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更新日:2024/02/16 Fri 13:13:36NEW!
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忍者とは、黒い装束を纏い闇夜の中を華麗に駆け抜け、手裏剣と忍術で敵をバッタバタとなぎ倒す超人的戦士の集団……ではない。
▽目次
正しい忍者
基本的には地方氏族の集団であるとされる。
発祥は聖徳太子が使っていた細人だとか、修験者などの山の民のネットワークだとか言われているが、
そもそも隠れ忍ぶことが基本の集団なので、明確な資料はあまり残っていない。
しかし、最盛期である戦国時代では忍者の支援を受けていない大名は存在しないとされるほどに重宝された存在であったようだ。
地域としては伊賀、甲賀、特定の大名に仕えた忍者としては上杉の「軒猿」、北条の「風魔党」などが有名。
要するに「明確な主を持たない傭兵一族」である。
正規の軍人ではないので、主に任されるのが破壊・諜報活動などであり、結果的にその方面の技術を代々磨いてきたらしい。
実際、伊賀忍者は教養もそれなりにあり*1侮れない存在であったようだ。
現在のPMCの様に城の警備や兵站を補ったり忍術を有料で教えている流派もあったそうである。
主な仕事は「破壊工作」「諜報」「暗殺」であり、正面切って戦わずに相手の戦力を削ぎ落すのが役割。
そのため、「戦闘行為は避ける」のが基本で、武器も主に目くらましや攪乱、時間稼ぎのためのものが多い。
女の忍者は「くノ一」と呼ばれる。これは「女」の漢字を崩すと「くノ一」になるため。一説には女には穴が1つ多く9個あるから、とも…こら、そこ!数えない!
創作作品では華麗に闇夜に舞忍ぶセクシーな女忍者が定番だが、実際にはハニートラップ担当で忍びの技はほとんど身に着けていないことが普通だったようだ。
また「女は裏切りやすい」ということから、監視用の男忍者と共に派遣されることが多かったらしい。
そもそも当時「くノ一」とは「女」の一般的な婉曲表現であり、忍術書においても単に「女」の意味で使っていたと思われる。
忍者には「隠忍」と「陽忍」の二種類がある。
一般的にイメージされる破壊工作担当の忍者は「隠忍」であり、これは短期間で敵の中枢に潜入し、目的を達成するというもの。
一方で「陽忍」は偽名などは用いず、本名と表立った技術で相手の組織に採用され、長期間かけての情報収集や組織の弱体化を狙うというもの。
よく言われる「松尾芭蕉は忍者」という怪しげな説だが、
「松尾芭蕉は幕府の命を受けて東北地方を探る陽忍だったのではないか?」という真面目な学説が元になっている。
「代表作の『奥の細道』中の旅内容において、芭蕉の移動速度や日程が常識的に考えて無理がある」というそれっぽい根拠もある。
本当に極秘プロジェクトならまともな資料が残っていない方が普通であるし。
逆にあからさまに目立つ芭蕉を囮にして、本来の任務を遂行する陰忍がいたのかもしれないが、ここまで来ると完全に推測の世界になるのでやはり「資料が不足しているので本当のところはわからない」というのが結論だろう。
よって、いくらリアルで伊賀出身とはいえ、決して芭蕉が手裏剣を投げたり黒装束を着ていたりしたわけではない。
%%ちなみにこの説、さらにトンデモ化すると服部半蔵と松尾芭蕉は同一人物というものになる。生きている時代が百年違うだろうが…%%
よく言われるが、服部半蔵は忍者ではない。
服部家の歴代当主が「半蔵」を名乗るので服部半蔵は全部で12人いるのだが、一般的に服部半蔵と呼ばれるのは2代目の半蔵さん。
彼は忍者が親なだけの普通の戦国武将であり、その後の歴代「服部半蔵」は大名家の家老だった。
しかもこの2代目半蔵さん、生まれ育ちは三河なので、特別に伊賀の人というわけでもない。
忍者などの特殊技能集団をまとめる立場にはいたようであるが、3代目の半蔵の時に確執が起きて解任された。
同時代だと風魔小太郎は間違いなく忍者。猿飛佐助はモデルになった人物こそいるがキャラクターそのものは創作。
風魔小太郎のように名の知られた忍者と言うのはそもそも矛盾した存在である*2ためか、歴史に残る忍者の活躍の多くは半ば伝奇的である。
尚、忍者集団は戦国時代が終結していくにしたがって取り潰し、攻め滅ぼされて壊滅、下級武士として扱われるという様にして衰退していった。
江戸時代にはあまりに仕事がないもので、伊賀・甲賀のPR目的で口伝であった秘伝を書にして「万川集海」といった秘伝書もまとめられたりしている。
なおこういった書物の内容は、想像での補間か又聞きなのかは不明だが、実在・実用・内容など何かしら疑わしい物も多い。
また、秘匿主義と忍者業を営んでいなければ必要のない技が多いことが相まって、子孫に秘伝が伝わる事も無く後世にも殆ど極意が伝わる事は無かったと言われている。
伊賀では忍者は士族として扱われていたが、
農民や役人からは士分としての身分を放棄して帰農するか、農民と同様の棒役を務めることが求められたという悲しい逸話も残されている。
