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世紀末最大の謎を解くのは誰だ!?
『名探偵コナン 世紀末の魔術師』とは、劇場版名探偵コナンシリーズの第3作目のタイトルである。1999年4月17日公開で上映時間は100分。興行収入は26億円。
【概要】
コナンの良き協力者の服部平次とライバルの怪盗キッドが劇場版初登場となった作品。
彼らの他にも灰原哀や高木渉など、コナンには欠かせないレギュラー陣が多数初登場しており、灰原はこの作品から劇場版に毎年登場している。
なお、灰原のアニメ初登場は『黒の組織から来た女 大学教授殺人事件』なので、初登場から3ヶ月で劇場版デビューとなった*2。
キッドとの対決の行方の他に、劇場版では初めて蘭がコナンの正体の核心に迫っているなど見所が多い(ちなみに当時の原作ではあの『命がけの復活』シリーズが連載されており、そこでも蘭がコナンの正体に迫っている)。
今回のタイトルは何気に声優泣かせなもので、コナン役の高山みなみからも「言いづらい」とのクレームが寄せられていたらしい。
後にコミカライズ化され、全3巻が刊行*3。新規シーンも追加されている。
【音楽】
ストーリーの関係上、神秘的だったりスケールの大きな楽曲が多め。
また怪盗キッドのテーマが明確に作られたのも今作からである*4
TV版への解禁は前作の時と同じく1時間スペシャルの『空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件』から……なのだがこの時には1曲しか使われず、
その後2度ほど1話につき1曲ずつ流す変則的な流れを経た後、
本格的な解禁は約2ヶ月後の2時間スペシャル『二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件』からとなった。特にこの映画の終盤、探偵事務所のシーンで流れるBGMや挿入曲「愛はいつも」は『命がけの復活』の「約束の場所(第三の事件の解決編)」において、クライマックスの重要なシーンで使われている。
前作までの楽曲と比較するとTV版では曲自体のスケール感や神秘性が仇となったのか、導入直後から一気に使われた曲は少なめ。
2007年のリニューアルでも楽曲がかなり選ばれており、近年はご無沙汰な曲も多い*5。
以下、ネタバレにご注意ください。
【ストーリー】
鈴木財閥の蔵からロマノフ王朝の秘宝「インペリアル・イースター・エッグ」が発見され、それと同時期に怪盗キッドからそれを盗み出すという予告状が送られてくる。
今回発見されたエッグは通算51個目のエッグで、古い資料によると「メモリーズ・エッグ」と呼ばれている代物らしい。
キッドから届いた暗号染みた予告状を、警視庁は「8月22日の夕方から翌日の夜明けまでに大阪城の天守閣から盗みに現れる」と解読し、大阪府警と合同捜査を行う事を決定する。
8月22日、鈴木財閥の会長・史郎から直々に警備の依頼を受けた小五郎は、蘭とコナンを連れてエッグが展示される大阪に向かう。
鈴木近代美術館の前で平次や和葉と再会し、会長室に通される一行。そこにはエッグを狙う人物がキッド以外に4人もいた。
いずれも一癖ありそうな人物ばかりだったが、彼らに席を外してもらい、一行はエッグの実物を見せてもらう。
内部にはニコライ2世が本をめくるカラクリが施されていたが、それが何故「メモリーズ=思い出」と呼ばれているかはあやふやのままだった。
犯行推定時刻まで大阪見物を楽しむコナンたち。その最中にコナンは予告状の真の意味に気づく。
だが、それが分かったのは犯行予告時刻のギリギリだったため、コナンたちの追跡も虚しくキッドにエッグを盗まれてしまう。
大阪上空を華麗に飛行するキッドだったが、大阪湾上空に差し掛かった頃に突如何者かに狙撃され、海に転落し……
エッグは何とか鈴木財閥の元に戻ったもののキッドの生死は結局確認できず、コナン一行は鈴木財閥の所有する船で一路東京へ戻る事に。
その航海中に、曽祖父の香坂喜市がファベルジェの細工職人だったという女性・香坂夏美からエッグに関する話を聞く。
するとその話でもう一つのエッグの存在が浮上し、そのエッグが香坂家の所有する城にあると考えた一行は東京に戻り次第その城がある横須賀へ向かう事を決める。
だがその夜、船の一室で映像作家の寒川竜が射殺される事件が発生。
現場の状況や犯行方法などから、犯人は国際手配されている怪盗「スコーピオン」と断定される。
スコーピオンが2つ目のエッグを狙い香坂家の城にも現れると考えた目暮は、そこでの犯行を阻止するために白鳥をエッグ探しに同行させた。
翌日、香坂家の城を訪れたコナンたちはそこで隠し通路を見つけ、その奥にエッグが隠されていると見て内部を進んでいく。
だが、そこで第2の犠牲者が出てしまい、蘭や小五郎までもが命の危機にさらされる。
冷血な殺人鬼・スコーピオンの正体とは!?そして「メモリーズ・エッグ」に隠された“世紀末最大の謎”とは……?
