逆輸入(創作)

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登録日:2020/01/30 Thu 16:38:00
更新日:2024/05/16 Thu 12:31:04NEW!
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逆輸入とは、国外向けとして輸出した製品や、国外の拠点で生産した製品などを自国へと輸入すること。
そこから転じて、ある作品がメディア展開された際に、そこで生まれたオリジナルのキャラクターや設定等を原作側が採用することも逆輸入と呼ばれる。
この項目では後者について述べる。



概要

元の作品がメディア化されると、ときとして様々な事情で原作には出てこないオリジナルキャラクターやオリジナルの設定が登場する。
これらの要素を原作サイドが気に入ったのか、原作に登場させることがある。
逆輸入の際は、原作者によるキャラ設定の改変が行われる場合もある。


ちなみにユーザー側には分からない場合も多いが「元々原作時点で裏設定として存在→メディア化の際にそっちのスタッフに伝えたら先行描写」という
厳密には逆輸入とは言えないケースもある。



逆輸入されたキャラ・設定一覧

漫画原作

アニメから逆輸入

【アニメ版名探偵コナン】→【名探偵コナン
警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査三係に勤める階級が巡査部長の刑事。通称「高木刑事」。
名前がこの作品に登場する小嶋元太、そしてこの高木渉というキャラを務める声優と全くの同姓同名である。
元は名無しのモブ刑事であったが、アニメで目暮警部に担当声優のアドリブで名前を聞かれ、これまた担当声優のアドリブで自身の名前と同じ「高木」を名乗ってしまったことがきっかけで「高木刑事」となった*1
その後スタッフの受けが良かったのか準レギュラーとして定着、原作にも時代劇俳優殺人事件から登場し、先輩の佐藤美和子との恋愛模様を描いた個別エピソード、通称『本庁恋物語シリーズ』を作られるなど、恐らくその場限りの名無しモブ→コナンには欠かせないサブキャラとして大きく出世、劇場版第25作『ハロウィンの花嫁』では主役の一角を務めるまでに至った。
他、千葉和伸白鳥任三郎なども同様にアニオリから原作に逆輸入されサブキャラとして出世したパターンである。ちなみに白鳥の方は劇場版(『時計じかけの摩天楼』)が初登場。
警察学校組のひとりである萩原研二原作では苗字だけしか設定がなかったが、アニメ化された際に下の名前や容姿などが設定され、原作にも登場し、のちに姉の千速も登場した為、アニメ化でいろいろ設定された結果、家族まで登場するという『コナン』の登場人物の中では非常に珍しい経緯を辿ったキャラになっており、スピンオフ『警察学校編』では主要登場人物の1人としてメイン回も作成された。


【ドラゴンボールZ】→【ドラゴンボール
主人公である孫悟空の父親で、『ドラゴンボールZ』のTVSP番組である『たったひとりの最終決戦』の主人公として登場した。
なお、悟空の父親という立場からか鳥山明にも監修・デザイン修正という立場で携わっている。
原作では悟空が兄のラディッツから「一目で分かったぞ。父親にそっくりだ」と言われただけで、その姿と名前は明かされることはなかったが、逆輸入として悟空と相対したフリーザの回想シーンで描かれた*2
のちに『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』という前日譚にあたる外伝漫画が鳥山の手によって描かれた。
元となったTVSPのバーダックは、生まれたばかりの悟空(カカロット)に対して「戦闘力2のクズ」と言い放つ戦闘民族らしさと、共に戦った仲間の思いを背負ってたった一人でフリーザに立ち向かう情の深さを合わせ持つキャラクターだったのだが、外伝漫画では最初からフリーザの魔の手から悟空を救うために「飛ばし子」として地球に送るなど、普通に愛情を持った父親キャラクターとなっている。


  • 佐上ジュン

【アニメ版爆走兄弟レッツ&ゴー!!】→【爆走兄弟レッツ&ゴー!!
佐上模型店の店主・佐上保の娘。店と父は原作出身。
マグナムトルネード誕生の際にアニメでは彼女のアドバイスが加わったり、豪が彼女のマシンを借りたりするなど、初期の頃は少なからず存在感があったが、実力が追いついてこなくなり解説役にシフトした。
しかしWGP編では大幅に成長し、黒沢やまこと共々表彰台を争って見せた(最終的には豪と同着4位)*3*4
後に原作にも登場したが、アニメ以上に背景と化している。あと背が高い等ビジュアルが若干違う。
原作の続編である「Return Racers!!」では一応ヒロインに抜擢されている。


  • バルキュリア、ガイバーIIのデザイン

【劇場版強殖装甲ガイバー】→【強殖装甲ガイバー
劇場版では「オズワルド・A・リスカー」の代わりに登場したガイバーIIの殖装者であり、ガイバー殖装者の中では唯一の女性。
女性となっているためか、ガイバーIIのデザインが女性的に変更されており、原典と区別するために一部ではガイバーII「女」とも呼ばれることもあった。
その後30年以上の時を経て、漫画本編にもオズワルドの義妹「ヴァルキュリア・フォーシュバリ・リスカー」という設定で登場。
彼女が殖装する「ガイバーII」も「ガイバーIIF(フィメール)」という名前で登場した。但し彼女の強殖装甲システムは地球製の不完全な複製品であり、オリジナルと違って殖装解除の際に殖装前の服装が再構成されない為、解除後は常に全裸状態であるという漫画版オリジナル要素が追加されている。


【アニメ版ポプテピピック】→【ポプテピピック


「蒼井翔太」は架空のキャラクターではなく、実在する男性声優である。
色々な意味で伝説級のクソアニメと謳われている『ポプテピピック』であるが、最終話に何の脈絡もなく「蒼井翔太」を実写で出演させたことでお茶の間に大きな衝撃を与えた。
そして2018年4月10日更新分の原作漫画『ポプテピピック』の扉絵が、こちらへ駆け寄る「蒼井翔太」であった。
もちろん作者の「大川ぶくぶ」流に描かれたものではあるが、多くの人にまたしても笑いを届けることとなった。
アニメ版ポプテピピックのグッズとして蒼井翔太の顔がプリントされたTシャツが発売され、枠外に「©大川ぶくぶ」と書かれていたためぶくぶは「蒼井翔太の著作権を持つ男」とネタにされた。


  • キルル、メール、マール、ダークケロロ、ナスカ、シヴァヴァ、ケロロドラゴン、アクアク(吸収強化)、マケマケ

【超劇場版ケロロ軍曹】→【ケロロ軍曹


キルル:ケロン軍の封印された兵器ながら、原作エピソードに何度か単独で再登場を果たす。
ダークケロロ:トロロがケロロ小隊への復讐のため古代のプログラムを持ち出した事でケロロが変貌した存在という、劇場版とは違う設定で登場。
ケロロドラゴン:劇場版だと小隊全員が変身していたが原作ではケロロのみ変身。豪雨で川に流されそうになった冬樹を助ける時、
ブラックスターの襲撃を受けた時という緊急時に登場している。しかし後者はブラックスターが解除方法を知っていたため無力化されてしまう。
シヴァヴァ:ノンケロン人として「ロック☆スター」の見張りに雇われており、ブラックスターの復活と実力を目の当たりにする役所として登場した。


また原作ではアニメが終了した現在でも、劇場版のストーリーを下地にしたエピソードが連載される事があり、
「超劇場版」「天空大決戦」「撃侵ドラゴンウォリアーズ」では設定の一部がアレンジを受けながら逆輸入されており、
「深海のプリンセス」「奇跡の時空島」については長編エピソードが連載された。ただし設定やストーリーなどはさすがに劇場版のものとは異なっている。
「奇跡の時空島」については先に存在した原作のエピソードを元に映画化されたものであり、長編についてはその続編という事になっている。
いずれもそちらに劇場版のゲストキャラクターがいくつか登場しているが、性格や設定など細かな所が変更されている事が多い。
特にナスカは顕著……というか劇場版再編エピソードの前日譚で完全に別物として登場している。


  • 根岸みなも

【アニメ版スケッチブック】→【スケッチブック
根岸大地の妹というアニオリキャラで、3年ほど経ってから原作に逆輸入された。


  • 吉岡兄

【リコーダーとランドセル ミ★】→【リコーダーとランドセル
主人公の片割れである合法ロリ宮川あつみに付きまとう真正のロリコン、吉岡先輩の兄。
筋金入りの熟女専という弟に負けず劣らず濃い人で、アニオリで登場したあと原作にもしれっと登場した。
原作キャラから派生したキャラという事もあり、アニオリだったとは思えないほど原作の作風に馴染んでいる。
ちなみに原作での初登場エピソードは当然アニメの初登場エピソードとは異なる話なのだが、遭遇するキャラを被らせない*5という形で初対面である事の整合性を取っている。


  • アイ

【アニメ版ARIA】→【ARIA
アニメ版第一話で半人前ウンディーネの水無灯里がガイドした女の子。原作ではおじさんだった。
原作の最終話において、一人前になった灯里の弟子の見習いウンディーネとして登場した。


  • トロン・ボーンとコル・ネッド(コルネット)のカップリング

TVアニメ版ハーメルンのバイオリン弾き】→【ハーメルンのバイオリン弾き
アニメ版で戦闘などでコンビを組むうちに恋仲となり、やがてダル・セーニョ王国の国王夫妻となった二人。
原作ではエキセントリックなキャラ付けだったコルネットも、シリアスなアニメ化によって真面目なキャラになったこともその一因となった。
というより、ハーメルやフルート、ライエルといった他のメインキャラが恋や復讐心に狂っていく中でこの二人だけが陰鬱なアニメ版の清涼剤となったのは事実である。
これを受けて、原作では全く接点のなかった二人が最終回において唐突に結婚し、続編では息子まで授かることになった。
なお、『続ハーメルンのバイオリン弾き』では二人は主人公的な役割を担っている。


  • アクセス

【アニメ版赤ずきんチャチャ】→【赤ずきんチャチャ】
アニメ版はマジカルプリンセスなど独自路線を展開したため多数のオリキャラが登場した。
アクセスはしいねちゃんの父親で理由があって敵側についている渋い親父。
そして原作に逆輸入された際、変態的にしいねちゃんを溺愛するとんでもない親父にキャラ付けされてしまった。
どろしーからは「アニメだとしぶい人なのに」とメタ発言までされる始末。
更に愛するあまりしいねちゃんに思いっきり抱きついて骨をバキバキに折るため、引き離されてドロシーのもとに預けられたという。
アクセスのほかにもチャチャの両親やピースケなど多数のキャラが原作に逆輸入されたがその多くがぶっ飛んだキャラにされている。


