ガ・ゾウム

ページ名:ガゾウム

登録日:2026/03/15 Sun 12:44:22
更新日:2026/05/27 Wed 22:26:27NEW!
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ダブルゼータなんて怖くない!怖いのは格下げだけだー!



ガ・ゾウムとは、『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場するモビルスーツ(MS)。



●概要

型式番号:AMX-008
頭頂高:18.0m
本体重量:31.6t
全備重量:58.2t
出力:1,840kW
推力:92,280kg
センサー有効半径:11,200m
装甲材質:ガンダリウム合金


武装:
ハイパーナックルバスター
9連装ミサイルランチャー×2
ビームサーベル(ビームガン)×2


パイロット:ゴットン・ゴー、他


アクシズ(ネオ・ジオン)が造ったガザ・シリーズに連なる可変量産機
ガザ系MSの最終発展型 であり、ガザC → ガザD → ガザE と続く系譜の MS形態重視型の到達点 にあたる。
ガザEと同時期に造られていた機体。
MS形態時の戦闘力を強化していて、強力な武装による高い攻撃力を持つ。


従来通りモビルアーマー(MA)形態にも変形できるが機体構造は一新されており、脚部をクローアームではなくスラスターとして用いるなど独特な設計となっている。
開発段階ではこの機体が「ガザE」の名前を与えられる予定だったが、結果としてガザ系とは思えない程の高性能機となったため「ガザを超えた機体」として「ガ・ゾウム」の名が付けられた。
(「ガザE」の名前は同時期に開発されていた「MA形態を重視した新型ガザ」に回されることになった)
ややコストが高くなった一方で生産性は結構高く、ガザDなどと同じパーツも使われている。
ガザ系の発展系譜は以下の通り:
ガザC → ガザD → ガザE(MA重視)

                    ↘  
                     AMX-008 ガ・ゾウム(MS重視)

ガ・ゾウムは ガザDとパーツ共用度が高い 一方、
設計思想はガザEの「肩部バインダー=ウェポンユニット化」を継承している。


つまりガ・ゾウムは
ガザDの汎用性+ガザEの可変構造を統合したガザ系の総決算と言える。
アクシズは地球圏帰還後、
連邦軍の RGM-86R ジムIII やエゥーゴの Zプラス に対抗するため、
ガザ系を「作業ポッド」から完全に脱却させた新型量産機を求めた。


その結果、
プランI:MS形態重視 → ガ・ゾウム
プランII:MA形態重視 → ガザE
の二系統が並行開発され、双方が量産されることになった。


実は機体の出力・推力はガザDより下がっているのだが、出力に関しては主武装のナックルバスターが固定式から携行式に変わった影響によるもの。
つまりナックルバスターを使うために必須だった高出力のジェネレーターがいらなくなり、必要充分なものでよくなったということ。
また推力についても、機体の全備重量が大きく軽量化している*1ことで実質的な機動性はガ・ゾウムの方が上である。
単なる数値だけではその機体の本領は判断できない好例と言えるだろう。


前期型と後期型が存在するらしいが、違いは頭の形くらいなんだとか。


●武装

  • ハイパーナックルバスター

ジェネレーターの負担を低く抑えるため、内蔵E-CAP式を採用。多くのビームライフルと同様の携行式になった(MA形態時は背部に装着)。
代わりにジェネレーター直結式由来の高出力性能は失われ、出力は4.1MWと大幅に落ちている*2が、それでも連射はできる。
旧ナックルバスターは基部が固定式であるため射角が狭く、また機体のジェネレーター出力の大部分をそちらに食われるという欠点があったため、携行式で取り回しの良いこちらの方が総合的には完成度が高いと言ってよい。ハイパーは決して名前負けではないのだ。


この武器はガルスKの左肩部ビームキャノンやトーリスリッターにも転用されていたあたり、ネオ・ジオン内でも高く評価されていた事が窺える。


  • ビームサーベル(ビームガン)

