ファンタジー職業

ページ名:ファンタジー職業

登録日:2026/05/18 Mon 22:06:04
更新日:2026/05/19 Tue 17:14:45NEW!
所要時間:約 15 分で読めます



タグ一覧





本項目ではファンタジー系の作品に登場する職業について記載する。




【概要】

異世界を舞台としたゲームや小説、漫画などに登場する職業は、現実に存在しないオリジナルの職業から現代では無くなった過去の職業、昔のイメージで扱われる古い職業まで様々なものが含まれる。


ファンタジーの世界の登場人物たちは、それぞれが何らかの「職業」を持ち、その役割を通じて物語と深く関わり合っている。
ファンタジー世界での職業は単に生計を立てるための手段に留まらず、その人の能力、価値観、社会における立ち位置をも象徴するアイデンティティそのものと言える。



【「職業」の扱われ方】

「職業」はその作品の独自性を出すために様々な扱われ方をされており、

  • 定番の職業でもそのまま使わずにその作品独自の設定を追加する
  • 職業をより細分化する
  • 複数の職業を合わせたような複合職

…等が挙げられる。


また特定の職業に就くためには、生まれ持った「才能」や「適性」が重要となる場合がある。
例えば魔法使いになるためには先天的な魔力が必要であったり、騎士になるためには強靭な肉体と反射神経が求められたりすることが多い。


職業選択に関してはゲームだとプレイ開始時に自分で選択したりすることが多いが、小説・漫画などでは職業は「自分の意思で決められる」もしくは「生まれた時に与えられる先天的な能力スキルによって決められている」「「神の導き」や「予言」によって特定の職業に就くことが運命づけられている」に大別される。
先述の通りファンタジー世界では「職業」や「能力」がその人の社会的地位やアイデンティティに直結するため、能力値が高くても職業だけで露骨に見下されたりその逆に職業に反して出来ることが極端に少ないが低いと差別等の原因になることも多く*1、自由に決められる場合でもそのキャラの身分によって職業選択に制限がかかる場合も多い


またファンタジー世界は現実以上に身分差が激しいため、職業によって得られる「収入」や「特権」も大きく異なり、それが社会的な格差を生み出す要因となることもある。
王に仕える騎士や奇跡を起こす魔法使い、神官は人々から尊敬と羨望の眼差しで見られることが多いが、死体を扱うネクロマンサーや裏社会に生きる暗殺者や盗賊は畏怖や蔑視の対象となることもある。


転職とレベルアップ

作品や職業によっては経験を積む中で新たな才能に目覚めたり、あるいは異なる生き方を求めたりして「転職」したり特定の職業で一定のレベルに達した者は、より専門化された「上位職」「派生職」へとステップアップするための「試練」や「資格試験」に挑戦することができる。


とはいえこれらは現実の転職と同じく常に成功が保証されているわけではなく、時には大きなリスクを伴うこともある



【ファンタジー職業一覧】

上記の通り作品によって様々な職業があり、その作品オリジナルのものまで全て記載しているとキリがないため、ここでは主要かつ共通している職業を中心に記載する。


戦士系

ファンタジーの世界において最もメジャーな職業群の一つ。
己の身体能力や特殊な技能を駆使して戦う「戦闘系職業」


  • 戦士

といった近接武器を自在に操り、最前線で敵と渡り合う者達。
パーティーにおいては強力な物理攻撃で敵を殲滅する「攻撃役アタッカー」や敵の攻撃を引き受ける「盾役タンク」としての役割を担うことが多い。
重厚な鎧兜を身に纏っているイメージだが、必要最低限の防具だったりそれこそ剣や槍一本で戦う戦士もいる。
また一口に戦士といっても最もメジャーな「剣士」をはじめ「斧戦士」、防御に極めて長けた「重戦士」、怒りを力に変えて戦う野性的な「&bold(){&ruby(バーサーカー){狂戦士}」、剣と盾の両方を装備し時には見世物としての戦闘技術を磨いた「&bold(){&ruby(グラディエーター){剣闘士}}」など扱う武器や作品によって様々な専門分野が存在している。