江戸時代、表向きは江戸城の庭の番、実際は諜報活動を務めた「御庭番」も、決して手裏剣を投げたり黒装束を着ていたりしたわけではない。
なお「間宮海峡」の由来となった間宮林蔵も御庭番であり、樺太を探検した行動力を生かして情報収集に励む陽忍に近い人物だった。
もっともこういった事情は一部の藩お抱えの忍者(良くて元々下級武士扱い)や里を挙げて忍者をしていた(いわば武装集団)場所での話が主であり、
忍者は元々農家などと兼業していた者が多いため、そちらに専念するようになっていった者が多いと思われる。いわば無名の者達なので歴史に登場することもほとんどない。
特に戦国時代の忍者の仕事で最も重要且つ安定した仕事の一つに、敵国の収穫高や収穫時期などの田畑を見るだけで得られる重要情報があるため、
本物の農家の知識は重要だったと推測する研究結果もある。
手の内が知られては仕事上がったりのため、組織を抜ける抜け忍が特に創作作品において大きなテーマとなることも多い。
史実でも織田信長(戦国武将)と戦った伊賀の乱のように内通者のために敗れた戦がある。
装備
- 忍び装束
- 当時動きやすく着ている者が多かった野良着を改良したもの。
- 道具を入れるスペースが多かったり、表と裏の柄が違う、広げて大きな布に出来る等の改良がされて忍者の仕事に適した装束でありながら、見た目は野良着なので柄を変えれば周辺の農民に偽装しやすいという長所があった。着物の柄や髪形を変えれば意外とバレないものなのだ。
- 一般にイメージされるのは「黒」だが、実際に用いられていたのは「紺色」や「茶色」、「柿色」であった。人間の目の構造を考慮すると、たとえ暗闇でも黒は目立ちやすいのである。
- 当たり前だが、これを着るのは夜間に潜入する時だけで、日中は市井に紛れる様な普通の服を着ていた。
- 手裏剣
- 忍者の定番飛び道具。棒手裏剣と十字手裏剣の二種類をイメージする方も多いと思うが実際は投げられるものなら何でもアリ。
小刀や小柄、包丁どころか擂粉木やどんぶり、将棋盤、学園長先生のフィギュアも必要なら手裏剣として「打つ」事が出来る。 - 円盤状の手裏剣や八方手裏剣などは車剣と呼ばれ、手裏剣術用に特化した物であり、種別亜種が様々。向きを選ばず刺さりやすい反面、深くは刺さりにくいので、毒などを塗って使っていた。
- 実は結構重いので、持ったとしても1枚~多くて3、4枚だったらしい。前述のように忍者の仕事は「戦うこと」ではないので、戦闘用の装備で重くて逃げられないのでは本末転倒だったのだ。
- また、使ったら回収するのが基本。十字手裏剣などは製作に手間がかかるため意外と高価だし、こんな露骨な「忍者の武器」を現場に残したら忍者の犯行だとバレバレになってしまうのだ。
「今忍者の名刺は手裏剣 これ常識」というのもあながち間違いではない。
これ以外にも動物の死骸を残さないなどそこに忍者がいたと思われる行動は慎むのが基本である。 - 手裏剣術は大きく分けて2流あり、攻撃や暗殺用に毒薬を塗った毒剣や火薬を張り付けた火勢剣等の「責手裏剣」と、防御用に持ち合わせの刃物を打つ静状剣・そこら辺にあるものを投げつける乱状剣などの「留手裏剣」がある。
- なお手裏剣術自体は剣術の中に含まれているものもあり、教えている流派もある。史実では徳川慶喜が達人であったと伝えられている。
- 苦無(くない)
- 両刃の短刀。手裏剣の仲間みたいに扱われることが多々あり、実際いざという時は投げて使われたようだが、スコップ代わりにしたり、壁登りの足場になったり、火打ち金になる等など使い勝手の良さはピカ一で「一器を用いて多少を弁ずる(一つの道具を工夫して使い、様々な用途に用いること)忍者にとってはこちらの方が頼りになる忍具であった。
現代で言えば手斧や軍用スコップの様なもの。今も昔も発想は似ていたようだ。 - 投擲武器としては重心位置が悪く、相手に上手く突き刺さらないので、あくまでも他に投げつけるものが無い時にとりあえず牽制に投げつけていた程度と考えられている。
- また、苦無とは別に「しころ」という道具を使っていたとする場合もある。
- こちらは刃がノコギリ状になっているのが特徴で、袖口にでも仕込めそうな手乗りサイズの物から、モロに大工道具然とした短刀大の物までサイズも様々。
- 木の留め具を戸越しに切断したり、万が一捕まってしまった際に隠し持ったしころで縄や牢を破ったりといった用法があったとされている。
- まきびし
- 逃走を補助するための道具で三角錐の形をしており、これによって必ず上を向くことから、ばら撒いて足止めに使う。
ひこうタイプと特性ふゆうには無効。 - 事前に逃走や逆に敵の進行経路を考察してそこにばら撒いておくのである、摺り足で移動すれば忍者はまきびしに刺されずに済む。
- また、足袋の裏に綿を厚く張った「綿足袋」と呼ばれる履物もあり、こちらは刺さらないうえに足音も消せる優れものだった。
- 金属製の印象が強いが、入手手段や加工の手間を考えると植物性のものが多い。
- ちなみに植物性のまきびしは菱という水草の実で、種が食用にもなる……アクが多いので丁寧に調理すると相当手間がかかるらしいがな!
