マリオブラザーズ

ページ名:マリオブラザーズ

登録日:2019/10/05 Sat 01:06:44
更新日:2024/05/09 Thu 13:53:52NEW!
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『マリオブラザーズ』は1983年7月14日にに発売された任天堂のアクションゲームであり、マリオシリーズの第一作目である。
1981年に登場したデビュー作の「ドンキーコング」から続編の「ドンキーコングJR.」を経て、初めてゲームタイトルに「マリオ」が冠された作品である。
始めは1983年3月14日にゲーム&ウオッチ版が発売され、同年の7月14日にアーケードで稼働。後にファミリーコンピュータ用に移植された。


ただし、初出のゲーム&ウオッチ版は「マリオ兄弟がベルトコンベア上を流れてくる荷物を運ぶ仕事をする」という全く異なるゲーム内容のため、
以下では主によく知られている「マリオ兄弟が下水道で敵と戦う」内容のアーケード&ファミコン版を中心に説明する。


マリオシリーズについて回る「土管」「配管工」といった設定は本作が初出。



概要

土管から出現する敵を足場越しに突き上げて気絶させた隙に蹴飛ばして退治していくゲーム。全滅させればそのPHASEフェイズはクリア。
エンディングは存在せず、ゲームオーバーになるまで続き高得点を目指していく。PHASE23以降は98までカウントされ、それを超えると98で固定される。また数フェイズごとに時間内に画面にあるコイン全てを集めるボーナスステージがある。


ステージにはPOWブロックが置かれており、下から突き上げると画面内にいる敵全てを一回ひっくり返したことと同じ効果を及ぼすことが出来る。(発動した時に空中にいた敵には効果がない)一つにつき3回まで使用することが出来る。消滅したPOWブロックはボーナスステージを終えると再使用出来る。



当時では珍しく2人プレイをすることが出来るという特徴がある。協力して効率よく進めていくことも勿論できるが、プレイヤー同士にも衝突判定があることを利用して相方を裏切ることも出来る。


  • ひっくり返した敵を蹴る瞬間に敵を突き上げて復活させることで相手のミスを誘う
  • 相手を押して、敵にぶつけたり妨害する。
  • 踏みつけることで2秒間行動不能にする

など様々な方法を駆使して、対戦ゲームのような遊び方が出来る。
[[これによりリアルファイトに発展することもしばしば>ネタバレ]]
実際アーケード版ではインストラクションカードに「協力するか、裏切るか」と書かれていたりする。



キャラクター

お馴染みミスター任天堂。1Pで使用出来る。「ドンキーコング」で職業は大工という設定があったが、今作は配管工となっており以降もマリオの本職は配管工というイメージが定着していくことになる。
また「マリオ」という名前は本作からつけられた。


本作で初登場となるマリオの弟。性能はマリオと同じで2Pで使用することが出来る。



敵キャラクター

複数の名前が用意されているものが多い。


  • シェルクリーパー(カメさん)

最も基本的な敵であるカメ。一回下から突き上げるとしばらくの間ひっくり返して気絶させることが出来る。後に多くのマリオシリーズで登場する代表的な敵キャラであるノコノコのモデルとなった。
ノコノコ=踏めるというイメージが強いためか、ゲームボーイアドバンス版などでは踏めない敵キャラの代表ともいえるトゲゾーに差し変わっている。


  • サイドステッパー(カニさん、カニ吉(スーパーマリオコレクション版))

カニ。二回突きあげないと気絶しないうえ、一回突き上げると怒ってスピードが上がるという性質を持つ。


  • ファイターフライ(ハエさん、フライ、ハエ丸(スーパーマリオコレクション版))

ハエ。ジャンプしながら移動してくる。ジャンプ中は突き上げやPOWブロックが効かないため、着地しているところを狙う必要がある。
媒体によっては「ハエまる」と呼ばれる事があり、これを元とした敵キャラが「マリオ&ルイージRPG」に登場している。


