異人館ホテル殺人事件(金田一少年の事件簿)

ページ名:異人館ホテル殺人事件_金田一少年の事件簿_

登録日:2012/03/16 Fri 00:49:41
更新日:2024/03/15 Fri 14:30:52NEW!
所要時間:約 17 分で読めます



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本当・・・劇のセリフじゃないけど――


「誰かが死ぬとしたら、今夜ほどおあつらえ向きな夜はない」わね…






『異人館ホテル殺人事件』とは、『金田一少年の事件簿』で金田一一が遭遇した事件の一つ。
コミックス第8巻、第9巻に収録。全12話。
テレビドラマでは第2シーズン第7話として1996年8月31日に、テレビアニメでは第70話~第73話として1998年11月23日~12月14日にかけて放送された。
シリーズの中でも後味の悪さが上位なことと、あの『魔犬の森の殺人』とは異なるベクトルで、金田一と読者にとって衝撃的かつ悲劇的な結末で有名。
登場する怪人は「赤髭のサンタクロース」。原作ではこの回のみ容疑者リストが縦で表示される。


アニメ版のファイル1は70話と、7作目であるにも関わらずアニメ化がかなり遅かった(時期を合わせるためだと思われる)。
アニメ版の容疑者リストは上段が左から榎戸、花蓮、雪村で、下段が玉三郎、万代、魔子、虹川の順でバックはやや濃い桃色。


ちなみにあの『異人館村殺人事件』とは関係ない。
(俵田が出てきて、不動高校の者が死んでしまい、一が犯人に襲われるetc.の共通点は存在するが)


また、公式の表記とロゴで事件名が異なっている地味に珍しいエピソードでもある。
マガジン掲載時のタイトルロゴでは『函館異人館ホテル殺人事件』と現場になった地名が併記されており、これは後に再び事件の舞台になった際も踏襲されている。



【あらすじ】
函館の「異人館ホテル」で行われる推理イベントに、「赤髭のサンタクロース」を名乗る人物からの脅迫状が届いた。
青森県警俵田刑事の頼みで、一たちは異人館ホテルへ向かう。
イベントは予定通り決行されるが、殺人劇のなかで本物の殺人が起きてしまう。



(以下、ネタバレにご注意ください)





【事件関係者】

  • 不破鳴美

CV:松本梨香/演:篠倉伸子
北海道警の警視。28歳。ダミ声が特徴のブス刑事。
といっても、そこまで言うほど不細工というわけじゃないのだが、ギリシャ神話上の怪物に例えられた。
同じく警視の明智と同様東大卒でイヤミな性格。最初から一を歓迎はしていなかった(むしろ邪魔者扱いしていた)。
佐木殺害時は、その容疑で一を逮捕した。
ドラマ版では神奈川県警所属でそれなりに美人であり『銀狼怪奇ファイル』の主人公である不破耕介と名前が被る為か、「兵頭鳴美」に名前が変更されている。


  • 万代鈴江

CV:土井美加/演:鰐淵晴子
劇団「アフロディア」*1の団長で女優。60歳。
ミステリーナイトでは老女役。
台本を一度読んだだけで暗記できるという特技があり、かつては「戦後最大のスター」と呼ばれていた。
本番前は気が立っているとかでかなりヒステリックだが、なんと花蓮曰く「普段は優しい人」らしい。とてもそうは見えないが。
老いに対する恐れなのか、現在は撮影されることを非常に嫌っており舞台専門で活動している。
舞台での劇中に、毒を盛られたワインを口にし死亡。
ドラマ版では上品なマダムっぽい容姿をしている。


  • 虹川幸雄

CV:西村朋紘/演:小林尚臣
劇団の脚本家兼男優。44歳。
ミステリーナイトでは小説家役。
女グセの悪さで知られているが実は両刀づかいで、一にまで手を出そうとした。
犯人によってホテル外に呼ばれ、殺害された。
実在の演出家に名前が酷似しているが、どの程度モデルになっているかは不明。


  • 文月花蓮

CV:萩森侚子/演:美香
劇団の女優。27歳。
ミステリーナイトではメイド役。
万代に辛く当たられているが、彼女を母のように慕っている。
実は幼くして両親をなくした孤児であり、高校を出る頃に万代に拾われた。
垢ぬけた美貌と優しい性格の持ち主ではあるが、彼女曰く「本当は私、女優なんか向いてないんです」。
一の逮捕後に、自らの犯行を供述する内容の「遺書」を遺して毒を飲み死亡。
しかも佐木の爪からは花蓮のDNAと一致する皮膚が発見されたというが…
アニメ版では、以前の舞台で剣持夫妻と知り合い、それが縁で剣持に劇団の護衛を依頼した。


  • 辺見魔子

CV:長沢直美(現:永澤菜教)/演:真勢かおり
劇団の女優。ミステリーナイトでは老女の娘役。
着物姿と右頬の大きなアザが特徴のブキミ女。
しかし若手のNo.1女優でもあり、化粧をすると別人のように美しくなる。
花蓮をお姉様と呼び慕い、彼女の足の傷を舐めるなど尋常ではない執着を見せる一方、
自身の顔に強いコンプレックスを持ち、「辺見さんだってキレイ」と言われた際には激昂して反射的に突き飛ばしてしまうなど愛憎入り混じる感情を抱いている。
ようするにアレだ。
アニメ版ではソッチの気のありそうな描写がほぼオミットされており、顔のアザもなくなっている。ただし花蓮のことをお姉様呼ばわりはしている。
代わりに市川と姉弟であるという設定が追加されており、フルネームも市川魔子に変更されている。
ドラマ版では空気。


  • 市川玉三郎

CV:園部啓一/演:みのすけ
劇団の男優。ミステリーナイトでは人形使い役。
普段から腹話術人形を介して会話をする怪しい男。劇団員のいろいろなウワサを一に流す。
劇団員が次々に死んでいく中でも顔色ひとつ変えず、さらに一に佐木殺しの容疑がかけられた際には人形をカタカタ鳴らすなど露骨に不気味な振る舞いをするが…
アニメ版では人形を手放して自分の口で喋るシーンがある。
ドラマ版では辺見同様空気感。
名前が歌舞伎役者っぽい。


  • 榎戸あきら

CV:沖田蒼樹/演:高川裕也
劇団の男優。二重人格気味。ミステリーナイトではピエロ役。
「赤髭のサンタクロース」の名に動揺を見せるが、
虹川に部屋に連れ込まれた途端、表情が穏やかに…。


  • 雪村剛造

CV:塩屋浩三/演:河原崎建三
異人館ホテル支配人。62歳。
ホテルの歴史や赤髭のサンタクロースについて詳しい。
容姿はカーネル・サンダースを意識していると思われる。
ドラマ版では天神学園高等部の新聞部員である土門竜太郎の叔父。


  • 赤髭のサンタクロース

10年前のクリスマスイブの日に異人館ホテルに現れ、大金(一千万)を積んでホテルの315号室を10年間貸し切りにした男。
服どころか髪や髭まで真っ赤に染め上げた異様な風体であり、
更には315号室全体をホテル側に断りもなく赤一色に染めあげた。
さすがにこれには雪村オーナーも苦情を言ったが、「俺の勝手だ!10年経ったら戻せば文句はなかろう!」とカバン一杯の札束を見せつけ、強引に黙らせた。
なお、佐木が言ったように「10年で一千万?やけに安くない?*2」と思われた方も多いと思うが、
これは「曰く付きの部屋」であり、ずっと使っていなかったため格安で貸したとのこと。