- 西洋にもカルトロップという同種の武器がある。
- やはり発想は同じなのか、英語でWater caltropと言えば菱の事である。
- 忍刀
- 忍者の刀。普通の刀との違いは、
- やや短い。脇差よりは長いが、普通の刀より短い「長脇差」と呼ばれるサイズ。これは携行性を重視しているため。
- 反りはなく、直刀。
- 鍔が大きく四角い。これは刀を地面に刺して足場にする*3ため。
- 鞘の先端がとがっている。これは地面に刺しやすくするほか、鞘に納めたままでも戦えるようにするため。
- 反りがなく、長さも短いことから基本的には戦うための武器というよりはマルチツールとしての役割である。
- 下げ緒が長く、おんぶ紐になったり、相手の武器を絡め取る「下げ緒七術」がある。
- なお、忍者は刀を肩に斜め掛けしない。掛けると床下に潜るときや転がるときに引っかかって邪魔になるからである。基本的には腰に差しており、匍匐前進をするときなどは後ろ腰に回していた。
- 匍匐前進中に頭上に待ち伏せされている恐れがあるときは首を防御する目的で肩に斜め掛けしていたという説もある。
- 火器
- 基本的に爆発で敵を倒すのではなく足止めや攪乱に使われた。本来の「火遁」。
- 火器の音で「鉄砲を持っている*4」と誤認させて追撃が慎重になるので敵への攻撃能力が無くとも(暗殺任務を除けば)十分に役に立ったと思われる。
なお、これらの装備はそもそも目立たないことが仕事なのに、本当にこんなに特徴的な武器を持っていたのか?という観点から実在を疑問視する声もある。
ちなみに水蜘蛛は水の上に立ったまま潜入するよりは水に潜って潜入した方が遥かに見つかりにくいだろJKという至極当たり前の観点から実在を否定されている。そもそも水蜘蛛自体実はもっと大きなサイズで浮き輪のようにして使ったり、濡れては困る荷物を乗せていたというのが現在最も有力な説である。
また、水に潜る際水深を知るためにピタゴラスの定理を使っていた、という話もある。
創作作品における忍者
創作作品での忍者のイメージ確立においては、特に明治期~大正にかけての「立川文庫」の活躍が大きい。
『真田十勇士』(「霧隠才蔵」「猿飛佐助」)などの忍者像はほぼこの時代に確立されたと言っていい。
そして日本最初の特撮映画「豪傑児雷也」において、巻物を咥えて術を唱え大ガマを呼び出すという何か間違っているがとてもカッコイイ忍者のイメージが完成する。忍者じゃなくで妖術師だろとかつっこんではいけないそもそも元ネタの自来也自体が「来たよ」という意味の書置きを残していく怪盗キャラだったのも言ってはいけない
第二次世界大戦後、娯楽の多様化によってまた忍者は新たな創作者たちを得ていった。
小説の世界では言うまでもなく1950年代末からの山田風太郎であり、現在まで存在する伝奇バトルないし異能バトルの原形のような「忍法」の名称と名前を作り出した。
その原点こそが忍法帖シリーズ一作目「甲賀忍法帖」である。
ほぼ同時期に同じく「忍法」の概念をより(正しいかどうかはともかく)理論的な形で表現したのは漫画の世界においては白土三平の「忍者武芸帳」であり、「サスケ」「カムイ伝」など現在までライフワークとして任じている。
最初の忍者TVアニメ作品の「少年忍者 風のフジ丸」もまた、白土作品を原作としている。
彼らの影響下にありつつ、漫画の世界のファンタスティックな戦いを繰り広げる忍者像を広めたと言えるのは横山光輝であろう。代表的なのは「伊賀の影丸」「仮面の忍者赤影」。
忍者の世界を現代的世界に移していった作品としてはガッチャマンでも知られる吉田竜夫原作の「忍者部隊月光」がある。これはTV特撮番組にもなった。
TV特撮で忍者をメインに取った嚆矢と言えば『隠密剣士』である。現在では忘れられた感があるものの『月光仮面』の大瀬康一を主演に迎え、路線変更によって甲賀や伊賀など忍者と戦うと爆発的な大ヒットとなった。
史実とは全く違う「手裏剣を掌に高く積んで、横向きのまま連射する」という殺陣は今でも有名。
以降のフィクションにおける忍者は多くがこの辺りの作品に影響されている。
同じく日本系の定番職業である「侍」が正々堂々としたキャラクターであるためか、それと対を為すようにダーティーかつ裏方のイメージを持たされる事が多い。汚いなさすが忍者きたない
特に海外では日本ブームが起きた辺り*5から「勘違いされた忍者像」が受容されており、高い人気を得ている。
欧米ではONE PIECEよりNARUTO‐ナルト‐の方が人気だと言えば、その度合いもわかりやすいか。
ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ(TMNT)に代表されるように空手やカンフー的な何かと混同されることも多い。