【事件関係者】
- セルゲイ・オフチンニコフ
CV:壌晴彦
ロシア大使館の一等書記官。41歳。
大柄な体格をしたロシア人。
ロシアの財産であるエッグの返還を求めて史郎の元を訪れる。
寒川が所持していた指輪に関心を持っていた1人だが、その指輪が本当にマリアのものだったのか疑問を感じていた。
隠し通路に入るためのパスワード入力にロシア語が使われていたため、入力を任される。
- 浦思青蘭(ほし せいらん)
CV:藤田淑子
ロマノフ王朝研究家。27歳。誕生日は5月5日。
灰色の瞳を持つ中国人でクールな美女。小五郎が思わず見とれるほどの美脚を持つ。
「ほし せいらん」は日本語読みで、中国読みでは「プース・チンラン」。
研究のためにエッグを買い取ろうと考えていたが、莫大な金が必要だったため泣く泣く諦める事に。
- 寒川竜(さがわ りゅう)
CV:大塚芳忠
フリーの映像作家。32歳。
エッグの取材のために鈴木近代美術館を訪れていたが、彼もエッグを狙っていた。
船内では女性陣の客室巡りをしていて、出迎えた女性の表情を愛用のビデオカメラで撮影していた。
なぜかニコライ2世の三女・マリアの指輪を所持しており、船内で見せびらかしていたが、その夜に何者かに右目を撃たれて殺害される。
後の捜査で指輪と録画データが無くなっていた事が分かるも、指輪のほうは西野の部屋で見つかった。
中の人はのちに警察学校編に登場する教官の鬼塚八蔵を演じている。
- 乾将一(いぬい しょういち)
CV:大塚周夫
美術商。45歳。
年齢より少々老けているどことなく胡散臭い男で、セルゲイからも危険視されている。だがその予想は裏切らず、ピッキング道具を持ち歩いていた。
エッグの商談のために史郎の元を訪れ、エッグを手に入れられるなら8億出そうと吹っかけていた。
香坂家の城ではコソ泥のような真似をしたが、そこで喜市が仕掛けた防犯装置の洗礼を受け情けなく拘束される。
その件に関して特にお咎めはなかったようだが、その後スコーピオンの正体に迫る重大な光景を目撃してしまい、右目を撃たれて殺害されてしまった。
- 西野真人(にしの まさと)
CV:宮本充
史郎の秘書。29歳。
眼鏡を掛けた細目の青年。
以前に海外を旅していた事があり、英語、フランス語、ドイツ語を話せる。
温厚そうな人物だが、3年前にアジアを旅行していた時に寒川と出会い、そこで彼の不謹慎な行動を目撃した事で思わず彼を殴った過去がある。
寒川が殺害された後に自室で彼の指輪が見つかった事で最有力容疑者になってしまうが、現場に羽毛が舞っていた事と西野が羽毛アレルギーだった事が理由となり容疑から外れた(ある意味自分を悩ませたアレルギーが、かえって自分を救う形となった)。
ちなみに容疑者の中で彼のみ香坂家の城へは同行していない。
- 香坂夏美(こうさか なつみ)
CV:篠原恵美
フランスのパリで働くパティシエール。27歳。誕生日は5月3日。
青蘭と同様に灰色の瞳を持つ美女。この瞳の色は曾祖母から受け継いだものらしい(ちなみに祖母も母親も灰色だった)。
船で出会った小五郎に城に眠るエッグの探索を依頼し、それに同行したいと頼み込む人たちも疑うことなく迎え入れた。
幼い頃に聞かされた「バルシェニクカッタベカ」という言葉が今でも耳に残っているそうだが、この言葉は「ヴァルシェーブニックカンツァーベガ」というロシア語が変化したもので、それが秘密通路の扉を開けるパスワードになっていた。
ちなみに意味は「世紀末の魔術師」で、キッドが予告状に使っていた言葉と一致していたが……?
その容姿と性格から劇場版ゲストキャラクターの中では屈指の人気を誇る。
- 沢辺蔵之助(さわべ くらのすけ)
CV:依田英助
香坂家執事。65歳。
古くから香坂家に仕えている老人で、今は夏美の身の回りの世話をしている。
香坂家の城の構造には詳しく、喜市が仕掛けたカラクリを解除するための鍵も持っていたが、秘密通路の扉の場所までは知らなかった。
- スコーピオン
ICPOより指名手配を受けている凶悪な強盗殺人犯。その正体は謎に包まれている。
ロマノフ王朝に関する財宝を専門に盗みに入り、邪魔をする輩は右目を撃ち抜いて殺害している。
キッドと寒川が右目を狙撃されていた事から、今回の事件に関わっていると考えられているが……
なおスコーピオン(さそり)という通称について、銃の赤いレーザーポインターを、さそり座の恒星で赤く輝くアンタレスになぞらえているものと考えられる。
【レギュラー陣】
ご存知主人公。
難波布袋神社を訪れた時にひいたおみくじの結果で「旅行 秘密が明るみにでます。やめましょう」と出てしまい、思わず蘭の事が頭をよぎる。
その後は白鳥に正体がばれそうになり、彼の事を警戒するが……
ラストの新一はキッドが化けた姿であり、本当の工藤新一としての台詞はコナンが蘭を助けようとして蘭が見た幻影?として重なった際の「らーん」のみであった。
ご存知蘭姉ちゃん。
ふとした事でコナンの誕生日が新一と一緒だと知り、「コナン君はやっぱり新一なのでは?」と疑惑を抱く。
ご存知迷探偵。
史郎のたっての希望で警察の捜査会議に参加。その時は中森やニ課の刑事達の気合いに圧倒されていた。
城の地下で、なぜか蘭とともにスコーピオンに狙われてしまう。
ご存知色黒関西弁探偵。
劇場版初登場。
コナンと共にキッドをバイクで追跡するが、その途中でトラックに接触しそうになり転倒してしまう。
幸い捻挫だけで済む*6もそれが原因で戦線離脱した為に出番が終了したが、漫画版では鈴木財閥の所有する船に乗ろうとして和葉に止められるシーンが追加されている。
ご存知関西娘。
劇場版初登場。
蘭や園子と一緒にひっかけ橋に行くが、そこで彼女たちと大規模な停電に巻き込まれる。
ご存知月下の奇術師。
劇場版初登場。
今回なぜかビッグジュエルではなくエッグを盗み出すと予告状を送りつける。
しかもその予告状の最後に「世紀末の魔術師」と書いており、それらの件に関してコナンは疑問を抱く。
二手三手先を読んでエッグを手中にするが、逃走中にスコーピオンに右目を狙撃され海に転落。
その後の行方が掴めず、生死の確認すら出来なかったが……?