  • 味将軍のキャラデザ

【アニメ版ミスター味っ子】→【ミスター味っ子Ⅱ】
味将軍グループの総帥で、その正体は味皇・村田源二郎の弟・源三郎。
原作では存在が語られるだけでついに本人は出てこなかったが、後に原作の続編である「ミスター味っ子Ⅱ」にアニメ版を踏襲したビジュアルで登場した。
こちらは源二郎の弟ではなく、源二郎の味皇就任と共に袂を分かった元味皇料理会の創設者の一人という設定だが、その代わり源二郎の弟・源三が先代の味皇として登場している。


  • 京都編のラストシーン

【アニメ版るろうに剣心】→【るろうに剣心
京都編エピローグは東京に帰還し、仲間達に見守られながら神谷道場へと入っていく剣心の後ろ姿で締めくくられるが、この場面はアニメ版のOP映像のラストシーンにおける「仲間達の待つ神谷道場へと入っていく剣心」を逆輸入したもの。*6
京都編のラストシーンをどう描くか悩んでいた作者がたまたまアニメ版のOPを見て「これだ!」と思いついたとか。
剣心が神谷道場から旅立つところから事実上のスタートを迎えた京都編が、剣心が神谷道場へ帰還するところで完結するのは構図として綺麗に収まっているので、作者が逆輸入を思いついたのも当然と言えよう。


【アニメ版To LOVEる第一期】→【To LOVEる ダークネス
ファンの間では黒歴史と見なされがちなアニメ第一期であるが、このアニメの独自設定の1つだった「リトが西連寺春菜を好きになったきっかけ」は、後に形を変えて原作版『ダークネス』に逆輸入されている。
アニメでは「リトが中学時代に花壇を荒らした犯人と疑われ先生からも疑われた中で、春菜だけはクラスメイトにリトを信じる発言をしていたのを聞いた」事がきっかけとされている(結局真犯人は不明)。
逆輸入された際には、中学時代のリトが女子達の話を立ち聞きした際、女子達が「リトは純情そうに見えて実は腹黒いのではないか」「以前に花壇が荒らされた事件の犯人だったりするのでは」と噂していた中で、春菜が「リトは優しい性格だし、花壇の件は野良犬の仕業だと先生が言っていた」と庇った事がきっかけとされている。


  • ハーレイ・クイン、レニー・モントーヤ

バットマン:ジ・アニメイテッド・シリーズ】→【バットマン(コミック)他】
それぞれジョーカーの相棒、ゴードン本部長の部下として登場したオリジナルキャラクター。
レニーはアニメ登場後すぐにコミックに登場し、アニメ同様ゴードンの部下として活躍。
『ノーマンズ・ランド』からはトゥーフェイスとの奇妙な絆が描かれ、『インフィニット・クライシス』後には2代目クエスチョンを襲名するなど活躍の場を広げている。
ハーレイはアニメ終了後に登場し、ジョーカーの共犯者としての顔とギャグキャラクターとしての顔を併せ持つ絶妙な立場で活躍。
フラッシュポイント』で設定が変更されるとジョーカーから距離を置き『スーサイド・スクワッド』の一員として新たな姿を見せる一方、個人タイトルではコメディの女王として唯一無二の地位を築いている。
ちなみにポイズン・アイビーと仲が良かったハーレイに加え、そんな素振りを見せなかったレニーもLGBTとして描かれている。


  • 智花

【アニメ版ひだまりスケッチ】→【ひだまりスケッチ
沙英の妹としてアニメ一期より登場していたオリジナルキャラクターで、定期的にひだまり荘を訪れる準レギュラーポジション。キャラ設定は原作者である蒼樹うめ本人が担当。
後に原作漫画にも登場するが、アニメと違い沙英以外のひだまり荘メンバーとは面識はない設定となっている。


  • 鳥乙女ナスカ、ピクシー、妖虎

アニメ版悪魔くん】→【悪魔くんコミックボンボン版)】
ドラえもんズ12使徒の一員。
ボンボン版では最初、鳥人(メガテンに出てくる妖鳥タンガタ・マヌを思い浮かべれば大体合ってる)、ヨンノ、人ガマという全く別の悪魔であったが、アニメ化に合わせて唐突に差し替えられた。
ファンは基本「水木しげるにはよくあること」と言って流す。


  • キン肉小百合

【アニメ版キン肉マン】→【キン肉マン
もともと原作でも登場するキャラだが、母親には名前がなく、「ママ」「王妃」としか呼ばれていなかった。
アニメ版で名前が設定されて以降、原作でもその名前を踏襲。


  • 真手凛

【アニメ版ご注文はうさぎですか?】→【ご注文はうさぎですか?
上記の小百合と同じような命名の経緯がある。原作では初期はマネージャーなどとしか呼ばれていなかった。


【アニメ版犬夜叉】→【半妖の夜叉姫
妖狼族の若頭・鋼牙の自称許嫁で一族の長老の孫娘。
原作での鋼牙は奈落との決戦を待たずして物語からフェードアウトしてしまうのだが、完結編ではその後めでたく祝言を挙げる二人の姿が描かれている。
続編として製作された『半妖の夜叉姫』でも回想内ながら登場。
コミカライズ版でも担当の椎名高志が出すタイミングに悩んでいる旨を語っていたため読者からは出番を危惧されていたが、無事登場を果たしている。


  • 中杉小夜香【鉄腕バーディー DECODE】→【鉄腕バーディーEVOLUTION】

主人公の一人千川つとむの高校でのクラスメイト。
元々は主人公以外の設定を全取り換えしたアニメ版『DECODE』のオリキャラだったのだが、後に原作第2部『EVOLUTION』にも登場。
但し2作間の設定の違いから役割は異なっており、端的に言うとアニメ版では悲劇のヒロイン・漫画版では第2部のキーパーソンとなっている。


  • タンホイザーサーブ

【アニメ版テニスの王子様】→【テニスの王子様
跡部景吾の必殺技。元々はアニメオリジナルの技だったのだが、後に原作に逆輸入された。後にリョーマも真似した。


  • 婆娑羅

【アニメ版双星の陰陽師】→【双星の陰陽師】
作中に登場する敵勢力の異形生物が人の形を成した、所謂幹部ポジションのキャラ達。
原作が月刊誌連載な上、アニメの折り返し地点で原作に追い付いてしまい、途中から原作から離れたストーリーに転向。
その都合で原作には出ていなかった大量の婆娑羅が登場した後、アニメ放送終了からかなり経ってから原作にも登場し始めた経緯がある。


  • デカルト、フランク・マーロン

【アニメ版トライガン】→【トライガン/トライガン・マキシマム
ともにアニメ序盤のオリジナルエピソードに搭乗したキャラクター。
デカルトはアニメ第1話に登場した巨大なブーメランを使う賞金稼ぎ。アニメではチンピラの悪党だったが、漫画ではちょっと渋い感じのキャラになっている。
インタビューによると原作者もお気に入りのキャラだったらしく、漫画にも出すことにしたらしい……が、残念ながらナインライヴズの噛ませになってしまう。
フランク・マーロンはアニメ第3話に登場した銃職人だが、少し特殊な出し方で、フランク本人は漫画では数世代前の人物となっており未登場。その子孫であるブランドン・マーロンが登場する。


【アニメ版とある科学の超電磁砲】→【漫画版とある科学の超電磁砲】・【創約とある魔術の禁書目録】
メインキャラクターの1人が度々発する決め台詞。
担当声優新井里美の特徴的な声・「ですの」という黒子の特徴的な語尾がこの短い台詞にうまくハマったのか、黒子の代名詞として後続のメディアミックス作品でも度々使われるようになった。
しかし、実はこれは原作では一回たりとも言っていないアニメオリジナルのセリフである。
アニメ版のヒットに伴ってか、漫画版超電磁砲では62話で、原作小説では創約3巻で、それぞれ逆輸入された。


【大山のぶ代のドラえもん】→【ドラえもん
空飛ぶうす手じゅうたん』というエピソードではしずかちゃんがこの歌を歌うシーンが存在する。どういう経緯かは該当記事を参照。


  • 難橋豊音

【アニメ版八十亀ちゃんかんさつにっき】→【八十亀ちゃんかんさつにっき
アニメ2期と3期の最終話に登場。福岡県出身で、博多弁を話す。CVは田村ゆかり
2期では最中の夢の中に登場し、福岡の名古屋より優れているところを挙げて翻弄するが、敗北。
3期ではアイドルグループ「TGC5」のリーダーとして現実世界に登場し、最中とラップバトルを繰り広げるが、またもや打ち負かされる。
原作の最終巻にて、アイドルと言う設定と共にアニメから逆輸入されて1コマだけ登場。


ゲームから逆輸入

  • パロ・スペシャル・ジ・エンド

【キン肉マン マッスルグランプリ】→【キン肉マン
アイドル超人の一角ウォーズマンのゲームオリジナル技で、パロ・スペシャルで固めた状態で相手を顔面からリングに叩き付ける超必殺技。
2010年代に新たにスタートしたキン肉マンの新シリーズ完璧超人始祖編にて、ウォーズマンが完璧超人ポーラマン戦で名称・モーションをほぼゲームから再現する形で逆輸入し、同試合のフィニッシュを飾った。
ちなみにこのポーラマン、相棒のネメシスと共に「バスターズドッキング」というツープラトンも使っているのだが、
この技もゲーム「キン肉マン ジェネレーションズ」のオリジナル技「バスターバリエーションPART6」と殆どモーションが同じで、名前こそ違えど実質的な逆輸入技だったりする。
何かとゲームの逆輸入技と縁の深い超人である。