この三匹はひっくり返した後、そのまま放置していると起き上がってスピードが少し早くなる。その度に色が変化し、最大で二回変化する。また、最後の一体になるとファイターフライ以外は自動的に最高速の状態に変化する。


  • フリーズ(スリップアイス)

PHASE10から登場する氷柱。土管から出現し、最下段以外の床の中央に到着すると床を凍結させて滑りやすくさせてしまう。下からの突き上げで破壊できる。後にフリーザーという名称に変更された。


  • つらら

PHASE17から登場。最上部の床とパイプから出現し、完成すると落下してくる。完成するまでに突き上げれば破壊できる。
完成間近のを壊そうとして殴りかかったが、わずかに間に合わず完成してしまった場合はマリオがやられてしまう。あきらめて逃げる見極めも必要。この点でフリーズとは対処法が逆*1
ファミコン版ではオミットされている。


  • ファイアーボール

一定時間が経過すると出現する永久防止を兼ねた火の玉。ゆっくりと斜めに跳ね返りながら進んでくる。下から突き上げると消滅して得点が入るが、POWブロックで消した場合は得点が加算されない。一定時間経つと消滅するが、再出現時にはスピードが上がり、最終的にはマリオよりも早くなるので注意が必要。
更に緑色をしたものもある。こちらはマリオがいる段の反対側から出現し、赤と違って初めからマリオを同じ速さで迫ってくる。
スーパーマリオコレクション版のバトルモードではテレサに差し変わっている。



帰ってきたマリオブラザーズ

1988年11月30日にディスクライターの書き換え専用ソフトとして発売されたリメイク作。当時「マリオカレー」や「スーパーマリオふりかけ」等を発売していた永谷園がスポンサーについており、書き換え価格が広告料などの関係で値段が引き下げられて発売されていた。
中身は随所に永谷園のCMが挿入されている他に、通常モードに加えて「ながたにえんワールド」モードが追加。一度ゲームオーバーになってもスロットで残機を復活させることが可能となっている。また、このモードを用いたスコアアタックのキャンペーンも実施していた。
媒体がディスクになって容量が増加したことでゲーム内容もカセット版から進化しており、敵キャラのグラフィックがアーケード版準拠になっていたり、カセット版ではオミットされていた透明足場のボーナスステージやつららも復活。また、ジャンプ中に方向転換ができるようになっており、操作性も向上している。
なお、ヨーロッパ限定でこのディスク版の仕様をもとにアーケード版からデモを復活させたバージョンが発売されている。



スーパーマリオブラザーズ3 バトルモード

「マリオ3」では、2人プレイ時に本作をもとにした対戦ミニゲームが収録されている。
マップで2人のカーソルを合わせるとプレイ可能で、勝った側にプレイ権が移るようになっている。
一応協力プレイもできた本家マリオブラザーズとは異なり完全に対戦特化となっており、生き残るかコインを5枚取ることが勝利条件となっている。また、相手の持っているカードを奪うこともでき、3枚揃った時点で絵柄に合わせて残機がその場で増える。


「スーパーマリオコレクション」収録のリメイク版では、このミニゲームだけを遊べる「BATTLE MODE」が追加。。全9回戦中先に5勝した方が勝ちとなる。
その他、以下のような仕様が追加。


  • 踏めるノコノコが登場

甲羅にして蹴飛ばすことが可能。対戦相手にぶつけて妨害しよう。


  • スーパー状態からスタート

一回までならダメージを受けても小さいマリオ(ルイージ)に戻るだけで済む。
ただし、小さい状態でスーパー状態の相手にぶつかると弾かれてしまうので、大きさに差がついたら相手のタックルにも警戒しなければならない。
小さい状態でスーパーキノコに触れると再びスーパー状態となる。


  • ?キノコ

これを取ると、体の大きさが違うときは大きさが、同じときは互いの位置が入れ替わる。
自分だけ小さいときは単なる逆転アイテムだが、そうでないときは取るタイミングによって有利にも不利にもなるテクニカルなアイテムとなる。



