東武鬼怒川線

ページ名:東武鬼怒川線

登録日:2016/02/14 (日曜日) 11:49:00
更新日:2024/01/19 Fri 13:36:17NEW!
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東武鬼怒川線(とうぶきぬがわせん)は、下今市駅から新藤原駅を結ぶ東武鉄道の鉄道路線である。
日光線の支線としての役割を持っているためか、ラインカラーは日光線と同じオレンジ、路線記号はTNが使用されている。


*1


【概要】

日光と並ぶ栃木県の観光地である鬼怒川温泉を結ぶだけでなく、野岩鉄道、会津鉄道を介して福島県の南会津地方へのアクセスルートとしても機能している。
全線単線ではあるが、浅草発着の特急もリバティを中心に多くの列車が直通*2するため、ローカル線っぽいイメージに反して重要な路線だったりする。
路線は鬼怒川に沿って走っていて、谷の下を流れる川を見ることもできる。



【運行形態】

車両については東武鉄道および会津鉄道会津線を参照。


特急
スペーシアX:全列車が伊勢崎線日光線直通で、鬼怒川温泉止まり。曜日により運転本数が異なる。
きぬ:全列車が伊勢崎線・日光線直通で鬼怒川温泉止まり。過去には新藤原発着の列車があった。
きぬがわ:JR直通の特急で新宿発着列車。全列車が鬼怒川温泉止まり。使用する車両によって名称が変わり、東武の車両が使用される場合は名称の前に「スペーシア」が付く。
リバティ会津:野岩鉄道・会津鉄道直通列車。伊勢崎線・日光線内では基本的に「リバティけごん」との併結運転となるが、上り1本のみ浅草まで単独で運転される。浅草~会津田島間190.4kmの運行距離は私鉄では近鉄の京伊特急(京都~賢島間)に次いで2位の記録。
リバティきぬ:伊勢崎線・日光線内は「リバティけごん」との併結運転となる列車がある。


「リバティ」使用列車は下今市~新藤原~会津田島間は各駅に停車する。代わりに該当区間のみを座席指定しないで利用する場合に限り、乗車券のみで利用できる。
また、臨時列車で運転される「尾瀬夜行」・「スノーパル」は新藤原に停車はするが乗降はできない。


○SL大樹・DL大樹
下今市~鬼怒川温泉で運行される。
基本的には蒸気機関車牽引の「SL大樹」が毎日運行されるが、ディーゼル機関車牽引の「DL大樹」のみ運行される日もある。


○AIZUマウントエクスプレス
野岩鉄道、会津鉄道に直通して鬼怒川と会津若松・喜多方(土休日のみ)を結ぶ快速列車。
鬼怒川温泉発着の他、1往復は下今市でスイッチバックをして東武日光まで乗り入れる。
東武線内は全駅に停車する。


○普通
日中は基本的に1時間に1本の運転だが、2時間以上運転がない一部時間帯は特急「リバティ」が普通列車の補間として各駅に運転される。
2017年4月21日ダイヤ改正前は大半の列車が日光線新栃木方面と直通していたが、現在は東武日光直通と下今市発着列車がほぼ半々となっている。
北側は多くの列車が野岩鉄道会津高原尾瀬口、会津鉄道会津田島まで直通して運転される。


【過去の種別】

快速区間快速
無料優等列車の最上位種別系統で、全列車が浅草発着。ただし、快速については2013年以降は下り列車しか設定がない。
ほとんどの列車が野岩鉄道会津鬼怒川線経由で会津鉄道会津田島駅まで直通し、浅草~会津田島間は4時間かかっていた。
鬼怒川線内は全列車が各駅に停車するため、線内のローカル輸送としても機能していた。
2017年4月改正で特急に格上げされる形で廃止。


区間急行
朝の新藤原発南栗橋行1本のみ設定。
2017年4月21日ダイヤ改正で廃止された快速・区間快速の代わりに設定された。
鬼怒川線内は各駅停車、日光線内も大半の区間が各駅に停車する。
2022年3月改正で廃止。



【駅一覧】

  • 下今市(TN-23)

日光線乗り換え。特急含む全列車停車駅で起点駅。
日光方面と鬼怒川方面の分岐駅で、特急「リバティ」のほとんどは当駅で分割・併合を行う。
意外にも駅弁の立ち売りが現在でも行われている。


  • 大谷向(TN-51)

無人駅ではあるが2面2線で行き違いが出来るようになっている。


  • 大桑(TN-52)

大谷向同様こちらも無人駅だが、1面2線と駅構造が異なっている。


  • 新高徳(TN-53)

ウェスタン村があるが2006年を最後に長期休園中(事実上の閉園)。
かつては東武矢板線と接続していた。


  • 小佐越(TN-54)

日光江戸村の最寄り駅で、特急もリバティなら停まる。
営業時間中にはワールドスクウェアの係員が派遣される。
日光江戸村の忍者はたぶん来ない。


  • 東武ワールドスクウェア(TN-55)

東武ワールドスクウェアのメインゲート真ん前に2017年7月に開業した駅。
1面1線で、線内で唯一列車交換が出来ない。


  • 鬼怒川温泉(TN-56)

名前の通り鬼怒川温泉の中心駅。多くの特急が終着となる。
駅も2面4線(1線は折り返し専用)と下今市に次ぐ大きさを持っている。
駅前広場に足湯があったりと温泉街らしさを見せる。


  • 鬼怒川公園(TN-57)

名前の通り鬼怒川公園最寄り駅。
2面3線のホームを持っていて、1線は折り返し専用。
鬼怒川温泉唯一の共同浴場である岩風呂が公園内にある。


  • 新藤原(TN-58)

野岩鉄道会津鬼怒川線接続駅。終点駅。
多くの列車が野岩鉄道に直通するため、どちらか言うと途中駅っぽく見える。
一部の普通列車は当駅で連結・切り離しが行われる。
実は大手私鉄の駅では最北の駅だったりする。



追記・修正は鬼怒川温泉駅前の足湯に浸かりながらやるといいと思います。



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  • ぱない!! 『鬼怒』川だけにw -- 名無しさん (2016-02-14 14:31:26)

#comment

*1 出典:Wikipedia URL: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/3d/TOBURAILWAY_SERIES6050_6165F_KINUGAWALINE.JPG 日時:2016/02/14 出展者 M.Ohtsuka
*2 一時期はスペーシアのほとんどが鬼怒川温泉発着の「きぬ」で運用されていたが、近年は東武日光発着の「けごん」での運用が多くなっている。

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