  • メイプルリーフクラッチ

【キン肉マン マッスルグランプリ2】→【キン肉マン
キン肉星王位争奪編にて登場した運命の5王子の1人、キン肉マン ビッグボディの必殺技。
王位争奪編ではまともな技のひとつも披露しないうちに退場してしまったため、ゲーム作品などではオリジナルの技を多数設けられたがこのメイプルリーフクラッチもそのひとつ*7
そして新シリーズ「オメガ・ケンタウリの六鎗客」編において運命の5王子たちが再登場。
ビッグボディ対ギヤマスター戦にて、ついにゆでたまご自身が描くメイプルリーフクラッチが披露された。
肝心の技の内容はというと、自身と相手をメイプルリーフに見立てるように固めて高所から落下するという見事なまでにゲーム版のモーションを再現した物。
上記のパロ・スペシャル・ジ・エンドといい、どうもゆでたまご先生は肉ゲーが気に入っているらしい。


遊戯王オフィシャルカードゲーム】→【遊戯王
これらはカードゲームの方で初登場し、その後原作漫画に登場したカードである。
カードゲームとアニメ『遊戯王 デュエルモンスターズ』はどちらが主・従とも言えない関係だが、大元である原作漫画に登場したこれらは明確に「逆輸入」と言える珍しい例。
要塞クジラを除くと、いずれも初出時はコモンカードとして発売されている。つまりは当時のプレイヤーなら大多数が所持・使用したことのある汎用的なカードということであり*8
普段派手なモンスターやらコンボを駆使しているデュエリストたちが、見慣れたカードを使っている姿はギャップと親近感を湧かせてくれる。


遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズ〜封印されし記憶〜】等→【遊戯王
二名とも原作で出番も活躍もそれなりにある重要なキャラクターだが、実はゲーム出身キャラクターのデザインを逆輸入した物。
イシズはGBソフト「遊戯王デュエルモンスターズ2」初出の「イシズ・イシュタル・ナオミ」、シモンは「遊戯王デュエルモンスターズ(無印)」初出の「シモン・ムーラン」というキャラクターがモデルになっている。
両者ともに初登場時はこれといった設定もないゲームオリジナルキャラクターに過ぎず、特にシモンは遊戯王ゲームにおいてはスターシステムで敏腕デュエリストだったりデュエルの仙人だったりと正体不明の謎のキャラとしてちょくちょく登場していたのだが、
「闇遊戯の過去を解き明かす原作者監修シナリオ」という謳い文句で発売された『真DM』にて、
イシズ・イシュタル・ナオミは石津ナオミに改名された上で千年アイテムを所持するデュエリストに、シモンは古代エジプトにて闇遊戯の教育係に設定されている。
後の展開を見るにデザインだけでなくキャラ設定もそのまま真DMから逆輸入したような形になっている。
ちなみにシモン・ムーランという名前はDM無印のプロデューサーである下村聡が元ネタと言われているが、下村も恐らくは深く考えずに出したであろう自分の名を冠するキャラクターがこんな扱いになるとは思ってもみなかっただろう。


ボボボーボ・ボーボボ 9極戦士ギャグ融合】→【ボボボーボ・ボーボボ
元は原作者の澤井啓夫がGBAのゲーム用に書き下ろしたオリジナルキャラクターであったが、後に漫画原作にも登場した。
その時のサブタイトルはズバリ『GBAから逆輸入の男!』だった。


  • マリアンヌ・ファン・ティエネン

【GA ~芸術科アートデザインクラス~ Slapstick WONDERLAND】→【GA ~芸術科アートデザインクラス~】
通称マリ。PSP用ゲームの主人公で、フランスから来た交換留学生。
とはいえ原作に出た時は「短期留学で既に帰った彼女の思い出話に花を咲かせる」という扱い。
レギュラー陣の記憶には残ったが、その後の物語に与えた影響はとても少ないという稀有な書き方をされている。
とはいえ、厳しい越廼先生にとっては印象深かったらしく、彼女の意外な一面を見ることができる。


  • アーカム・ナイト

バットマン:アーカム・ナイト】→【Detective Comics: Arkham Knight
バットマンに復讐を目論む謎のハイテク騎士。ゲームではまさかの、もしくはやっぱりなあの人だったが、コミックでは別の名前で活躍していたために新たな設定で登場した。
ゲームの前日談コミックを担当したピーター・トマシの手で設定を変更され、ゲームより何故アーカム・ナイト名乗るかが分かりやすいようになっている。


  • 魂(テャマスィー)

【ONE PIECE ギアスピリット】→【ONE PIECE
ヨミヨミの実の能力で肉体から魂を分離させるブルックの技。
原作でこの技が登場したのは新世界の魚人島編であるが、先駆けること2007年のニンテンドーDSソフトにおいてこの技が先行登場している。
2007年といえばスリラーバーク編の真っ最中であり、ブルックはまだ仲間になるかどうかさえも不明瞭であった。


実写から逆輸入

  • 森脇幸一

【ドラマ版特命係長 只野仁】→【『新・特命係長只野仁』以降の只野仁シリーズ】
演者は永井大。元々はドラマオリジナルキャラクターだったが、ドラマ版が好評に伴い、原作の『新』から逆輸入される形で登場した。
ドラマでは電王堂のメールボーイだったが、漫画ではフリーターという設定。
情報収集を得意としている。女に弱くスケベ。


  • 内海薫

ドラマ版ガリレオ】→【『ガリレオの苦悩』以降の探偵ガリレオシリーズ】
演者は柴咲コウ。映像化に際して湯川の相棒として新たに設定された。
ドラマ『ガリレオXX』では日本を離れる直前まで担当していた難事件での活躍が描かれている。
小説での役回りは基本的に草薙のサポート役であり、湯川と二人で捜査するドラマ版とは大きく異なる。


  • アルフレッドの見た目

【映画版バットマン(1943)】→【バットマン】
バットマンに仕える有能な執事アルフレッド。スリムな外見でお馴染みの彼だが、登場初期は太鼓腹を抱えた真逆の姿をしていた。
元々アルフレッドは映画のために作られたキャラクターだったが、映画に先駆けてコミックに登場。そして実際の映画でアルフレッドを演じたウィリアム・オースティンの外見に合わせる形で現在のスリムな外見に変更された。


  • ニュークリアマン

【スーパーマンIV 最強の敵】→【Superman: The Unity Saga: Phantom Earth
クリストファー・リーヴ主演の映画版スーパーマンシリーズ最終作に登場したオリジナルヴィラン。30年の時を経てコミックに逆輸入された。
スーパーマンの宿敵レックス・ルーサーがスーパーマンの細胞と核エネルギーと太陽エネルギーを組み合わせて生み出した生物兵器で、スーパーマンの十倍のパワーを持つ。
スーパーマンを苦戦させたが、太陽光が無いと機能を停止する弱点を突かれ敗北した。
コミックでは映画第2作にも登場した『ファントム・ゾーン』に追放されており、スーパーマン同様にエル家の紋章がついたマントを身に着けていた。
因縁の相手であるスーパーマンとは戦えず、新たな強敵ロゴル・ザーに頭をつぶされるというかませ犬で出番を終えた。


  • ジョン・ディグル、フェリシティ・スモーク

【ARROW(アロー)】→【グリーンアロー】
ドラマ版で長年活躍した、エメラルドの射手・グリーンアローのサポートキャラクター。
ディグルはドラマ登場から1年後にコミックにも登場し、以降のグリーンアローの準レギュラーとして度々姿を見せている。
フェリシティは原子を操る合体戦士ファイヤーストーム関連のマイナーキャラクターをリメイクしたキャラクターで、コミックにもドラマでの人気を受けてドラマ版そのままの姿でゲスト出演している。


【実写映画版るろうに剣心】【宝塚版るろうに剣心】→【るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-
漫画連載時は特にバックボーンもない、ただの敵役だった。
しかし映画やミュージカルでキャラが肉付けされたことから作者の中でイメージがふくらみ、設定が逆輸入された上で続編に再登場を果たした。
そして読者の腹筋を崩壊させた。
とか言ってたらリメイク版でまさかの魔改造を受けることになった


ラジオから逆輸入

  • ジミー・オルセン、ペリー・ホワイト、クリプトナイト

【The Adventures of Superman(ラジオドラマ)】→【スーパーマン(コミック)】
ジミーとペリーはそれぞれスーパーマンことクラーク・ケントが働く新聞社デイリー・プラネットのカメラマンと編集長。『クリプトナイト』はスーパーマンのもっとも有名な弱点。
今ではお馴染みのキャラクターと設定だが、元々はラジオドラマが初登場ですぐにコミックにも登場した。ただしジミーのみ原型となるキャラクターが登場していた。


スピンオフから逆輸入

永沢君】→【ちびまる子ちゃん
『ちびまる子ちゃん』に登場する永沢と藤木の(あまり明るくない)中学生時代を描いたスピンオフ漫画『永沢君』が初出で、後に『ちびまる子ちゃん』で幼少期が描かれたキャラクター。
野口さんと小杉は双方であまり差がないが、城ヶ崎さんは「思春期の性欲を持て余して永沢にレイプされる妄想に浸っている隠れマゾヒスト」という少女漫画誌&日曜夕方にはとてもお出しできないキャラクターだったため、邪な心に染まる運命を背負っていることには触れられず、何かと永沢に突っかかる程度の普通のお嬢様キャラになっている。


闘将!!拉麺男】→【キン肉マン
あくまで本編のラーメンマンと拉麺男はパラレルの別人だが、モンゴルマンの衣装に、拉麺男と同じ『闘』の文字の肩当てがある。


  • 「ワシズ -閻魔の闘牌-」における鷲巣巌の過去

アカギ~闇に降り立った天才~』の人気キャラ・鷲巣の過去を描いた物語。
闇の帝王に相応しい心身ともに全盛期だった頃の鷲巣様が日本を牛耳るまでを描く物語……なのだが、首に付けられた鉄球二つをぶん回して飛行するワシズコプターだの、アーケロンもびっくりな巨大ウミガメの上で卓を囲むモンスターハンギングだの、運気を意図的に高めて作り上げられた改造人間だの、ファンタジー寄りバトル漫画もかくやとばかりにやりたい放題しているスピンオフだったため、読者からは「トンデモ麻雀漫画としては面白いけどアカギや天とは世界観が違いすぎるだろ」と、よくある正史かどうかは明言しないタイプのスピンオフだと認識されていた。
しかしながら、地獄に堕ちた鷲巣が閻魔大王に戦いを挑むという志々雄真実みたいなことをするスピンオフとどっこいどっこいのぶっ飛んだシリーズ「進撃の鷲巣」編がスタート。
そして地獄に堕ちたばかりの鷲巣は見た目こそ変わらないものの、その身体には圧倒的なパワーとスピードが戻っていることに「わしの若い頃の体力じゃ!蘇っとる!全盛期のパワーが!」と驚いていた。
そしてその背景のコマにはバッチリと福本作画のワシズコプターとモンスターハンギングが描かれており、これによってワシズコプターの逆輸入……もといワシズの世界観が丸ごとアカギ世界に正史化という形で逆輸入された。