映画「ラストサムライ」では、ハリウッド映画としてはかなり史実の日本に近い世界観が描かれているのだが、
監督はじめアメリカ人スタッフが「間違っているのは解っているが、どうしてもニンジャを撮りたい」という要望を押し通して漫画的な忍者軍団を登場させている。
海外では、コンゴの民兵やインドネシアやアルジェリアの特殊部隊など、顔を隠した特殊部隊の通称として使われることもある。No Income No Job or Asset(収入無し、仕事も資産も無し)? 知らんな。ちなみに海外では日本にはほとんどない「忍術道場」が当たり前のように存在する。どういうことなの…そして道場主から忍びの心得を習った外国人が「それじゃ目立たないじゃないか!?」と真顔で言うまでワンセット。本当にどういうことなの…
現代日本のスパイが忍者の末裔だと本気で信じている外国人も多いそうな……。
ネットの発達で「正しい忍者」の情報が出回るようになった現在でも半ばネタとしてこれらのイメージが踏襲されている。
''その極みがニンジャスレイヤーであることは言うまでもない''。
この手の作品では「忍者=なんかすごい不思議な術を使う人」というイメージであり、特撮系などのそもそも忍ぶ気ゼロなド派手な服装を初めとして、古典的な忍者とは全くかけ離れた存在として確立されている。
妙にセクシーな女忍者(くノ一)の活躍の場が多いのも定番。
その一方で『サスケ』や『忍たま乱太郎』(落第忍者乱太郎)の様に、
「史実に基づいた考証の元、リアルで出来る範囲(超人的体力が前提だったりするが)での忍術」を駆使する作品も少なめだがあることはあり、
『真田十勇士』なんて出てこない史実寄りの『真田太平記』・『真田丸』でも「忍び」が活躍している。
創作にありがちな忍者像
- 人間離れした超人的な身体能力や人智を超えた異能を持つ
- 苦無を二つ構えることで敵の攻撃を難なく受け止める
- 手裏剣を左掌の上に何枚も重ねて右手をスライドさせて連射する
- 忍者刀を背中に差し、使用時は逆手に持つ
- 巻物を口にくわえ、印を結ぶと煙に包まれ消えるor動物に変身する
- 巨大な和凧に乗って空を飛ぶ
- 「火遁」で敵を燃やす
- 潜水したり、水のない場所でどこからともなく水を召喚したり、水を操作したり…と「水遁の術」は割と曖昧
- 「不死身の術」を使える漫画の敵キャラ
- 草履の周りを浮き輪で囲ったような道具「水蜘蛛」を足に履いて水面歩行
- 一人称が「拙者」、語尾が「ござる」
ゲーム作品における忍者
RPGの古典中の古典「ウィザードリィ」から3Dアクション「NINJA GAIDEN」に至るまで、古今東西ありとあらゆるジャンルのゲームに登場しているといっても過言ではない。
国内産では勿論、海外産のゲームでも登場例は多いが、だいたい忍んでないという点は共通している。
盗賊の上級職として登場する事が多く、基本的には最高クラスの素早さ、そこそこの攻撃力、即死や忍術などの特殊なアビリティ、最低クラスの紙防御力などが定番。
非常にピーキーな能力であるため、作品によって強いか弱いかが極端に分かれがち。
RPG系の作品では装備は基本的には「刀」系の武器と「服」「軽鎧」系の防具が一般的。重装備は不可であることが多い。
しかし、タクティクスオウガの忍者は得意武器が「爪」だったり、「手裏剣」がメイン武器の遠距離型忍者も作品によっては存在する。
元々が非常に多芸な職業のイメージなので、作品に合わせて超人にも常人にもなれる幅の広さが忍者の魅力なのかもしれない。
「Wizardryシリーズ」
ウィザードリィでは、侍と共に何故か入っている和風職業。
TRPG『AD&D』のモンクがベースになっており、レベルが上がるたび身軽に敵の攻撃を回避できるということでACボーナスが付くのだが、軽鎧でも装備すると動きが制限されてボーナスはなくなる。
(AC(アーマークラス)とはD&Dの防御力を示す概念で、命中判定にのみ使われてダメージには影響しない。
鎧で防いで攻撃が通らない確率も超人的回避力で攻撃に当たらない確率もACとして取り扱われる。)
そして高レベルの忍者は装備をしない方が防御力が高くなるため、高レベル忍者は全裸が基本である。「鍛えられた忍者の全裸はシャーマン戦車に比肩する防御力を誇る!」
装備を持ち歩かないのでアイテム欄の空きが多くなるのも利点。
魔法耐性やブレス耐性のある装備が存在してると、ACだけ良い全裸は微妙だったりもするが……
あと攻撃時の即死や、本職には劣る微妙な盗賊技能なども持っている。
詳細は⇒Wizardryの職業を参照。
「FINAL FANTASYシリーズ」