また特定の主君に仕えず報酬のために戦う「傭兵」も戦士に含まれる場合もある。


  • 剣士

戦士系職業の中では最もメジャーな職業。
基本的に剣一本で戦うが、二刀流だったり剣に魔法を纏わせる「魔法剣士」も存在する他、達人クラスにもなると「剣聖」の称号を持つ者もいる。
ファンタジー世界ではメジャーな職業のためか、引退した者が街で道場を開き後進の指導をすることもある。
和風ファンタジーに登場する「」も剣士の亜種ともいえる。


  • 騎士

特定の主君や国家、あるいは理想や信条に対して忠誠を誓い、厳格な「騎士道精神」に基づいて行動する存在として描かれることが多い。基本的に男性のイメージだが女性の騎士もいる。
一般の戦士とは一線を画す卓越した武術に加え馬術にも長け、馬上槍試合などでその勇姿を披露することもある。
また神聖な力や信仰心をその剣に宿して邪悪を浄化する「聖騎士パラディン」や竜と心を通わせ、竜やペガサス共に戦場を駆ける「竜騎士ドラゴンナイト」「天馬騎士ペガサスナイト」、魔法と剣技を融合させた「魔法騎士」、王族を護衛する精鋭「近衛騎士」といったより専門化・特殊化した騎士も存在する。
闇落ちした「暗黒騎士」も存在するが、闇落ちしていない通常の騎士でも堕落して悪行を行うような輩も当然存在する。


格闘家、武術家
己の肉体のみを武器とし、あるいは棍やヌンチャクといった特殊な格闘武器を用いて戦う職業。
長年の厳しい修行によって超人的な身体能力と卓越した武術を身につけてる。中には、「気」や「チャクラ」といった内なる生命エネルギーを操り、それを打撃に乗せたり、あるいは防御壁として展開したりする者もいる。
上記の剣士と同様引退した者が街で道場を開き後進の指導をすることもあれば、人里離れた寺院などで精神修養と共に武術の鍛錬に励んでいることもある。
その戦い方は華麗な連続技であったり、あるいは一撃必殺の重い打撃であったりと流派によって様々。
聖職者系程ではないにせよ補助的な回復術が使える事も多い。


遠隔系

弓手」や「射手」のように主に弓矢クロスボウ、といった射撃武器を扱い、遠距離から正確に敵を射抜く職業。
直接的な戦闘だけでなく、高い集中力と鋭い視力を活かして「偵察」や「索敵」といった役割もこなし、時には「罠」を仕掛けて敵を翻弄することもある。
特に「狩人」は森林や山岳地帯といった自然環境での活動に長け、サバイバル技術や動物とのコミュニケーション能力、そして時には自然の力を借りた魔法(精霊魔法など)を使うこともある。


魔法があるんだから遠距離攻撃は魔法を使えばよくね?」と思われがちだが、そもそも魔法は使える者が限られている上に実戦レベルまで習得するのは時間がかかることが多く、仮に登場人物全員が魔法を使える世界でも人によって使える魔法や魔力量が異なることが多いため、実戦でも活躍できる使い手を探すより飛び道具を用いた方が効率が良いというのもある。
そもそもファンタジーの源流であるTRPG界隈では魔法は使えても1日数回の奥の手扱いであり、弓のような遠隔攻撃も使えるに越したことはない。
魔法の自由度が増した現代作においては、魔力付与エンチャントされた弓で魔力を練った矢を放つような複合職業も普通に出て来る。


魔法

世界の法則に干渉して炎や氷を呼び覚まし、その神秘的な力を操る「魔法系職業」。
一般的な魔法使いや魔術師の他に神官や聖女など神職系も含む場合も多い。


魔法使い、魔術

フィクション作品では専らド派手な魔法や結界、使い魔を用いるため超能力者のような扱いを受けるが、実際のところ魔法は「学問」であり、それらを扱う魔法使いや魔術師は「学者」「研究者」に近く、魔法という現象を研究してその法則を理解し、様々な効果を持つ呪文を行使する知識の探求者で、書物を読み解き、実験を繰り返し、あるいは古代の遺跡から失われた魔法の知識を発掘することでその力を高めていく。
「ウィザード」「ソーサラー」はどちらも魔法使いを指すが、作品によって「ウィザード」は学究的な探求者、「ソーサラー」は生まれ持った魔法の才能によって直感的に魔法を操る者を指すことが多い。


