登録日:2015/05/03 Sun 11:11:57
更新日:2024/02/17 Sat 22:39:42NEW!
所要時間:約 14 分で読めます
▽タグ一覧
名作 名探偵コナン 名探偵コナン劇場版項目 映画 劇場版 工藤新一 毛利蘭 爆弾 誕生日 シンメトリー 左右対称 火災 米花町 公園 河川敷 西多摩市 環状線 電車 列車 赤い糸 オールナイト 運命の選択 こだま兼嗣 古内一成 ゴールデンウィーク 白鳥任三郎 蘭のピンチ 東宝 アニメ 逆恨み ひどい動機 ひど過ぎる動機 外道な犯人 芸術至上主義 アニメ映画 時計じかけの摩天楼 堤無津川 赤い糸の伝説 米花シティービル ラッキーカラー ガス灯 持っててよかったソーイングセット 憲法記念日 みどりの日 赤か、青か
真実はいつもひとつ!
監督:こだま兼嗣
脚本:古内一成
主題歌:杏子「Happy Birthday」
『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』とは、劇場版『名探偵コナン』シリーズの記念すべき第1作目のタイトルである。
1997年4月19日公開で上映時間は95分。興行収入は11億円。
【概要】
テレビアニメシリーズの大ヒットに伴い、放送開始の翌年に公開される事となり、以降は毎年*1GWシーズンに合わせて公開される定番映画シリーズとなった。
原作者の青山先生はのちのインタビューで映画化の話が来るまでの現場は「『サンデー』編集部からの意図しない注文、毎週のカラー作業・グッズ系のカラー作業・事件やトリックのアイデア出しなどで『コナン』を描くのが大変になりすぎていた」と語っており、映画化が決まった時は今まで稼いだお金を全部使いきるつもりでアシスタントたちと休みを取ってラスベガス旅行に行っていた。そして帰ってきたら『コナン』の連載を終わらせる予定だったという。
しかし、休暇中に泊まっていた現地のホテルに、当時の『サンデー』の担当編集者が電話を入れて『コナン』の映画化決定を伝えると先生は映画好きだったことから嬉しくなり、これは改めて頑張らないといけないと連載終了を思い留まったという。映画化がもし無かったら『名探偵コナン』は3年で終わり、アニメ共々これ程長く続く事はもちろん無かった。
アニメのプロデューサーである読売テレビの諏訪道彦氏も「やりたいことをすべてやり切るつもりで製作した」と語った。
ちなみに公開日は上記の通り1997年4月19日と記載されているがこれは関東およびその他の地域での公開日である。本作の時点では東京都での反応を見る意味もあったためで、関西およびそれ以外の一部地域はあえて1週間後の26日に公開日をずらした。諏訪氏によると「まず東京で公開されると口コミが広がり、1週間遅れて公開された大阪の映画館では立ち見が出るほどの満席ですごく感動した」と語る程反響は良く、毎年恒例と決定された次作『14番目の標的』以降は基本的に全国同時公開となっている。
1作目でありながら完成度は高く、新一と蘭のラブストーリーや綿密な伏線を基にした謎解きなど『コナン』作品を構成する要素が多く盛り込まれている作品でもある。
今作の象徴とも言える大規模な爆破シーンはこの作品以降も継承されていった。
あと、劇場版のタイトルは必ず「〜の○」となっているのが特徴である。
目暮以外のレギュラー陣は、作品によっては出番の多い少ないに格差はあるものの、現在も劇場版に毎年登場している皆勤賞メンバーである。
なお、コナンと蘭は劇場版ポスターにも毎年登場している。
チョイ役ではあるが、ゲスト声優として電車の乗客役で大阪吉本(現在は東京吉本)所属のお笑いコンビ「2丁拳銃」の2人が出演している。
【音楽】
初の劇場版ということもあり、今作のための楽曲は全17曲と少なめ。
またそのうちメイン・テーマを除いた16曲の半数に当たる8曲はTV版で流れていたもののアレンジであり*2、そもそもTV版で流れていた曲をそのまま流している場面も。
今後もお馴染みとなるTV版への楽曲導入は『幽霊船殺人事件』から、映画の公開から約1ヶ月半とかなり早めのタイミングであった。
ただしオリジナル曲の大半は2003年放送分以降はパッタリとご無沙汰となり、一時期はアレンジ曲の方が生き残っていた。
しかし2007年のBGMのリニューアル以降は逆にオリジナル曲の方が現在まで使われる逆転状態となっている*3。
ちなみにサントラに収録された曲が全てTV版で使われた唯一の作品でもある。
以下、ネタバレにご注意ください。
【ストーリー】
病院長の黒川大造が殺害される事件が発生。
現場*4に居合わせたコナンはいつもどおり小五郎を眠らせ、真犯人を暴いて事件は解決を迎える。
その事件から数日経った4月26日、コナンは阿笠邸で優作宛の手紙を整理していた時に、一通の新一宛の手紙を見つける。
手紙の差出人は有名な建築家の森谷帝二。どうやら彼は新一のファンのようで、4月29日に自宅で開かれる予定のガーデンパーティに新一を招きたいと考えて招待状を送ったらしい。
さすがに子供の姿で行くわけにもいかず、コナンは新一の声を使って蘭と小五郎に代わりに行って貰うように頼み込む。
蘭はその頼みを了承したが、交換条件として5月3日の土曜日にオールナイトの映画に付き合うよう新一に約束を迫る。
その翌日の4日は新一の誕生日で、0時になったところで新一にプレゼントを渡して驚かそうと計画を立てているらしい。
そして問題の5月3日。早朝から蘭は嬉しそうに出かけていくが、そんな彼女を見送ったコナンはこれからどうしようか頭を悩ます。
阿笠邸のテレビで爆薬盗難や連続放火のニュースを見ていたその時、家の電話に「爆薬を盗んだ犯人」と名乗る男からの電話が入る。
その電話で「堤向津川緑地公園で面白いものを見せてやる」と聞いたコナンは大急ぎでそこへ向かう。
そこでは少年探偵団がRC飛行機で遊んでおり、よく見るとその飛行機には爆弾が搭載されていた。
ふとしたアクシデントにより飛行機が暴走するが、コナンがコントローラーを蹴って飛行機に命中させた事によって空中で爆発。
幸い大事には至らなかった。
だがこれを皮切りに都内の各地で爆弾騒ぎが発生し、規模も徐々に大きくなっていく。
果たして犯人の目的は新一に対する挑戦なのか? それとも……?
