グスタフ・カール(MS)

ページ名:グスタフカール

登録日:2025/09/18 Thu 19:54:32
更新日:2026/05/29 Fri 19:33:30NEW!
所要時間:約 11 分で読めます



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グスタフ・カールとは、ガンダムシリーズに登場するモビルスーツ(MS)である。カール・グスタフだと実在する無反動砲になるので注意。


AE社はジェガンの後継として複数の案を提示しており、
RGD-90 ジード
RGM-96 ジェスタ
RGM-98 グスタフ・カール
が「ポスト・ジェガン候補群」として並行開発されていた。
ジードはコロニー軍向けの少数採用、ジェスタは特殊部隊向けに限定され、いずれもジェガンを置き換えるには至らなかった。
その中でグスタフ・カールは一般部隊向けの本命とされていたが、MS小型化の流れが加速したことで、後継機を残すことなく生産終了となった。





【性能諸元】

グスタフ・カール
(Gustav Karl)
型式番号FD-03
開発アナハイム・エレクトロニクス社
所属地球連邦軍
EARM
頭頂高22.0m
本体重量29.0t
全備重量60.0t
装甲材質ガンダリウム合金
出力3,425kW
総推力79,500kg
センサー有効半径21,300m
武装ビームライフル
ビームサーベル
グレネードランチャー
頭部バルカン砲 ×1~2
90mmショートマシンガン
バズーカ
フレキシブルシールド
主なパイロットレイ・ラゴイド
ホセ・アドルノ
エイレン
ゲイツ
デューク
オクト
地球連邦軍一般兵
EARM構成員

本機の重装甲は、ジェガンで問題視された生存性の低さを改善するために採用されたもので、MSA-099系(リック・ディアス系)の技術が導入されている。
0090年代の反連邦武装勢力は整備難からビーム兵器の運用が困難で、依然として実体弾主体であったため、グスタフ・カールの重装甲はこれらの勢力に対して極めて有効であった。
また、ビームコーティング技術の向上により、一定のビーム耐性も確保されている。
ただし大出力ビームには耐えられないため、
「一撃目はコーティングで耐え、二撃目は重装甲で耐え、損傷後はボルトアウトする」
という割り切った防御思想が採られている。


【概要】

ジムタイプやジェガンタイプなどのRGMシリーズのハイエンドモデルとして開発されたMS。
同時期に開発されたジェスタがUC計画に付随するものだったのに対して、グスタフ・カールは一般部隊向けの普及型。


本機はRGM-89ジェガンの後継としてAE社が提示した「ポスト・ジェガン」群の中でも、最も汎用性と総合性能のバランスに優れた機体とされていた。
同時期のRGM-96ジェスタが特殊部隊向けの高機動機であったのに対し、グスタフ・カールは 一般部隊が扱える高性能量産機を目指した設計となっている。


地上戦を重視した調整が加えられているが、あらゆる環境で運用出来る汎用性を維持しつつ大型化・重装甲化が図られていて、量産機としてはかなりの巨体であるのが特徴。
当然そうなれば重量増加も激しくなったものの、それを補う為に大出力ジェネレーターを採用。全身にスラスターと姿勢制御バーニアを増設して一定以上の運動性・機動性を確保したことで基本性能はジェガンを凌駕、ガンダムタイプにも匹敵する」と評されるハイスペック機として完成を見た。
それでいて固定兵装を極力排除し、武装もジェガンから流用することで運用性並びに生産性も高くなっている。


地球連邦軍ではU.C.0090年代に入り、ティターンズ崩壊後の大規模軍縮と「スペース・シフト・ドクトリン」によって、地上戦力を大幅に削減し宇宙へ集中させる政策が進められていた。
しかし地球上の各国家は「再びジオンのような勢力が地上を侵略するのではないか」という強い危機感を抱いており、地上防衛力の弱体化に反発。
その妥協策として地上の防空部隊には高性能MSを優先配備する方針が採られ、そこで白羽の矢が立ったのがグスタフ・カールであった。