ゲーム原作

アニメから逆輸入

  • ピカチュウの鳴き声

アニメ版ポケットモンスター】→【ポケットモンスター X・Yからポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールまでのゲーム】
ポケモンの鳴き声は原作となるゲームでは電子音で表現されているが、アニメでは声優が「ピカチュウ!」など、そのポケモンの名前の一部などを鳴き声として演じている。
アニメ版の「ピカチュウ!」と鳴くピカチュウ(CV:大谷育江)は人気・知名度ともに世界的に高く、3DSの『X・Y』からSwitchの『BDSP』までゲームでもアニメと同じ声で「ピカチュウ!」と鳴くようになった。
なお、後述するゲームボーイの『ピカチュウ』版でも主人公のピカチュウは大谷ボイスで「ピカチュウ!」と鳴いていたが、XY~BDSPは個体を問わず「ピカチュウ!」となっている。


アニメ版ポケットモンスター】→【ポケットモンスターピカチュウ/ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ
『ポケットモンスター ピカチュウ』は、アニメ版「ポケモン」の大人気を受け1998年に発売されたゲームボーイソフト。
アニメ主人公のサトシと同様、相棒のピカチュウを連れて歩けるのが目玉システムで、ゲームボーイの音源にかなり無理をさせながら「ピカチュウ!」等の大谷の声を再現している。
アニメのレギュラー悪役であるロケット団のムサシ・コジロウ・ニャースも登場しているが、地味に「アニメからゲームに逆輸入された人間キャラクター」は長いポケモン史の中でムサシ&コジロウだけである。
『ピカチュウ』を下地にリメイクしたNintendoSwitchの『Let's Go!ピカチュウ/イーブイ』にも久々に登場した。
第1世代作品である『ピカチュウ』では仕様上トレーナーの個人名がなかったが、『Let's Go!ピカチュウ/イーブイ』ではちゃんと「ロケット団員のムサシとコジロウ」名義での出演となった。


なおロケット団のニャースはアニメでは人語を喋る唯一のポケモンとしておなじみだが、『ピカチュウ』ではなぜか一切喋らない。
『Let's Go!』ではセリフがあるが「ニャーンテ ニャ!」と人語だか鳴き声だか微妙な感じでぼかされている。
これに関しては、(一部の特例を除いて)普通のポケモンに人語を喋らせるのを公式が制限していると考えられる。
実際、穴久保幸作のポケモン漫画ではかつてはほとんどのポケモンが普通に人語を話していたが、現在は主人公のピッピ(通称ギエピー)以外のポケモンは全て鳴き声(翻訳付き)で意志疎通を行う形になっている。
ロケット団のニャースも、ゲーム内の世界観では喋るのは NGなのかもしれない。ただし「冠の雪原」のバドレックスのようにテレパシーで人語を話すポケモンは後に登場している。


  • ポケモンセンターのお姉さん

赤緑青では黒いスカートにロングヘアの女性だったが、ピカチュウ版でジョーイさん風のビジュアルになり、これ以降ゲーム本編では看護服と看護帽の女性というデザインで統一されている。
ムサコジと違ってジョーイさんというキャラクターが逆輸入されたとは言いがたく、逆輸入されたのはあくまでもキャラクターのビジュアルである。


劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕】→【ポケットモンスター 金・銀・クリスタル以降のシリーズ作品】
ゲーム『金・銀』では「ホウオウ」の対としてパッケージを飾る伝説ポケモンという華やかな扱いだったルギアだが、実は映画『ルギア爆誕』のオリジナルポケモンであった(=ゲームに出す予定はなかった)ことが脚本を担当した首藤剛志のコラムで明かされている。
首藤によれば、「ゲームに登場できたのは『金・銀』の開発が遅れていたことも1つの要因ではないか」とのこと。
後年発掘された体験版ROMにはルギアが存在しておらず、この説を裏付けている。
ちなみに映画のキャッチコピーである「命をかけて、かかってこい!」が『ポケモン不思議のダンジョン救助隊DX』でルギアの台詞として使われている。


  • サトシゲッコウガ

ポケットモンスターXY&Z】→【ポケットモンスター サン・ムーン
XY&Zの主人公「サトシ」が手持ちに入れている「ゲッコウガ」が「キズナ現象」により頭部がサトシの被っている帽子と同じ赤い色に変色した姿。
「カロス地方で数百年に一度見られる、トレーナーとゲッコウガの絆が極限まで高まることで発生する伝説的な現象」とされている。
ゲームでは、ゲッコウガが初登場した『XY』の次作『サン・ムーン』に体験版クリア特典として実装された。


  • アニメカービィのオリジナルキャラ

アニメ版『星のカービィ』】→【あつめて!カービィ
原作の世界観を広げるためか、原作には登場しない数々のオリジナルキャラを多数登場させたアニメ版『カービィ』だが、原作との区別のためかそれらのキャラは長年原作のゲームには一切登場してはいなかった。
しかし星のカービィシリーズの外伝的作品の1つである『あつめて!カービィ』のミニゲームにてそれらは突如として登場することとなった。


これらの逆輸入はまさに公式からのサプライズであり、アニメ版カービィファンを大いに喜ばせたのであった。
他にも『スターアライズ』では、アドレーヌが実体化させる絵として子オクタコンが登場していたりする。
また『参上! ドロッチェ団』に登場した「メタル」や『Wii』などに登場した「ウォーター」もアニメ登場後に原作に逆輸入されたコピー能力。
これらのコピーは公募で入賞したものが元になっているのだが、「メタル」に関してはアニメで「ツタン」と「メタル」が統合されて「アイアン」になった時に大きくアレンジされており、
結果的にハガキに描かれていた統合前の「メタル」の方がゲームに登場したものに近いとちょっとした逆転現象も起きている。


また、アニメ版のデザインに近いデデデ城も登場する作品がある。特に『ドロッチェ団』ではデリバリーシステムまで登場する。
毛糸のカービィ』では、デデデ大王の口調がアニメ準拠の「○○ぞい」になっている。


  • N1グランプリ

ロックマンエグゼ(アニメ)】→【バトルネットワーク ロックマンエグゼ3
ロックマンエグゼシリーズはテレビアニメ化の際のオリジナル展開として最強のネットバトラーを決めるネットバトル大会のN1グランプリ編が登場したが、
後に発売された原作ゲームにもアニメ版からルールが変更された上でN1グランプリが逆輸入された。


モンスターファーム〜円盤石の秘密〜】→【モンスターファーム(4以降)】
元々は素朴な顔立ちで求道者系のデザインだった種族だが、PS2版以降でカートゥーン調のデザインに変更された。
これはアニメ版のハムの顔立ちとよく似ており、実際「4」からはアニメ版の彼と同じマフラーのようなデザインも追加されている。
ちなみに現在では終了したMMO『モンスターファームラグーン』では、アニメのDVDから「ゲンキッチー」「ムハットハム」「カゼノライガー」「モリビトゴーレム」というアニメを意識したレア種が登場するというネタもあった。


  • フレイムティサラ

メダロット(アニメ)】→【メダロット(ゲーム)
フレイムティサラは元々は自身のパーツを別の機体のものにランダムで変化させるメダロットだったのだが、アニメに出演させるにあたり設定の共有ができておらず、パーツを変化させず火炎放射を操るメダロットとして登場した。
『メダロットDS』にて再登場した際にはアニメと同じようにファイアやナパームといった火炎攻撃を行うメダロットとなっており、姉妹機のエレメンタルシリーズも「メダロットS」にてパーツ変化がオミットされた同様の仕様に変更された。
漫画『メダロット再』ではパーツ変化させる方が初期型とされ、同一デザインでモデルチェンジしたと設定されている。


  • クリスタルココナッツ

ドンキーコング(アニメ)】→【ドンキーコング64
クリスタルココナッツとはどんな願いも叶える不思議な力を持った宝石のように輝くココナッツで、これを奪い取って世界征服を目論むクルール一味とそれを防ぐドンキー達という対立構図を生み出していた重要アイテムだった。
完全にアニメオリジナル要素だったが、『ドンキーコング64』ではアニメ版のそれと見た目も名前も全く同じアイテムが登場している。
……のだが、使用法はコングバレル使用時の消耗アイテムであり、フィールドの隅を探せばオレンジやウェポンの弾薬や同じノリで大量に転がっているため、宝物扱いだったアニメ版の面影はどこにもない。
ちなみにアニメ版は本来1996年にフランスとカナダのアニメ会社が共同で開発した作品なのだが、日本国内ではメディアミックスのためか、『ドンキーコング64』の発売に合わせた日程に放送しているため、逆輸入ではなく一種の同時展開として認識するユーザーも多かった。


  • 吹雪と時雨の関係

アニメ版艦隊これくしょん -艦これ-】、【「艦これ」いつかあの海で】→【艦隊これくしょん -艦これ-

ブラウザ版ではアニメの艦これは吹雪や時雨が出演する劇中劇らしく、お互いの台詞にそれらしきものが追加されている。『いつ海』と言う名前を出したのは吹雪の方。


家庭用オリジナルから逆輸入

  • ヴェノム博士

【グラディウス2(MSX)】→【グラディウスV】
グラディウスシリーズにおいて、家庭用ハードのMSXにて独自に展開されていた際にライバルキャラとしてヴェノム博士が登場。
後に2004年にPS2で発売された本家シリーズ作品であるグラディウスVではヴェノム博士を彷彿とさせる名前を持つ「ベノム」が登場し、MSX版シリーズと本家シリーズの繋がりを感じさせる要素として話題になった。
ちなみにキャラではないが、MSX版の強化武装の1つ「ファイアブラスター」も、『V』ではエディット装備の1つとして導入されている。