【事件関係者】
- 森谷帝二
CV:石田太郎
東都大学建築学科の教授と同時に日本でも指折りの建築家。47歳。
高校の頃までイギリスで暮らしていたからなのか、英国紳士のような気品あふれる物腰の柔らかい人物。
英国風の建築に心酔しており、特に古典建築の左右対称様式へのこだわりは病気といっていいほど強い。
そのため本名の「貞治」を左右対称になる「帝二」に変えている(この点においても、コナンから「もはや病的だな」と突っ込まれるほど)。
芸術家タイプの建築家で、若手の建築家に対し
「美意識が欠けている!もっと自分の作品に責任を持たなければならない!」と警鐘を鳴らしている。
ちなみに独身で、家事全般についてもほとんど自分で行っている(本人曰く、自分で何でもやらないと気が済まないらしい)。
そのためパーティーで出した料理も(方式から手作りにこだわったこともあり)彼が手作りしていた。
ただ上記の様に美意識への強いこだわりがある点を考えると、かなりの完璧主義者&神経質であると考えられ、
とても結婚出来る器であるとは考えられない(たとえ結婚出来たとしても、すぐに離婚しそうなレベルである)。
父親も世界的に有名な建築家だったが、15年前の別荘の火事に母親と共に巻き込まれ他界。
そして両親が亡くなった頃から、帝二が手がける建築が急に世間の脚光を浴びるようになったらしいのだが……?
今回、火事や爆破未遂の被害に遭った建築物は全て彼が30代前半の頃に手がけたものだった。
劇場版恒例のダジャレクイズだが、記念すべき?第1回目は彼がパーティで出題していた。
ちなみに劇場版第5作『天国へのカウントダウン』に登場する建築家・風間英彦は彼の弟子。
CV:塩沢兼人
警視庁捜査一課の警部補。
国家公務員1種試験をパスしたキャリア組だが、この設定は後のエピソードで追加される事となる。
この春から目暮のいる一課に配属された(後のとある原作エピソードと矛盾が生じてしまっているが本作にはよくあることなので気にしてはいけない)。
建築に興味があるらしく、森谷の父親が設計した建築を特に好んでいる。
森谷自身の建築にも詳しいが、彼に関しては不信感を抱いている節がある。
なお、本作では苗字しか分かっておらず、任三郎という名前は劇場版次作品である『14番目の標的』で明かされる。
- 坂口
CV:藤本譲
東都環状線運行部長。52歳。
警視庁からの連絡で環状線に爆弾が仕掛けられている事を知り、「時速60km以下で爆発する爆弾を作動させないように、時速70kmで走行をするように指示を出せ」と楠に命令した。
- 楠
CV:藤城裕士
東都環状線司令室の指令長。45歳。
坂口からの指示を仰ぎ、環状線の全車輌に対して前述のとおりの指示を出した。
【その他(病院長殺人事件関係者)】
- 黒川大造
黒川病院の院長で殺人事件の被害者。62歳。
酒を飲みながらワープロを使っていたところを撲殺される。
平時から飲酒癖があるらしく、院長の権力を盾にして周囲の医療関係者に圧力をかけ、酔ったまま執刀する等の所業を黙殺するなど問題行動があった様である。
- 黒川三奈
CV:宮寺智子
大造の後妻。32歳。
ワープロに残っていた文字が「JUN」だったため、「JUN→6月→水無月→三奈」という事で小五郎に疑われる(ちなみに小五郎には三奈自身、大造に対して何かしらの恨みがあったと推測されている)。
- 黒川大介
CV:山路和弘
黒川家の長男で内科医。36歳。
ちなみに異母である三奈よりも年上(本人自身、自分より年下の女性が母親となってどんな気持ちだったのだろう……)。
余談だが中の人は後に服部平蔵(2代目)を演じている。
- 中沢真那美
CV:藤井佳代子
黒川家に仕える家政婦で物語冒頭の殺人事件の犯人。27歳。
彼女の夫は大造による心臓手術を受けていたが、当時は大造が酒に酔って執刀していた事によって手術は失敗し、帰らぬ人となる。
その恨みを晴らすために髪型と名前を変えて夫の命日に犯行に及ぶも、コナンにダイイング・メッセージの真の意味を見破られ犯人だと指摘される。
先述の犯行理由を打ち明けた後に「恨みを晴らせたから悔いはない」と言っていたが、その目には涙があふれていた。
大造の所業とその殺害理由故か、目暮は彼女を言い咎める事無くどこか同情するように連行した。
ちなみにこの事件の舞台となった黒川邸は森谷が30代前半の頃に設計したものだが、連続放火事件の標的になり全焼してしまった。
【その他(西多摩市OL交通事故死事件関係者)】
- 岡本
CV:平尾仁彰
西多摩市の前市長。52歳。
1年前に交通死亡事故を起こしてしまい、同乗していた浩平が身代わりを買って出た事で彼に疑いが掛かるような偽装工作を事故車に施す。
だがその事を新一に見破られてしまい、罪を認める。
その事によって失脚し、推し進めていた街づくり計画も白紙となった。
- 岡本浩平
CV:谷川俊
電子工学部の学生で岡本市長の息子。21歳。
父親の立場を思って交通死亡事故の罪を被ろうとしたが、新一に暴かれた事で失敗する。
その事を恨んで今回の犯行を行ったのではと彼にも容疑が掛かるが、今朝早くから伊豆に出かけていたため容疑者から外れた。
- OL
西多摩市に住む若いOL。
帰宅途中に横断歩道を渡っていた時に岡本の車にはねられ死亡。