U.C.0096年には開発が完了していたようで、一部地域での稼働試験を兼ねた先行配備を経て翌0097年に制式採用。
採用後は主にキルケー部隊(キンバレー部隊)のような地上の治安部隊に優先的に配備され、サブ・フライト・システム「ケッサリア」との連携運用によって「マフティー」等の反連邦組織との戦闘に投入された。


宇宙軍ではジェガンの継続運用が優先されたため、グスタフ・カールの宇宙配備はごく少数に留まり、実際に宇宙で運用されたのはグラナダ駐留部隊の一小隊(3機)のみであった。
一方で地上防空部隊には優先的に配備され、地球上のエリート部隊の主力MSとして扱われた。
結果として本機は 「地上防空部隊のエリート機」 というイメージが強く残ることとなった。


U.C.0105年のマフティー動乱では、地上防空部隊に配備されていた多数のグスタフ・カールが動員され、AMS-139メッサー・ドーガと互角に渡り合う戦闘力を示した。
特にキルケー隊では本機で機種統一され、ペーネロペーとの連携作戦において高い戦術価値を発揮している。


連邦軍以外だと反地球連邦組織EARM(地球回復運動)が運用していた例が見られるが、最新鋭のグスタフ・カールをどうやって入手したかについては謎が多い。



だが、まもなく巨大化の一途を辿るMSに対して小型MSの開発が叫ばれるようになり、実際にヘビーガンのような小型量産機が台頭してくると大型量産機の極みとも言えるグスタフ・カールのニーズは失われてしまい、後継機を残すこともなく歴史から消えていった。


また本機には、将来のミノフスキークラフト搭載型MSとの連携運用という重要な任務も与えられていた。
AE社は研究段階にあったMSA-020Ξガンダム(後のRX-105Ξガンダム)とのコンビネーションを想定しており、後にペーネロペーとの共同作戦でその能力を発揮することになる。


ちなみに「グスタフ・カール」は指揮官機で、一般機として「ドーラ・カール」が存在するという資料もある。この場合、両者は通信機器の性能差以外に違いはないらしい。
ただドーラというのはあくまで愛称なのか、大雑把に「グスタフ・カール」とする際は隊長機・一般機の両方が含まれる。




【デザインについて】

初出の小説版『閃光のハサウェイ』とゲーム参戦にあたってリデザインされた『GジェネF』以降では殆どデザインが違う。
共通してメインカメラがバイザーであること以外はジムにもジェガンにも似ていない。


  • 『閃光のハサウェイ』原作小説版

文庫本のMS解説のページに記載されていたもの。
デザインはΞガンダムペーネロペーと同じ森木靖泰氏。


ジェガンをベースにΞガンダム及びペーネロペーのデザインラインを取り入れたようなシャープかつヒロイックな外見。
しっかりとV字アンテナも備わっていて、カメラがバイザータイプでなければガンダムといっても違和感は無かっただろう。


正史ではGジェネ版が基準となった為に今のところ存在が確認出来ないが、資料などで度々言及される「軽装型」がこの小説版に近いデザインなのではとまことしやかに囁かれている。*1



『GジェネレーションF』参戦にあたって藤田一己氏によってリデザインされたもの。カラーリングは派手目な水色。
これ以降はこのGジェネ版デザインがスタンダードとなる。


ヒロイックな小説版に比べて大柄で マッシブなデザインとなり、コックピット周りの構造とシールドに名残があるものの、それ以外はほぼ別物。
これを並べて同じ機体だと気付ける人間などまずいるまい。


V字アンテナは残っているが左側が極端に短い左右非対称なものとなり、このV字アンテナ型を指揮官機と位置付けられた。
一般機はV字アンテナではなく左後頭部にロッドアンテナ。