なお、彼が連れていたハトも狙撃で羽を負傷するが、コナンが保護した後に蘭の手当てを受けた事で順調に回復へと向かっていた。
ご存知哀ちゃん。
劇場版初登場。
この頃はまだコナンの相棒ではなく傍観者といった印象。
随所で持ち前の賢さを発揮する。
ご存知天才発明家。
今回で初めてダジャレクイズの出題者に。
コナンに頼まれてスコーピオンの情報を調べ、城で会った時にバージョンアップした眼鏡を渡す。
また、今回はターボエンジン付きスケートボードを昼間充電しておくことにより、夜でも30分間だけ動く充電式に改良した。その設定は後の劇場版シリーズや原作で逆輸入される。
ご存知純真小学生。
冒頭で自宅のベランダにキッドが現れ、思わず見とれる。
2つめのエッグを目にした時に出た言葉が、エッグの謎を解くヒントになった。
ご存知探偵団団長。
彼の肥満体型が探偵団を落下の危機から救った?
ご存知天才小学生。
単独行動をとるコナンに対し、「彼には探偵団の一員という自覚がないんです」と不満を漏らしていた。
ご存知蘭の親友。
ロシアの財産となるかもしれないエッグを幼少時に「おもちゃ」にしていたと、さらりとすごい事を言っていた。
2つめのエッグには興味なかったのか、香坂家の城の探索には同行していない。
- 鈴木史郎
鈴木財閥会長で園子の父親。
劇場版初登場。
小五郎と料亭にいた時に停電に遭うが、それは店側の演出だと勘違いして事件に気づかない天然ぶりを見せる。
西野が殺人事件の犯人だと疑われた際には、彼が羽毛アレルギーであると証言した。
ご存知警視庁捜査一課の警部殿。
小五郎の要請で、船で起きた殺人事件の捜査を行うためにヘリでそこに向かう。
ご存知御曹司警部補。
休暇で軽井沢の別荘にいたが、退屈だったという理由で本庁に戻っていた。
そこで目暮と合流して船に向かい、捜査中にコナンと阿笠の電話を立ち聞きする。
どうやらコナンの正体を伺っているようだが……?
ご存知高木君。
今作が劇場版初登場。
昨日(今回とは別件の)犯人と乱闘したらしく、それが原因で右目のまぶた付近に怪我を負う。
その事を小五郎に突っ込まれ、思わずその傷を隠したが……?
警視庁捜査二課の警部。
劇場版初登場。
今回もキッド逮捕に気合が入っており、「今度こそあのキザなコソ泥を監獄へぶち込んでやるんだ!」と二課の刑事たちを奮い立てた。だからと言って「エッグは二の次」発言はどうかと思うが……
そんな彼もキッドが大阪湾で消息を絶ったと知った時には、キッドは生きていると信じ夜通しで彼を捜索していた(コミカライズ版)。
- 茶木神太郎
警視庁捜査二課の警視。
こちらはキッド逮捕には消極的で、エッグの死守を優先して捜査に当たる。
大阪城へ部下を引き連れて張り込んでいたが、そこでキッドに手玉に取られる。
尚、茶木の声優を務めた田中信夫氏は2018年10月17日に死去した為、田中氏が演じる茶木が登場する劇場版は本作のみとなった。*7
【その他の人物】
- 香坂貴市(こうさか きいち)
ロマノフ王朝の細工職人で夏美の曽祖父。
1900年のパリ万博の時にカラクリ人形を出品した事があり、当時は「世紀末の魔術師」と呼ばれていたらしい。
ファベルジェの工房で職人として働いていた時にロシア人の女性と結婚し、ロシア革命の翌年に日本に帰国して女の赤ちゃん(夏美の祖母、この物語の1カ月前に死去)を授かる。
その後間もなく妻を亡くし、自身もその9年後に45歳という若さでこの世を去ってしまった。
亡くなる前に自身が作成したエッグの図面を残し、1つめのエッグに2つめのエッグの在処を示す暗号を残す。
カラクリ好きであり、横須賀に残した城にも様々な仕掛けを施している。だがなぜかその城はロシア風ではなくドイツ風建築のものだった。
- Г*8・ラスプーチン
ロマノフ王朝の滅亡の原因を作ったとされる実在の人物。詳しくはWikipediaほかを参照。
香坂家の城で彼と喜市が写った写真が見つかり一時話題になる。
川から発見された彼の遺体は頭蓋骨が陥没し片目が潰れていたそうだが、蘭と小五郎はそれほど詳しく知らなかった。
【以下、エッグに関する謎の真相】
そうか!エッグの中の人形が見ていたのはただの本じゃなく…
アルバム…
- エッグに施された仕掛け
今回発見された2つのエッグはマトリョーシカのようになっており、2つめのエッグに1つめのエッグを入れられる構造になっていた。
早速それを試してみると、見事1つめのエッグがすっぽり中に入る。だがコナンは「他に何か仕掛けがあるのでは」と考えを巡らせる。
2つめのエッグの周りにガラスがつけられていた事と2つめのエッグが置かれていた部屋に台座がある事に着目したコナンは、台座の中にライトを入れてその上に重ねたエッグを置くよう皆に指示を出す。