【レギュラー陣】
ご存知主人公。
蘭との約束をどうしようか悩んでいた時に爆弾犯からの電話を受け、爆破を阻止するために都内を奔走する。
犠牲者を出さないように爆弾を遠ざけようとした時に爆風に吹き飛ばされ、遂には負傷してしまう。
ちなみに『世紀末の魔術師』にて蘭に誕生日を知られる前の時系列になるため、5月4日の話題になっても彼の方には特に言及はない。
ご存知平成のホームズ。
1年前に西多摩市で発生した交通死亡事故の真相を暴き、一躍脚光を浴びる。
今回の犯人から挑戦ともとれる爆破予告電話が掛かってくるが、その理由はこの事件と関係があるのか……?
映画の制作時期が時期なので、工藤家の「177」から始まる五桁の郵便番号や「080-432-024〇(数字の形的に「2」か「3」のどちらか。)」という十桁の携帯電話番号など、時代を感じる描写もある。
ご存知蘭姉ちゃん。
今回は彼女の知らないところで事件が起きていたため、当時の本編では珍しく普通の女子高生のような休日を送る。
彼女も新一も5月のラッキーカラーは赤だったので、新一の誕生日に赤いポロシャツを贈ろうとしていた。
だが終盤で大規模な爆破事件に巻き込まれてしまい、新一(コナン)の指示で爆弾の解体に挑むが……?
ご存知迷探偵。
「歩く図書館」と自称し蘭に森谷の建築を解説して見せ、コナンも一時感心するが、手元にはカンニングペーパーを忍ばせていた。
普段からコナンの事は邪険に扱ってはいるものの、彼が負傷した時には誰よりも心配していた。
さらにコナンに危ない事を押し付けた(事になっている)新一に怒りの矛先を向けていたりと、人情家としての面が押し出されている。これら一連の描写でオッチャンへの好感度が上がった視聴者も多いだろう。
今回もいつもどおりの迷推理を披露し、終盤では視聴者を大いにずっこけさせた。
だが、第2の爆破事件の推理*5は結果的に空振りとなるもコナンにとっていいヒントになった。
ご存知天才発明家。
昆虫の羽ばたきのメカニズムを機械で再現して大もうけをすることが長年の夢。
彼の何気ない一言が環状線に仕掛けられた爆弾の在処を発見する手がかりに。
ご存知少年探偵団。
緑地公園で遊んでいた時に犯人から爆弾が搭載されたRC飛行機を貰い、それで遊んでいた。
コナンの見舞いをした帰りに環状線に乗ったが、そこで第3の爆破事件に巻き込まれる。
ご存知蘭の親友。
蘭と一緒に新一に贈る誕生日プレゼントを選んでいた。
ご存知警部殿。
冒頭の殺人事件で、「死の間際の人間がそんな回りくどいメッセージを残すか…」と身も蓋もない推理作家泣かせな事を言っていた。
と言っても作中世界ではダイイング・メッセージを暗号にして残す被害者は大勢いるのだが。
今回の連続爆破事件の捜査指揮も執る。
この人の名前もシンメトリーである*6。
【以下、事件の真相】
建築に愛は必要ない…
人生にもな…
- 森谷帝二
今回の連続放火・爆破事件の犯人。
彼が自らの作品である建築物に次々と放火していった理由は、彼の持つ常軌を逸した美意識にあった。
30代前半という異例の若さで建築家として活躍することになったのだが、若い頃はまだまだ建築業界で融通が利くわけもなく、
建て主の注文や建築基準法などの問題によってシンメトリーになっていない建築物を世に送り出す事となった。
後に数々の素晴らしい建築物を設計し、日本屈指の建築家として名を知られる存在となったが、
ある時不意に若い頃の作品をこの世から抹消したいという考えを持つようになる。
そんな時に岡本市長が交通死亡事故を起こしてしまったがために、彼が進めていた西多摩市の新しい街づくり計画が中止になってしまう。
その計画に関わっていた森谷は市長の犯行を暴いた新一を逆恨みし、4件の建築物への放火を行った後に彼へ挑戦状を叩きつける。
それを隠れ蓑にして環状線の橋を爆破しようと企てるが、その犯行は新一(コナン)の手によって阻止された。
ちなみに第2の爆破事件で児童公園の近くで爆弾のタイマーを止めたのは、
そこにガス灯が設置されていたからで、そのガス灯は元々西多摩市の新しいシンボルになるはずのものだった。
それを爆弾で壊したくないという思いでタイマーを止めたのだが、その行為がコナンに犯人だと見破られるきっかけとなってしまった。
今回の犯行は完全な自己満足で、その為だけに何の関係もない多数の人間の命を危険に晒しているため同情の余地は全く無い。
理解し難い動機で犯行に及んでいる事から、
指折りの建築家であると同時に劇場版『コナン』の真犯人の中でも指折りの名(迷?)犯人として名が挙がる事も多い。
自らが設計した建築物を破壊するという理由だけで火薬庫から爆薬を盗み出したり、
自分の手で作成したものと思われる爆弾を広大な環状線に仕掛けて回ったりするなど、見かけによらず割とアグレッシブな人物でもある。
これに関しては、序盤で話していた「自分の作品に責任を持たなければならない」「自分で何でもやらないと気が済まない」という主張を有言実行しているのだが、建築物も爆薬も他人の所有物で、結局したことはどうあがいても犯罪である。
ちなみに彼の名前はホームズの宿敵「ジェームズ・モリアーティ」が由来で、この事から彼が犯人だと考えた人も多いのではないだろうか?