漫画から逆輸入

【中平正彦のコミカライズ】→【ストリートファイターシリーズ】
ファンの間では有名なことだが、中平が手掛けたストファイ漫画で出てきた設定のほとんどが原作ゲームに逆輸入されている。
まずリュウや豪鬼と言えばおなじみ殺意の波動の設定も、元々は中平作品からの逆輸入。
『ストリートファイターZERO(中平版)』でリュウが自分の中に眠る「殺意の波動」に目覚め、それに抗う精神の葛藤が描かれたことで、今日まで続く殺意の波動が産声をあげた。
さらに同作ラスト終盤でさくらとリュウが出会い、そして次作『さくらがんばる!』へと続き、これもまた公式設定として逆輸入される。
さくらのライバルとして登場したツンデレお嬢様・かりんはマンガオリジナルのキャラだったのに、なんとキャラごと逆輸入で『ストZERO3』から参戦
『さくらがんばる!』では「さくらはダンの弟子」「ブランカはダンの親友」という設定が付いたがそれも公式に。ダンの呼び方から関係性まで全て逆輸入されている。
さらにはさくらとキャミィとの出会いも描かれ、記憶喪失の彼女の友達となったことも公式設定となった。
最終的に将来さくらは体育教師になるのだが、これさえも公式ゲームへと逆輸入されている。
特にただのお調子者のギャグキャラだったダンに明確なキャラ付けをし、方向性を固めさせた部分は大きい。
RYU FINAL』にいたっては殺意の波動の真髄とその正体、各キャラクターの関係性、剛拳の登場と「無の拳」……とその全てが逆輸入された。
最後にリュウがその境地に至った「風の拳」も、Vトリガーによるカウンター正拳突き「一心」として採用されている。
特定のコンボを成功させるトライアルモードで獲得できるトロフィー称号の中にも「風の拳」がある。
ただしバーディーが意外と筋の通った良い奴だった設定だけはなかった事になった


【Canvas2 エクストラシーズン】→【Canvas2 虹色のスケッチ】
Canvas2』に登場する、世にも珍しいコミカライズ版から逆輸入されたギャルゲーヒロイン。
ちょっと経緯が複雑であり、元々のゲームである『茜色のパレット』に置いては立ち絵すらない部長の竹内というモブであったのが、
漫画『エクストラシーズン』において作者・児玉樹の手により容姿とキャラクターを付けられサブキャラクターとして活躍、
それが原作スタッフの目に留まり、移植版『虹色のスケッチ』において攻略ヒロインにまで昇格したという異色の経歴を持っている。
その後も彼女は、同じく児玉樹のコミカライズ版『虹色のスケッチ』で更に濃いキャラ付けが成されたり、『DVD EDITION』でエッチなシーンが追加されたり、
後の『4』で成長した姿で登場したりと八面六臂の活躍をしていくことになる。
この漫画版からは他に舞台の学校の夏服デザインもフィードバックし正式に採用されている。


  • 大地斬、海波斬、空裂斬、メドローア、ベタン、ギガブレイクなど

ドラゴンクエスト ダイの大冒険】→【ドラゴンクエストシリーズ
『ダイの大冒険』は有名RPGシリーズ『ドラゴンクエスト』の設定を踏襲した漫画作品だが、漫画オリジナルの技も多数登場しており、上記については後にゲームにも逆輸入されている。
当初は『DQM2』など外伝作品での登場に留まっていたが『DQ8』にギガブレイクが登場したのを皮切りに、『DQ10」でベタン、『DQ11』で刀殺法三種とメドローアが登場。
他、若干形を変えて逆輸入された例として「グランドクス(元ネタはグランドクス)」「天地のかまえ(元ネタは天地魔闘の構え)などもある。恐らく「ギガスラッシュ」も「ギガスラッシュ」が元ネタだろう。


ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章】→【ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド
GB版テリワンでは、メラゾーマ、ベギラゴン、イオナズン、マヒャド、バギクロスを全て覚えることでマダンテを思いつく。
これは『ロト紋』におけるマダンテ(上記の呪文を合わせた最強の合体呪文)が元ネタされる。
ちなみにロト紋では「この作品におけるマダンテの設定は本作オリジナルのものであり、『DQ6』とは関係ありません」という但し書きがある。


  • ジャベリン、クイーン・エリザベスの衣装

【アズールレーン びそくぜんしんっ!】、【アズールレーン Queen's Orders】→【アズールレーン
『びそくぜんしんっ!』は学園生活ストーリーのジャベリンが主人公の漫画であり、この制服をモチーフにした衣装『びそくぜんしんっ!』が登場した。クイーンエリザベスが主人公の漫画『Queen's Orders』にも学園シーンが登場し、制服モチーフの『スクールオーダーズ』が登場した。


【超級!!近未来編】→【HD-2Dリメイク版ライブアライブ
元々は近未来編のキャラクターデザインを務めた島本和彦が勝手に近未来編を全編コミカライズした非公式同人誌『超級!!近未来編』を頒布したのだが、ゲームのリメイクの際にアキラの勝利ポーズやブリキ大王のジョムジョム弾発射ポーズ等、明らかに同人誌版をベースにしたと思われる演出の数々が再現されている。
なお、リメイク版の開発そのものには島本本人は(声の出演を除き)関わっておらず、むしろ開発スタッフ側の方がノリノリで進んで取り入れた形である。
島本のアシスタントによるTwitterの漫画でも、リメイク版近未来編をプレイした島本先生が「まるで我々の同人誌を動かしてくれているようなアングル満載のオープニング!」と感激している様子が描かれた。
さらに、後にスクウェア・エニックス公式で上記の同人誌が加筆修正され『超級!! ライブアライブ近未来編』として正規に出版されることになった。



小説から逆輸入

  • エレナ・スタルヒン

【八月のシンデレラナイン~北風に揺れる向日葵~】→【八月のシンデレラナイン
北欧の血が入ったクォーターの美少女。
後にゲームの期間限定イベント「北風薫る球友の手紙」にて逆輸入され、同時に期間限定スカウトでSSRも登場した。
ゲーム内のイベントはライトノベル版の後日談としてゲーム本編とはパラレル設定とされていたが、後にゲーム本編の時系列に組み込まれた模様。


ライトノベル版の続編『八月のシンデレラナイン~潮騒の導く航路~』でも、オリキャラとして潮見凪沙なる人物が登場し、ゲームに逆輸入されている。
しかし、こちらはライトノベルに特典として同梱されたSSRが存在し、エレナのように純粋な逆輸入とは言いにくい面がある。どちらかと言えば同時登場とでもいうべきか。


  • てつのつるぎ(鉄の剣)

【双葉社ゲームブック版ドラゴンクエスト】→【ドラゴンクエストシリーズ】
銅の剣鋼鉄の剣の中間的存在の剣。
ゲームブックでは原作ゲームの鉄の斧ポジを担う形で登場。これがないとレベルを上げることができず先に進めない。


以降のナンバリングでは銅の剣と鋼鉄の剣の間は鉄の槍が担ってきたのだが、DQ8にてスキル制が導入された際に「銅の剣と鋼鉄の剣の間にかなり長い間ブランクが発生し心境的に剣スキルを上げにくくなってしまう」という問題が露呈。
主人公のメインウェポンとしてイメージしやすい剣がこれではまずいということになったのか、ドラゴンクエスト・モンスターバトルロード2で導入され本編ではドラゴンクエストⅨ 星空の守り人以降に常連となった。


カードから逆輸入

【ロックマンX メガミッション】→【ロックマンX3
SFC版ロックマンXシリーズと同時期にカードダスで展開されていた外伝作品『ロックマンX メガミッション』の悪役キャラクター。
後に発売されたロックマンXシリーズ本編作品『ロックマンX3』では、シリーズ初の試みとして、カードダスで展開していた外伝作品の悪役である彼が同作へと逆輸入された。


  • ロケット団のおねーさん

ポケモンカードゲーム】→【アニメ版ポケットモンスター/ポケットモンスター 金・銀・クリスタル
アニメ版の放送からしばらくしてリリースされた『ポケモンカードゲーム拡張パック第4弾 ロケット団』にて登場したオリジナルキャラクター「ロケット団のおねーさん」は、後にアニメ版シリーズにて「ヤマト」と命名され、アニメオリジナルキャラのコサブロウとコンビを組んだ上で逆輸入された。
その後は『金・銀・クリスタル』にもロケット団の女性したっぱのデザインとしてゲーム版に逆輸入。ただしリメイク版のハートゴールド・ソウルシルバーでは完全新キャラに差し替えられてしまった。


  • 非常に多くのわざ・とくせい、ラッキーパンチ

ポケモンカードゲーム】→【ポケットモンスター 金・銀・クリスタル以降のシリーズ作品】
ポケモンカードゲームからの逆輸入はキャラクターのみには留まらない。第二世代で追加された要素である天候に関わる「あまごい」、対戦においても重要な「ちょうはつ」「このゆびとまれ」「てだすけ」などの名称がポケモンカードゲームに由来している。
中には自身以外の特性を無効化する「かがくへんかガス」、相手の交代を封じる「くらいつく」など、効果までもそのまま原作で再現されたものも。
なお、ポケモンカードゲームのわざの名前が原作でとくせいの名前として使われるなど、種別に関しては必ずしも同一ではない。ラッキーパンチもアイテムではなくわざの名前であった。


スピンオフから逆輸入

モンスターハンターフロンティアZ】→【モンスターハンターライズ:サンブレイク
シリーズ初の外伝作品であるMHFは、まだメインシリーズから独立していなかったシーズン1当時はメインシリーズとモンスターや武具などの要素を共有していたが、
独立した外伝作品となったシーズン2以降はMHFオリジナルの要素がメインシリーズに取り入れられることはなくなった。
MHW:Iでのインタビューでも「フロンティアは独自の世界観に振り切ってデザインしているため、そのまま持ってくるのは難しい」と語られていたが、
次作となるMHR:SでMHFオリジナルモンスターのエスピナスが参戦。
防具やスキルもMHFオリジナルのものが一部実装されており、今後もMHFの要素がメインシリーズに取り入れられていくものと思われる。