JPRGの忍者といえばこのシリーズの忍者を思い浮かべる人も多いだろう。
1作目以降、ジョブ(職業)システムがある作品では必ずと言っていいほど登場しており、それがない作品でも忍者系のキャラは多い。
▷ FFシリーズ各作品の忍者
FF1
ウィザードリィをパk…意識してか、シーフの上位職として初登場。柿色というか、戦隊モノのレッドのような真っ赤な装束で、全然忍んでない*6。FCでは使える色も少ないし戦闘画面が黒背景だから仕方ないね。
しかし下位職のシーフ同様、あまりにも、あまりにもゲームシステムに愛されておらず、攻防ともに貧弱極まりないジョブ。
取柄と言えば「逃げやすい」「動きが速くて、支援黒魔法ヘイストを使える」事位しかなく、ナイトや赤魔道士の劣化に過ぎないというのが実情。
リメイク版では少しましになっている。
FF3
なぜかいきなり大出世して、「最強の隠しジョブ」というポジションに。でもやっぱり色は真っ赤で忍んでない。
魔法使い系の頂点である「賢者」に対し、全戦士系の頂点に立つジョブ*7として設計されており、ほぼすべての武器防具を装備可能。
さらに専用装備「手裏剣」が初登場し、その絶対的な破壊力と極悪なコストパフォーマンス(武器なのに消耗品)はプレイヤーに強い印象を残し、後の忍者に「なげる」が標準搭載される事になる。
リメイク版では5や11に倣って全ジョブが横並びにされるようになったため、殆ど別物になっている。
FF4
ジョブシステムは登場しないが、仲間の一人「エッジ」のジョブが忍者。和風の装束じゃなくて白いファンタジー系のマント装備になっており、例によって忍んでない。
「忍者刀を二刀流」「忍術」「投げる」という、FF忍者三種の神器を完備した初の忍者であり、以後のFF忍者の直接的な祖先とも呼べる存在である。
だが和風要素があまりないためか、忍者というかシーフ要素も併せ持っており、「盗む」も使えるという点ではやや個性的。
詳細は⇒エッジ(FF4)参照。
FF5
全ジョブが(おおむね)横並びにされたことによってまた立場が大きく変化。キャラにもよるが落ち着いた暗色系の装束になることが多く、少し忍ぶようになった。
性能的には4のエッジをそのまま5の仕様に組み込んだ感じだが、シーフとははっきり別ジョブとして分割されている。
多彩な攻撃方法は勿論、今回は装備やシステムにもたいへん恵まれており、入手当初からゲーム終盤まで活躍できる強ジョブである。
詳細は⇒ジョブ(FFⅤ)参照。
FF6
仲間の一人「シャドウ」のジョブは「アサシン」名義だが、実質的には忍者そのもの。金のアクセントこそ配されているものの、全身黒装束+フルフェイスのマスクと、歴代でも屈指の忍んでる忍者。
4、5と続いてきたFF忍者の標準装備「二刀流」が無くなってしまったが、忍者刀を装備し、「なげる」コマンドで手裏剣や忍術を使いこなす様は紛うことなき忍者。
性能的にはどうにも武器に恵まれていない上に、しょっちゅうイベントなどで離脱してしまうために使い勝手はちょいと微妙。
詳細は⇒シャドウ(FF6)参照。
FF7
仲間の一人「ユフィ」のジョブは「マテリアハンター」名義だが、実質的には……実質的にもどうだろう?これ……まあとりあえず忍んではいないのは確か。
ゲームシステムの大幅な刷新もあいまって、シリーズの忍者の面影はほとんどない。
詳細は⇒ユフィ・キサラギ参照。
FF9
仲間の一人「サラマンダー」のジョブは……9にはジョブが無かった!!!まあ忍んでは全然ない。どこのパンクロッカーだお前は。
モンクと忍者を足して2で割った様な性能を持っており、「投げる」が使える……がそれ以外の忍者要素はほぼない。
詳細は⇒サラマンダー・コーラル参照。
FF11
ジョブチェンジシステムが復活。装備がグラフィックに反映されるため、忍んでるか忍んでないかは装備次第だが、ジョブ専用装束「アーティファクト」系各種は歴代でもぶっちぎりで忍んでいる。
「二刀流」「忍者刀(片手刀)」「手裏剣」「忍術」などの伝統的要素が復活しているが、しかしゲームバランス上「攻めの忍者」ではなく「守りの忍者」になっているという異色の忍び。
詳細は⇒汚い忍者(FINAL FANTASY XI)参照。
FF14
「シーフの上位職」というシリーズ初期の設定が復活。11同様に装備グラフィックは多彩だが、専用装備系はおおむねシャドウの次ぐらいには忍んでいる。刀でけぇ。
Ver2.0以降のFF14は、敵の攻撃を集めてパーティを守る「タンク」、敵への与ダメージのメインを担当する「DPS」、パーティメンバーの回復を担当する「ヒーラー」に分かれており、忍者はDPSに分類されている。
前職がシーフだからか、11のシーフの特性であったヘイト操作系の小技も持っている。