犯行が新一の手によって全て明らかとなった時にはライター型の起爆装置を取り出して抵抗するが、コナンが事前に電池を抜いていたため大事には至らず、その場で逮捕された。
だが彼が抹殺したかった建物はまだあったらしく、その建物の中には……
- 白鳥任三郎
森谷の父親を建築家として尊敬していたが、
小五郎の「彼(父親)の死に森谷が絡んでいたと決め付けて恨みに思い犯行に及んだ」という迷推理によって危うく犯人にされかける。
爆弾犯から電話が掛かってくる時には必ずいなかった事も疑う理由となったようだが、彼が犯人ではない事は上記の通り。
疑われた事を根に持っているのか、後の劇場版で小五郎と会う時にはどことなくきつめに接する事が多くなった。
ちなみに、小五郎の「森谷氏が自分の両親を死に追いやった」という点は、もしかしたら事実だった可能性もある。
ちなみに塩沢氏はスタッフから「(容疑者が森谷ぐらいしかいないので)怪しく演じてください」と言われていたらしく、
今回に限ってはかなり怪しげな口調となっている。
試写会をした時に小五郎が彼を犯人だと指摘したシーンになると、途端に会場は笑いに包まれたらしい。
後に原作にも登場するようになり、それと同時に警部に昇進した。
死ぬ時は一緒だぜ…
- 爆破事件の結末
最後の標的は米花シティービルだった。
シンメトリーに出来なかった理由は「バブル崩壊で建築予算が無くなった」というもので(つまり他の建物と違い、本来であればシンメトリーに出来たのにもかかわらず関係のないところでケチがついてしまった建物と言える。)、
森谷は「自身が作った建築物の中で最大にして最低の作品」と貶し、盗んだ爆薬の残り全てをこのビルの爆破のために費やしていた。
そこには新一と映画を観るために蘭が訪れており、コナンはすぐに彼女に電話をしてそこから出るように話す。
だが時すでに遅く、待ち合わせ時間である夜10時ジャストに起きた最初の爆発によってビルの出入り口と非常口が塞がれてしまい、
蘭は逃げ遅れた他の人々共々ビルの中に閉じ込められてしまう。
コナンは森谷が懐に隠していた爆弾の設計図を片手に蘭の元へ向かおうとするが、
その時に森谷に「お前のために3分間作ってやった! じっくりと味わえと工藤に伝えろ!」と意味深な事を言われる。
コナンは目暮の制止を振り切ってそのまま米花シティービルへ直行、目暮と小五郎も応援と森谷を白鳥に託し駆け出す。
何とかビルの内部に入る事に成功したコナンだったが、蘭のいるフロアに繋がる扉が変形して開かなくなってしまいそこで立ち往生する。
そこから蘭に新一の声でシネマフロアの受付へ電話をし、フロアに不審物はないか彼女に確認させる。
するとフロアにあった紙袋の中に最も大きな爆弾が入っており、爆弾が爆発するまで残り1時間を切っていた。
爆発物処理班を待っている時間はないと考えたコナンは、持ってきた設計図を参考に蘭に指示を出して爆弾を解体させる方法をとる。
蘭に扉の近くまで爆弾を持って来させ、工具の代わりに彼女が持っていたソーイングキットの小さなハサミを用いて、直接彼女に指示を出しながら順調に爆弾を解体させていく。
だが設計図をもとに最後のコードを切るがタイマーは止まらず、そこに書かれていなかった赤と青のコードが2本も残ってしまった。
森谷はこうなる事を想定してあえてその2本を設計図に書き込んでいなかったようで、どちらを切れば皆を助けられるのかコナンは頭を悩ませた。
一方、ビル外部では相次ぐ爆発、そして安否も生死も不明の娘を案じる小五郎は急激に精神を摩耗させ、爆発が起こる度「まさか蘭が……!!」と取り乱していた。
刻一刻とタイムリミットが迫る中、「爆発まであと15分もある」と挑発する森谷へ怒りを爆発させ「言え……!!どうすれば爆弾は止まるんだ!?」と掴みかかるが、
森谷は「最後の1本が鍵を握る」とはぐらかすのみ……!