  • 『UC』版

カトキハジメ氏によりリデザイン。
ほぼGジェネ版そのままだが、ところどころにアレンジが加えられている。


後に制式採用機の「00型」が登場したことで本デザインは先行配備機の「13型」ということになった。



  • 『閃光のハサウェイ』劇場アニメ版

制式配備機として「00型」が登場。
旧来の13型に比べてマッシブ感は削がれたものの、それでも従来の量産機に比べればまだまだ厳つい。


元々は小説版寄りにデザインがされていたが、『UC』版の存在を踏まえて現在の形になったという。



  • 『閃光のハサウェイ』コミカライズ版

さびしうろあき氏のコミカライズ版に登場。
原作小説版準拠のデザインだが、Gジェネ版の要素も「脚部の増加装甲」という形で組み込まれている。



  • 『クロスボーン・ガンダム LOVE&PIECE』版

『機動戦士クロスボーン・ガンダム LOVE&PIECE』にはどのタイプにも合致しないデザインのグスタフ・カールが登場。
ほぼ別の機体に見えるが詳細な設定は無く、設定画では「連邦MS(のっぺりグスタフ)」と表記されている。


本作のものは従来の連邦系MSに寄せたシンプルなアレンジがされている為に特に独自色が強く、00型以上にゴツさがないスリムなデザインかつ、ライフルと比較してサイズもそれほど大きく見えない。
よく見るとパーツの構造自体は確かにGジェネ版と変わらないのだが、作画の違いの為か脚以外はあまり同じに見えない。特に頭部と両腕、バックパックに至っては完全に別物。
全体的にジェガンみがあるというかRGM系統の延長線上というのがわかりやすい見た目である。


武装もジェガン用ライフルは同じだがフレキシブルシールドではなくジェガン用の携行式シールドを装備、固定兵装はビームサーベルのみで旧式ジムタイプと同じくバックパックに1本装備しているだけという従来のジムに近い構成。


メカデザイン協力の渋谷エヌ氏によれば「時代感を表しつつ、重装甲の機体の方がバラバラにされるのに見栄えがいい」、「たまたま作業机のHGグスタフ・カールと目があった」という理由でのチョイスだったとか。




【武装】

  • 頭部60mmバルカン砲

連邦軍MS伝統の頭部機関砲。
ジェガン系のバルカンポッド方式から内装式に戻された。
装備箇所は13型では左側頭部に縦列2門、Gジェネ版と00型は左側頭部に1門とまちまち。


  • ビームサーベル

ジェガンのものと同型を装備。
小説版では脚部側面に直接セット、Gジェネ版や13型、00型ではサイドアーマーのラックに収納される。


  • ビームライフル

これもジェガンと同じもの。
本機が持つと小型に見えるのがグスタフ・カールのサイズ感を表している。


本機は出力バランスが良好で、ジェガン系のビームライフル以外にも、連邦軍標準規格の携行ビーム兵器の多くを調整なしで使用可能である。
これは「一般部隊向けの高性能量産機」という設計思想に基づくもので、補給・整備の簡略化にも寄与している。
劇場版第2部『キルケーの魔女』ではリゼルのビームライフルを装備した機体もあった。


  • グレネードランチャー

左前腕部に装備。
ジェガンタイプの腰部から腕部に移設したことで射角が広がった。
Ζガンダムのようにマガジン式弾倉を採用しており、予備をセットすれば連射も可能だが、基本的に予備弾倉は携行せず基地で補給するようだ。


  • バズーカ

U.C.0096年頃から連邦軍で広く用いられている汎用バズーカ砲。
弾倉が2つあるが、前部の方は予備。


  • フレキシブルシールド

従来のような携行または前腕部にセットするタイプではなく、ジェスタと同じフレキシブルアームを介して接続する方式。
アームの接続箇所はGジェネ版が左肩、小説版と13型と00型はバックパック左側と異なる。


  • 90mmショートマシンガン

ジム・マシンガンの派生となる実体弾式マシンガン。
ジェガンD型護衛隊仕様と同じくマーサ・ビスト・カーバインの護送隊が装備していた。


  • シールド

『クロボンLOVE&PIECE』で装備。
ジェガン用の携行型シールドとほぼ同型だがミサイルランチャーが無く、表面に連邦軍の十字マークが取り付けられているなど通常と仕様が異なる。