その後も315号室で暮らしていたが、1年前に突然姿を消し、
親戚を名乗る人間から「彼は事故で死んだ」と連絡があったという。
不破警視によると実はこの男は麻薬の売人であり、オーナーの話通り1年前に死亡したらしいが…



【レギュラー陣】

毎度おなじみ主人公。
佐木とダブルベットの部屋に泊まる羽目になったり、虹川に狙われたり大変な目に。アッー!
しかし、アニメ版では赤い部屋が「赤髭のサンタクロース」が死んだ部屋だと聞いた後も意に介さず熟睡しており、美雪たちから呆れた視線を向けられている。


中盤、殺人容疑をかけられ一時的に逮捕されてしまう(犯人の計画実行の為の時間稼ぎだった為、すぐに解放されたが)が、
彼が事件の中でスケープゴートにされるのはこれが初めてである。
また、捕まる前、犯人から美雪をダシにした予告電話を受け、慌てて彼女の部屋に向かうのだが、その結果、取り返しのつかないことに…


毎度おなじみヒロイン。
犯人から一に「美雪を殺す」という予告電話がかかってきたため、ピンチかと思いきや、実は一を部屋から誘い出すための真っ赤なウソ。
本人はちゃんと部屋にいて、風呂上がりでTVを見ながらくつろいでいた
スケープゴートにされるわ、仲間を失うわで精神的にボロボロにされた一をかばい、彼を犯人扱いする不破警視に食ってかかる一面も。
立ち直った一との捜査では、「光るものは舞台上に置かない」「白い布は照明の影響で黄ばんで見えてしまうので、白く見せたい場合は薄い青の布を使う」という
演劇部ならではの知識を披露、一がトリックを暴く大きなヒントとなった。
推理編では「解答編」の舞台で花蓮のメイド役を急に任されるも、他の者が台本片手にたどたどしく演じている中、1人だけ台本無しで見事に演じ切っていた。
さすが演劇部。


ドラマでは一が盲腸炎で入院してしまったため1人で異人館ホテルに出向く羽目になってしまう。しかも一と勘違いされ、あろうことか自力で謎を解かねばならなくなってしまった。
(しかし面識がなかったとはいえ、剣持から一の話を聞かされていた俵田刑事すらも勘違いしているのは流石に無理がないか?)
当初はなにかと周囲に流されたり、後ろ向きになるあまりホテルから脱走しようとしたり、と頼りない行動が目立ったが、花蓮の死をきっかけに事件と正面から向き合い謎を解こうとするようになった。
ただし導入部の展開には批判も多い。というのも、本作の冒頭では小遣いが足りず新作のワンピースが買えないと嘆いていたのだが、そんな折に預かった一宛ての封筒には天神学園からの依頼の手紙と共に依頼料が入っていたのだ。
その数日後、一は手紙の「謝礼を同封します」という文面とは裏腹に現金が入っていなかった理由が分からず首を捻っていた一方で、美雪は新しいワンピースを着てご機嫌になっていた。あとは察しろ。
この辺の描写は原作は勿論のこと、時には羽目を外す所のある堂本版の美雪としてみてもイメージが悪く視聴者からの評価は低い。何よりこの展開が本編にほとんど影響せず仕舞いで入れる必要性がそもそもなかったのが一番の問題だろう。(一の離脱は盲腸炎で美雪は勿論無関係。また元々一と共にホテルに行くつもりだった上に事件に向き合ったきっかけは花蓮の死。つまりホテルに行ったのも事件に向き合ったのも使い込みをした罪悪感が湧いた故ではない。)
とは言え自分から躊躇なく使い込みを決めた訳ではなく、最初にそれを提案したのは鷹島友代である…また君か!


一の助手として勝手についてきた不動高校ミス研部員の1年生。
相変わらず常にビデオカメラを持ち歩いている。
犯人のトリックの手掛かりを持ち前のカメラ小僧ぶりで我知らずカメラに収めており、
後々になってそれに気付き、一に話そうとしたが、それを立ち聞きしていた犯人に、口封じの為に殺されてしまう。
絞殺された挙句トドメとばかりにバスルームに首吊り死体の如く吊るされるという無惨極まりないやり方で…
ただし、吊るされた姿は斜め後ろからのアングルで、読者には彼の死に顔は見えないようになっている。
作者サイドから彼への最後の恩情と思われる。
彼の遺品であるギリシア神話の本は、エピローグにて一が赤髭のサンタクロースの麻薬ルートを暴くきっかけとなった。


因みに『金田一少年の事件簿』の準レギュラー、というよりは複数の作品で出て来た者の中で、
殺す側になった者や、スケープゴートにされた者、そして殺されかかった者は何人もいるが、
本当の意味で殺される側になってしまったのは、現在までのところ、彼1人だけである。
(もちろん沢山いても困るが…。)


原作では赤い部屋の異様な様子を見ても楽しそうな表情で部屋内を撮影していたが、アニメ版では性格設定が弟の竜二と混ざって俗っぽくなっているため、
赤い部屋に対してはドン引きした様子を見せており、赤い部屋が「赤髭のサンタクロース」の死亡場所でもあることを聞いたあとは不眠に陥りげんなりしていた。
その際、「あんな部屋で眠れる人がいたら、今ここで裸踊りしちゃうというフミの言葉に対して、

してください、裸踊り。思う存分。


というかなりの問題発言をぶちかましている。
中盤で原作同様万代殺しのトリックに気付いてしまい、犯人の襲撃を受けて首を絞められるが、なんとか一命を取り留め意識不明の重体で入院することとなる。


異人館村殺人事件にも登場した青森県警のオッサン。
相変わらず憎めないいい人。
食事をエサ*3に一をミステリーナイトに招待した。


ドラマ版では、この回が初登場。
剣持の大学の後輩で神奈川県警の協力的な刑事という設定となっており、事情を知るまで美雪を一だと勘違いし、基本的に敬語で接していた。
剣持同様ドラマ版では紳士的な性格。


おなじみオッサンとイヤミ警視。終盤に一の要請で現れた。
明智警視は2回目の登場だが、この時点では後々ほど目立つわけでもなく完全にゲスト的な登場。
とはいえ、不破より役職が上である彼が指揮権を取り上げなければ、金田一は謎解きすら行えずに退場させられた可能性もあるので、役としては重要である。
また初登場である雪夜叉伝説殺人事件の時に一に惨敗した事もあってか、彼の推理力を以前よりも高く評価している。


アニメ版のみに登場。「いつものこと」と言って一たちに同行する。
佐木が襲われた後、佐木の仇を討ちたいと語り、意識不明の佐木に付き添う美雪に代わって一の推理を手伝う。
そして、解決編では美雪と入れ替わりに佐木に付き添い…