遂には目暮が指示を飛ばす最中にふらふらと米花シティービルへと蘭の捜索へ向かおうとし、白鳥に止められながら「蘭を……蘭を助けるんだ……」と譫言のように繰り返し始める程に精神的に追い詰められていく。
混沌としたビルを1人見上げる森谷は、かつて蘭と交わした会話か、或いは小五郎の様子を嘲笑ってか、心中で吐き捨てる。
「建築に愛は必要ない……人生にもな……」
そうこうしているうちに0時をまわってしまい、0時を告げる時計の鐘の音が現場に響き渡る。
すると蘭は突然新一に向かって、「ハッピーバースデー……新一……」と語りかけた。
突然の祝福に思わず驚くコナンだったが、「もう言えないかもしれないから……」と蘭は続ける。
そんな蘭の言葉に心を動かされたコナンは、新一の声で
「好きな色を切れ……オメーが切り終わるまでずっとそばにいてやるから……」と、運命の選択を彼女に託した。
その途端またも爆発が起こり、コナンと蘭がいた扉付近は瓦礫に埋まって互いの声が聞こえなくなってしまう。
しかもコナンは爆弾の設計図こそ無事ではあったが、退避するときに零れ落ちた携帯電話が瓦礫の下敷きになった事で連絡も取れなくなってしまう。
蘭は最後の1本を切ろうとした時に、かつて新一と話をしていた「ラッキーカラー」の事を思い出す。
すると迷いのない顔つきになり、コードの1本にハサミを入れようとするが……?
その頃コナンの元にようやく救助隊がやってきて、コナンは彼らに扉の向こうのシネマフロアにまだ人がいる事を伝える。
早速救助活動に取り掛かる隊員だったが、その中の1人がぽつりと漏らした言葉を聞き、森谷の言っていた「3分間」の意味に気づく。
森谷は新一に対して誕生日を3分間だけ味わえという意味で例の言葉を言ったようで、そのために爆破予定時刻を0時3分に設定していたらしい。
「3分間」の意味に気づいたコナンは直後に森谷にラッキーカラーの事を話していたのを思い出し、
その事を考慮して森谷はブービートラップを仕掛けている可能性に気づき「赤を切らずに青を切れ!」と扉の向こうにいる蘭に向かって力の限り叫ぶ。
だがその時、無情にも追い打ちを掛けるようにコナン側のフロアの崩落が更に深刻化。一気に天井が崩れ始める。
コナンは残っていた救助隊員に抱えられて退避させられてしまい、蘭の名を呼ぶ絶叫が崩落の轟音の中で木霊する。
だがその声は瓦礫に遮られてしまい向こう側にいる蘭の耳には届かず、蘭が覚悟を決めて残りの1本を切った音がフロアに響き渡った……!
ちなみにこのシーンの時だけモノクロで描かれており、
劇場で映画を観賞していた観客にも最後まで何色を切ったのか分からないという演出がなされている。
蘭がコードを切った直後に0時3分をまわるも最後の爆発が起きる事はなく、蘭は見事爆弾を解体する事に成功する。
誰もが蘭は赤のコードを切ったと思っていた事だろうが、彼女は赤ではなく青のコードを切断していたのだ。
この結末を現場で目の当たりにした森谷は、「バ、バカな……」と口をあんぐり開けながら呆然としていた。
その後は無事に救出された蘭は、駆けつけたコナンに「何で青いコードを切ったの?」と聞かれる。
すると蘭は右手の小指を差し出しながらこう答えた……
だって…
切りたくなかったんだもん……
赤い糸は新一と
つながっているかもしれないでしょ?
なお、本作で爆弾を解体した蘭だったが、この時の経験がだいぶ先のエピソードで活かされる事になる。
追記・修正は運命の赤い糸が繋がっている方にお願いします。
Next:2nd『14番目の標的』
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,47)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- この後の劇場版で犯人の弟子が登場するが、これが反面教師となったのかかなりマトモな人物だった。 -- 名無しさん (2015-05-03 13:16:46)
- 最近の映画もアクション見ごたえあるし面白いけど、昔みたいに蘭との恋愛描写が濃いのがないのが寂しい -- 名無しさん (2015-05-03 13:56:29)
- 建物はそれを利用する人達の為に造るものだが、それが「自分の満足のため」にしか働かなかったのが要因のような・・・・・・・ -- 名無しさん (2015-05-03 15:04:07)
- 最後は蘭の惚気がなかったら完全に詰んでたぐらいの危機的状況だったな。でも最悪の結末は避けられたとはいえ最初のビル爆発の時点で絶対死者が出てたと思う -- 名無しさん (2015-05-03 15:13:10)
- 天才とはこだわるもの。しかしそれが過ぎれば、ただの狂人。まさに天才と馬鹿は紙一重な犯人だったな。 -- 名無しさん (2015-05-03 17:18:53)
- 同情は全くできないけど、何となく動機は仕方ないって感じたな -- 名無しさん (2015-05-03 20:47:31)
- ビル爆破を明かした時に「私の設計した中で最低最悪」とか言ってたのは覚えてたけどシンメトリー以外の他でなんか言ってたような気がしたんだけど・・・なんだったっけ? -- 名無しさん (2015-05-03 21:33:09)
- ↑バブル崩壊で建築予算がないというバカみたいな理由で、シンメトリーじゃなくなったといってたような。 -- 名無しさん (2015-05-03 21:40:19)
- ↑他の建造物はやむなく妥協せざるを得なかったけど、あのビルだけは予算さえあれば出来てた筈だからこそ一番許せなかったんだろうな -- 名無しさん (2015-05-03 21:49:40)