【バリエーション】

ドーラ・カール

グスタフ・カールを指揮官用として、ドーラ・カールは一般仕様。
違いはアンテナの形状だけでグスタフが額に歪なV字アンテナなのに対してドーラは後頭部にロッドアンテナとなっている。


初出は書籍『GUNDAM WEAPONS ニュージェネレーション編』。
元々デザイン画の時点で一般機と指揮官機の頭部が分けられていたが、本書によって一般機を「ドーラ・カール」として差別化された。
指揮官仕様のグスタフ・カールと一般仕様のドーラ・カールという区別は、現場のパイロット間での便宜的な呼称が元になっているとされる。
正式な軍制式名称ではないが、通信装備の違いから識別のために広く用いられた。


グスタフ・カール13型

型式番号FD-03(FD-03-13)

『UC』、『NT』その他に登場。
見た目はGジェネ版を踏襲しているが、頭部バルカンが2門に変更。
カラーリングも今までの派手な水色からグレー基調の落ち着いたものになった。


稼働試験の名目で北米シャイアン基地に2機が先行配備されていて、当初は特定の名前がなく「UC版」とか「先行配備機」と呼ばれていたが、劇場アニメ版『閃光のハサウェイ』で00型が設定されたことに伴って「13型」と名付けられた。


後継となる00型の登場が割と近年だったので、U.C.0110年代~120年代が舞台の作品でもこちらが登場していることが多い。



グスタフ・カール00型

型式番号FD-03-00

劇場アニメ版『閃光のハサウェイ』に登場。
時期に応じてアップデートを繰り返していた中でもU.C.0105年に運用されていた制式量産モデルで、13型に比べてフレーム構造レベルで設計の見直しを図った為に構造は同じでもやや細身に見える等、かなり印象が異なる姿となった。
明確な改良点として挙げられるのは脚部装甲の展開機構。
これにより脚部スラスター可動域の拡張と放熱作用が期待出来ると共にホバー走行時と滞空時の姿勢制御にも有効に働き、13型に比べて大気圏内での運動性・機動性が向上した。


装備類はこれまでとほぼ同様だがバルカン砲が1門に戻り、バックパック右側面にライフルやバズーカを懸架するウェポンラックが追加された。


設定にドーラ・カールの要素が組み込まれており、頭部もそちら準拠のロッドアンテナ。
グスタフヘッドの方もいるようだが、第1部の時点では「(指揮官機なので)数が少ない」、「(小隊長の)レーン・エイムがペーネロペーに乗っている」ということで登場せず、第2部で僅かに存在を確認出来る。



ヴェルダン

機動戦士クロスボーン・ガンダムDUST』に登場したミキシングビルドMS。
バリエーションというにはちょっと怪しいが、腕部にグスタフ・カールの脚部装甲が用いられている。




【劇中での活躍】

上記のように「ガンダムタイプに匹敵する」という触れ込みで有名な本機だが、残念ながら活躍の場に恵まれておらず、ほぼやられ役と化してしまっている。



  • 『閃光のハサウェイ』

無い。
それどころか功を焦ったキンバレー・ヘイマン大佐の指示でオエンベリの私設軍隊を民間人ごと虐殺する汚れ役であった。


しかし劇場アニメ版では新たに00型が登場。
こちらも基本的にやられ役ではあるが、ダバオでメッサーと激戦を繰り広げるシーンなど見せ場が与えられた。
まあエンドロール後にオエンベリで晒し首にされていたのだが…


『キルケーの魔女』ではオエンベリ軍を蹂躙するシーンが追加。20m超の機体が歩き回るだけでも人間からは脅威となるというのが映し出された。
更にエアーズロックでの遭遇戦ではリゼルのライフルを持った2機がクスィーと戦闘を行った。
大気圏内でも自由飛行可能なクスィーとは相当な機動性の差があったものの、その差を陽動役と死角からの攻撃役を臨機応変に入れ替える戦術*2で埋めることにより意外にも善戦する。
最終的にやられこそしたものの、2対1とはいえかなりいいところまで食い下がるなど、明確な活躍の場となっている。
ちなみパイロットは『逆襲のシャア』の時のアムロと同じ白のパイロットスーツを着た名無しの腕利き。UCのスタークジェガンやGQの01ガンダムの系譜である。