操る魔法は多岐にわたり、敵を焼き尽くす攻撃魔法、味方を守る防御魔法、移動や探索を助ける補助魔法、自分や味方を強化し敵を弱体化させる付与魔法など、状況に応じて様々な呪文を使い分ける。
杖や魔導書、あるいは特殊なローブといった道具が彼らの力の源・象徴となることもある。


派生・上位職としては、あらゆる魔法の深奥を究めた「大魔導士アークメイジ」、世界の真理に通じた「賢者セージ」、特定の元素(火、水、風、土など)の扱いに長けた「元素術師エレメンタリスト」、異界の存在を呼び出す「召喚術師サモナー」、巧みな幻で敵を欺く「幻術師イリュージョニスト」などがある。


  • 精霊使いドルイド

森や山、川といった自然界に宿る「精霊」と交信し、その力を借りて奇跡を起こす職業。
「ドルイド」は、特に古代のケルト文化における自然崇拝の祭司をモデルとすることが多く、森林の守護者として動物への変身能力や天候をある程度操作する力を持つこともあ。
彼らが操る魔法は、植物を成長させたり、動物を呼び寄せたり、あるいは大地の力を借りて敵を攻撃したりといった、自然現象と密接に関連したものが多い。
派生・上位職としては、全ての精霊と心を通わせる「アークドルイド」、部族の精神的支柱となる「シャーマン」等がある*2


  • 呪術師、妖術師

対象に不幸や苦痛をもたらす「呪いカース」、敵の能力を著しく低下させる「デバフ」、あるいは異界の邪悪な存在や強力な魔物と「契約」を結び、その力を借りて強大な魔法を行使する職業。
魔法は強力である反面、その代償として術者自身の魂や精神が汚染されたり、あるいは契約した存在に隷属したりといった大きなリスクを伴うこともある。
派生・上位職としては死者を操りアンデッドの軍団を作り出す「死霊術師ネクロマンサー」や悪魔を使役しその知識を探求する「&bold(){&ruby(デモンスカラー){悪魔学者/契約者}」などが挙げられる。
また和風ファンタジー系では魔法使いの代わりに妖術師が使われることもある。


召喚、テイマー系

召喚系の魔法を使い異界の存在を呼び出す者は「召喚術師サモナー」、既存の生物を使役する職業は動物や猛獣を使役する「ビーストテイマー」など使役する生物に応じて呼ばれ方が変わり、基本的に「◯◯テイマー」呼ばれる*3


召喚や使役の際のリスクや一度に召喚・使役できる個体数は作品によって異なり、1回の使役数が決まっている際に主人公がそれ以上の数を使役したりすると主人公が基準になってしまう例もある


ちなみに異世界モノで現代の人間を異世界に連れてくる際に使われるのも召喚術であるが、いずれもかなり難易度が高く*4希望とは異なる人間が召喚されたり余分な人数が召喚されることもあれば、召喚の余波で別の場所に全く無関係の人間が召喚術師達の知らないうちに召喚されるなんてこともある


神職系

神官」や「聖職者」は特定の神々を篤く信仰し、その教えを広め、神聖な儀式を執り行う職業。和風ファンタジーにおける僧侶高僧等もここに含まれる。
その信仰心を通じて神から力を授かり、「神聖魔法」と呼ばれる奇跡の力を行使すると言われている。
主な役割は傷や病を癒す「治癒魔法」、アンデッドや邪悪な存在を浄化する力、そして味方を祝福し守護する魔法などがある。
基本的に神殿や教会に所属し、人々の精神的な支えとなるだけでなく、時には国家の政治にも影響力を持つことがある。
「クレリック」は戦闘能力も兼ね備えた聖職者を指すことが多く、メイスやウォーハンマーといった打撃武器を手に、神の敵と戦うこともあり、「ヒーラー」は特に治癒魔法に特化した存在とされる。
派生・上位職としては、教団の最高指導者である「大神官ハイプリースト」や「司教ビショップ」、奇跡的な治癒能力を持つ「聖女セインテス」、悪霊や悪魔祓いを専門とする「エクソシスト」などが挙げられる。