するとエッグはライトの光によって中身が透けて見えるようになり、中の光度計によってネジを巻く事なく中の人形がせり上がっていく。
その人形が本のページをめくるとその本に光が乱反射し、その光は天辺のガラスから外部に盛大に放出される。
眩い光と共に現れたのはニコライ皇帝一家の写真で、それらの写真はドーム状になっていた部屋の天井に鮮明に映し出された。
その幻想的な光景は誰もが見とれてしまうもので、小五郎も思わず「まさに(喜市さんは)『世紀末の魔術師』だったんですな」と賞賛するほど見事なものだった。
写真の一つには喜市とその妻が写っているものが混じっており、それを見た夏美は「やっと曾祖母のお顔が見れた…」と安堵の表情を浮かべた。
一方その写真を見たコナンは、曾祖母とニコライ皇帝の三女・マリア、夏美の顔が似ている事に気づき、ある仮説を立てるが……
エッグの真の仕掛けを目にしたセルゲイは、これは日本の偉大なる財産だと称し、エッグの所有権をロシアは放棄すると夏美に約束する。
小五郎も中のエッグが夏美のものになるよう史郎にかけあう事を約束し、エッグの所有権の話はこれで丸くおさまったかに見えた。
だがその後、灰原の一言でコナンはスコーピオンの正体に気づいて焦りを見せる。
それと同時に小五郎がスコーピオンに銃で狙われているのに気づき、狙いを逸らすために小五郎に向かってライトを投げつける。
そのライトを拾おうとした蘭にも魔の手が迫り、コナンは「拾うな!」と叫びながら彼女に飛び掛り発砲から彼女を守った。
姿の見えない狙撃犯に一同はパニックになり、夏美が転んだ拍子にエッグがスコーピオンに盗まれてしまう。
逃走するスコーピオンの後を追うコナンと白鳥。それを振り切ろうとスコーピオンは秘密通路の各所に爆弾を設置して彼らを閉じ込めようとする。
何とかその爆破を乗り越え通路を脱出したコナンだったが、そこで彼が目にした光景は……?
【以下、殺人事件の真相】
バカな坊や…
- 浦思青蘭
今回の事件の犯人「スコーピオン」。
本当は中国人ではなくロシア人で、ラスプーチンの子孫だった。劇場版では初の外国人の犯人でもある。
なお、「浦思青蘭」の中国読み「プース・チンラン」は「ラスプーチン」のアナグラムであり、偽名だと考えられる。
ラスプーチンの末裔である彼女はある時、ロマノフ王朝の財宝は皇帝一家と繋がりが深かったラスプーチンのものになるはずだと考えるようになり、先祖に成り代わり財宝全てを手にするべくいつしか強盗殺人を繰り返すようになる。
標的の右目を執拗に狙うようになったのも先祖への執着が強いからで、惨殺された先祖の無念を晴らすために、標的をラスプーチンの遺体に見立てて殺害していった。
寒川を殺害した理由は、彼が訪問した時に部屋にあったラスプーチンの写真を隠し忘れていた為。
その事で寒川のビデオカメラで写真を撮られたと思い込み、彼を殺害した後で録画データを全て盗み出した。
乾の場合は拳銃にサイレンサーを取り付けているところを見られたからで、口封じをするために彼を殺害する。
ラスプーチンに詳しくなかった蘭とラスプーチンの悪口(「世紀の大悪党」)を言った小五郎を殺害するために拳銃を用意していたところを見られたようだが、その犯行はコナンによって防がれてしまう。
その後は騒ぎに乗じてエッグを盗み出し、追ってこられないように他のメンバーを秘密通路に閉じ込めて城に火を放つ。
だがそこにコナンが現れ、変声機を使った撹乱に動揺して思わず銃を発砲する。
8発の弾を撃った時にコナンが現れると、真相を全て見抜いている彼を殺害しようと右目に狙いを定めた。
その時にコナンから「もうその銃に弾は残っていない」と断言されるも、そこで勝ち誇ったように「この銃には弾が1発残っている」と言い放つ。
それでも物怖じしないコナンに対し「バカな坊や…」と言いながら彼の右目目がけて拳銃を撃つが、その弾は眼鏡のレンズに弾き返されてしまう。
実はコナンはこうなる事を見越して、事前に眼鏡のレンズを特殊な硬質ガラスに変えておいたのだ。
弾が弾き返されるという思わぬ事態に一瞬怯んでしまい、追撃しようと拳銃に弾を込めるも、その拳銃はどこからか飛んできたトランプに弾かれ、その直後にコナンが蹴った鎧兜が腹部に当たり、気を失う。
そして駆けつけた白鳥に抱きかかえられながら、燃え盛る城を脱出してそのまま警視庁へ連行された。
上記にもあるとおり、今回の2件の殺人は完全な自己中心的な犯行であり、誰からも共感されるようなものではないだろう。
また、今回の2件以外にも世界各国で強盗殺人を繰り返している為、極刑は免れないだろう。