  • 『ガンダムUC』

episode 7に13型が登場。本作が時系列上最初の登場でアニメデビュー作となる。
密かにコロニーレーザーの管制施設「カフカスの森」が設けられていたシャイアン基地に運用試験という体で先行配備されていたが、余程することがなかったのかパイロットはコックピットに大量の菓子やジュースを持ち込んで暇そうに飲食をしているだけであった。
そんな有様なのでロンド・ベルが強制査察の名目で奇襲を仕掛けてきても何も出来ず、トライスター隊のジェスタによってあっという間に無力化される無様を晒すだけに終わってしまった。



  • 『ガンダムNT』

マーサの護送隊に1機が配備されていた。
しかしルオ商会の送り込んだディジェ部隊の襲撃を受け、今回も見せ場なく退場。


コミカライズ版では2機に増えた他、ちょっと善戦する。



  • 『クロスボーン・ガンダムLOVE&PIECE』

第1片に登場。
秘密研究所から逃げ出したアプリコット・スキーマらNT研究の素体として連れてこられた子供達が乗ったスペースランチを9機掛かりで追撃するが、若き日のカラス先生が駆る大型作業用ポッド・モナーム(ノーティラスの原型機)によって僅か1分48秒でバラバラに切り刻まれて全滅させられた。



第1章(U.C.0112年)に登場。『閃ハサ』劇場版公開前なので先行配備の13型。
F90 2号機を担当するBチームに所属。第1話でアグレッサー役を務めたリゼル隊のゲイツ中尉、デューク、オクトが第2話以降本機に乗り換える形でF90の護衛機として活動した。
しかし、第9話にて傭兵部隊GBGとの戦闘で全滅してしまった。




【ゲームでの性能】

『F』から参戦。
先述のように本作で今に繋がるデザインが決定された。
良くも悪くも「量産機」といった感じで性能的に目を引くものはないが、開発先がペーネロペーなので作っておく価値はある。
作品によってはNPC限定でケッサリアとセットになっていることも。


余談だが、「グスタフ・カール」といいつつ実は『F』から『オーバーワールド』まで頭部がドーラの方になっており、『ジェネシス』で初めてグスタフの頭部で描かれた。*3



『アクシズの脅威V』に参戦。連邦系における最終量産機である。
性能はまさに圧倒的であり、下手な単機編成の機体が相手なら、そいつにパイロットが乗っていても余裕で勝ててしまう程。
前述の通り設定上では、地上での運用を想定して設計された機体なのだが、本作では宇宙でも問題無く使用出来る。


だがしかし、プレイヤーが使う分には要求される技術レベルが高過ぎるので、普通にゲームを進めていると本機どころかジェガンさえも終戦までに開発が間に合わない。
大抵のプレイヤーは連邦系勢力の場合、早期に開発出来て安価で大量生産可能で、ゲームクリアまで充分通用する性能を持つジムIIIが最終量産MSになっていると思われる。
本機をまともに運用しようと思ったら、わざと攻略をチンタラ進めるか、滅亡寸前の相手をなぶり殺しにするようなプレイングが必要になってしまうだろう。
さらに生産コストも量産機としては高額で、生産に2ターンかかってしまうのも問題。
性能自体はまさに「ガンダムタイプに匹敵する」という触れ込みに相応しいのだが…こんな所でも不遇の名機だった。せめてマフティー編でもあれば…。