なお「聖女」はどの作品でも希少職であり、召喚魔法で異世界人を召喚して聖女に任命する場合や現地人の中で治癒魔法や[[「神聖魔法」>光属性/聖属性]]の使い手を聖女に任命する場合がある。


基本的に善側の職業と思われがちだが、神や教義に対する考え方は個人で異なるため、作品によっては立場を利用して不正を働いたりする輩*5や歪んだ信仰心を他者に押し付けようとしてトラブルを起こす物もいる。


後方支援系

以下の職業は都市の裏社会で生きる孤児であったり、あるいは何らかの理由で表社会から追われた者であったりすることが多く、こうした職業は「盗賊ギルド」「暗殺者ギルド」の(うな非合法なギルドに所属していることが多い。


  • 盗賊ローグ

隠密行動に長け、鍵開け、罠の解除、スリ、そして背後からの不意打ちといった特殊な技能を駆使する。


  • 暗殺者

盗賊の技能をさらに戦闘に特化させ、特定の標的を秘密裏に抹殺することを専門とする。
毒物の知識や変装術、そして気配を完全に消し去るための訓練を積んでいることが多い。


主に和風ファンタジーに登場する職業。
隠密活動や密偵、暗殺などに長ける。


生産・商売系

戦いや魔法が華々しく描かれる一方で、「生産・製作系職業」はファンタジーの世界の人々の生活を物質的に支え、文化の基盤を築いている。
卓越した技術や時に魔法的な知識を融合させた創造物は、物語にリアリティと深みを与え、登場人物たちの冒険を助ける重要な役割を果たしている。


職人

最も有名な「鍛冶師」「刀鍛冶」は金属を熱し、打ち、鍛え上げることで剣や鎧といった武器・防具から農具や日用品に至るまで様々な金属製品を生み出す職人。ドワーフのイメージが強いが、人間や他の異種族の鍛冶師も当然いる。
現実の刀匠等と同じく単に金属を加工するだけでなく、素材の特性を見抜き、用途に応じた最適な形状と強度を与えるための深い知識と経験が求められ、中には伝説の鉱石や魔物の骨や鱗といった特殊な素材を扱い、魔法的な力を秘めた武具を作り出す「名工」や「魔剣鍛冶」、鎧を専門とする「鎧職人」もその技術の高さで知られている。


また鍛冶職人以外にも木工師彫金師などの細工職人や服飾専門の裁縫師もいる。


その他生産職

  • 薬師

薬を作る専門職。
薬草学や解剖学といった知識に基づいて治療を行うことが多く、薬草や猛獣の体の一部を調合した所謂「生薬」を用いた薬が多く、調薬方法も魔法を使わず手作業での調合のみならず魔法を組み合わせた調合がある。
その効果も通常の怪我や病気の治療薬から毒などの状態異常を専門に治癒する薬まで多岐にわたる。


様々な物質を調合し、その性質を変化させることで傷を癒すポーションや身体能力を高める霊薬、魔法の触媒となる特殊な物質などを生み出す研究職。


  • 魔道具師/魔道具職人

道具や機械に魔法的な機能を付与したり、あるいは魔法エネルギーで駆動する新たな装置を創造したりする専門家。
魔法と工学両方の知識や技術を併せ持ち、魔法のランプから遠くの音を聞くことができる通信機、あるいは自律的に動く掃除用の箒といった便利な日用品から強力な攻撃魔法を秘めた杖、身を守る魔法の護符、そして時には都市全体を防衛する巨大な魔法兵器に至るまで多岐にわたる。