【その他の人物】

  • 土門竜太郎/演:秋山純
  • 木ノ内太/演:松山幸次
  • 薬師寺力/演:三宅健

ドラマ版でのみ登場。
姉妹番組(?)『銀狼怪奇ファイル』とのコラボ登場人物で、天神学園高等部の新聞部員。
竜太郎が雪村の甥という設定が加えられ、事件の捜査に協力する。
一の幼馴染である主人公、不破耕介の紹介から金田一一に脅迫事件の捜査を依頼し、急性盲腸炎で入院した一の代理として来た美雪を金田一一本人と勘違いする。名前からして違うとは思わないのか
事件の鍵を握るビデオは木ノ内太が撮影したが、肝心の中身を見なかったためか殺されてはいない。その代わりに空き巣に遭って財布を盗まれてしまったが、財布を置いていたのが目に付きやすいテーブルの上だったにもかかわらず何故か部屋中が荒らされていたため、他に本当の目的(ビデオテープ)があった事に気づくことになった。
なお薬師寺力の正体は『銀狼』の事件の黒幕、金狼で、最終回にて死亡したはずなのだが、今回では何食わぬ顔で登場している。同姓同名の別人説、時系列が先説、パラレルワールド説、ただの友情出演で特に理由はない説、など色々と考えられそうである。


  • 水死体の女性

10年前の釧路沖で発見された水死体の女性。
身元不明の自殺者として片付けられたが、この死体こそ、今回の事件の序幕であった。



【用語】

  • 「ナルシスの魔鏡」

劇団「アフロディア」によるミステリーナイト(客がホテル内のヒントを元に推理劇の謎を解くイベント)の公演。
登場人物はある一族の頂点に立つ「老女(女主人)」、若さと美しさから老女にいじめられている「メイド(さつき)」、
借金苦から老女の財産が欲しい「ピエロ」、夢を奪われ抜け殻のように生きながらも老女に復讐心を抱く「人形使い」、
メイドと財産を我が物にしようと企む「小説家」、他の人物と違い老女を疎む描写がない「老女の娘(かおる)」の6人。
脚本担当の虹川によればこの話には劇団の人間関係がそのまま当てはめられているらしいが…
ぶっちゃけ推理劇としての出来はそんなによくない。


ちなみに、花蓮の死後、一が台本を調べるシーンで、その台本のページには、


田川「ちくしょう降りて来い!」
女主人「ホーッホッホッ 高すぎて降りれないのよっ! くやしかったら助けに来なさい!」
木村「どないやねん!!」


…というような内容が書かれていたが、実はこれ、「ナルシスの魔鏡」とは全く無関係。同コマの右下に「この台本の内容は推理とはカンケーありません!!さとう挿」と、ちゃんと書かれている。



(以下、事件の核心。更なるネタバレにご注意ください)














私は仕事に打ち込むことですべてを忘れようとしてたのよ!


失った美しい顔のことも、「北見蓮子」としての夢も…!!



私にとってあの子は決してのぞいてはならない『禁断の魔鏡』そのものだったのよ!






  • 不破鳴美

この事件の真犯人「赤髭のサンタクロース」
文月花蓮(北見花江)の双子の姉で、本名は北見蓮子。
実年齢は27歳。
7歳の頃に事故で両親を亡くし、花江と別々の家に引き取られたものの、養父母からの冷たい仕打ちに耐え切れず高校生の時に家出した。
その後あるチンピラと同棲生活を送るものの、麻薬所持の前科があったその男に麻薬中毒にされ、
別れようと話を持ちかけると男は急変、暴力を振るい「これからその身体で稼がせてもらう」と脅される。
話の縺れから衝動的に刺殺、指名手配される。


逃亡生活の末に自殺しようとしたところで、先に自殺した身寄りのない女性「不破鳴美」の身分証明書を見つけ、彼女の戸籍を乗っ取った。
その後、整形し、麻薬の禁断症状と闘いながら猛勉強した末、東大に入り卒業、キャリア警察官になるという、
ぶっちゃけただ努力すればできるものとは思えない、凄いことをしている。


ちなみに、整形手術で顔は別人になっているものの、地声は花江とほぼ同じのままである(普段のダミ声は少しでも自分の素性を隠すための作り声)。
彼女が警察官の道を選んだのは、自分が殺したかつての交際相手に麻薬を売り、
間接的に自分の人生を狂わせた存在である「赤髭のサンタクロース」を独自に追うためであった。


1年前に万代と虹川が「赤髭のサンタクロース」を殺したことを突き止めたが、そこで思いがけず女優となった花江と再会する。
その際に思わず地声で「花江」と口走ってしまったため花江に正体を知られ、
更にその際のやり取りから万代たちにも素性を知られてしまい、「赤髭のサンタクロース殺害について見逃す」という取引を持ち掛けられ、やむを得ず飲んだ。
しかし、図に乗った2人から、さらに「警察が押収した麻薬の横流し」という取引を持ちかけられ、異人館ホテルで2人の殺害を決意する。



台本にト書きの指示を書き加えることで万代鈴江を毒殺。その後、虹川は花蓮を万代からの仕打ちへの恨みで殺したというミスリードに乗って犯人だと考えて(万代の花蓮への嫉妬によるそれは真性であり、実際に彼女を疑う者は多く計算通りに働いた。もっとも不破への疑いも完全には捨てきれてはいなかったようだが)、花蓮の声真似で成りすました不破との通話中に、「あんたが犯人だろ」と身体を差し出すように脅迫、弱みを握った花蓮を意のままに出来ると油断して呼び出されたところを刺殺された。
偶然万代の台本をビデオに収めてしまった佐木竜太がトリックに気付いたために彼も殺害した。
その際、自分が宿泊している「赤い部屋」の隣の部屋の電灯に赤いセロファンを巻いて即席の舞台照明を作り、
その赤い光で照らされた部屋に居る姿を俵田警部に目撃させることで、犯人が「赤い部屋」に居た時間を誤認させた。
しかし、万代殺しのトリックがバレたところで、警察関係者の不破に疑いが向けられることは本来皆無のはずだったため、佐木を殺す動機としては、かなり弱い。何も殺さなくても・・・
せいぜい、筆跡鑑定されない限り特定や疑惑はあり得ないが、一が見つけた台本からはページを破り取って不可能にし、その場面を収めた8ミリテープを奪い去っている。恐らく、トリックの隠蔽を急ぐ余りに佐木を襲って顔を見られるなど、口封じの必要性が強まったのかもしれない。
もしくは花江の遺書の矛盾を指摘されることによって罪を着せる計画が台無しになることを恐れたためか(この点は遺書では佐木に偽トリックがバレたから彼を殺したと書いてるように、佐木殺害後に内容が調整されたのは明らかなのでどうとでもなったと言えなくもないが)。プライド高い彼女が、自信を持っていたトリックがバレてしまったことから、真相に少しでも近づかれることに対して、過剰に動揺した可能性もある。


また、同じDNAの双子であることを利用して、自分の皮膚片を佐木の爪の間に残し、花江のものと思わせて彼女に罪をなすりつける偽装工作も行った。


さらに、万代の毒殺トリックが万が一にも失敗した場合(他の人間が飲む、万代が吐き出すなど)の「保険」として、舞台上の小道具の剣を本番直前にトリカブトの毒を塗った本物にすり替えておいた。その場合は万代が代役を立てるのを見越して先に虹川と花蓮を殺し、解答編で何も知らない花蓮の代役に剣で万代を殺させ、剣をすり替えたのが死んだ花蓮だった、ということにするつもりだった(剣に毒を塗ったのは、刺された万代の死を確実にするため)。