なお本作ではサブフライトシステムがケッサリアではなく、何故かベースジャバーになっている。



  • ガンダムバトルオペレーション2

高コスト帯である650コスト汎用機。実質900コスト相当とも言われる耐久性能と能動的に防御態勢が取れるアクティブガードが持ち味。
とにかくタフな上に即よろけ武装を3つ持つ等タイマン性能も高め、相手をすると面倒なことこの上ない。
汎用機としては緊急回避を持っていないと言う明確な欠点があるものの、余りある耐久力でそれが欠点として目立たない程。
むしろそれ以上の欠点は、射撃火力の低さとこのコスト帯では絶望的とも言えるレベルの蓄積よろけの取れなさ。
同コスト帯の強襲機は単発よろけじゃ止まらない奴らが殆どなのだが、実質蓄積よろけ兵装を持たない事から相手が足を止めてから≒守るべき支援機が殴られてからじゃないと止める術がない。
敵チームからすると「相手するのは面倒だけど相手しなきゃいい機体」と言える。いかに敵方が無視し難い立ち回りができるかと言う意味で上級者向けの機体。



【立体化】

HGUCより発売。


◎HGUC 1/144 グスタフ・カール (ユニコーンVer.)
2019年2月発売。価格は税込み2,640円。
付属品はビームライフルとシールドだけのシンプルなキットだが、とにかくデカいしゴツい。
それでいて関節の引き出し、跳ね上げやスライドギミックにより可動域も十分確保されている。
色分けも脚部のラインやアンテナの先端、センサー類がシールなくらいで優秀な良キットである。
強いてあげるなら股関節が丸軸なのでへたりやすいのが難点。

◎HGUC 1/144 グスタフ・カール (ギレンの野望Ver.)
ユニコーンVerをベースにしたカラバリキット。プレミアムバンダイ限定品。
2019年7月発売。
『ギレンの野望Ver.』と銘打ちつついつものGジェネ版。
頭部バルカンが1門に、フレキシブルシールドの接続が左肩になったくらいであとはほぼカラバリ。

「GジェネVer」ではなく「ギレンの野望Ver」名義なのはGジェネだとSD体型だからだろうか?

◎HGUC 1/144 グスタフ・カール00型
2026年2月に発売予定の劇場版『閃ハサ』版。
極一部にUC版からの流用があるものの、武装なども含めた殆どが新規パーツになっており、股関節の強化などが内部フレームで補完されている。
また、下半身は装甲のスライドや跳ね上げギミックが盛り込まれて見た目より可動域も広い。
色分けも脚部ラインが内部フレームとの兼ね合いで再現するなど進歩が目に見えて分かるようになった。
バックパックのウェポンラックや脚部スラスターの展開機構など00型で追加されたギミック以外にもUC版にはなかったサイドアーマーのサーベルグリップ収容ギミックもしっかり再現されているのも特徴。
武装もビーム・ライフルとビーム・サーベル以外にバズーカが付属する。
ただ昨今の物価高騰の影響か、価格は税込み3,850円とユニコーンVer.に比べてかなり高め。



【余談】

  • 名称は旧ドイツ軍が第二次世界大戦時に開発・運用したカール自走臼砲と80cm列車砲(1号車が「グスタフ」、2号車が「ドーラ」)またはスウェーデン製の無反動砲カールグスタフだと思われる。
    あるいはライバル枠がメッサーということでこれまた旧ドイツ・メッサーシュミット社製の戦闘機Bf109*4かもしれない。