ICPOの手配者リストに載るほどの大物のはずだが、今回の犯行に限っては随所に詰めが甘く短絡的な部分が見られる。
部屋にラスプーチンの写真を持ち込まなければ寒川を殺害する理由は生まれなかったし、城で蘭と小五郎を殺そうと急に思い立たなければ乾に銃を持っているところを目撃される事もなかった。
この部分だけ見ると「よくこれで今までICPOの目をかいくぐれたな」と思えてくるほど今回の犯行は杜撰なものではあったのだが、あの幻想的な光景を目の当たりにしても当初の目的(エッグの入手)を冷酷に達成しようとしたり、ラスプーチンの悪口を言っただけの小五郎とそれを聞いた蘭、更に子供のコナンにも容赦なく銃口を向けるなどを考えると劇場版でも上位に入る冷血な犯人と言えるし、黒の組織クラスの犯人とも言えるだろう。
ただ、組織と違ってツメが甘い部分がある為、正体の手掛かりを録られたり、サイレンサーを装着する場面を見られてしまうなど、見方を変えれば意外とうっかり屋さんじゃないのかと思われる(ある意味萌えキャラ要素は入っていただけに……残念!)。
ちなみに上記の「バカな坊や…」という台詞は今回収録に参加した声優内で流行ったらしく、誰かがとちるなどのミスをした時にこの台詞を使っていたらしい(笑)。
なお、青蘭は劇場版で初めての女性ゲストキャラの犯人であり、外国人ゲストキャラの犯人となった。
- 寒川竜
青蘭の部屋を訪れた時に某推理漫画の主要人物と同様にビデオカメラを回していたがために殺害された可哀想な人その1。
以前殴られた事を恨みに思っていたのか、西野の部屋に指輪を隠して盗難騒動を起こそうとしていた。
その後青蘭に殺害された事により、それが原因で西野に殺人の容疑がかけられてしまうが、もし殺害されずに彼の思惑通りに事が運んでいたとしても、その場にいたコナンの活躍ですぐに真相は見破られていた事だろう。
- 乾将一
スコーピオンの正体に迫る光景を目撃したために殺害された可哀想な人その2。
城の金庫に盗みに入る小悪党な部分はあったものの、それを考慮しても殺害されるほどの理由は(作中では)持っていなかった。
ちなみに彼の荷物の量を見ると今までに何回も窃盗を行っていた可能性がある。
仮に殺されなかったとしても、その荷物を見て怪しんだコナンに見破られ、窃盗の容疑で逮捕されたかもしれない。
なお、今作の被害者である寒川・乾の両名は、犯罪の内容こそ重大なものでは無いものの、人としてあるまじき行為をしている事を考えると褒められるような人達ではないのも事実である。
殺された理由だけなら単なる口封じなので気の毒とも言えるが。
余談だが、今作のコナンは被害者である寒川と乾の声を変声機を使って出しているが、基本的に変声機を使って死人の声を出す事は反則技に近い為か原作でもほとんどなく、非常にレアなケースである。
- 香坂夏美
青蘭に盗まれたエッグは無事に手元に帰ってくるが、火災によって城は全焼してしまう。
それでも彼女は落ち込む事無く、「城は燃えてしまったけど、私にはこのエッグが残っています」「それに地下室は大丈夫だと思います」と明るい表情を見せる。
そして地下室に埋葬されていた曾祖母の遺骨を、落ち着き次第喜市の墓に埋葬しようと決め、朗らかな笑みを浮かべた。
こうして事件は解決を迎えるも、結局最後までキッドが姿を現す事はなかった。
キッドは死んだものと思う一同に混じって、「やつは生きていたよ…」とつぶやくコナン。
そして、「メモリーズエッグ」にはさらなる謎が隠されていて……
【以下、事件に関する最後の真相】
君に1つ助言させてもらうぜ…
世の中には謎のままにしといたほうが…
いい事もあるってな!
- エッグと香坂家に関する真実
夏美の曾祖母は普通のロシア人ではなく、ニコライ皇帝の三女・マリアだった。
銃殺されたニコライ皇帝の娘たちの中で唯一マリアの遺体だけは見つからなかった事から、彼女は喜市に密かに助けられ日本に渡っていたとコナンは推測する。
その後マリアが亡くなると、喜市は彼女の遺体を革命軍から守るために彼女が所有していた宝石を売って横須賀に城を建てる。ちなみにその城がドイツ風の建築だったのはマリアの母であるアレクサンドラ皇后がドイツ人だったためである。
城を建てた喜市はマリアの遺体をエッグと共にそこの地下室に埋葬する。
そしてそのエッグを子孫が見つけてくれる事を願って、もう1個のエッグに城に関する手がかりを残した後に他界した。
上記の説はコナンが立てた仮説であり明確な証拠も無かったため、この推理が公になる事はなかった。
後にこの推理を聞いた“ある人物”から「謎のままにしといたほうがいい謎もこの世にある」との助言を受けた事で、コナンもこの謎の答えを公言するのは控えようと決めた。
その助言をした“ある人物”とは……?