- ↑×2ありです。完璧主義者というか・・・こだわりすぎる・・・ -- 名無しさん (2015-05-03 22:35:48)
- 動機はいつものコナンで安心してたわ -- 名無しさん (2015-05-03 22:54:32)
- 自分勝手で同情の余地が無い動機、設定に反して物凄いアグレッシブな行動力と能力、世界中でニュースになりそうな派手な爆発三昧、「新一ィ!」「らぁあああああああん!」・・・1作目にしてその後のお決まりが既に作られていますな。 -- 名無しさん (2015-05-04 04:50:51)
- ↑こうしてみると最新作「業火の向日葵」は「時計仕掛けの摩天楼」と共通点あるな。それはともかく蘭が新一とオールナイトでデートすることを小五郎に告げるシーンは今見ても驚くシーンだ。これで付き合う手前の関係とかwww -- 名無しさん (2015-05-04 19:37:05)
- ↑原作でも2人で海外旅行行ってるからな。おっちゃんの当時の心境やいかに。 -- 名無しさん (2015-05-04 19:44:40)
- ↑ラストシーンで娘のピンチに何もできなくて絶望してるシーンも印象的。娘への愛情は本物だよね。 -- 名無しさん (2015-05-05 15:09:57)
- 笑顔動画サイトの、この映画のブロリーMAD見て劇場版コナン見始めた思い出。 -- 名無しさん (2015-05-06 17:13:29)
- 右京「貴方の身勝手な自己満足の為に、どれだけの方々の生活が狂ったか判らないんですか?貴方に美意識を語る資格はありません!」 -- 名無しさん (2015-05-07 03:01:24)
- 無茶したコナンに対して弁償のお金そっちのけで「もう少しでお前が死ぬとこだったんだぞ!」って怒ってるおっちゃんに何かほっこりする -- 名無しさん (2015-05-15 01:17:37)
- 犯人役は石田太郎氏、このシチュエーションをコナンVSコロンボととるか、それかコナンVSレクター博士ととるか、はたまたコナンVSべネットととるか・・・ -- 名無しさん (2015-05-27 13:41:23)
- ↑2蘭が新一に取られやしないか常日頃から気を揉んでいたけど、コナンに対してもしっかり保護者だよね -- 名無しさん (2015-11-04 21:02:39)
- ↑3 コナンVSジグソウだろう 「やあ工藤新一、ゲームをしよう」 -- 名無しさん (2016-03-23 22:30:20)
- メインキャラが少ないころなのが逆に良かっと思う。後、森谷教授は一人で全ての爆弾をセットしたのがスゲェ・・・ -- 名無しさん (2016-04-03 05:34:45)
- いま見てみると突っ込みどころも少なくないが、環状線パニックはすごく燃えた。 -- 名無しさん (2016-04-11 17:06:07)
- 岡本市長は息子の身代わりの提案に載ってしまったことに関しては擁護できないけど、罪を認めて深々と謝罪をする分にはまだ情状酌量の余地があるような -- 名無しさん (2016-09-12 16:59:57)
- 楠の声窪田www -- 名無しさん (2016-10-02 14:41:18)
- コナン一人だと解決できなかった場面がかなり沢山あるのが今作の見どころだと思う -- 名無しさん (2016-10-14 23:20:15)
- 最近の映画コナンは悪い意味で「らぁああああああん」だけど、この映画はちゃんと新一と蘭がラブコメしてた 後半のどんでん返しもアクション任せじゃなく、ちゃんと設定を活かしててアクション推理ラブコメのバランスが良い -- 名無しさん (2017-03-21 00:50:42)
- 次回作 -- 名無しさん (2017-04-12 18:55:31)
- ↑送信失敗改めて、次回作は瞳の中じゃなくて14番目の標的だね -- 名無しさん (2017-04-12 18:56:48)
- 最後のビルは改築するって発想は無かったんだろうか -- 名無しさん (2017-05-26 19:37:05)
- 今日再見したのだけど、一連の爆破事件が全部一日で起きてたというのには驚いた。実際には蘭が解除していたけど、新一が最後の二本までは解除できる前提で作られた時限爆弾と設計図を作れるって、建築とは違う知識が求められる気がするんだが……w -- 名無しさん (2017-05-27 23:37:25)
- 犯罪のスケールは巨大だけど、殺人が目的じゃないのも珍しい -- 名無しさん (2017-06-30 01:34:39)
- 冒頭の事件で目暮が「ワシだったらストレートに(ダイイングメッセージで)犯人の名前を書く」と言っていたが、コナンの世界でストレートなダイイングメッセージってないような・・・ -- 名無しさん (2017-09-04 23:55:50)
- ⊃ マ メ (マッチ棒パズルの要領で) -- 名無し (2017-09-17 16:40:07)
- ↑だよね・・・。メグレ警部、ストレートすぎると、そーなります。ダイイングメッセージ。 -- 名無しさん (2017-09-17 20:54:05)
- ↑6 一建築家にそこまで権利あるかと思うし、あの性格からして「不満足な状態で完成されられた」ってこと自体が許せなさそうだから改築とか関係ないでしょ -- 名無しさん (2018-02-11 20:29:32)
- こいつのやってることって、陶芸家が気に入らない焼き物壊すのと一緒なんだよね。でも焼き物でも既に売却された物壊したら器物損壊だし、大勢の人間巻き込んで壊していい物じゃない -- 名無しさん (2018-02-11 20:34:03)