ガザCやガザDと同型。両腕にマウントされている時は「ビームガン」としても使える。


  • 9連装ミサイルランチャー

当機の両肩装備はバインダーではなくウェポンユニットとなっており、それにマウントされている。
ガザ系の「背部ジェネレーターボックス」を肩に移した構造の名残。


設定はある様だが劇中未使用。搭載位置も不明。




●劇中の活躍

物語前半にマシュマーの副官であるゴットン等が搭乗しアーガマを何度か襲ったが、その度に撃退されている。
また、2機がネェル・アーガマを制圧しようとした事もあったが、モンドの百式とジュドーのΖΖガンダムの活躍でどちらも撃破された。




●派生機

ガ・ゾウム(袖付き仕様)

機動戦士ガンダムUC』に登場。
袖付き」が運用している機体。
袖に装飾はされているが、ガザCやガザDのように色までは変えられていない。


テニスン艦隊に配備され、ネェル・アーガマを強襲。
ユニコーンガンダムに肉迫しビームサーベルで斬りかかるが蹴りでボディを抉られたうえ、グレネードを撃ち込まれ戦闘不能になった。



ガ・ゾウムガンナー

型式番号:AMX-008B


後期型の仕様変更機。
肩部ウェポンユニットを
右:ビームカノン
左:レドーム
に換装していて、超遠距離からの狙撃が可能となっている。
これは ZプラスC1の長距離戦能力を意識した装備構成 とされる。



ガ・ゾウムマリンタイプ

型式番号:AMX-008M


『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』に登場。
ジオンマーズが運用した水陸両用改修機。
レジオンに制空権を奪われ死蔵する羽目になったガ・ゾウムの胴体をガザMと同規格のものへ、両腕部はハイゴッグを思わせるものへ換装、カプールのパーツなども組み込んでおり、水陸両用MSへと生まれ変わらせている。
MA形態への変形機構も維持されているが、このMA形態は水中において高速移動形態として高く機能する。
一方でゲリラ活動下で生産された機体故にメンテナンス性が劣悪であり、気密性も欠陥を抱えているため、『輝ける星作戦』の一度の出撃に全てを賭けている。




ガンプラ

1/144シリーズの旧キットで発売。差し替えでMA形態への変形も可能。
2026年現在HGUCシリーズでのリメイクはされていないが、ハイパーナックルバスターだけはトーリスリッターの武器として先にHGUC化されている。
劇中登場したありとあらゆる機体のガンプラを輩出してきたガンダムUCにおいてもハブられているので、相当出し渋っている様子。




ゲーム作品では

ガンダムバトルシリーズ

どういうわけかマイナー量産機とは思えない凄まじい強さを誇る。
まず移動手段が小回りが効かない代わりにとてつもない速さを誇るホバー移動であり、変形せずとも素早く動ける。
次に武装が連射に優れる「ハイパーナックルバスター」、いわゆる狙撃ビーム*3である「腕部ビームガン」、このゲーム唯一の垂直発射で相手の視界外からの時間差攻撃となる「9連装ミサイルランチャー」と、全くスキがない。
ミッションではビームガンのタメ撃ちで雑魚敵を即時処理が出来て、Iフィールド持ちにはミサイルで対応可能。対戦では視認性が悪い垂直ミサイルとハイパーナックルバスターの連射で波状攻撃を狙える。
EXアタックも使いやすい全武装からの一斉発射攻撃で、ボスでも対人でもダメージを出せる優秀なもの。
おまけに格闘も速い。両腕のビームサーベルによりボス級のMSに匹敵するスピードの連撃を行う。
冗談抜きでZZ編のネオ・ジオン軍最強クラスの機体とも言える強さで、これ以外に明確に強いのはキュベレイ、クイン・マンサ、サイコ・ガンダムMk.Ⅱという錚々たる顔ぶればかり。
ぶっちゃけMSというよりバルキリー


バトルオペレーション2

2021年7月に450コストの汎用機として登場。
格闘寄りのステータス補正に対し優秀な射撃武装を揃えているチグハグさはあるが、強襲機のように射撃で引っ掛けて格闘で詰めに行く戦法を取れば上手くいける可能性はある。
ミサイルは標準誘導が効く珍しいタイプで、この手のものとしては命中率がすこぶる高い。