しかし、「光を反射するものは舞台上に置かない」という(ただの演劇部の美雪でも知っていた)劇団関係者の常識を知らず、剣の柄の宝石を光るままにしてしまったうえに、警備が予想以上に厳重になったために回収できないまま残してしまうというミスを犯した。また、一による「解答編」で老女(万代)役を演じた際、本来ならメイド(花蓮)役の美雪に刺される筋書きのはずが、すでに一が小道具にすり替えていたとも知らずに、自分の仕掛けた本物だと思って美雪の手から剣を叩き落としたことで、犯人であることを完全に露呈してしまった。


ちなみに、一の推理では「赤い部屋の密室トリックは虹川殺しに使うはずだったが、佐木を殺さなければならなくなり、急遽プールで殺した」ということになっている。
しかし、そもそも佐木が万代殺しのトリックに気づいたのは、虹川が殺された後なので、この推理は全く矛盾してしまっている。
(「犯人たちの事件簿」ではこの点のつじつまを合わせるためか、佐木に万代の台本を撮られたその時点で赤い部屋のトリックを虹川殺しに使わず佐木を殺害することを即断している)


花江を殺害した動機については、一方的な思い込みによる逆恨みである。
逃亡生活中に花江の元に身を寄せて匿ってもらおうとした際、自首するように促された直後に、
計ったかのように警察が訪れたことで、裏切られたと思い込んだことが発端であった。
幼い頃花江と語り合った、自分は女優に、花江はデザイナーになるという夢を生きる支えとしてきたが、不破鳴美となった時にその夢は捨てざるを得なくなった。
しかし、その後再会した花江が女優の道に進んでいたという事実が、蓮子に花江の裏切りを確信させる決定打となってしまう。
かつての自分と同じ美しい顔のまま自分の夢であった女優への道を奪い去ったという憎しみ、
そして自分の正体を知られたことで刑事としての人生をも壊されるかもしれないという恐れから、花江を殺害した。


スプーンの持ち方とDNA鑑定によって花江と双子であると見抜かれ、逮捕された。
その為殺害人数は5人と、現在までの漫画版の『金田一少年の事件簿』の女性犯人の中では最も多くの人を殺している3人のトップタイの1人。


数ヶ月後に一が面会に訪れた際には再整形で元の顔に戻っていた。某外伝では、美しくなっていますというセリフが入っている。
そこで一に花江の二重生活の真相について聞かされ、自分が取り返しのつかない罪を犯したことを思い知らされ絶叫とともに涙を流した。


戸籍乗っ取りという手段は決して許されることではないものの、自分の人生を狂わせた麻薬とその取引犯を制裁すべく
警察官というまっとうな道を選び、血を吐くほどに重ねてきた努力を、他ならぬ麻薬犯罪の当事者である
万代や虹川に踏み躙られかけていた点には同情の余地がないわけでもない。


しかし、妹の花江を一方的な逆恨みで殺害した事、なんの関係もない佐木まで手にかけた事を考慮すれば、一から十まで同情できるかといえばNOであろう。
そして、最愛の妹を自分自身の手で殺してしまうという、なんともやりきれない形で制裁を受けてしまったのが皮肉であった…


因みに原作の雑誌掲載時には謎解き前に「犯人は、劇団員の中にはいない!」という台詞を言わせてしまうミスがあった。
この発言で犯人候補が雪村オーナー不破警視の2人だけに絞られてしまうというあんまりなミスであった為、単行本では修正された。
警察関係者である不破を除外し消去法で雪村が真犯人だと思ったやつも多いのでは。
また、アニメでは今回の事件の犯人であるにも関わらず、彼女の名前と顔が容疑者リストに載っていなかった。


ドラマでは花蓮殺害時に万代の台本を回収して密かにゴミと共に廃棄していた。しかし、万代の台本の事を花蓮から聞いていた美雪に台本が無くなっている事にいち早く気付かれてしまい、ギリギリのところで台本を取り返されてしまった。
また謎を暴かれた後に豹変し、粗暴な口調になり拳銃を振りかざして抵抗するなど往生際の悪さを見せていた。
しかし、美雪によって花蓮の本心を伝えられた上で「哀しい運命と戦い続けた花蓮と違い、逃げることしか知らない臆病者」と非難され、花蓮の想いに応えるように説得されたことで抵抗をやめ無言で連行される。
後に永久保存版で再登場した際には「犯した罪は許されないが、それでも花蓮に許してもらえるように償いの人生を歩んでいく」と述べている。


某探偵漫画では警察関係者が犯人だった事件はいくつかあるが、『金田一少年』では長編のみだと今のところこの事件だけとなっている*4
「過去に殺人を犯し、他人の戸籍を乗っ取ったキャリア警官が職権を濫用して4人も殺害し、その過程で罪の無い一般人(一)に罪を着せようとした」と客観的に見ればこの事件は驚天動地の警察不祥事である為、作中世界でどのように報じられ、何人の人間が責任を取らされたのだろうか。


勿論一にとって彼女は佐木の仇であり、本件のその後の事件では未だに根に持たれていることが明らかになっている。


  • 文月花蓮

本名は北見花江。北見蓮子の双子の妹。
女優「文月花蓮」としての活動の傍ら、デザイナー「北見花江」としても活動するという二重生活を行っていたが、それは全て大切な姉・蓮子のためであった。
再び蓮子が自分の前に現れた時には「文月花蓮」を姉に譲り、彼女が女優の夢を叶えられるように計らっていた。 
「花蓮」という名前は花江の「花」と蓮子の「蓮」を合わせたもので、
蓮子と同じように花江もまた、自分がデザイナー、姉が女優になるという幼い頃の夢を生きる支えとしてきたのだ。
しかしその事実を知らなかった蓮子は花江を信じることができず、最悪の結末となってしまった…


ドラマでは、万代から『捨てておけ』と押し付けられていた台本を形見としてそのまま自分で持っていた。その事を美雪に話していたために、証拠隠滅にいち早く気付いた美雪は捨てられた台本を見事取り返す事に成功していた。



  • 本物の「赤髭のサンタクロース」

前述のように麻薬の売人であり、1年前に万代と虹川によって殺される。
原作・アニメにおける動機は不明だったが、ドラマ版では取引のいざこざとなっている。
異人館ホテルの秘密(至る所に隠し通路が設けられており、更に麻薬をぎっしりと詰め込んだ隠し貯蔵庫がある)を知っていたことから、
10年という超長期宿泊を敢行し、隠し通路を使って警察の目を逃れつつ麻薬取引を行っていた。
服や部屋など全てを赤一色に染めていたのは、一つの色に執着するという麻薬中毒者の典型的な症状であり、
ホテル近くの喫茶店ではコーヒーに大量の砂糖を入れる姿を目撃されていたが、これも麻薬中毒による味覚異常を示す行動であるとされる。
要するに、麻薬で商売していた傍らで、自身も麻薬漬けになっていたのだ(売人自らが中毒者になる、というパターンも存外珍しくない)。


死ぬまでに相当量*5を売りさばき、莫大すぎる利益を得ていたようだが、
それでも一が最後に見つけた麻薬貯蔵庫に収められていた品を見て明智曰く「この量と質なら、ざっと50億円にはなるな…」。
元々はどれほどの量が貯蔵されていたのか、ちょっと考えられないほどである。
一の推理によると、この館を建てた先代の貿易商が集めた(彼もまた麻薬中毒で自殺した)とのことだが…。
先述の「曰くつき」の315号室とは『先代の貿易商が自殺をした部屋を改装したものだから』という理由らしい。


しかし、肝心の隠し部屋はフロントなどがある大広間の、ペルセウスとメデューサ像に仕掛けを施した地下にあったので、
どうやってホテル側のフロントの人員に気づかれず、仕掛けを動かして麻薬を取りに行っていたのか、まったく不明である。
ある程度ちゃんとしたホテルなら、フロントには24時間スタッフの誰かしらがいることは決して珍しいことではない(昨今はコロナ禍の影響で少し違うかも知れないが)。
フロントのスタッフを一部買収して、見て見ぬフリでもして貰っていたのだろうか?