FFT
戦士系上位ジョブとして登場。忍装束に身を包んでいるが、味方サイドだと男は青系、女はピンク系。敵方だと緑だったり白だったり灰色だったり。
ジョブチェンジするには弓使い、シーフ、そして風水士のレベルが必要。同じく和風系戦士の侍とは対をなす。
SRPGの本作では「投げる」が遠距離攻撃として有用であり、接近戦では二刀流でバッサバッサと斬って捨てる遠近万能ジョブ。調子に乗ってモンスターに斬りかかったらカウンターで瀕死~即死するのはお約束。
全ジョブTOPのスピードと移動力で行動回数・機動性にも優れ、HPなど防御面がそれなりなのを加味しても汎用ジョブとしては最強格と言える。
「Magic the Gathering」
クリーチャー・タイプの一つ。
日本がモチーフの次元「神河」で登場した。主に変装、隠密行動が得意というフレーバーを活かした能力を持つ。
しかし収録枚数が少なく、部族単位でのデッキが作れるほどには数がいない。
銀枠を除く全ての忍者はキーワード能力「忍術」を持ち、攻撃しているクリーチャーと手札から入れ替わる。
これは他のクリーチャーに変装する能力、他のクリーチャーを囮として接近する能力を再現している。
なお黒枠としては長らく神河次元限定の存在だったが、その後単発ながら「ヴィダルケン・忍者」のカードが刷られたり、公式ストーリーでラヴニカのスパイが手裏剣攻撃をするシーンが書かれたりして「多元宇宙のどこかに忍者概念を広めて回っている忍者プレインズウォーカーがいる…?」と憶測を呼んだ。
「バトルスピリッツ」
忍者の系統「忍風」が設定されている。
圧倒的なスピードでフィールドに並び、数で押し切る集団戦法を得意とする。
またどこかで見たような忍者のパロディも豊富。
「ポケットモンスター」
忍者をモチーフにしたポケモンとしてはゲッコウガが特に有名。
全御三家中トップの素早さと『変化の術』を彷彿とさせる強力特性『へんげんじざい』を活かした攻撃性能から対戦で大人気。
やはりというかメディア露出も海外人気もトップクラス。ちなみに英語名は"Greninja"と見事なまでに忍者である。
アニメではサトシのエースとして活躍した。少しくらい忍べよ
他にも忍者をモチーフにしたポケモンにテッカニン、ヌケニン、アギルダーがいる。
また、ジムリーダーのキョウや娘のアンズも忍者の姿をしている。どちらもどくタイプを使う。
2D対戦型格闘ゲーム
ストリートファイターシリーズや餓狼伝説シリーズなど現代を舞台とした作品の忍者は、武術に重点を置いていることが多い。
スピードキャラで、忍んでいないのも多いのは他ジャンルと同様。
サムライスピリッツなど、前時代を舞台としたものや龍虎の拳2、GUILTY GEAR(ギルティギア)など「不思議な力」の使い手が広くいる世界観のものには術主体の忍者もいる。
ADKが手がけた対戦格闘ゲーム『NINJA MASTER'S〜覇王忍法帖〜』はボスキャラクター以外の全員が何らかの忍者という素晴らしいことになっている。
似たような忍者オンリーゲーとしては『ヤタガラス』なども。
2Dアクションゲーム
「ファイナルファイト」「忍者龍剣伝」「ザ・スーパー忍」「ニンジャコマンドー」「HAGANE」「ニンジャウォーリアーズ」など、忍者が主役のアクションゲームだって珍しくない。
体術使いとしての忍者、龍剣と術を操り異形の魔と戦う忍者、己の身だけでなく馬やらボードに乗って強制スクロールでも駆け抜ける忍者、タイムスリップで色々な時空を駆け巡る忍者、
マイナーながらもサイボーグ忍者、ていうかロボットだったりリメイクに当たって更に忍んでない機種が二機も追加されるなど、NINJA像は多様化している。
時は流れ2019年になって、3Dアクションゲームが主体になってもフロムから『SEKIRO』が送り出されている。
グレーゾーンとしては主人公が属するFOX HOUNDを「現代の忍者」と定義するMETAL GEAR関連タイトル何かも入るか。
追記・修正は生長の早い木の芽を毎日飛び越えながらお願いします。
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▷ コメント欄
- 忍者のドロンするときの印は修験道や密教から来てると聞いたことがあるな。これも映画からか? -- 名無しさん (2018-01-01 02:36:39)
- 全裸のニンジャはシャーマン戦車の装甲に匹敵する いいね? -- 名無しさん (2018-01-01 10:01:54)
- アッハイ -- 名無しさん (2018-01-01 10:06:33)