- 事件のエピローグ
燃え盛る城から無事生還し、毛利探偵事務所へ戻ったコナンと蘭。
激しい雨が降る外を眺めながらコナンに城でのお礼を言う蘭だったが、そこで思わずコナンに新一の影を重ね合わせる。
そして目に涙を浮かべながら、まるで自分に言い聞かせるように「別人なんでしょ?そうなんだよね…」と語りかける。
そんな蘭を見てコナンは正体を隠し通す事に限界を感じ、彼女に自らの正体を明かそうとする。
だがその時に事務所の入り口に目をやると、そこにはいるはずのない新一の姿があった。
その新一曰く、蘭が事件に巻き込まれたから様子を見にやってきたとの事だが、彼の姿を見たコナンは当然ながら驚きの表情を見せていた。
よく見ると肩の部分がぐっしょり濡れていたのだが、「すぐに出かけなきゃならない」と言って足早にその場を後にしようとし……
彼の正体は狙撃で死んだと思われていたキッドであり、狙撃から助かって以降は白鳥に変装して一行に同行していた(ちなみに本物の白鳥は当初の予定通り、軽井沢での休暇を満喫していた)。キッドがいなかったら、コナンはどうやって青蘭を連れて燃えさかる城から脱出するつもりだったのかは謎である。
白鳥に変装していた理由は、船の中で何かが起きると推測していたからだが、確信までは持っていなかったらしい。
船の無線電話も盗聴していて、そこで「コナン=新一」だという事実を知ったようである。
今回キッドがエッグを狙った理由は本来の持ち主である夏美にそれを返すためで、曽祖父の喜市がエッグの製作者で「世紀末の魔術師」と呼ばれていた事を知っていたため予告状に「世紀末の魔術師」と記載していた。
エッグに関する上記の推理を聞いた後でコナンに例の助言を送ると、その場から去る直前に「なぜオレが工藤新一の姿で現れ君を助けたのか…」という謎をコナンに問いかける。
そして大量のハトと共にキッドはその場から消失した。
その光景を見ていたコナンはハトの羽根を手にし、微かに笑みを浮かべながら心の中でこう呟いた。
んなもん謎でも何でもねーよ…
お前がオレを助けたのは…
こいつを手当てしたお礼…だろ?
一方、今回現れた新一の正体がキッドだと知らない蘭は、彼の濡れた服を拭こうとタオルを用意するが、それを持っていく前に新一(キッド)に去られてしまう。
その事をコナンに問い詰めると、彼から「新一兄ちゃんはまた来る」との答えが返ってくる。
それでも納得のいかない蘭は、持っていたタオルを空中に投げてそれに鋭い手刀をお見舞いする。
「今度会った時にはこーしてやるんだから」と意気込む蘭を目の当たりにしたコナンは、「こりゃ当分元に戻れねーな」と心の中で思うのだった。*9
【余談】
マリア生存説は、本作中でも語られている「マリアとアレクセイ皇太子の遺体は発見されていない*10」という当時の事実を元にしたもの。
その後、2007年になってその2人のものと思われる遺骨が発見され、DNA鑑定の結果、骨はその2人のものであると判明している。
だた、夏美の曾祖母がマリアであったというのはあくまでコナンの推測である為、本当にこの2人が同一人物だったのかは不明である*11。
追記・修正は、通天閣の天辺からお願いします。
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▷ コメント欄
- そういえば最近マリアの遺体が見つかったんだっけな -- 名無しさん (2015-08-02 10:25:04)
- 久しぶりに握力を測らせてください -- 名無しさん (2015-08-02 10:58:28)
- ルパン三世のTVSPにもロマノフ朝をテーマにした話があったな。(しかもニコライ二世の家族やラスプーチンの子孫にあたるキャラが出てくる) -- 名無しさん (2015-08-02 11:30:50)
- 金田一「これは銀幕の殺人鬼ではありません、悪しからずwww」 -- 名無しさん (2015-08-02 12:11:19)
- 今回のコナン達の移動範囲は結構凄い。博士や探偵団を合流させるためだったのかもしれないが。 -- 名無しさん (2015-08-02 12:25:07)
- ↑一番上 そそ。放映から数年経ってから弟の皇太子の遺体と一緒に(遺体はバラバラにされた揚句に燃やされたらしいが・・・ -- 名無しさん (2015-08-02 16:11:13)
- ↑なんかキッドがラストに言ってた「世の中には謎のままにしといたほうがいいこともある」ってそのことを指してたように感じるよ、遺体が見つからなければもしかしたらって生き延びてたんじゃって思えてたのに -- 名無しさん (2015-08-02 16:51:15)
- この映画の挿入歌の愛はいつも好きなのに短いのが残念。フルバージョン作ってほしかった -- 名無しさん (2015-08-02 17:16:46)
- 歴代の映画犯人の中でも、かなり屑い犯人やったな。一作目の建築家に並ぶか。 -- 名無しさん (2015-08-02 17:50:56)
- この後の劇場版にも、「先祖が犯罪者の犯人」が登場するよね。もっとも犯行動機は真逆だが。 -- 名無しさん (2015-08-02 19:05:18)
- そういえば金田一もコナンも「スコーピオン」を名乗る女がいるんだな・・偶然かな? -- 名無しさん (2015-08-02 20:01:46)
- 何気にキッド今回結構な社会的被害出してるな。(都市一帯停電)しかも結構バクチだし。(該当する建物が2つ以上あったらほぼ詰む) -- 名無しさん (2015-08-02 21:35:42)
- 小五郎狙われたのって確か先祖を悪く言った事だったよね -- 名無しさん (2015-08-02 22:10:53)