なお、何故か本物の方が怪人の「赤髭のサンタクロース」として扱われる事が地味に多い。
(単行本の表紙でも、登場しているのは髭面をした本物の方である)。
一応、本来の怪人版の衣装は佐木殺害時の顔を包帯で隠した姿である。


ドラマ版では季節の関係などから「冥界の道化師」となっており、
どこぞのトランプマンのような真っ赤でド派手な衣装になっている。


  • 万代鈴江
  • 虹川幸雄

麻薬の密売に手を出しており、1年前に「赤髭のサンタクロース」をひき逃げに見せかけて殺害した。
不破にこの事実を突き止められるが、偶然不破が10年前に指名手配された北見蓮子であることを知り、10年前の事件について黙る代わりに「赤髭のサンタクロース」の殺害を見逃すよう不破を脅迫。
この脅迫が通ると更に、警察が保管している麻薬を自分達に横流しするよう求めた*6
流石にこの要求は不破にとって到底呑めるものではなく、2人とも殺害された。


また事件解決後、「アフロディア」に麻薬が蔓延していたことも判明。団員の殆どが麻薬所持で逮捕され、劇団ももう終わりだろう、とのことであり、被害者とはいえ、本当にとんでもない2人組であった。
かつては「戦後最大のスター」と呼ばれていた万代だが、どうしてそんな大物がこのように成り下がってしまったのだろうか…?
まあ興行の世界はヤクザな商売なので昔からやってたんだろう。「戦後」というのが如何にもだし。
麻薬の欲しがり方から相当な常習者であった可能性が高く、あのヒステリックぶりも麻薬中毒の症状の一端だった可能性があるが、これは元からなのかもしれない。


なお虹川は、不破が自分に殺意を抱いている事、地声が花蓮そっくりな事を知っていたにもかかわらず、花蓮の声の電話に応じて人気のないプールにまんまと呼び出され殺害された事になる。
いくらモノにしたいと思っていたとはいえ、うかつ過ぎやしないだろうか?


  • 辺見魔子
  • 市川玉三郎

めちゃくちゃ振る舞いとルックスが怪しかっただけの、事件の本筋とは特に関わりのないただの変な人たち。要するにミスリード枠。
真実が明らかになり始めてからはほぼリアクション要員に徹しており、顔のアザや花蓮への執着、万代との確執などの意味深な要素については特に語られることもなく物語からフェードアウトした。
その後団員達の殆どが麻薬所持で逮捕されたとのことだが、彼らがどうだったかは不明。2人とも麻薬シャブやってそうな振る舞いばかりしてはいたが。
なんにせよ劇団そのものがお先真っ暗な状況で、麻薬取引への関与の有無はともかくその一員だったという汚名が付き纏うであろう彼らの今後は決して楽なものではあるまい。
辺見に至っては意中の「お姉様」まで殺されてしまうなど、本筋の裏でかなり悲惨な目に遭ってしまっている。どうか強く生きていってほしいものである。


  • 榎戸あきら

明確な説明は一切無いが、「脅迫状の件で不安になって赤髭のサンタクロースの件を暴露しかけた際は虹川に別室に連行され、『死にたくない』などと若干騒いだ後、戻ってみると不安な様子が消え楽観的になっていた」という描写がある。
この際、両刀使いの虹川から「アッー!」なことをされた可能性もないとは言い切れないが、「赤髭のサンタクロース」に対する怯えぶりから、普段から万代と虹川から麻薬を買っていて、口封じに麻薬を打たれた可能性が高い。
「ナルシスの魔鏡」の彼の役どころは、麻薬の為に借金をしている、万代の持つ麻薬が喉から手が出るほど欲しい彼の姿を映していたのかもしれない…


  • 七瀬美雪

ドラマでは上記の通り、一に代わって推理を披露するも密室のトリックは解けず一の助太刀に頼ることになる。
しかし、最後に兵頭が抵抗した際は拳銃にも怯まず、原作の一の代わりに花蓮の本心を伝えた上で涙ながらに叱責し彼女を説得するという大役を果たした。


  • 佐木竜太

上記の理由で殺されてしまった為、原作ではわずか2回目の出番にして退場ということになってしまった。
しかし、この展開に対する読者からの反響が大きかったことや、
彼の使用するビデオカメラというアイテムが作劇上とても役に立つということに制作側が気付いたのか、その役目は彼の弟である佐木竜二に託され、彼自身はこれ以降、幽霊として一と竜二の夢の中に登場し、彼等に助言または警告を与える様になった。
なお、アニメでは一命を取り留め、ドラマでは事件に巻き込まれもしていないので、引き続き彼の生きている姿を見ることが出来る。


アニメ版では解決編まで意識不明の状態が続いていたが、事件が解決し日付が12月25日に変わった直後に無事目を覚ましている。

神様、今日はクリスマスですよ? ケチらないで奇跡を起こして。お願い…
…二三、ちゃん…


…メリー…クリスマース…



この瞬間は涙腺崩壊必至である。


  • 本物の不破鳴美

冒頭の水死体の正体。
10年前、大学受験に失敗したことを苦にし、天涯孤独の身の上だったこともあり、釧路沖で飛び降り自殺を行う。
遺書は蓮子が発見。一緒に置いてあった彼女のバッグには、ご丁寧に現金やアパートの鍵、身分証明書などが入っていた為、
戸籍乗っ取りを行い、第2の不破鳴美が誕生した。



【余談】
今回の舞台となる異人館ホテルの建物のモデルは、函館市にある旧函館区公会堂。



これから金田一に触れる読者にとって、講談社コミックス(KC)版は注意が必要。
……というのも、8巻の目次で思いっきり佐木の死をネタバレしているのである。
(具体的には、一が佐木の墓参りをしている場面がコメディタッチで描かれている)


作中の主要キャラの死を思い切りネタバレするというのは、一見信じがたい行為である。
しかし、同時期の別出版社に目を向けるとジョジョの奇妙な冒険うしおととらでも似た事が平然と行われていた。
(前者は死亡する前の巻の読者投稿でネタバレし、後者は死亡する巻の冒頭で作者がそのキャラの死に言及していた)
80年代後半〜90年代前半は漫画雑誌の売り上げが今と比べ物にならない程多かった為、「読んでない人でも大まかな内容を知っていて当然」という認識が強かったのかもしれない。


とは言え、掲載から相当時間が経った未来の読者にとって堪ったものじゃないのも事実。
「金田一少年」を友人に勧める人は、目次の事をそっと注意喚起してあげるか、文庫版かコンビニコミックス版の購入を勧めてあげるといいかもしれない。