2022年11月にはガ・ゾウムガンナーが支援機として登場。
ゲームどころか立体化自体がガシャポンのSD位しか存在しなかった機体がまさかの実装となった。
ガ・ゾウム袖付き仕様機のデザインを一部に採用しており、設定画さえ存在していないMA形態にもなれる。
兵装はビーム系で固められており、ビームランチャーはゲロビ形式のため当てた際のリターンが大きい。


スーパーロボット大戦シリーズ

現時点では『64』にのみ登場。
ガザの嵐隊がガザDではなくこの機体に搭乗しており、合体攻撃「ガザ・ストーム・フォーメーション」を披露する。
F完結編では登場しないのだが、没データとして残っている。


SDガンダム ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ/カプセル戦記

SDガンダム最初のゲーム作品であるスクランブルウォーズから登場。1ターン生産のサーベル装備型量産機としては最高性能というポジション(一ランク上にバウンド・ドックがいるが、こちらは変形するのでサーベルなしの拡散ビームのみ)。
ZZから敵側量産型モビルスーツを一体選んだという事情はわかるのだが、ジムとかマラサイとかガンダムMk-Ⅱすらいないゲームになぜかマイナーなガ・ゾウムは入ってるという謎チョイスである。ザクⅢドライセンだとザク、ドムと印象が被るから避けたとしても、なんでガザC/Dじゃなくガ・ゾウムなのか。
カプセル戦記では3つめの武装としてミサイルを採用。こちらも変形はしないため、この時代のSDガンダムプレイヤーの間ではガ・ゾウム=可変機という印象がすこぶる薄い。


SDガンダムGX・GNEXT・GCENTURY

いずれの作品でもアクシズ所属でジオン公国軍では製造不可能。
コストが安い量産型だが変形ができ自動追尾する複数弾道のミサイルを持っているので、なかなか侮れない活躍をする。
何気に移動力もコストのわりに高く、惑星や衛星下での占領活動による自軍の底上げにも貢献してく入れる。


ギレンの野望シリーズ

アクシズの脅威無印で登場し、脅威Vと新ギレンでも続投。
MAに変形すると、移動力が増え上空を高速で移動できるようになり、更にはMS形態では不可能だった間接攻撃も可能。
他のガザシリーズと同様に、宇宙・空中だと間接攻撃での活躍が見込める。
また、脅威では近代改修に当たる「改造」コマンドがシステムに盛り込まれているため、ガザC>ガザD>ガ・ゾウムと、現場でアップグレードすることも可能。


但し、使い勝手は正直同世代の他の量産型に押され気味。
まず、ガルスJが無印とV双方で、これよりも早くできる量産型でありながら、運動性と格闘能力に優れダメージを確率で無効にする盾も持つため、使い方次第では終盤まで通用する頼れる量産型前衛機体として君臨している。
さらに脅威Vではズサのブースター形態が、移動力が高く設定ミスなのかジェガンやギラ・ドーガすら凌ぐ運動性を持ち、高威力かつ間接攻撃のミサイルをばらまき敵を蹂躙するバランスブレイカーと化し、他の多くの同世代と同様立場を奪われる。
その他にも、もう少し経てば最終決戦量産型となりうるバウ量産型もロールアウトするため、正直肩身は狭い。
数少ない利点は、一方通行なパージであるズサと違い、変形しても再びMAに戻れるため、高移動力を活かした占領要員になれる所だろうか。
アクシズ以降のジオン勢力ではガザC・Dが初期配備されているので、廃棄→ズサ生産だと時間がかかる。ガ・ゾウムは安価かつ数を揃えられるのも強み。


なお、脅威無印ではガザDを開発すれば、ガ・ゾウムの開発が可能であったが、脅威Vではガンダムセンチネルの機体も収録された影響で、ガザEが仲間入りした為、こちらも開発しなくてはいけなくなった。
…が、ガザEは移動力が落ちており、技術レベルのわりに性能もイマイチという残念な機体となっており、手間だけが増えてしまった。