ゲームボーイアドバンス版

スーパーマリオアドバンスシリーズや「マリオ&ルイージRPG」におまけとして収録されている。ディスク版の仕様をもとに、「スーパーマリオUSA」のように溜めジャンプやダッシュが追加されている。また、ボーナスゲームでパーフェクトを取ると確実に1UPができるようになり、POWブロックがもう1つ追加され、上下にそれぞれ1つずつ設置された。
従来とほぼ同じのクラシックモードと「マリオ3」のバトルモードをベースとした最大4人対戦が出来るバトルモードの2種類が収録されている。
バトルモードではファイアーボールのありなしや各プレイヤーごとにハンデを設定できる。ステージ上にはゴミ箱が設置されてあり、中に入ると以下のアイテムがランダムで手に入る。


  • 魚の骨…効果なし。相手や敵キャラに当ててもノーダメージ
  • POWブロック…ステージ上にあるものと同じく画面内にいる敵全てをひっくり返す。また、ステージ上にあるものも持ち上げて投げることができるが、この場合一発で消える。
  • 甲羅…投げると床を滑って当たった相手にダメージ
  • タマゴ…投げると中からコイン1枚・チビからスーパー状態に戻れるハート、一定時間無敵になれるスターのいずれかが出る

また、バトルモードの4の倍数のステージではクッパが常に現れ、炎を吐いて妨害してくる。突き上げれば一瞬ひるませることができるが倒すことはできない。



余談



  • スーパーマリオ3Dワールド」ではルイージ30周年企画の一環で「ルイージブラザーズ」が収録。
    1P、2Pともに操作キャラがルイージになっている。

  • 現在も放送中の番組「ゲームセンターCX」第21シーズン(2017年4月~2018年3月)において、本作を使用したミニコーナー「仁義なき2Pプレイ マリオブラザーズ激闘編」が行われた。
    内容は、有野課長番組の歴代ADが2Pプレイを行い、AD側はPHASE4のクリアを、有野側はクリアの阻止を狙う…というもの。
    コーナーは「仁義なき戦い」風に進行するが、ファミコン実機ではなくニンテンドークラシックミニを使用して行われた。
    なお、登場した歴代ADの順番はバラバラ。

  • 本作をベースにしたステージがスマブラリーズにも登場。その名も「マリオブラザーズ」。第三作「大乱闘スマッシュブラザーズX」より登場。
    ステージは忠実に再現されているが、ブロック床を超えることができないため、基本的に横方向にふっ飛ばさないと相手を撃墜できない。そのため上方向に飛ばす技はほぼ死に技と化す。
    また土管からはシェルクリーパーやサイドステッパーが登場し、下から叩くか攻撃するとひっくり返る。そのひっくり返ったモンスターは持って投げることができ、横方向への強烈なふっ飛ばしができる。撃墜させるならコレを狙うのが一番。



  • アニヲタブラザーズ-

追記するか、修正するか。


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  • 作成乙。 -- 名無しさん (2019-10-05 06:28:02)
  • PCにハドソンが出した移植版があったな。内容は全く違うが。 -- 名無しさん (2019-10-05 12:29:07)
  • なぜFC版のスーパーマリオブラザーズ3にミニゲームで入ってた事は触れられないんだ…w -- 名無しさん (2019-10-05 13:52:03)
  • 一部では元祖スマブラとも言われている -- 名無しさん (2019-10-06 10:16:16)
  • 裏塔劇のコレはかなりアツかったんだけどなぁ 筐体の老朽化はしょうがない -- 名無しさん (2019-10-07 10:34:44)
  • イントロが「バーカアーホドジまぬけーおーたんーこなすカボチャー」っぽく聞こえる -- 名無しさん (2022-09-06 07:09:49)

#comment

*1 フリーズは破壊し損ねてもやられはしない、発動されたらステージクリアまで永続されるのでとにかく破壊したい。つららは破壊に死の危険が伴い、一過性なので逃げてやり過ごせばいい。

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コメント

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