aklib_story_起死回生_3-1_合流_戦闘後

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起死回生_3-1_合流_戦闘後

レユニオンはその大部分が撤退したようだ。彼らの関係者と思しき人々も口を割らない状況下、ロドスと近衛局はミーシャ奪還のため、改めて共同での行動を開始する。 ロドスが捜索と切り込み役を、ペンギン急便がその補助を、そして近衛局が主力部隊を務める形で、彼らは動き出した。

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[近衛局隊員] ご報告します。

[チェン] どうした。

[近衛局隊員] レユニオンの大部分が撤退したようです。

[アーミヤ] チェン隊長。こちらも、一通りの対処は完了しました。

[チェン] ……わかった。

[チェン] ならば、数日前に捕らえた、レユニオン構成員と思しき容疑者たちはどうだ。

[チェン] 何か、奴らから聞き出せたことは？

[容疑者] ……

[近衛局隊員] このクロスボウに見覚えはあるか？

[容疑者] ……

[近衛局隊員] ……では、扱い方はわかるか？

[近衛局隊員] 弾薬の構造はどうなっている？

[近衛局隊員] それに、スラムで何をしていた？

[近衛局隊員] ――龍門で、一体何をするつもりだったんだ？

[容疑者] …………

[近衛局隊員] ……いえ、何も聞き出せていません。

[近衛局隊員] 奴らはずっとだんまりでして。

[近衛局隊員] あるいは……本当に、何も知らないのかもしれませんが。

[近衛局隊員] その場合、先ほど制圧した連中と同じで、命令に従うだけの手駒みたいなものなんでしょうね。

[チェン] ――なんとしても口を割らせろ。

[チェン] そのためなら、何かしらの方法を取っても構わん。

[チェン] 小隊の情報、指揮の方針、情報源、部隊の配置状況……

[チェン] 奴らの知るすべてを引き出すんだ。

[チェン] その上で、内容は残さず私に報告しろ。

[チェン] どのようなことでも、新しい情報であれば、即刻伝達するように。

[近衛局隊員] 了解！

[アーミヤ] もしかして、近衛局のほうではすでに、レユニオンの構成員を捕縛していたんですか？

[チェン] いや。正確には、その疑いがある人物しか押さえられていない。

[チェン] いくら推測を重ねたところで、容疑は容疑にすぎないからな。

[チェン] ――ホシグマに連絡を！

[チェン] 主力部隊の状況はどうだ？

[チェン] まさか今も、例の感染者に勝手を許しているのか？

[近衛局隊員] それが、向こうのレユニオンも撤退した様子とのことで……

[近衛局隊員] おとり作戦の可能性を警戒して、ホシグマ督察が調査に当たられているそうです。

[チェン] チッ。相手は一人だというのに……

[チェン] 行くも戻るも、奴の気の向くまま、とは。

[チェン] ……

[チェン] アーミヤ。次の任務はわかっているな？

[アーミヤ] やはり、ミーシャさんの奪還……ですね。

[チェン] その通りだ。

[チェン] 今回はキミたちにも、共同で動いてもらいたい。

[チェン] 近衛局が攻撃の主体となる。そこでロドスには、対象の捜索と切り込み役を担当してもらおう。

[チェン] とは言っても、戦闘のほうは、撤退するレユニオンを足止めしてくれるだけで構わない。

[アーミヤ] ……わかりました。

[フランカ] でも、レユニオンを探すってなると……逆にこっちが見つかるリスクもあるわよね？

[フランカ] 今でさえ、偵察チームはサポートが足りてないっていうのに……

[フランカ] あたしたちだけじゃ、どうしようもないわ。

[アーミヤ] であれば、ここは専門家を頼りましょうか。

[アーミヤ] フランカさん、ペンギン急便に連絡してください。

[アーミヤ] もう一度、お二人の手をお借りするしかないようですから。