  • 料理人

食材を調理し、人々に食事を提供する職業。
ファンタジーの世界においては、単に美味しく栄養価の高い食事を提供するだけでなく、魔法的な効果を持つ食材を扱い、食べた者の能力を一時的に向上させたり特殊な状態異常を治癒したりする料理を専門に扱う料理人もいる。
料理人ではなくとも異世界モノでは異世界から召喚された現代の日本人が現代の技術を組み合わせてその世界にはない現代の料理を作ることもある。


  • 農民、漁師、狩人

食料生産の担い手。
厳しい自然と向き合い、日々の糧を得る彼らの生活は、世界のリアリティの基盤となる。


商人

様々な地域で生産された物品を売買し、それらを必要とする場所へと運ぶことで利益を得る職業。
盗賊や魔物、あるいは厳しい自然環境といった要因から街から街への移動が現実以上に難しいファンタジー世界において、物流を担い経済を活性化させる重要な役割を果たしており、遠隔地との交易には屈強な護衛を雇った「隊商キャラバン」を組織して旅をする。


商人の中には一代で莫大な富を築き上げる「大商人」や特定の交易路を支配する強力な「商会、商家」も存在し、経済力だけでなく情報網や政治的な影響力も持つことがある他、特定の拠点を持たず仲卸のように仕入れた商品を別の街の商人に下ろす専門の卸売りもいる。


その他の職業

  • 鑑定士

骨董品、宝石、魔法のアイテム、あるいは古代の遺物といった物品の価値やそれが本物か偽物か、そしてどのような魔法的な効果を秘めているのかを見抜く専門家。
幅広い知識と鋭い観察眼、そして時には魔法的な感知能力をも駆使して、その真贋と価値を判断すると言われています。 鑑定士の評価は、取引の成否やアイテムの利用方法を左右するため、非常に重要な意味を持つ。


  • 吟遊詩人

リュートや竪琴といった楽器を奏で、美しい歌声や巧みな語り口で、英雄譚や恋物語、あるいは世界の成り立ちを語り継ぐ旅のエンターテイナー。
歌や演奏に魔法的な力を込め、聴く者の心を鼓舞したり、時には敵に混乱や恐怖を与えるといった効果を発揮することがある。
様々な土地を渡り歩くため、多くの情報や知識に精通しており、時には外交官やスパイのような役割を果たすこともある。
キャラクターの能力値に「ストレス」がある世界では、仲間のストレスを回復する能力を持っていたりする。


  • 教授、教師、師範

学校や道場、修練場で魔法や剣術などの知識や技術を伝授する者たち。
最初から教師の者もいれば上記の各職業の者が引退するなどして教職や指導者に転身する場合もある。


  • 芸人、踊り子

歌や踊り、曲芸や芝居といったパフォーマンスで人々に楽しみや感動を提供する者たち。
時に社会の風刺や、体制への批判をその芸に込めることもある。


  • 運び屋、ポーター、輸送隊

荷物持ち。
車どころか道路も発達していない世界を担当するので、基本は徒歩で、何十キロという荷物を背負う者たち。
本当に荷物を持つ以上の何も出来ない者から、大所帯の兵糧を管理する参謀ポジ、あるいは徒歩で危険地帯を歩む自衛力のある者まで、その強さや役割はピンキリ。
某ゲームに影響を受けてか、近年出番が急増中。



国の要職

王族

  • 国王、皇帝

君主。
基本的に君主は男性のイメージだが、女性君主も当然存在し、女性君主の夫は「王配」となる。


  • 女王、王妃

君主の妻。
男性君主の妻の場合は「王妃」だが、女性君主の場合は「女王」となる。


  • 王子

君主の息子。
兄弟が存在する場合は生まれた順に王位継承権が決められることが多い。
国によっては王族でありながら騎士団や魔法師団に所属して前線に出ることもある。


  • 王女、姫

君主の娘。
王位継承権は男児の方が上位だが、王子がいない場合は王女の人数に応じて継承権順位が決まる。
王子と同様国によっては魔法師団や騎士団に所属して前線に出ることもある


貴族

国から爵位を与えられた上級国民。
主に領地運営や各部門の要職、武官や文官を担う。
基本的には「公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵」の5段階が多い。
概ね、「体制よりの保守派」の悪役として出てくることが多い。