- 青蘭さん中国人にしてはロシア系の知識ある割に中国の知識が又聞きレベルのものだったんだよな これも伏線か -- 名無しさん (2015-08-02 22:49:24)
- コナンが犯罪者とはいえ女性を攻撃したのって結構珍しい?麻酔銃ならともかくキック力増強シューズって・・・・・・ -- 名無しさん (2015-08-02 23:08:50)
- ↑4つーかさ・・・もし病院の自家発電が故障してたら・・・ -- 名無しさん (2015-08-02 23:56:05)
- 博士に頼んだ強化が眼鏡強化(物理)で吹いたww 実際にあんなので銃弾受けたら首が折れそうだが… -- 名無しさん (2015-08-03 00:29:35)
- ラスプーチン調べたらshoukou臭がすんな。いや、そんな奴と一緒にされたらラスプーチンに失礼か -- 名無しさん (2015-08-03 00:56:19)
- 高木の額の傷はなんだったの? -- 名無しさん (2015-08-03 05:43:12)
- ↑5強盗犯人入院事件でも犯人グループの女をいつもの必殺シュートで撃退してるよwww -- 名無しさん (2015-08-03 09:34:04)
- ドラキュラにあいたいっ!血ィ吸われたいィィィィ!! -- 名無しさん (2015-08-03 17:45:04)
- ↑3多分本人の言うとおり犯人を取り押さえる時の怪我。ミスリードだったんだろう -- 名無しさん (2015-08-03 18:42:01)
- 今回のコナンのボロは致命的。しかも最後まで自分の失言に気づかないし…。 -- 名無しさん (2015-08-03 18:47:52)
- 対策してなかったのにキッドの右眼完全に守ったモノクルスゲェ・・・・・・・・・・ -- 名無しさん (2015-08-03 20:03:02)
- うーん夏美さんが女神で救われた -- 名無しさん (2015-08-04 08:57:28)
- イース「バカね・・・」 -- 名無しさん (2015-08-04 09:21:45)
- 俺がリクエスト出してから3ヶ月も経ってようやく項目立ったか。立て主さん乙です。 -- 名無しさん (2015-08-04 14:15:38)
- 自分の誕生日ばらすなよ蘭に(汗) -- 名無しさん (2015-08-05 04:56:01)
- ラスプーチンとの娘とアレクセイ皇子の漫画もあったなあ…ロマノフ朝ネタって二次元に多いよね -- 名無しさん (2015-08-06 05:57:27)
- ↑シャドウハーツとかゴルゴの出生ネタとかもね -- 名無しさん (2015-08-07 15:01:25)
- まあ、女性犯人は逃げたり反抗したりする人少ないからね。描写的にも女性を傷つけるのは控えた方がいいだろうし -- 名無しさん (2015-08-07 21:34:31)
- コナンの歴代登場人物に美人と可愛い娘ちゃんは数あれど、香坂夏美より上はザラにいないのが凄いよな。今の作画と比較しても美人だし。 -- 名無しさん (2015-08-08 18:32:31)
- このアニヲタwikiにも載ってる「最後のレストラン」のラスプーチンの扱い。記憶喪失のパンツ仮面だったり罰ゲーム用の辛いウィスキーボンボン食べさせられてたな。コナンと同じ世界だったら、作者命の危機だったかも・・・。 -- 名無しさん (2015-10-03 22:57:46)
- 聖飢魔Ⅱの魔術師 -- 名無しさん (2015-11-18 12:21:26)
- 今見直してみるとけっこう話詰め込み気味なのね。オールスターやりたかったからしょうがないか。それにしても夏美さんマジで可愛いなぁ。ゲストキャラなのが勿体無い -- 名無しさん (2016-04-13 01:14:30)
- 最初にエッグ狙ってた4人の内、最初から最後まで善人だったのはセルゲイさんだけだったな。しかも残り3人の内1人は犯罪者で逮捕、2人は殺されるし。 -- 名無しさん (2016-05-16 00:18:10)
- 寒川と西野の声優ってどこぞのネゴシエイターとチンピラ野郎 -- 名無しさん (2016-08-22 21:59:22)
- ↑2 見た目は厳つくて中々の悪人面なのに中身はかなり紳士だったな -- 名無しさん (2016-09-15 20:11:46)
- 映画全体の絵的な美しさは迷宮の十字路と双璧だな。 -- 名無しさん (2016-10-26 23:57:45)
- 夏美さんのヒロイン力 -- 名無しさん (2016-12-15 01:38:42)
- その夏美さんと対面しても珍しくおっちゃん鼻の下を伸ばさなかったな。大層な美人さんなのに意外だった。 -- 名無しさん (2017-05-08 19:30:17)
- ↑青蘭がいたから -- 名無しさん (2017-05-08 20:29:22)
- 戸叶「大切な人を馬鹿にされる気持ちわかるぞ」影法師「同じく」 -- 名無しさん (2017-05-09 13:53:24)
- ↑、影法師は祖父だから兎も角、戸叶てめぇは架空の登場人物だろ。しかも、バカにすると言っても別視点で解釈してそれを本として出しただけじゃねぇか -- 名無しさん (2017-05-09 14:36:50)
- この頃はアクションよりも謎解きメインだったな。 -- 名無しさん (2017-06-20 19:23:34)
- ↑謎解きメインというよりはミステリー、ドラマ、アクションのバランスがとれてた -- 名無しさん (2017-06-20 19:40:39)