  • 洗脳されたケン

SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS】→【ウルトラストリートファイターⅡ】
「ベガのサイコパワーで洗脳されてリュウの敵に回るケン」というのはストリートファイターシリーズの定番のシチュエーションで、各種メディアミックスは勿論、ゲーム本編のストーリーでもベガに洗脳されたという設定のケンと戦うことがある。
あくまでも「そういうシチュエーションが多い」というだけだったのだが、SNKとのクロスオーバーでカプコンがSNKのキャラを借りて製作した『CAPCOM vs. SNK』とは逆に、SNKがカプコンのキャラを借りて製作した『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』にて、通常のケンとは別に隠しキャラクターとして「洗脳されたケン」(英語名「Violent Ken」)が登場。
過去に出た作品ではただ単に敵に回っただけで戦い方自体は通常のケンと同じだったのだが、高機動の移動技「羅刹脚」やラッシュ系の超必殺技「神武滅殺」といったオリジナル必殺技の他、通常のケンよりも高い攻撃力と低い耐久力を持つ通常のケンとはかなり差別化されたキャラクターとなっている。
『SVC CHAOS』自体光る要素はあるが全体的に粗削りな出来のややマイナーなタイトルだったため、キャラクターとしての洗脳されたケンも決して知名度が高いとは言えなかったのだが、なんと同作から14年後にカプコンから発売された『ウルトラストリートファイターⅡ』にて追加キャラとして洗脳されたケンが再登場。英語名も同じく「Violent Ken」。
単純に名前が同じだけというわけではなく、ステータスは通常のケンに比べて高火力・低耐久で、上記の「羅刹脚」「神武滅殺」も使用可能な、きちんとSNK版に準じた性能となっている*9


  • シルバリヌス

【ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議な鍵SP】→【ドラゴンクエストX等】
派生作品から逆輸入されたモンスターを上げるとキリがないが、その中でも一際変わった経緯で実装・逆輸入されたモンスターがこのシルバリヌス。
『イルルカ』には『X』の「転生モンスター」というシステムが実装されており、特定のシンボル出現したモンスターを倒し続けることで「転生モンスター」が出現することがある。
システムだけでなく、キメラを倒し続けるとムーンキメラ、スライムナイトを倒し続けるとハートナイト……と、『X』で実装された転生モンスターそのものが出現するようになっている。
しかし、その中でなぜかセルゲイナスだけ『X』の転生モンスターのアスタロトは一切登場せず、本作オリジナルの「シルバリヌス」という全く別のモンスターが実装された。
既存の転生モンスターを使わないどころか一切登場させず、わざわざオリジナルモンスターと入れ替えたのはこのシルバリヌスくらいのもので、なぜこのような形になったのか謎だったのだが、実質的な続編である『ジョーカー3』では無事続投してアスタロトと共演し、転生モンスターの本家である『ドラゴンクエストX』にて逆輸入される形で実装されている。
その後もシルバリヌスは各種ソシャゲ等にも度々顔を出しており、妙な経緯で登場した割には中々顔の広いモンスターとなっている。


  • 多人数戦闘用衣装のヒカリ

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】→【ゼノブレイド2
ゼノブレイド2自体がSwitch初期に発売された作品という事もあり、主人公のレックスやヒロインのホムラとヒカリ等が何らかの形で参戦を求める声も多かったのだが、残念ながら『スマブラSP』そのものと開発時期がかなり被ってしまったため参戦は叶わなかった。
一応、本作独自の収集要素「スピリッツ」として『ゼノブレイド2』のメインキャラクターは(ブレイド組を除いて)全員登場している。
そしてこのスピリッツは本編のアートワークをそのまま流用していることが殆どなのだが、
ことヒカリに関してはゼノブレイド2本編においては胸元をざっくりと開いて谷間を露出させ、腰回りから背中にかけても丸見え、ちょっと動けばパンツが見える程短いスカートからは生足を見せつけるという痴女同然のかなり艶めかしい容姿をしていた。
しかしながら『SP』のスピリッツにおいては脚や腰回りの部分が黒ストッキングで覆われ、胸の谷間にあたる部分も生地が延長されて見えなくなったかなり低露出な衣装へと変更されている。
恐らくはCEROのセクシャル判定を避けるための措置だと思われるが、デザイン自体はキャラデザを担当したsaitom斎藤正嗣自身の描き下ろしであり、白を基調にした今までの衣装に黒タイツがコントラストとして栄える中々まとまりのいいデザインとなったため、「露出度は減ったがこれはこれで」という声も多い。
そしてスマブラSP発売と同時にゼノブレイド2の方で久しぶりにアップデートが行われ「多人数戦闘用衣装のヒカリ」というヒカリのデザインをスマブラのスピリッツのそれと同じデザインにできるスキン付きのアシストコアが入手できるようになった。「多人数戦闘」というのはもちろん「大乱闘」のことを指している。
そのため、スマブラSPからすると「多人数戦闘用衣装のヒカリ」という原作デザインでありながら、ゼノブレイド2からするとスマブラ用に用意した衣装の逆輸入デザインと言う変わった経緯となっている。


その後、ファイターパス第二弾にてホムラとヒカリがファイターとしての参戦が決定したが、ヒカリのデザインは当然の如く多人数戦闘用衣装であった。
確かにアートワークの一枚絵ですらアウトだったものが3Dモデルで許される道理もない。
なお、元々「あのホットパンツはヒカリ並みかそれ以上にアウトでは?」と言われていたホムラもやはり3Dモデルでは許されなかったらしく、ストッキングを伸ばして露出度を下げるという措置が取られている。
こちらも一部ユーザーから「多人数戦闘用衣装のホムラ」と呼ばれていたりするが、流石にゼノブレイド2の発売から3年以上経っていることもあって*10、残念ながらこちらは逆輸入されることはなかった。


大乱闘スマッシュブラザーズDX】→【ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
スマブラにおけるガノンドロフはキャプテン・ファルコンのモーションを流用した格闘技キャラであり、剣や魔法のたぐいは一切使わなかった。そしてトワプリにおいて肘打ち攻撃が逆輸入された。


  • メタナイトのマッハトルネイド、シャトルループ、ギャラクシアダークネス

大乱闘スマッシュブラザーズX】→【星のカービィシリーズ
USDX以降の自機時を中心に、いくつかの技が逆輸入されている。
マッハトルネイドはスマブラにおいては自身が高速回転することで竜巻を発生させ、周りの敵を巻き込み吹っ飛ばすという技。一方、USDXの【メタナイトでゴーDX】においては、敵を倒すことで得られるメタポイントを大量に消費し、巨大な竜巻を作り出し画面全体を薙ぎ払うというカービィのクラッシュに近い性能となっている。ロボボプラネット以降はジャンプしながら放つ回転斬りという普通の技にこの名前が割り当てられている。
シャトルループの名前の初出は「空中に跳ね上げた敵を宙返りしながら吹き飛ばす」というSDXのウィングカービィの技。そのため完全な逆輸入とは言い難いが、スマブラXにおけるメタナイトのそれは「宙返りしながら敵を斬りつけた後滑空する」というカービィとは異なる独自の性能。星のカービィWiiにメタナイトが登場した際この性能で逆輸入され、以降のシリーズでも定番技となっている。なお後にスマブラシリーズでは滑空の要素がオミットされたものの、カービィシリーズにおいては最新作でも滑空が未だ健在
スマブラにおいて最後の切りふだであったギャラクシアダークネスは、ロボボプラネットでのみメタポイント消費技として登場。輸入元よりも攻撃範囲が広く扱いやすい。


夢工場ドキドキパニック】→【スーパーマリオシリーズ】
もともとヘイホーたちはフジサンケイグループのイベント『夢工場'87』とのタイアップゲーム『夢工場ドキドキパニック』で初登場したゲームオリジナルキャラクターだった。
なお、『夢工場ドキドキパニック』自体は元々は当時『スーパーマリオブラザーズ』の「続編」的な作品も見据えて開発されており、それがタイアップ企画と融合したものであるという。
その後、日本版の『スーパーマリオブラザーズ2』が諸事情によりアメリカで発売できなくなったことを機に、同作の主人公をマリオたちに置き換えた『SUPER MARIO BROS. 2』が代わりに発売され、それが国内でも『スーパーマリオUSA』として逆輸入。当初マリオの続編を意識して作られた作品が本当にマリオシリーズに組み込まれたのであった。
アメリカで正式ナンバリング扱いとなったこともあってか、その後も同作のキャラクターが『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』、『スーパーマリオRPG』などにも登場するようになり、本家マリオシリーズにて活躍する事となった。
また、ボム兵やサンボなど日本で『USA』が発売されるより先に本家マリオシリーズに登場しているキャラもいる。


ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド】→【DS版ドラゴンクエストⅥ 幻の大地
スライム格闘場やベストドレッサーコンテストのモンスター限定回で、モンスターに興味があったりスライム調教師のスラッジに憧れたりと、モンスターズのテリーと同一人物のようなセリフを言う。


トルネコの大冒険 不思議のダンジョン】→【PS版ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち
息子ポポロには元々名前がなく、不思議のダンジョンで名前が設定された。


【MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER】→【ストリートファイターV】
同作のダンのエンディングにて「お兄ちゃん、やめて!! その人は、その人は私たちの・・・!!」
どこかで聞いたようなパロディ台詞を言い放って現れたのが初出。
一発ネタかと思われていたが、その後紆余曲折を経て「火引百合子」と名付けられ、
本編のサブキャラクターとして正式登場を果たした。


本編シリーズから逆輸入

スーパーマリオブラザーズ】→【リメイク版マリオブラザーズ
オリジナルのマリオブラザーズに登場するシェルクリーパーはノコノコそっくりだが踏めない亀だった。
リメイクでは踏めないことを示すためトゲゾーに差し替えられており、さらにスーパーマリオコレクション版ではトゲゾーとは別にこのゲームで唯一踏めるノコノコも登場している。
さらに、リメイクで初登場した手負い状態の青いトゲゾーの方は『マリオカート64』よりトゲゾーこうらとして逆輸入され、レギュラーとなっている。


  • 壁キック

スーパーマリオ64】→【newスーパーマリオブラザーズシリーズ】
壁キックは3Dマリオの一作目のスーパーマリオ64で初登場した。2Dマリオの流れをくむnewスーパーマリオブラザーズ以降でも同じアクションが登場した。