味方サイドであっても、無能だったりギャグキャラだったりとあんまりいい扱いはされない場合が多い。
これは味方サイドの有力貴族が有能であった場合、本編における*6多くの問題を鶴の一声で解決できうる存在になってしまいかねず、そうなると(大体平民だったり旅人だったりな)主人公の出る幕が無いから……と言うのが原因だろう。
上述したまっとうな貴族だった場合は、主人公サイドからは疎まれつつもやるべきことはきっちりやっている有能ぶりを発揮していたり、主人公とは敵対しつつも一定の敬意を持たれていることもある。
もちろん主人公サイドとも敵対せず、有能・友好的な場合もある。


詳細は個別項目も参照。


その他

  • 宰相

内政のトップ。


  • 大臣

各部門の統轄者。
部門に応じて「◯◯大臣/卿」と呼ばれる*7


  • 近衛騎士

王族を専門に護衛する騎士達。
騎士団から選抜される場合や騎士団とは別に組織されている場合などがある。


  • 王宮/宮廷◯◯

上記の専門職の中でも王宮に仕える者達。
王宮騎士団や王宮魔法師団、宮廷医、宮廷薬師等があり、現実でいうところの国家公務員に近い。



【勇者】

魔王を討伐する特別な存在。
「勇者」の適性がある者や「勇者」のスキルなどを持つ者が選ばれたり、異世界から召喚した異世界人が勇者に任命されることがある。


元々はドラゴンクエストシリーズに代表されるような、「魔王を倒す素質を持つ者」あるいは「後に魔王を倒し世界を救う運命にある者」と言う概念的職業。故に元々の収入源は不明である。
こと戦闘面においては他の職業のような得意要素を持たない代わりに、弱点も少ない器用万能な特性を持つ事が多い。
これは主人公ないしは主人公に近い物語の中心人物ががなる……と言うか彼らの道筋を描く物語となることが多いため、序盤のメンバー不足を補えるようにデザインされている事が理由。
そしてメンバーが充実した後半に入ると、特殊な魔法が使えたり強力な勇者専用装備が手に入ったりと、魔王を倒すに相応しい強化要素が加わってくる。


性格面では物語のけん引役として、様々な苦難に苛まれながらも強い使命感を持って皆を導く救世主然とした高潔な人物であることが求められるし、スタート地点がそういった教育を受けていない状態であっても、素養をもとに『旅』を通じて身に着けていくことは作品としては当然と見なされるだろう。
故に一見おちゃらけていたり軟派で不真面目あったりしても、ここぞと言うときにはばっちり決める芯の強さを持つ人物として描かれてきた。


が、そういったイメージが定着すると今度は裏をかいたり、アンチテージ的な作品が出て来るのが世の常。
特に近年のなろう系小説では「予言」、「異世界召喚」と言った本人の性質を度外視した理由で選ばれる事が多く、性格面での高潔さは求められない。
むしろ聖女以上に貴重な存在であるが故に余程悪質なことをしない限り処罰されることはなく(というか出来ず)常に特別待遇となるため、調子に乗って増長したり傲慢だったりと性格に難のある者が描かれるケースも存在する。
特に異世界人の場合は勇者として持て囃されることに加え元の世界のゲーム感覚が抜け切らないこともあるため、ゲーム感覚で活動してトラブルを起こしたり持て囃された結果調子に乗って増長したり歪んだ正義感からこちらも余計なトラブルを起こすこともある


ただしもちろん一種の高潔さを是としている作品も残っており、この場合はメンバー追放を行う場合でも「ひとりだけ高能力だとかえって自分も含めたパーティの他メンバーの能力の低さが本人のためにならない」「その旨を追放対象者に正直に述べ、本人の理解や同意を得たうえで『たぶんもっと伸びる』他パーティに移籍させるための離籍作業として形式的には追放とする」など、人の情やチームをまとめるためのコミュニケーション能力、あるいは人を見る目はきちんとあるキャラ造形が選ばれやすい。
別パターンとして、変わったところではあるが、商業作品だと本作の「元ネタ」を知っていれば、[[そういったパーソナリティを持っていることは当然の常識>浅垣灯悟/キズナレッド]]*8として済ませたものも。