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  • すごくぶっとくて強そう(実際高性能)なんだけど、時代が時代なせいで活躍の場やいい役どころがないというかわいそうなMS。いつかこの機体にも見せ場が来てほしいなぁ... -- 名無しさん (2025-09-18 20:16:30)
  • ゴツい見た目に反して実はめちゃくちゃ軽い。初代ジムの本体重量が41.2tなんだぜ… -- 名無しさん (2025-09-18 20:19:35)
  • 今のゴリマッチョ化したグスタフカールもいいんだけど小説版から入った身としては「ヒロイックだけどいかにも量産機的にひ弱そう」なデザインでの立体化も見たいんだよね -- 名無しさん (2025-09-18 20:54:27)
  • デザインが…デザインが多い…! -- 名無しさん (2025-09-19 07:29:46)
  • メッサーとの戦闘よかったわ。 -- 名無しさん (2025-09-19 07:56:59)
  • カール自走臼砲と80cm列車砲に共通する「大き過ぎるせいで使い勝手が今ひとつだった」という点が、小型量産機に押されて姿を消すことになる本機の運命を暗示しているような気がする -- 名無しさん (2025-09-19 14:47:18)
  • ラブピのはなんだったんだ……なます切りにされたけど -- 名無しさん (2025-09-19 15:17:40)
  • どっかでR型ジェガンのビームライフルを持たせた例を見たけど結構マッチしてて笑った -- 名無しさん (2025-09-19 15:37:48)
  • GジェネジェネシスではF90以降の作品が収録されていないのでグスタフ・カールが最終量産機になる。ステータスは僅かにジェスタより上で最強の量産機だが、武装の最大射程がジェスタより1だけ短い -- 名無しさん (2025-09-19 20:00:13)
  • ジムが頭頂高18m、ジェガンが頭頂高19m(バックパック込みで20.4m)、と来てグスタフ・カール頭頂高22mとかなり大型化している。何があった。 -- 名無しさん (2025-09-20 11:34:09)
  • ぶっちゃけ曲がりなりにも傑作機であるジェガンから置き換えるほどの機体か?と思ってしまう。いや高性能なのはわかるんだが戦略上の必要性が今ひとつ見えない -- 名無しさん (2025-09-20 19:40:58)
  • 汎用的なジェガンと高性能なグスタフ・カールによるハイローミックスとか?特に根拠はないが。それより、型番がジム系のRGMじゃなくて見慣れないFDになってるのはなんでだろう。メタ的には特に深い理由はないかもしれないけど -- 名無しさん (2025-09-20 20:03:38)
  • HGUCの00型はUC版と見た目以外の違いは欲しいな。可動域が大幅に上がってるのか気になる -- 名無しさん (2025-09-20 21:18:07)
  • ↑2 フォーミュラ計画のような特殊な開発経緯だったのか、ガンダム開発計画のように正式にはRGM-89FD-03とかだけど前半を省略して呼ばれてるのか… -- 名無しさん (2025-09-20 23:06:24)
  • バトオペ2だと700、750コストもいるね。最近もらった強化でますます硬くなった上に射撃も格闘も悪くない感じに化けた。 -- 名無しさん (2026-02-04 10:52:48)
  • ゴツくてデカい量産型! …作劇的にはもうやられる為に生まれてきたとしか言えない哀しさ -- 名無しさん (2026-02-04 12:09:19)
  • なんでGジェネ版はあんなデブにしちゃったんだろう… -- 名無しさん (2026-02-04 12:42:02)
  • ダニエル・カールみてえな名前しやがって… -- 名無しさん (2026-02-06 17:36:10)
  • ガンプラ購入してきた。このゴツさと分厚さがたまらん(たまらん -- 名無しさん (2026-02-07 14:33:22)
  • ↑5 化けたというか化けて出たというか…大火力で一気に削り取りでもしない限りゾンビモードで道連れ狙ってくる特攻タックル重戦車だぜあれ。空中戦主体環境とはいえ上手いやつが敵方にいると滅茶苦茶にヤバい -- 名無しさん (2026-02-07 20:41:47)
  • HG組んだけど、専用の設備に艦船にSFSがないとやってられん巨体過ぎて、そりゃあ連邦もアナハイムくんとのおつきあい考え直すわ・・・ -- 名無しさん (2026-03-31 01:00:43)

#comment()

*1 直接デザインは提示されていないが、書籍『週刊ガンダム・パーフェクトファイル』で挙げられた軽装型の特徴がこれと一致する。
*2 奇しくもキルケー公開の1年前に放映された『GQ』にて設定された「M.A.V.戦術」とやっていることは合致している。互いにIFの宇宙世紀ではあるが、突き詰めれば同じところにたどり着くこともあるのかもしれない。
*3 「グスタフ・カール」は隊長機・一般機の総称なので間違いではない。
*4 フォネティックコードがそれぞれD型がドーラ、G型がグスタフである。

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