新システム

元々FCやSFCで登場した初期ゲームはお世辞にもシステムが便利とは言いづらかった。リメイク版ではそれらのシステムが採用されている。
具体的には『ふくろ』『めいれいさせろ』『モンスター図鑑』等がある。


トトリのアトリエ ~アーランドの錬金術士2~】、【メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士3~】→【新・ロロナのアトリエ はじまりの物語 〜アーランドの錬金術士〜
リメイク版である本作には、アーランドシリーズの続編の主人公であるトトリとメルルが時空を超えて登場する。


  • ボスモンスター

【ファイナルファンタジーI・II アドバンスのIの方]
Soul of Chaosというエクストラダンジョンには『FFIII』『FFIV』『FFV』『FFVI』からボスモンスターがゲスト出演している。パラメータは1に合わせたものになっているが、原作の台詞を再現している。


実写から逆輸入

スーパーマリオ 魔界帝国の女神】→【マリオシリーズ】
「マリオの職業は配管工」と言うと非常に有名だが、実はこの設定、本来は怪作と名高い実写版マリオの独自設定だった。
中々に信じがたいがソースは今は亡きニンテンドーオンラインマガジン*11にきっちり書かれている。
当初、宮本茂が考えていたドンキーコングにおけるマリオの職業は大工であり「8bitで表現できるシンプル且つ機能的なルックスとしてオーバーオール姿が決まり、帽子とオーバーオールから大工という職業が、大工の活躍する舞台として鉄骨のステージが決まった」と解説しているのだが、
当該する記事には原文で、

ちなみに、映画『スーパーマリオ』でのマリオの職業は配管工。
そーいえば、『マリオブラザーズ』以降、マリオの出演するゲームにつきものなのがパイプだ。配管工もやっているのか、マリオ!?
大工と配管工はビミョーに違うのかもしれないけど、ま、イメージ的にはかなりダブるよね。

と、マリオのイメージと合致はするが配管工はあくまで映画版における設定であると書かれているのである。
恐らく映画スタッフは記事の通り、パイプが目立つゲームの舞台とマリオのオーバーオール姿から配管工を連想して映画に落とし込んだのだと思われるが、あまりにもハマっていたためか、気が付けば本来の公式設定の大工を完全にすっ飛ばし、正式なマリオの職業として定着させてしまったのである。
あまりの怪作ぶりから「マリオの黒歴史」などと揶揄する声も多い本作だが、黒歴史(なかったこと)どころかマリオの根幹のイメージを決定づけたことになる。

アニメ原作

他アニメから逆輸入

  • ダグベース

勇者指令ダグオン】→【トランスフォーマー アニメイテッド
本作の主役チームであるダグオンが拠点としている基地で、元々は「トランスフォーマー ザ☆バトルスターズ」に登場するグランダスの色を変えたもの。
その後「トランスフォーマー アニメイテッド」でグランダスの同型TFとしてしれっと登場。
作中ではグランダス共々モブ扱いだが、設定資料にはきっちり「DUG BASE(ダグベース)」と書かれている。


ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦】→【ドラゴンボール超 ブロリー
作者が監修している原作版の続編だが、アニメ映画なのでこちらに追記。ブロリーの人気を改めて知った鳥山が、新たに超のストーリーに組み込んだ。
あくまで旧作のブロリーパラガスとはパラレルの別人であり、性格なども大きく変わっているというのはバーダックの時と同じ。


ゲームから逆輸入

スーパーロボット大戦シリーズ】→【マジンカイザー
「最強のマジンガー」としてお馴染みで、実際火力・装甲・機動力など全てにおいてマジンガーZよりも上である。
実はマジンガーZの生みの親である永井豪&ダイナミック企画が新たなマジンガーシリーズのコンテンツとして作成したものではない。
当時のスパロボに登場するマジンガーZの火力が余りにも不十分だったバランス調整が悪かっただけじゃないのかって?その通りだのと『UFOロボ グレンダイザー』の参戦が難しい状況になった*12がために、
救済措置としてバンプレストが主導となり作成されたものである*13
初登場の『スーパーロボット大戦F完結編』の発売から数年後にOVAとして『マジンカイザー』が発売。スパロボが主導となり作成されたものが、公式のコンテンツの1つとなったという非常に稀なケースである。
ただ、デザインが一部異なったり武装が追加されていたりなど、オリジナルのカイザーとは設定が異なる部分がある。


【スーパーロボット大戦シリーズ】→【ゲッターロボシリーズ】
ゲッターロボシリーズに登場する、ゲッタードラゴンを越えた真のゲッターロボ。
初登場は漫画版『ゲッターロボ號』だが、漫画で出たのは真ゲッター1のみで真ゲッター2は上半身が生えてくるだけ。真ゲッター3に至っては登場さえしない。
だが同時期に発売したゲーム『第4次スーパーロボット大戦』で機体のみゲスト参戦。参戦に際して、2と3のデザインを石川賢が新たに書き下ろした。
このデザインは後に漫画版に逆輸入され、OVA『世界最後の日』でリファインされ現在の真ゲッターに落ち着いた。
『新スーパーロボット大戦』では竜馬達のキャラデザインが漫画風なのにCVはTVアニメ版、という変化球の参戦という形で登場している。
また真ゲッターに限らないが、実は各作品で微妙にデザインが違ってたりもする。
ちなみに上記のマジンカイザーは初登場の『F完」ではマジンガーZに高濃度のゲッター線を浴びせて進化させた存在としてデビュー。
最初に甲児が試乗した際のコメントは「ヒューッ!ご機嫌だぜ!」……絶対ヤバイフラグしか見えない。


  • ジャック・キングの口調

【スーパーロボット大戦シリーズ】→【ゲッターロボシリーズ】
ゲッターロボシリーズに登場する、「テキサスマック」を操縦する陽気なアメリカ人。
原作である『ゲッターロボ』に触れずに初期のスパロボシリーズをプレイした人にとっては似非アメリカ人のような口調のキャラとして馴染みがあるだろうが、原作では似非アメリカ人のような口調は一切しない。
実際はクールな性格でまともな話し方である。
『第4次スーパーロボット大戦』のキャラクター事典で、彼の項目に「なお、実際には変な外人訛りはほとんどない」と書かれてあることからスタッフが意図的にやっているだけである。
というか、わざとそういう口調を作っているだけで喋ろうと思えば普通に喋れるとゲーム中で暴露された事もある。
しかしマジンガーZ同様、ゲッターロボシリーズの生みの親である「ダイナミック企画」の琴線に触れたのか、
ゲーム『ゲッターロボ大決戦!』やOVA『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』では、彼の口調が似非アメリカ人のような口調になってしまった。
ちなみに後年寺田貴信Pが明かしたところによると、原作『ゲッターロボ』でジャックの声を務めた井上真樹夫は「こんなキャラだったっけ?」と首を傾げつつもノリノリで演じてくれたらしい。


なお、このジャック・キングのようにスパロボスタッフによって設定の変更がされた例として

等が主に挙げられやすい。


  • 酔舞・再現江湖デッドリーウェイブ

【SFC版機動武闘伝Gガンダム】→【機動武闘伝Gガンダム】
東方不敗マスターアジアが終盤で使ってガンダムヘッドを粉砕した技。
元々はSFC版のオリジナル技だったものをファンサービスとして取り入れたものだが、さらに動きのインパクトのある技に仕上げたのはさすが今川監督。


実写原作

海外版から逆輸入

パワーレンジャー・S.P.D.】→【魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー】
パワーレンジャーシリーズは、「日本で制作されているスーパー戦隊シリーズの着ぐるみ戦闘シーンの映像を流用し、人間パートの映像を新録する」という特異な手法によって米国で制作されている特撮番組。
ただし戦闘シーンも完全な流用ではなく、番組後半になると「バトライザー」というパワーレンジャー版オリジナルの強化アーマーが登場するのがお約束となっている。
『パワーレンジャー・S.P.D.』は『特捜戦隊デカレンジャー』を元に作られた番組であり、こちらでは軽装形態「サイバーモード」の上から、R.I.C.(マーフィーK9)が分離・変形したアーマーを装着した「ソニックモード」に2段変身する「S.P.D.バトライザー」が登場した。
そして、これと同年に制作されたVシネマ『マジレンジャーVSデカレンジャー』では、原典のデカレッドがファイヤースクワッド専用装備としてS.P.D.バトライザーのソニックモードと同じ姿を披露している。
パワーレンジャーの独自要素であるバトライザーがスーパー戦隊に逆輸入される珍しいケースとなった。
魔法戦隊マジレンジャー』はパワーレンジャーのスタッフの協力のもと、OP映像がニュージーランドで撮影されているため、その縁で実現したコラボレーションの模様。
ちなみに、撮影に使用されたアーマーの衣装も日本で新造したものではなく、『S.P.D.』で実際に使用していたものをニュージーランドから取り寄せている。
そのため、撮影が終わり次第返却されたようで、時系列的には『マジレンジャーVSデカレンジャー』後とされるVシネマ『10 YEARS AFTER』及び『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』には未登場。
また、これが原因なのか、『S.P.D.』におけるS.P.D.バトライザーは中間形態扱いであり、S.W.A.T.モード登場後はしばらく使用されていなかった。


【パワーレンジャーシリーズ】→【特命戦隊ゴーバスターズ】
スーパー戦隊シリーズ通算第36作目の特命戦隊ゴーバスターズでは新たな試みとして、パワーレンジャーシリーズから一部の用語が逆輸入された。
「モーフィン(Morphin)」はパワーレンジャーと同様「ヒーローの変身」の意味であり、パワーレンジャーではメンバーに変身を促す掛け声として定番の「It's morphin time!」が変身アイテムを起動した際の電子音声として採用された。
「メガゾード」は「ヒーローの操る巨大ロボ」から「敵味方双方の巨大ロボの総称」に意味が変更されている。


  • スピリットレンジャー

【パワーレンジャー・ジャングルフューリー】→【獣電戦隊キョウリュウジャー
スーパー戦隊シリーズ通算第37作目の『獣電戦隊キョウリュウジャー』では、前作の流れを受けて、パワーレンジャーシリーズから一部の用語が逆輸入された。
同作におけるスピリットレンジャーは『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の海外版である『パワーレンジャー・ジャングルフューリー』からの逆輸入なのだが、
こちらも前作の「メガゾード」同様に意味が変更されている一方で、キャラクターのコンセプト自体はオリジナルに近い物がある。