- 艦これの川内みたいに衣装モチーフに取り入れられることもあるね -- 名無しさん (2018-01-01 10:51:45)
- 一度「ガチの史的考察」に基づいた忍者のドラマを見てみたい。 -- 名無しさん (2018-01-01 15:19:26)
- 乱太郎はこの世界で数少ない正しい忍者漫画だろうな。基本ギャグなのは置いといて -- 名無しさん (2018-01-01 15:55:29)
- 水蜘蛛は足に履かず浮き輪みたいな使い方をしてその際服や持ち物は濡れないように頭の上にくくるらしい。 -- 名無しさん (2018-01-01 17:17:12)
- 今まで無かったのかこの項目… -- 名無しさん (2018-01-01 22:44:07)
- 有名な鬼半蔵の次代、第3代服部半蔵正就は、伊賀忍者達からストライキを起こされた挙句に改易されて、大阪の陣で名誉挽回しようとしたものの、生死不明になってるのよね。 -- 名無しさん (2018-01-02 14:12:31)
- WizやFF以外だとコナミ系は層が厚そう…メタルギアシリーズの彼等も第一作目から「現代の忍者」って書かれてたインパクトのせいだが -- 名無しさん (2018-01-03 16:38:15)
- >2018-01-01 15:19:26 ただそうなると脚本や演出の技量が色々と試されそうな気がする 史実の忍者は「忍ぶ」存在だし目立った派手なことはやりづらいから -- 名無しさん (2018-01-04 09:36:39)
- 最近忍者見ないよな -- 名無しさん (2018-01-08 16:17:40)
- ↑逆によく見るようじゃ忍者じゃないしな -- 名無しさん (2018-01-09 12:28:55)
- 子供の頃にやったせいなのか、忍者と言えばSHINOBIの秀真が真っ先に思い浮かぶ -- 名無しさん (2018-01-13 23:41:32)
- でも、女は男より穴が一つ多いと言ったって、男だって、モノの穴があるじゃんw -- 名無しさん (2018-01-14 09:23:42)
- ↑ お前さん、女がクソと小便を同じ穴でやってるとでも思ってんのか? -- 名無しさん (2018-01-15 23:10:39)
- だが、真のニンジャ真実は歴史の闇の中に葬られているのだ -- 名無しさん (2018-02-19 18:31:44)
- 忍者の萌えキャラである伊賀嵐マイは最近クラファンでアニメ化を目指してるけど、元SKE48の竹内舞が声を演じる予定だとか -- 名無しさん (2018-02-21 00:35:53)
- 滝川一益にも忍者説があるよな -- 名無しさん (2018-06-15 00:55:11)
- ウルトラマンが初めて戦った宇宙人が宇宙忍者 -- 名無しさん (2018-06-19 06:08:46)
- 今や忍者もガンダムを駆る時代に・・・。忍者のハイテク化は留まる所を知らず、ですな。 -- 名無しさん (2018-06-19 12:00:25)
- 真面目に現代に忍者が存在するなら、国に雇われてて、ハッキングや暗殺を一人でこなせるような超兵士の事を言うんだろうな。無論、そんな人物が名乗り出る訳も無く…… -- 名無しさん (2018-07-17 16:29:35)
- ↑2 その昔Gの影忍というコミックがあってだな… -- 名無しさん (2018-07-17 16:38:53)
- 忍者からNINJAに転身! -- 名無しさん (2018-07-17 20:55:31)
- 凄い忍者調べようとするほどどうしても忍び過ぎてて歴史に名を残してないというジレンマ -- 名無しさん (2018-09-10 20:12:03)
- ↑似たような話として、「現代にも忍者がいるか?忍んでるから『わからない』に決まってるだろHAHAHA」なんてのもw -- 名無しさん (2018-09-11 00:09:41)
- エロのないくノ一など段ボールでできた肉まんのようなものだ -- 名無しさん (2018-11-27 10:34:33)
- 中野学校の教官に忍者の弟子がいたとか… -- 名無しさん (2019-04-06 20:07:02)
- まあ「スパイ」と似た概念にまとまりつつはある(スパイ大作戦的な意味で) -- 名無しさん (2019-04-06 22:12:31)
- 戦隊で忍者をやった人がライダーでも忍者をやってるらしいな -- 名無しさん (2019-04-06 23:11:29)
- くノ一も「ハニートラップによる艶やかな篭絡」・・・なんてことは創作話で、実際は市井に紛れて地味な情報収集をするお仕事だったと聞いたこともあるが・・・ -- 名無しさん (2019-04-06 23:14:03)