●余談

SDガンダム外伝シリーズではザビロニア帝国の戦士ガ・ゾウム、ネオジオン族の機兵ガゾウムスラッシャー、インフェルデスのモンスターアノマロガ・ゾウムとして登場している。
SD戦国伝では暗黒軍団機動爆撃部隊の我憎霧として登場。カードダスでは右肩に砲を備え一見ガ・ゾウムガンナーのようだが、左脇の下をよく見るとそちらも同じ砲を後ろ向きにしており、
ガシャポン戦士や犀頑駄無のコミックワールドでは両肩の砲の向きを揃え、どうやらウェポンユニットが両方とも砲になっているようである。
コマンド戦記ではザタリオン海軍に登場。両肩のユニットからは機雷を発射し、深海へ潜ることができるが潜水病を心配されているらしい。
タマロイド超Cガンダムでは魔獣三将軍ダイノスリーの一人ティラノ=ガゾウムとして登場。
一頭身なのは本作共通だが頭がティラノサウルス(古代生物)頭蓋骨
ウェポンユニットを前に向けて脚と繋げることで逆関節の脚としてティラノサウルスらしく変形可能。
もはや名乗ってもらわないとモチーフがわからないが、最終章の敵幹部なので戦闘能力は高い。



追記・修正はハイパーナックルバスターで連射したり、アーガマを襲ったりしてからお願いします。



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  • ナックルバスターより火力下がってるのって火力が必要ならガンナーの方持ってくればいいってことなんかね -- 名無しさん (2026-03-15 18:12:21)
  • 袖付き仕様は袖パーツすら付いておらず、腕に袖マークが描かれているだけ。なので、もしHGUC化されたとしても通常版の方だけで、袖付き仕様はプレバンでも出ないだろう -- 名無しさん (2026-03-15 20:41:15)
  • ↑2 いくら火力があるって言ってもC・Dのナックルバスターはほぼ正面にしか撃てないからね。砲台に徹するならともかく前線で使うにはどうよ、ってなる -- 名無しさん (2026-03-15 21:08:12)
  • 戦国伝の我憎武はガンナーの方がモチーフになってるっぽいとか考えてたら、大牙頑駄無の魂大牙の前脚が普通のガ・ゾウムのウェポンユニットに似ていることに気付いてしまった…いやまさかそこまで意味不明な組み合わせがあるはずが -- 名無しさん (2026-03-15 22:40:14)
  • ↑あー、言われて見ればガ・ゾウムMA形態って四足獣っぽく見えなくもないか。というか魂大牙と初魂駆羅星を合体させた形態が普通にガ・ゾウムMAとシルエットそっくりだわ -- 名無しさん (2026-03-16 10:27:36)
  • ギャザビ2かモノアイガンダムズでガザEが出てガ・ゾウムが出なかった、今考えると不思議 -- 名無しさん (2026-03-16 14:09:37)
  • マイナーな割に、ゲームだと実はSDガンダムスクランブルウォーズの初代からいる謎の常連機だったりするんだ、これw なんで当時の FC でSDガンダムやってたやつはみんな名前知ってる -- 名無しさん (2026-03-16 22:46:54)
  • 超Cガンダムではハイパーナックルバスターでビギナ・ギナのビームシールドを割る最終章のボスの一人のティラノサウルスで中身はベルガ・ギロスという文字で説明されても意味わからん状態に -- 名無しさん (2026-03-16 23:03:29)
  • マリンタイプで思い出したがザタリオン帝国だと海軍だったな -- 名無しさん (2026-03-18 12:33:34)

#comment()

*1 本体重量は逆に増しているが、この本体とは「弾薬や推進剤も全て空っぽの状態」を指すため戦闘能力を測る上ではほとんど考慮されない。
*2 ちなみにガザCは6.7MW、ガザDは8.5MW
*3 一撃の威力が高い上に遠くの敵にほぼ即着弾する単発ビーム

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