ちなみに「異人館村殺人事件」とは、直接の関係はないが共にタイトルに「異人館」が入っている点が共通している。
そしてそれ以外にも類似点が多い。

  • 舞台が北国。
  • 俵田刑事が登場する。
  • 不動高校の生徒から犠牲者が出る。
  • 事件の背景に麻薬が絡んでいる。
  • 犯人が他人になりすましている。
  • 犯人が犯罪者でなければ物凄くハイスペックな人。

【ドラマ版】


◇原作との違い

  • ドラマの放送が夏であったため、作中の季節も冬から夏に変更。
  • 夏の話にサンタクロースモチーフの怪人を登場させるのは違和感があるため、怪人名を「赤髭のサンタクロース」から「冥界の道化師」に変更。
  • 舞台を函館市から横浜市に変更。
  • 劇名を「ナルシスの魔境」から「悪魔の審判」に変更。
  • 一は冒頭で盲腸のため入院してしまい、代わりに美雪が推理に挑戦する。しかし、途中で詰まってしまい、そこに現れた本物の一が推理を引き継ぐ。
    • これについては同時期に他局でKinKi Kids主演のドラマが制作されており、堂本のスケジュールの都合がどうしてもつかなかったためと思われる。のちの道枝版でも同じ理由で、あちらでは逆に美雪の方が出番が少なかった。
  • 佐木はそもそも同行しなかったため、この事件の被害者になっていない。
  • 劇団員達はリハーサル時にも役の衣装を着ている。
  • 第1の殺人で毒が仕込まれていたものをワイングラスからキセルに変更。また、取る位置も中央から右端になっている。
  • 小道具の剣はすり替えられていない。また、剣が小道具だと説明するのは兵頭。
  • 劇で死亡する事になっていた役はピエロから人形使いに変更。また、それを指摘するのは薬師寺。
  • 本物の冥界の道化師が借り上げた部屋が315号室から215号室に、期間が10年間から15年間に変更。
  • 虹川は「赤い部屋」に宿泊しており、そこで美雪が冥界の道化師の幻覚を見ている。また両刀使い、脚本家兼男優の設定はなくなりミステリーナイトでは演出・脚本のみ行う。殺される場所もプールから部屋内に変更されている。
    • なお、殺され方も原作の「刺殺」から、長い杭状のもので貫かれ壁に磔にされるというエグイ形に変更された。
      • しかし、犯人が槍投げ選手の如く正確に虹川に向かって杭を投擲して殺害するシーンは、若干シュールギャグのように見えなくもない。手に髪の毛を握らされるなど原作の佐木の役割を担う。
  • 万代が殺された後、虹川は舞台を中止しようと言い出す。
  • 虹川は殺される前、兵頭に脅迫の電話をかけておらず、それに伴い兵頭が花蓮のフリをして元の声で虹川を呼び出すシーンもカット。
  • 榎戸は原作とは違い怯えていない。
  • 北見花江の名前を、原作では芸名だった文月花蓮に統一。
  • 犯人の本名の北見蓮子を文月蓮子に、偽名の不破鳴美を兵頭鳴美にそれぞれ変更。また、文月蓮子のDNA鑑定は行われていない。
  • 前番組『銀狼怪奇ファイル』の登場人物である天神学園新聞部の面々が登場する。
    • 「雪夜叉伝説殺人事件」の際に『銀狼』の主人公・耕助と一が友人という設定が作られており、
      今回は「耕助から一のことを聞いて調査を依頼した」ということになっている。
  • 兵頭が昔から冥界の道化師を追っていた事実は俵田が美雪に話している。
  • 花蓮の遺体の状態をベッドで仰向けに変更。
  • 一が犯人をあぶり出すために劇を再現するシーンがカット。代わりに天神学園の生徒の協力を得て花蓮の無実を証明する証拠を入手するシーンが追加。
  • 一が兵頭の正体が花蓮の姉「文月蓮子」と指摘するタイミングをすべての謎が解けた後に変更。
  • 蓮子と花蓮の両親は彼女達が17歳の時に他界した事になっている。
  • 蓮子は男を殺す際、原作では正面から腹部を刺していたがドラマ版では背後から刺している。また、刺される直前に男が冥界の道化師とやりとりをする場面がある。
  • 花蓮の女優とデザイナーの二重生活についてはカット。そのため。女優として活動している理由が「大切な人に自分の居場所を伝えるため」になっている。
  • 万代と虹川に兵頭の正体がバレるくだりが、紅茶をまぜる時のスプーンの持ち方でバレる流れになっている。
  • 麻薬貯蔵庫についてのエピソードはカット。
  • 花蓮の真意を伝えるタイミングを兵頭の自供後に変更。また、伝える相手を美雪に変更。


【アニメ版】


◇原作との違い

  • フミが同行している(原作ではこの時点では未登場)。佐木も異人館ホテル到着前から同行している。
  • 俵田刑事が登場せず、代わりに剣持警部が登場。
    • その為、一達が犯人に襲われた時は赤髭のサンタクロースからの手紙で外に呼び出されたに変更。
  • 劇名を「ナルシスの魔境」から「鏡の中の殺人鬼」に変更。
    • 劇中に「老女の娘(魔子)は一度家を出たが財産目当てに出戻った」「ピエロ(榎戸)は老女のせいで借金苦に陥った」「人形使い(市川)はメイド(花蓮)に想いを寄せている」設定が追加。
  • 劇団に猫の死体が贈られるシーンはカット。
  • 劇団の練習時、一が劇の練習を殺人と勘違いし乱入、万代の事を「自己中で傲慢な鬼ババ」と口にするシーンが追加。なお、フミも万代の事を「鬼ババ」と呼んでいた。
  • 本物の赤髭のサンタクロースの顛末が変更され、赤い部屋の中で薬物死させられた。
  • 虹川が狙ってるのは花蓮のみ。また、虹川が殺されたのは万代が殺害された数時間後になっている。
  • 虹川の死体発見後、不破は原作よりも落ち着かない様子を見せ、一も怒りに震えていた。
  • 虹川が亡くなった翌朝、雪村が宿泊客に劇の中止を謝罪している。
  • 辺見魔子の名前が市川魔子に変更され、市川玉三郎とは姉弟(幼い頃に親を亡くして万代に引き取られた)という設定になった。
    また、右頬の痣も見られない。
    • 市川玉三郎が人形越しにしか話さないことについて、「幼少期に万代に虐待された影響で人形を介して話すようになった」と理由付けされている。
      但し舞台のセリフだけは人形を介さず話せる。
  • 犯人に呼び出された一が美雪の部屋から自分の部屋に戻る時の行動が異なる。原作では佐木のイタズラだと思い、彼に文句を言おうと怒っていたが、アニメ版では犯人の標的が佐木である事に気付き、彼を心配して急いで戻っている。
  • 佐木竜太は犯人に襲われ、一時意識不明の重体となるが、死亡はせず一命を取り留めた。
    その為、ある意味犯人の殺害人数が減った事、金田一が仲間を失わずに済んだという点からして、この事件での数少ない救いになっている。
    • 首を絞められたあとバスルームに吊るされるという流れは原作と同じだが、首吊りではなく両手首を縛られた磔のような形で吊るされた。
  • それに伴い、犯人の(事件以前も含めた)殺害人数が5人→4人(+1人傷害)となった。
  • 花蓮死亡後、一と共に捜査する人物が美雪からフミに変更。美雪は佐木の看病で一時退場、あとでフミと交代で戻る。
  • 一は佐木が襲われた理由について解説する際、原作よりも悔しさを滲ませている。
  • 蓮子がチンピラを殺害する際、殺害方法が灰皿で撲殺に変更。そのためやや正当防衛っぽくなっている。
  • 上記の通り剣持警部が既に異人館ホテルにいるので、謎解きの際にホテルに来るのは明智警視1人に変更され、ホテルに来るまでの経緯も変わっている。
  • 一との面会時に蓮子は再整形しておらず、不破鳴美の時のままの顔になっている。
    • 声に関しても、原作では観念した後、花江と同じ声に戻したが、アニメ版では元から声は異なっており、虹川をおびき寄せた時の声も本来の声から真似た声に変更。ただし、観念した後一瞬だけ花江と同じ声に戻っている。
  • 蓮子との面会時に一が花江の真意を伝える際、一が推測を語るだけでなく花江本人の遺した日記を見せている。
  • 麻薬貯蔵庫についてのエピソードはカット。