  • 戦闘員ゲルニュート

KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT】→【平成仮面ライダーシリーズ】
先述のパワーレンジャーシリーズと同様の手法で製作された『仮面ライダー龍騎』の北米リメイク版『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』において、原作では今週の怪人枠で登場したイモリ型ミラーモンスター「ゲルニュート」が量産型の戦闘員としてワラワラと出現。
原作における戦闘員ポジションだったシアゴーストとレイドラグーンもゲルニュートの強化形態という体。
この設定とアメリカ資本で量産されたスーツが逆輸入され*14、『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』及びそれとタイアップした『仮面ライダーディケイド』第14話ではオニ一族配下の戦闘員としてゲルニュートが登場し、更に龍騎本編の続編である『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』でもシアゴーストと共に多数出現した。
ちなみに、このアメリカ製新造スーツのうち1体は後に『仮面ライダーW』のダミー・ドーパントに改造された模様。


小説原作

実写から逆輸入

  • 水野真帆

【ドラマ・ハンチョウ~神南署安積班】→【烈日以降の安積班シリーズ】
演者は黒谷友香。原作の安積班シリーズには登場しないドラマオリジナルキャラクターだったが、原作の舞台である東京湾臨海署が大きくなった事もあり「烈日」に収録されている「新顔」から登場している。


  • 加藤保憲

【劇場映画版帝都物語】→【原作小説帝都物語
演者は嶋田久作。
やせこけた長身にげっそりと頬のこけた細長い顔、眼だけが爛々と光る嶋田のルックスは圧倒的で、一度見た者に「加藤保憲イコール嶋田久作」の印象を焼き付ける。
原作者の荒俣宏も「加藤保憲は嶋田さんと2人で作り上げたキャラクターだ」と手放しで絶賛。
帝都物語が文庫化される際、わざわざ嶋田を元にした外見の描写を追記するほどだった。


スピンオフから逆輸入

公式のコミカライズやTRPGリプレイのキャラを逆輸入するだけでなく、掲載元である小説家になろうで二次創作の発表が許可されており、
そこで発表された二次創作のキャラで本家に採用されたケースがいくらか存在している。
櫛八玉、ヤエザクラ、狐猿、ユタ、ユーミルなどが該当する。


木原一族は、もともと成田良悟が書いた公式二次創作『とある自販機の存在証明(ファンファーレ)』が初出の概念。
原作者の鎌池和馬がこの設定を気に入ったらしく、原作小説の新約4巻で本編に逆輸入された。あとがきでも成田のことがしっかり触れられている。
『とある』シリーズは、スピンオフ作品やアニメオリジナルエピソードまで含めて、基本的に鎌池が全ての設定を監修している。このため関連作品間で設定がブレること自体が珍しく、ましてこのような逆輸入は激レアである。


アニメから逆輸入

  • 布仏本音

【アニメ版IS〈インフィニット・ストラトス〉】→【小説版IS〈インフィニット・ストラトス〉】
ややのんびりとした口調で喋るモブキャラクターとしてはアニメ版以前からそれっぽいキャラは存在していたものの、キャラクターとしてはっきりと形作られたのはアニメ版が最初である。
なお、アニメ版では逆に姉の存在がカットされている。


  • ピロテース

【OVAロードス島戦記】→【小説版ロードス島戦記
主人公パーンの宿敵アシュラムに付き従うダークエルフの女精霊使い。元々はOVAのオリジナルキャラクターだったが、気に入った水野良が原作にも取り入れた。
ダークエルフ特有の褐色の肌に銀髪、ディードリットをあざ笑うかのようなばいんばいんのナイスバディに露出度の大きい衣装で大変エロい。
ディードリットが日本のメディアにおけるエルフの外観イメージを確立したように、ピロテースのビジュアルがダークエルフの造形に与えた影響は大きい。


ゲームから逆輸入

  • 或守鞠亜

【デート・ア・ライブ 或守インストール】→【デート・ア・ライブ
ゲーム版第2作のメインヒロイン。ゲームではフラクシナスの管理AIによって生み出された存在だったが、後に原作にもフラクシナス管理AI“MARIA”として登場を果たす。アニメ版における声優も一緒。
なお、同作のもう1人のヒロイン「或守鞠奈」やゲーム版第1作のヒロイン「園神凛袮」も原作にそっくりさんが登場するが、こちらは同一人物ではない。
(前者は誕生の経緯が似ているため姿が似ているだけ、後者は別人によるなりすまし。前者はアニメ版の声優も異なる。)


  • ベノムちゃん

【ゲームになったよ!ドクロちゃん】→【撲殺天使ドクロちゃん】
このキャラは原作に一切登場しない。どういうことかというと、草壁桜の偽物『光の桜くん』が助けに彼女を呼ぼうとしたが、ゲームにしか登場していない彼女は原作に存在しないと言う落ちになった。


二次創作から逆輸入

【シェアードワールドのクトゥルフ神話】→【ラヴクラフトのクトゥルフ神話】
クトゥルフ神話は誰もが世界観を流用してもいいといういわゆるシェアードワールドであり、ハスターが初登場したのはロバート・ウィリアム・チェンバースの短編『黄衣の王』であり、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの小説では短編『闇に囁くもの』が初である。


絵本原作

アニメから逆輸入

  • つむりん

【ぷるるんっ!しずくちゃん】→【しずくちゃんシリーズ】
アニメ版では突っ込み役として欠かせないポジションを担っていたカタツムリのキャラ。
原作となる絵本への逆輸入を望むファンの要請が強かったため、第16巻『しずくちゃん16 ねがいをかなえて♪バスのたび!』にて逆輸入された。
しかも、17巻からはレギュラー化をする大出世を果たしている。
なお、16巻ではつむりん以外にも同様のアニオリキャラであるこゆきちゃんも逆輸入されている。


アニメ第3期『ぴっちぴち♪しずくちゃん』では原作逆輸入後に放送されたものの、制作会社が前シリーズと異なる大人の事情からか、ビジュアル・担当声優ともそのままに「でんでん」と改名された。


パチンコ原作

アニメから逆輸入

  • ウリンちゃん

【うみものがたり 〜あなたがいてくれたコト〜】→【海物語
アニメ版でマリンちゃんの妹として登場したキャラ。ただ、設定が原作とかけ離れているため、パチンコではマリンちゃんの妹というところ以外はアニメ版とは別人である。
ちなみにウリンちゃんが初めてパチンコで登場した機種は『雪物語』と言う、はたまたスピンオフ機種である。


漫画から逆輸入


【百花繚乱 戦国乙女】→【戦国乙女
今川ヨシモトがコスプレ好きだったりなどの設定や、毛利輝元のようなオリジナルキャラがパチンコ、パチスロに登場したりする。


スピンオフから逆輸入

  • 海物語のキャラクター

【海物語シリーズ】→【ギンギラパラダイスシリーズ】
初代ギンギラパラダイスは絵柄の魚を除けばマリンちゃんしかキャラクターがいなかったが、現行のシリーズにはワリンちゃんやサムなどが当然のように登場している。


キャラクターコンテンツ原作

二次創作から逆輸入

今でこそ初音ミクといえばネギで、ネギの入った『みくせん』なども発売されたが、元々は全く関係なかった。アニメ版BLEACH井上織姫が長ネギを回すシーンが存在し、織姫をミクに差し替えた動画が作成され、人気になったのを公式に拾われた。




追記・修正は、原作で登場しない要素を逆輸入した人にお願いします。


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*1 この時には名字しか名乗っていないが、後に名前も担当声優と同じ「渉」と設定された。
*2 当時『たったひとりの最終決戦』を視聴した鳥山が「僕だったら絶対描かない話。いい意味で違うドラゴンボールを見ている感じがする」とコメントしている
*3 作中ではレーサーミニ四駆はフルカウルミニ四駆に基礎性能からして全く歯が立たないものとして描写されていたため、マンタレイで戦い抜いた彼女は作中で最も伸びしろがあったという考察もある。
*4 この大会に参加した豪は国内大会を舐めきっており、市販のセイバーをかなり雑にセッティングしたマシンで参加した。それでも中盤にクラッシュするまで完全に独走、その後ピット作業で相当タイムロスしたにもかかわらず怒涛の追い上げで4位に入っており、WGPメンバー(主要キャラ)5人と無印編のその他レギュラーと間では実力差が大きいこともまた事実だが。
*5 アニメでは弟・宮川あつしと婦警コンビのパートで登場するのに対し、原作では姉・宮川あつみと高校生組がメインの回に登場する。高校生と小学生の姉弟によるダブル主人公という原作の特性を上手く活かした形になる。
*6 さすがに細かい構図は異なっており、アニメでは剣心を迎える仲間達は薫・弥彦・左之助(斬馬刀持ち)・玄斎・アニオリのあやめ&すずめだが、原作側は薫・弥彦・左之助(当然斬馬刀なし)・恵・妙・燕となっている。
*7 正確には「技の詳細が不明」なだけで、必殺技としての設定自体は元々存在していた。
*8 弱いカードということではない。むしろ今では禁止カードになってしまった強力なものばかりである。
*9 ただし移動スピードと飛び込みが遅いという欠点を「羅刹脚」による攪乱で補っていたSNK版と違い、ウルⅡ版は羅刹脚抜きの基本的な機動力もとんでもなく高い超ラッシュキャラであり、実際に使った操作感覚はだいぶ異なる。
*10 開発会社のモノリスソフトの動向を見ると、当時はもうゼノブレイド3開発の真っ最中だった可能性が高い
*11 記事そのものは現在削除済みだがアーカイブは残っている
*12 主人公デューク・フリード役の富山敬が逝去したため、スパロボ用に新録できなくなった。
*13 の割には択一で強化型マジンガーZを入手できるようにしてカイザーの立ち位置を脅かしてたりするのだが。
*14 ちなみに『龍騎』撮影当時に使用されていたゲルニュートのスーツは別のミラーモンスターであるブロバジェルに改造されたため、現存していない

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