- 今見ると、環状線だからといっても70km維持って、急カーブとかで脱線するんじゃないのか -- 名無しさん (2018-04-01 20:13:53)
- 森谷帝二とかいう名前、黒の組織のボスの名前でもいいぐらいカッコいいしラスボス感あってすき -- 森谷帝二 (2018-04-08 22:36:23)
- あのビル、設計通りに完璧に仕上がってて良かったよな。でないと計算が狂って被害拡大とかあってもおかしくないわけだし。 -- 名無しさん (2018-04-09 00:24:03)
- 後付け設定だけど森谷の言ってた最近の建築家は美意識がかけているってもしかして天国のカウントダウンに出てきた弟子のこと言っていたのか? -- 名無しさん (2018-04-28 22:40:30)
- 公開当時は森谷に対してそんなにロンドン好きなら引っ越せよと突っ込んでしまった -- 名無しさん (2018-04-28 22:42:24)
- 森谷は「建築に愛は必要ない…人生にもな…」と言っているが、人の心を失った人間に人の心を動かす芸術を作ることなんてできなし、その資格も無いと思う。 -- 名無しさん (2018-08-05 11:20:03)
- 大山将「目暮さん、複雑なメッセージなんて残せるものですよ」 -- 名無しさん (2018-08-08 08:16:59)
- 午後10時からの映画観るのって、今はレイトショーがあるから無理なんだよね。時代を感じる。 -- 名無し (2019-05-15 22:25:02)
- 事件の起きた日付的にはゼロの執行人の数日後の話になる -- 名無しさん (2019-05-15 22:53:50)
- 爆弾の解体で赤いコード残すのはシティーハンターのオマージュだと最近気が付いた -- 名無しさん (2019-05-24 19:02:11)
- オッチャンが新一の事を「新一」呼びするのはこの映画だけ -- 名無しさん (2019-05-24 21:06:48)
- 古内さんいないしなさそうではあるが、後数年もコナン連載続いてたらエピソードONE小さくなった名探偵みたく今作が現代風にリメイクされる時が来たりするんだろうか。↑3の執行人の後になるよう整合性を取るとか爆弾がさらに高度になってそう。 -- 名無しさん (2019-08-14 20:50:27)
- この頃は推理パートもしっかりしてて素晴らしい -- 名無しさん (2019-12-04 22:39:26)
- 今の蘭なら空手で破壊できるよな -- 名無しさん (2019-12-04 23:23:13)
- 直接犯人の名前を書いたら、それに気づいた犯人に消されてダイイングメッセージどころではない -- 名無しさん (2019-12-13 19:31:26)
- もっこりブルーだ -- 名無しさん (2019-12-13 20:07:09)
- ↑2暗号でも同じだと思うけどね、わざわざ残すメリットある? -- 名無しさん (2020-02-09 21:34:18)
- 自分が犯人だったら暗号で読めなくても消すけどな -- 名無しさん (2020-02-20 20:15:32)
- 暗号なら消されないという謎理論 -- 名無しさん (2020-02-22 13:39:02)
- ↑2,3探偵物全否定になってしまうのでNG -- 名無しさん (2020-02-26 21:53:06)
- この映画の約23年後、蘭が再び爆弾を解体するとは… -- 名無しさん (2020-03-22 01:15:40)
- ↑2 アニオリのTVドラマロケ殺人事件だと犯人の婚約者が隠避のために無関係なウザイ奴を示すメッセージに変え、更にその当人がたまたま見てしまって自分が罪を着せられると思い更に書き加えたというややこしいことになってたりする。病院長殺人事件はジュンという名前の誰かを指していると思って見逃した可能性もありそう(関係者にジュンという名前のキャラはいないが) -- 名無しさん (2020-05-04 10:19:45)
- ダイイングメッセージ消すときにミスとかで余計な証拠残すリスクもあるからな、警察も解けないという確信があるならスルーした方がいい -- 名無しさん (2020-05-12 15:52:16)
- そもそも今回の被害者に暗号化する意図はなかったけどな「かな入力」だと思ったら「ローマ字入力」だったってだけで -- 名無しさん (2020-06-07 11:17:10)
- 丸、バツ、三角の事件もだね、あれも犯人の名前書いてあったのにたまたま記号だけ残った -- 名無しさん (2020-06-20 19:28:48)
- ダイイングメッセージ自体証拠能力ないけどな、犯人が残した可能性もあるわけで -- 名無しさん (2020-08-06 12:26:21)
- 演出がすごい良いよね。画面がモノクロになって、蘭姉ちゃんがどっちのコード切ったか分からなくなるところとか -- 名無しさん (2021-02-05 22:54:33)
- 「建築に愛は必要ない…人生にもな…。」....新一への更なる嫌がらせのつもりで、誕生日に因んだブービートラップを仕掛けたけど、それが自分の言葉を覆して、蘭と新一の「 愛 」との強さを証明させてしまったとは皮肉だね........それにしても....森谷 帝二の両親の火事による死去は偶然だったのか、それとも彼の美学を過激かつ過剰( というか、歪ませる?)にさせたのか...? -- 名無しさん (2021-02-05 23:02:45)
- 雑にまとめると、「犯人の計画は最後の最後で蘭ねえちゃんの乙女心に敗けた」話 -- 名無しさん (2021-02-06 00:29:38)