- ↑6美人というよりも王女クラスの大物だったからじゃね。視聴者としては指折りの美人枠だけど -- 名無しさん (2017-06-30 02:12:46)
- 夏美さんのルーツが青蘭にバレていたらマズかった?(確証なしとはいえ) -- 名無し (2017-09-17 23:22:24)
- 今見てたら寒川って2億集められるとかぬかしてたんだが、あいつ何者? -- 名無しさん (2019-03-22 22:29:25)
- コナン、火事からどうやって助かったんだろ。犯人抱えたキッドと分断されて出られない感じだったけど -- 名無しさん (2019-03-26 15:39:43)
- 違反コメントを削除 -- 名無しさん (2019-03-26 17:59:17)
- 「浦思青蘭」が「ラスプーチン」のアナグラムなのは、こじつけっぽいかな。「ラスプーチン」の中国語表記は「拉斯普京」なので、無理矢理日本語の発音に合わせた感じがする -- 名無しさん (2019-07-07 18:37:26)
- 寒川が西野に罪を着せる為、彼の部屋に侵入して小細工をしたシーンについて。いくら豪華客船でも部屋の鍵はオートロックじゃなかったのか? -- 名無しさん (2019-08-16 10:07:44)
- ↑2いや、スコーピオン(本名わからん)もロシア人なんだからラスプーチンのアナグラムでプースチンラン、その当て字を考えただけでしょ -- 名無しさん (2019-12-13 18:15:40)
- ルパン三世だったら犯人(悪人)死亡エンドだよね。 -- 名無しさん (2020-01-15 21:40:06)
- ↑2そもそも中国人になりすます必要があったのか? という気がする。ロシア人であることを隠そうとするなら、瞳の色も気にするはずだし -- 名無しさん (2020-02-16 21:38:24)
- 変電所を吹っ飛ばすとかいう、キャラ崩壊もいいとこな乱暴な事をキッドがやってるのにそこ指摘する人少ないよなぁ -- 名無しさん (2020-02-16 22:15:42)
- 送迎オフチンニコフさん。 -- 名無しさん (2020-03-28 05:49:12)
- ↑2当時は快斗とキッドは別扱いで、かつ現在よりミステリアスにかかれてたからな。むしろ今はコナンと仲良しすぎるw -- 名無しさん (2020-05-18 13:47:18)
- ↑躊躇なく協力するはボケとツッコミでワイワイやるわ…。作者も当時は別物扱いで意識してカッコいいライバルとして描きたかったようだし。 -- 名無しさん (2020-06-27 05:22:32)
- ↑5たぶん当時中国に逃れてきた白系ロシア人の末裔なんじゃないかな。ラスプーチンはヤリチンだったから子孫いっぱいいそう -- 名無しさん (2020-07-03 03:26:37)
- セルゲイさんだけエッグを欲しい理由が私欲じゃないからねぇ。混乱期に流出した文化財の回収っていう仕事でのことだしね -- 名無しさん (2020-10-10 23:29:13)
- セルゲイさんは壌晴彦さんの声が合ってて記憶に残る、素手で蠟燭の火を消す(笑)小五郎は最後まで夏美さんには紳士的に接してたな -- 名無しさん (2021-03-04 15:04:01)
- 史郎さんの秘書役の人はこち亀の中川だったのか。 -- 名無しさん (2021-05-30 13:16:12)
- なんやかんやでラスプーチン一族がロマノフ家に敬意を抱いてて涙 -- 名無しさん (2022-06-05 13:40:38)
- 著作権保護のための編集を行いました。 -- 名無しさん (2023-08-29 23:43:42)
- この頃はアクションより謎解きに力を入れてたから謎が後半に解明されてくのが良かった。 -- 名無しさん (2023-09-14 19:22:35)
#comment
*2 平次に関しては前作に登場させる案もあったが、原作者の青山氏によるとテレビに出て間もない為に登場しなかったとの事だが、実際には前作の時点で初登場から1年経過している。
*3 劇場版のコミカライズ版は基本的に全2巻(『時計じかけの摩天楼』のみ全1巻)だが、全3巻となったのは本作と『漆黒の追跡者』のみである。
*4 それまでは摩天楼の「爆破犯人のテーマ」が主にキッドのテーマとして使われていた。
*5 特に「赤い光のスナイパー1」は元々そういう使い方が多かったとはいえ、イントロ部分のみしか作られていない可能性が高い。
*6 漫画版ではコナンが平次に捻挫で済んだ事が奇跡と言っている。
*7 ただし、田中氏自身は『戦慄の楽譜』にてゲストキャラ役で出演している。
*8 「ガンマ」「G」に相当するキリル文字。ラスプーチンのファーストネーム「グリゴリー」のイニシャルで、作中名前はほとんど出されずイニシャルで呼ばれることの方が多かった。
*9 ただ単に蘭は強がっていただけかもしれないが、実際に殴られた場合は新一は骨折程度ではすまないだろう。
*10 なお、ややこしくなるからなのか作中では言及されてなかったがマリアの妹でアレクセイの姉である四女アナスタシアの遺体も未発見であった。
*11 たまたま瓜二つだったという可能性もある上、エッグが映し出した写真自体モノクロの古いもので、画像も不鮮明である為、本当に似ているかどうかは分からないので。ちなみに、喜市が曾祖母の写真を飾らなかったり、遺体をわざわざ城の地下に埋葬していたのも、彼女がマリアと似ていた為に革命軍から狙われる恐れがあったとも考えられる。
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