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  • コメントが長くなってきたのでリセットしました
  • 蓮子は金田一界女性犯人強敵6位だと思う -- 名無しさん (2017-06-03 20:07:10)
  • ↑女優志望だったくせに光り物厳禁ルールを知らなかったので、自分の中では評価低い。 -- 名無しさん (2017-06-03 20:37:27)
  • 佐木のメリクリは別に涙腺崩壊じゃないんだよなぁ。それよりも、不破さんの「花江を殺しちゃった」のほうが泣いてしまうわ。 -- 名無しさん (2017-10-10 12:33:13)
  • ↑私はほっとして泣いてしまった、でも不破は救われないな。 -- 名無しさん (2017-11-16 09:51:28)
  • 麻薬密売組織を撃退したいとはいえ、不破はカンニングや替え玉、裏口入学以下の事をしてしまったな。 -- 名無しさん (2017-11-27 21:35:49)
  • ホントに花江訪ねたタイミングで自首してればなあ。1年で禁断症状克服+東大合格してるんだし少年院出た後に幾らでも姉妹でやり直せただろうに... -- 名無しさん (2017-12-13 14:04:04)
  • これ、犯人たちの事件簿では、どんな笑いを作ってくれるんだろう……予想しない? -- 名無しさん (2017-12-13 14:11:46)
  • ↑不破「私が捜査責任者である限り金田一に勝手な真似はさせない!」明智「今から私が捜査の指揮を執ります」不破「なん‥だと‥!?」なんて事になりそう。 -- 名無しさん (2017-12-13 16:48:49)
  • 不破さんは知能犯なんだけど不安からか佐木殺しなど無駄な行動が多いからなぁ。そういう性格がそのままラストの悲劇や金田一の台詞に繋がっちゃうのが何とも・・・ -- 名無しさん (2018-01-08 04:08:45)
  • ↑妹に裏切られたと思い込んだ怒りも犯行の動機の大きな原因だっただけに、良くも悪くも直情的かつ感情的な性格が強かったんだろう -- 名無しさん (2018-01-12 13:35:11)
  • ↑まぁそんな性格だったから復讐の為だけにシャブ中から東大に入ってキャリア組とか無茶苦茶な事出来たんだろうな。その努力もうちょっと別の事を使えなかったのだろうか・・・ -- 名無しさん (2018-02-08 02:19:58)
  • 冒頭に書かれてる点以外にも異人館村殺人事件との共通点は多いね。エピソードが身元不明の死体の発見から始まる、犯人がその死体の人物になりすましてる、犯人が自分を愛してくれてる人を手にかける、そのせいで後味の悪い終わり方になってる…等 -- 名無しさん (2018-02-17 22:34:48)
  • 悪いのは赤ひげのサンタクロースの一派や、その相手のチンピラって言いたいけど、やっぱり佐木を襲ったり、その罪を金田一に擦り付けたり、美雪やフミたちを悲しみへ落としたからな...同情の余地は....う~ん。↑6ところで犯人の事件簿になると意外に中の人ネタ的なモノで「 ゲットだぜ!」とか某カードゲームアニメの盗賊王の少年みたいな顔になるんじゃない( 笑 )?・・・冗談です、すみませんでした…。 -- tourisugari (2018-03-06 23:34:39)
  • 上の人の見解とは違って、私は女性犯人最強だと思う。 ただし、事件捜査主任であった点や警視という立場も含めてだが、明智や剣持の援護が無ければ到底勝てない相手だった。 -- 名無しさん (2018-05-02 07:03:16)
  • ↑俵田を味方につけて「自分の刑事生命を賭ける」とか言ってもらえば・・・ -- 名無しさん (2018-05-07 21:31:22)
  • 上から2番目の続き、女性犯人強豪5は 1位浅野遥子 2位遊佐チエミ 3位湖月レオナ 4位綾辻真理奈 5位和泉さくら  -- 名無しさん (2018-05-27 16:24:51)
  • 舞台に光り物置かないって言うけど劇中で一同がグラスをとるシーンはどうなんだ、と当時から思ってた -- 名無しさん (2018-08-15 07:02:42)
  • 8巻のすごく迷惑なネタバレについて追記。若干推測の含まれる文章なので、当時の漫画事情に詳しい人がいたら修正していただけると有難いです。あと、上の方で別事件のネタバレが含まれているっぽいので、どなたか修正お願いします(自分は金田一を読んでる途中なのでできません) -- 名無しさん (2018-10-21 11:26:20)
  • 2017-12-13 16:48:49のコメント者に畏敬の念を覚える -- 名無しさん (2019-02-07 09:24:25)
  • 不破が一を誤認逮捕したのに謝らなかったことで怪しいと思った読者もいると思う。後美雪が不破のこと「ブス」って言ったのは顔じゃ無くて性格だと思う。でなきゃ温厚で優しい美雪は普通そんなこと言わないと思う。 -- 名無しさん (2019-07-27 20:33:28)
  • 小田切は六星、美作は航一郎と成りすます前の本名で呼ばれることが多いが(航一郎は性別すら違うという事情もあろうか)、不破が北見などと呼ばれることはそこまで多くないように思える。あの濃ゆい警視キャラのせい? -- 名無しさん (2019-08-13 08:10:12)
  • 何も知らずに演じて手首を叩かれた美雪、ちょっと可哀想だった。そこそこ痛そうだったし・・・  -- 名無しさん (2019-08-14 11:31:25)
  • 万代は市川悦子 -- 名無しさん (2019-08-18 19:14:03)
  • ↑↑↑航一郎は本物の碧も話に関わってくるから航一郎呼びにしないとややこしくなる。不破の場合は小野寺将之や葉崎栞のように前の自分を捨て去りたがっている感じがするからかな。六星は犯行の都合のために小田切になってただけで六星である事を捨ててなさそう。 -- 名無しさん (2019-08-18 23:07:34)
  • 20年後、歌島同様ハジメはこの地に降り立つことになるようで -- 名無しさん (2019-09-26 18:05:56)
  • ↑↑それに北見は被害者にもいるからなあ(芸名の文月の方が呼ばれそうだけど) -- 名無しさん (2019-10-15 06:56:35)
  • ↑2 あのペルセウスと供に隠し部屋も再登場するのかな?そして...彼らは大丈夫かな...めっちゃ心配。 -- 名無しさん (2019-11-10 11:50:44)
  • 獄中の北見に佐木二号が面会に現れたら彼女は果たしてどんな反応をするだろうか?彼女自身も一卵性双生児なだけにつくづく瓜二つな姉妹兄弟(一応佐木兄弟は双子じゃないけど)と縁のある犯人だ -- 名無しさん (2020-02-10 11:49:49)