- FFUSAにもいなかったっけ -- 名無しさん (2019-04-28 05:50:46)
- 服装とか装備(一部除く)とか掟とか、隻狼はかなりリアルニンジャなんだなあ -- 名無しさん (2019-06-10 10:22:07)
- 現代日本のリアリティーに沿った忍者物を作ろうとしたら探偵事務所ものになるのでは。あるいは潜入捜査する只野仁 -- 名無しさん (2019-06-10 16:18:24)
- 攻殻機動隊をおとなしくさせたら現代忍者ものになるね。「その時代の最先端装備で身を固めて工作を行う権力者直属組織」だし -- 名無しさん (2019-06-10 17:13:48)
- 某懲役VTuber曰く「そんなモノは一切存在しない」らしい。……そもそもこういう本当の忍者がどうのこうの言うのも無駄だったりするのかもね -- 名無しさん (2019-07-24 12:33:55)
- 以前「娘の彼氏が忍者だったんだけど、どうしよう?」ってお父さんの相談が2ちゃん時代にあったの思い出したwいわゆる観光地の忍者で公務員な彼氏だったらしい。微笑ましい内容だった。 -- 名無しさん (2020-04-08 17:19:02)
- 「007消されたライセンス」には香港忍者なるスゲエのが登場する。 -- 名無しさん (2020-09-27 15:59:08)
- 9つ目の穴ってどこにあるんだ? あ、これか……くちゅ。あれ、どうしてぬれてて、しかもぴくって反応してるんだ? -- 名無しさん (2020-09-27 16:24:20)
- 「すっぱ抜く」の"すっぱ"は忍者のこと。「すっぱだか」の"すっぱ"は忍者のことではない -- 名無しさん (2020-09-30 11:14:38)
- ニンジャなら無料のゲームがあるらしい -- 名無しさん (2020-10-02 15:39:25)
- ↑あれもう忍者どころかニンジャ要素すらなくない? -- 名無しさん (2020-10-02 16:25:49)
- あの忍者許さねぇ··· -- 名無しさん (2020-11-03 22:00:40)
- 伊賀忍者とかは元は山賊だったんじゃないか説もある -- 名無しさん (2020-12-20 04:51:37)
- くノ一もハニートラップ要員ってわけでもなく、近所の井戸端会議的な所に紛れ込んでいって情報収集したりとか、そういう地味~~な仕事の方がメインだったとも聞くが -- 名無しさん (2021-02-23 02:41:29)
- 項目内の「学園長先生のフィギュアも手裏剣となる」に笑ってしまったw -- 名無しさん (2021-10-19 14:29:35)
- 忍者PWは本当に存在しましたね -- 名無しさん (2022-02-17 10:57:33)
- 天正伊賀の乱のイメージか信長=忍者嫌いにされがち 史実の経過を見るに嫌いというのとは何か違う気がするが… -- 名無しさん (2022-09-10 21:59:11)
- エロ仙人「忍者とは“耐え忍ぶ者”だ」 -- 名無しさん (2023-01-17 20:34:47)
- 半裸でうるさいすごい漢な忍者がいるらしい -- 名無しさん (2023-02-08 13:54:43)
- 初期UFCには忍者が出てるんだよな -- 名無しさん (2023-04-16 21:06:53)
- 雑に使われるキャラの反面、キングオージャーのゴーマは近年稀に見る位の強敵だった -- 名無しさん (2023-12-30 21:33:11)
#comment
*2 尤も小太郎はあまりにも人間離れした風体として語られている為にカムフラージュの意味を兼ねてあえて言い伝えた可能性もある
*3 刀を地面にさして鍔を足場にして城壁を昇る、この方法自体は戦国の武士達の常套手段であり忍者オリジナルの手法ではない。 また、この仕様から忍者が身体能力に特段優れていたわけではないという証拠にもなっている。
*4 当時の鉄砲は大変高価であり、これを持っている=相応の戦力があるという考察がされていた。
*5 1980年代、ショー・コスギ出演作で忍者ブーム発生か
*6 夜間の色の見え方実験では、黒、赤、緑の順に見えにくくなると言う事が分かっている…が、だからと言って真っ赤が忍んでいるとは言えないだろう
*7 最終的にはたまねぎ剣士の方が上回るものの、正規手段でそこまで強くなるには相当のレベル上げとラストダンジョンのレア敵から複数のレアドロップアイテムを揃える必要がある
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