【現代職(?)】

最近流行りの「異世界転移モノ」「異世界の侵略」などの影響から、現代装備・現代知識を持ちながらファンタジー世界にやってきた者たち。
上述の【勇者】と同様に召喚されるか、はたまた『異世界の侵略者』として次元の壁を破って登場するか、様々である。

  • 傭兵・軍人

ファンタジー世界に現代銃器を持ち込んでしまった者たち。
自衛隊がファンタジー世界で活躍する作品もある
当然ながらあまりに強すぎるので、「武器は強力だが、銃弾に限りがある」「戦うこと自体が政治的にデメリットしかない」「ほかの職業に身体能力で劣る」などのハンデがつけられている。


  • 銃使い・ガンナー

未知のオーパーツ(地球産)を使う現地人だったり、
「銃器は扱えるが、軍人と呼べるほど専門家でもない」地球人だったり、
はたまた、魔法を込めた銃弾を扱うという形でファンタジーと魔法をミックスさせた者たち。
銃が存在してしまうとその世界における弓矢の価値が落ちてしまうため、「まだ未発達の技術なので精度に問題がある」「扱い方が解明されていないため、地球人しか扱えない」などのハンデが設けられる場合が多い。


職業じゃねえだろ、は禁句。
とはいえ、地球人である以上はその知識は中世ヨーロッパ人からは垂涎ものであり、
ニートがかつて学校で学んだ知識や社会的見聞で無双したり、文化革命を起こしたりする作品は多い。
でも口ばっかりで自分は動かない。だってニートだもの。


【冒険者】

上記の職業の者達が報酬を得るために就く職業。


「戦闘や魔法の心得があるのなら国の騎士団や魔法師団に入ればよくね?」と思われがちだが、国の騎士団や魔法師団は現実で言うところの国家公務員であり、現実以上に身分差が激しいファンタジー世界では貴族の嫡男以外の子息や平民、孤児など後ろ盾や教養のない者が所属するのは余程の特殊能力でもない限り至難の業である。
仮に自分で貴族や商会へ護衛として売り込もうにもなんの後ろ盾もないと良いように使い捨ての道具にされかねないため、後ろ盾がなかったり腕っ節しか取り柄がなく他の仕事に就けないような者達が「冒険者ギルド」という組織の後ろ盾を得て己の技量のみで賃金を得る数少ない職業でもある。


仕事内容

隊商の護衛や用心棒、害獣の駆除、郵便配達、人探し、未整備地域やダンジョンのような危険地帯への探索や物品回収、盗賊のような犯罪者討伐など様々である。


下記のランクに応じて仕事を請け負うことになり、比較的簡単なものだと単独で行うが、魔物退治や犯罪者の討伐など高ランクかつ難易度の高い依頼は複数人でパーティーを組んで行うことが多い。


ランク

冒険者は実力や実績等に応じてランク分けされ、冒険者ギルドで昇格試験を受ける・承認されることでランクが上昇する*9
また冒険者個人ではなく冒険者パーティーにもランクが付く場合もある。


基本的に新人は一番下のランクから始まり、ランクが上になればなるほど冒険者としての強さ・信頼度・知名度も上がる。
最下位ランクとその一つもしくは二つ上のランクまでは見習い扱いなことが多く、上から3番目あたりのランクまでは腕っぷしだけで昇格できたりするが、そこから先は単純な実力だけでは昇格できないことが多く、一般人はこのあたりで頭打ちとなり、最高位ランク(Aランク等)は一国に数人いるかいないかというレベルなパターンが多い。


ランク表記例はABCD…のようなアルファベットが多いが、ゴールド、シルバー、ブロンズのようなアルファベット以外のランク表記もある。
アルファベットの一例としては特殊能力や伝説クラスの武器持ち、勇者といった特別な称号持ちはS・SSランクというものが設定されていたりもする。