  • 被害者とはいえ、なんちゅう連中だ…金田一少年の世界では大抵の被害者はまさにこれ。 -- 名無しさん (2020-03-25 22:27:33)
  • アニメで正体がバレて観念したときの声の変わりようは凄かった、松本さんの名演技だった -- 名無しさん (2020-07-06 22:00:04)
  • 隠し扉見つけた時のはじめと不破警視がなんか好き。 -- 名無しさん (2020-07-25 17:53:42)
  • 自分が襲われないと油断してたとはいえ、謎の電話で血相変えて金田一が出てた直後の来訪者となると相当警戒するはずだし、その状況で部屋に入れる人物となると不破警視しかいないよなぁ -- 名無しさん (2020-08-18 17:18:57)
  • 荒らし報告のあったコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2020-11-01 22:37:55)
  • 一からコツコツ努力して東大合格出来るから、要領は良いはずなんだけどなあ・・・作中の描写見る限りとてもそうは思えない -- 名無しさん (2021-01-22 13:31:23)
  • アニメの容疑者リストに関しては演出かと。警察の人間が容疑者リストに入っていたら間違いなく疑いの目を向けられて犯人がすぐにバレてる -- 名無しさん (2021-03-07 20:13:13)
  • アニメ版との違いのところ、正体がバレるきっかけはアニメでも原作と同じく最初に蓮子のほうが「花江!」って口走ってるから花江の言動がきっかけってのは違うよね -- 名無しさん (2021-05-08 21:26:13)
  • 謎解きイベントが流行ってる現在に読むとイベントとしてのミステリーナイトへの描写が少ないのが物足りなくなる。ホテルの中に隠されたヒントの具体例が無いとか、一人だけワインを飲まなかったあいつが犯人です!というトリックもくそもない解決編とか。そういえば解決編の芝居に探偵役で出てきたモブ劇団員もやっぱり麻薬買ってたのかな… -- 名無しさん (2021-05-08 22:04:04)
  • 蓮子も花江も常人じゃ考えられないくらい努力してるよな。2人ともポテンシャルはめちゃくちゃ高かった。東大へ入学卒業してキャリア警官とか東京の一流劇団で不向きな役者やりながらデザイナーもやるとか。 -- 名無しさん (2021-08-10 15:39:28)
  • 最後の金田一と犯人のやり取りの描写を見る限りでは相変わらず極刑は回避されるっぽい感じだが。殺人前科や自分の立場も含めてこれだけの事をして無期で済むってなあ・・・ -- 名無しさん (2021-08-28 19:21:45)
  • 事実は小説より奇なり このずっと未来に6人殺して無期で済んだケースが -- 名無しさん (2021-08-28 19:33:27)
  • 重い話だったけど自己中で傲慢な鬼ババアのシーンは初見で観た時腹がよじれるくらい笑ったわwwwww -- 名無しさん (2021-11-17 00:40:36)
  • 挿しちゃったw(【用語】>さとう挿) -- 名無しさん (2021-12-20 15:24:31)
  • 連投失礼。多分それは「さとう拝」 -- 名無しさん (2021-12-20 15:25:24)
  • 虹川の項目について、虹川は花蓮を万代からの仕打ちへの恨みで殺したミスリードに乗って犯人だと考えて(もっとも不破が言うように彼女への疑いも捨てきれてなかったようだが)、花蓮の声真似で成りすました不破との通話で「お前が犯人だろ」と身体を差し出すように脅迫、弱みを握った花蓮を意のままに出来ると出向いて殺されたってことだと思う -- 名無しさん (2022-04-09 00:54:19)
  • 「生娘をシャブ漬けにする」騒動で一番最初に思いついた事件 -- 名無しさん (2022-04-27 18:39:31)
  • ドラマ版における篠倉伸子さんの演技がかなり良かったんだけど、このドラマ公開から僅か3年後に亡くなっていたというのが衝撃的だった。 -- 名無しさん (2022-05-17 21:59:44)
  • なんかこれの再ドラマ化説が上がってるな 流石にその場合はアニメと同じく佐木は未遂になりそうではある -- 名無しさん (2022-05-23 19:19:49)
  • ↑4万代の花蓮いびりが何の裏もないガチだったのは悪い意味での驚きだった。花蓮に疑惑集中するのが犯人の計算通りになった要因。 -- 名無しさん (2022-05-23 23:10:37)
  • これか魔犬の森が最終回だと聖恋の話が深い。魔犬の森だったら佐木が犯人だろうけど -- 名無しさん (2022-05-23 23:34:40)
  • やぼかも知れんが、ゴーゴンが鏡見ると自分が石になるって話ネタだよね? それじゃペルセウスの神話が成立しない。だいたい、町歩いててウインドウショッピングさえできんだろうし。もしドラマでやることあれば、神話再現して欲しいな。 -- 名無しさん (2022-06-27 21:31:09)
  • ↑確かに実際の神話とは多少違うけど、怪物がウインドウショッピングなんかしないだろうしそこは鏡で化粧と言った方が… -- 名無しさん (2022-08-18 06:56:57)
  • ↑ギリシャ神話は説によって色々描写が違うけどゴーゴン(メドゥーサ)は自分「が」見た者も石にするし自分「を」見た者も石にするからペルセウスはゴーゴンは寝てる間に直視せずかがみ越しに見て首を切ったという神話が多い -- 名無しさん (2022-09-15 19:24:27)
  • 腹話術師とガチレズの2人が恐ろしくキャラ濃いのに事件の本筋にはなんも関わってこないのがちょっと面白い -- 名無しさん (2022-12-25 00:44:37)
  • アニメでは終盤金田一役の松野さんが尋常じゃないくらいテンション低い演技してたけど具合でも悪かったんだろうか -- 名無しさん (2023-02-05 20:37:54)

#comment

*1 美雪曰く「すごい人気でなかなかチケットがとれない」らしい。
*2 1日あたりに直すと約2740円。異人館はそれなりに格式のあるちゃんとしたホテルだし、ルームサービスや食事、部屋の掃除や諸々の備品の交換などがついてくると考えれば、かなり格安である。
*3 公式ガイドブック2によれば、ウニ丼イクラ丼を奢ると約束したが、実際に奢ってもらえたのは屋台のラーメンだけだったらしい
*4 短編や『明智警部の事件簿』等を含めるともっと増える。
*5 先述の不破曰く、「(赤髭のサンタクロースが)売り捌いた額は末端価格にして10億円を下らない」。
*6 これには俵田も「被害者とはいえ、なんちゅうふてぶてしい連中だ」と言っている。なお、今回の事件だけでなく、今後の事件に登場する被害者達の多くが俵田の言う「ふてぶてしい連中」ばかりである。

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