- 金ローで見直すと尺が結構短いな。テンポが良い。今だと爆弾解体は安室さん無双、男の子に自転車借りるシーンも世良辺りのバイク頼みになったりして展開が別物になりそう。 -- 名無しさん (2021-02-06 07:23:42)
- ↑登場人物絞らないとごちゃごちゃするんだろうなー -- 名無しさん (2021-02-06 10:22:46)
- ↑14 金田一みたいに消す事で逆に犯人の素性がばれる場合もあるし -- 名無しさん (2021-02-08 13:50:07)
- 原作コナンの「死亡の館、赤い壁」でも「消そうとすると別の形で犯人を示す」メッセージがあったね -- 名無しさん (2021-02-13 21:25:59)
- 昔ネットにアップした作品が今みると納得いく出来じゃなくて削除した程度の経験ある人は結構いると思う。この犯人は作品が建築物だから問題だったわけだが… -- 名無しさん (2021-06-16 13:46:52)
- 自分の美学に反する作品を爆破してしまう建築家はアイン・ランドの「水源」にも登場する。ただしそちらは捕まって裁判にかけられるも、そこで自分の美学理想を滔々と語って陪審員と世間を説き伏せ、無罪放免になってしまうというとんでもないオチ。 -- 名無しさん (2021-07-01 19:51:16)
- 名探偵コナンを見てると、「運命の赤い糸」は本当にあるんだなと思います。 -- 名無しさん (2021-10-17 03:20:41)
- エンディングテーマの作詞作曲、スガシカオだったのね(夜空ノムコウで脚光浴びるのはもうちょっと先) -- 名無しさん (2022-01-23 00:06:41)
- コナンの男達にとって母は父のもので、幼馴染の女の子に見守られてバランスを取っているのかな。森谷にそんな人はいないのだろうと幼少期の写真を見て思った -- 名無しさん (2022-05-20 11:45:33)
- 新一と蘭みたいな状況で爆弾解体するゲームを見た時に見覚えがあったけど間違いなくこれ -- 名無しさん (2022-05-20 13:02:00)
- 「新一が捕まえた犯人は皆獄中」とか「新一が解決した事件で一番大規模なのは岡本事変」とか映画で明言していいの⁉︎?みたいなこと言わせてるあたりスタッフ的にも最初で最後の映画にする気だったんだろうな。 -- 名無しさん (2022-09-28 18:13:08)
- 「080-432-024〇」←絶対試しに掛けた奴いる -- 名無しさん (2022-10-24 20:28:46)
- 下手したらシャーロキアンには犯人モロバレな映画 -- 名無しさん (2022-10-24 20:57:06)
- この映画のEDの入りが本当に大好きなんですよね -- 名無しさん (2023-04-03 03:30:18)
- この犯人に対するモヤっと感をようやく言語化できるようになったが、そもそもこいつ自分で作ってないんだよ。鉄筋組むのもコンクリート流し込むのもガラス嵌めるのも全部自分でやりました、とかならともかく建築物なんて普通は他に施工者がいる訳で、いわばチームで作ったはずなんだよ。なのにこいつはあたかも自分1人で作ったかのように言い張ってるからおかしいんだよ。 -- 名無しさん (2023-04-03 17:48:32)
- ↑×2 確かに。最初のコナン映画なので印象に残ってる。 -- 名無しさん (2023-04-03 18:46:13)
- 昔の作品にも最近の作品にもそれぞれ良いところはあるんだけど、登場人物も少なく超人的なアクションもあまりなかった昔の方が、「小さくなった名探偵」の話としては締まっているように感じるかな。爆弾を一人で何とかしようとして怪我して入院するコナンとか、扉一枚に隔てられてしまうコナンと蘭とか今のコナン映画じゃ見られないなあ。 -- 名無しさん (2023-04-08 18:28:47)
- 大勢の人を巻き込ませたのは完全に論外だけど自分の不出来な作品を潰したくなる気持ちは分からなくはないかな。建築物なんて解体でもない限りは何十年かは残るのが当たり前だし、ましてや有名建築家が設計したから尚の事自分の死後でも長く残るのは妥当だろう。それも自分としては納得のいかない形の作品が評価されてるわけだからな -- 名無しさん (2023-04-23 19:45:25)
- コナンもとい新一&蘭は知らない・・・。この映画の終盤の赤いコードか青いコードのどちらを切るのかの息をもつかせぬ究極の選択を、日本を代表する天才アーティストの米津玄師氏がマインスイーパーをぶっ続け12時間プレイする気分の例えとして自身のツアーのMCで必死に熱弁していることを・・・。 -- 名無しさん (2023-07-02 22:46:49)
- 著作権保護のための編集を行いました。 -- 名無しさん (2023-08-29 23:47:25)
#comment
*2 このため平次が出てこないのに『西の名探偵(摩天楼ヴァージョン)』という曲がある。
*3 唯一の例外が『蘭のテーマ(摩天楼ヴァージョン)』。サントラ上ではリニューアル版の原曲はTV版ということになっているが、どう聴いてもイントロなどはこの『摩天楼』ヴァージョンのそれである。
*4 一応解決後のニュースでは、杯戸町と言っているように聞こえる。コミカライズ版では「山手区葉井戸町」となっている。
*5 爆弾のタイマーが一時停止したのはその場所の近くに犯人が住んでいたからではないかというもの。
*6 ただし、この時は下の名前が設定されておらず、名前が判明するのは次作である。
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