メリット・デメリット

基本的に自由業で自分でその日の仕事を受注するため、自分のペースで資金稼ぎができるメリットがある。


しかし実際のところデメリットの方が多かったりする
というのも自分で依頼を受注する故に業務内容や収入も一定せず、仕事の中で命の危険が伴う事など当たり前な生活から蔑まれる事も多い。
そもそもギルドに来た依頼が自動的に全冒険者に振り分けられるわけではなく、自分の実力に見合った依頼を受注する必要があるため、どんなに能力が高くてもランクが低ければ簡単かつ定額報酬の依頼しか受けられない
また作品によっては依頼に失敗すると違約金を取られることもある。


なろう系等の主人公がチート能力で活躍しまくるせいで勘違いされがちだが、上記の通り冒険者には後ろ盾や教養もないせいで冒険者しか仕事がなかった者も多く、そうした者達は怪我などで冒険者を廃業すると仕事がなくなってしまう



【関連組織】

国(王国、帝国、公国)

ファンタジー世界の住民たちは大抵どこかの国に所属している。


教団

特定の国あるいは世界全体に広がっている宗教団体。
いずれも自前の騎士団などを組織するくらい規模が大きいことが多いが、巨大組織故に教義の解釈等を巡って派閥が存在し、中には不正や汚職に手を染める者もいる。


冒険者ギルド

冒険者の職業組合。
基本的な業務は冒険者のカードやタグを発行しての登録、モンスターの討伐や薬草の採取、街の掃除、商隊の護衛といった各種依頼による仕事の斡旋、採取された素材の買い取り、冒険者ランク昇格のための試験開催等を行う。


基本的に一つの街に一つは冒険者ギルドが存在し、初めての登録の際には登録料やステータスの確認等が必要となったりする。
職員は責任者のギルドマスター、受付嬢、昇格試験の試験官、モンスターの解体担当者などが所属し、中にはギルドお抱えの専属冒険者や暗殺者がいたりする例もあり、引退した冒険者がそのままギルド職員となる場合もある。


ギルドの施設内での冒険者間の揉め事は職員が制止するが、施設外(街中やダンジョン等)で冒険者が起こしたトラブルへの処罰はお咎めなしだったりランク剥奪等作品や状況によってピンキリである*10



職人ギルド、商業ギルド

主に鍛冶師などの職人や商人がそれぞれ所属するギルド。
職人ギルドとひとまとめにされている場合もあればの中にも職業に応じたギルドが個別に設立されている場合もある。


暗殺者ギルド、盗賊ギルド

通常の冒険者ギルドには出せないような後ろ暗い依頼や非合法な依頼を専門に取り扱うギルド。









追記・修正は自分に見合った職業を見つけてからお願いします。




&link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー}
項目変更&link_copy(text=項目コピー )&link_diff(text=項目変更点 )&link_backup()&link_upload(text= アップロードページ)


この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600)

[#include(name=テンプレ3)]


#comment

*1 所謂「追放モノ」の中でもパーティーからの追放系に多く見られる。
*2 ビーストテイマーも魔法的な側面が強い場合はここに含まれる場合がある。
*3 ◯◯使いと呼称される場合もある。
*4 手練れの召喚術師数人がかりで儀式を行うなど。
*5 教皇や大司教など教会上層部に多い。
*6 権力財力が求められる・あれば即座に終われる
*7 財務大臣、軍務大臣など。
*8 「レッド」自体は当時かなり多様化しており、ドンモモタロウ/桃井タロウのようにかなり非常識寄りな人物やゴーカイレッド/キャプテン・マーベラスのようにわざわざアウトローに立つレッド、タイムファイヤー/滝沢直人や姫シンケンレッド/志葉薫のようにシナリオ上「第二のヒール」として振舞わざるを得なかった者も歴代51戦隊のレッドには存在するが、それでも「レッドである以上ヒーローであることが求められる」から本項のニュアンスで離れた人物は登場せずにシリーズが終了した。邪悪の王を自称するクワガタオージャー/ギラですら実態は「王としての腹芸・演技」である。
*9 実績によってはギルドマスターの独断で昇格するような例外もある。
*10 とはいえ明確な規則・法律違反の場合は確実に処罰される。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