はじめに
ここは入門編からの続きのページとなっています。
初級編はインラグの世界観について簡易的に説明してみました。ここからは複雑な内容やまだ曖昧な情報に対しての考察がどう言うものなのかについて語っていこうと思います。
また、初級編と同様に長い文章になっています。
公式小説
興味が無ければ読み飛ばしてください
[講評]
インラグの公式小説はエンタメ小説である大衆文学ではなく、純文学に近いものである。そのためライトノベル感覚で読むと3秒後には口からイオン砲を吐けるかもしれない。次数を上げて高ダメージを狙おう、ただし持続時間は短めに。
結論として面白いか面白くないかで言えば、面白くないと即答しておく。小説を読んでいる感覚はなく、暗号文を解読する感覚に近いモノである。
公式小説全体を通しての講評を下記に詳しく記述しておきます。そこそこ長いです。
[あらすじ・説明]
基本的に旧帝国崩壊からドーン協定成立までの話である。またそれ以降の話もいくつかある。そのため戦争シーンを大っぴらに書くのではなく、戦争がどういうものだったか、これからどうしていくのかについて主に書かれている。戦闘シーンはあるものの、かなり少ない。また運営による戦闘シーンの描写は非常にユニークであるため、一般的なSF小説とは少し異なる。皮肉って気付いてね運営さん
後、一部グロテスクな描写がある。なお性的描写はない。どうやらこの小説が書かれている大陸の傾斜は+π/3[rad](60°)並らしい。社会主義の中国はHの規制が厳しいよってこと
[全体]
はっきりと言えるのは、かなり難しい小説である。そもそも純文学とは小・中・高等教育で勉強してきた現代文の小説で取り扱われやすい作品である。私は理系なので共通テスト(旧センター試験)だけの付き合いだったが、やはり純文学は何を言っているのか把握しにくい。
基本的に純文学は曖昧だが何かのテーマについて読者に語りかけてくる場合が多い。もちろんインラグなので戦争系について曖昧だが読者に問いかけていると思われる。と解釈しても問題ないと私は考えている。純文学のこの部分は、読み手がどう思うかが重要であるため、ここでは深掘りせずにぼやかして書いておく。ぜひ自分で読んで感じてみてほしい。それについて当wikiに感想を書いてみるのもありかも。私は作者が伝えたい内容と私自身の解釈の不一致、要するにこれらの間にギャップが生まれるのを嫌うため、ここは曖昧に評価させてください。
書くのを忘れてしまいそうなのでここに入れておくが、公式小説は基本的に英語及び中国語である。
[特有の難しさ]
まず初めに、インラグの公式小説特有の難しさを説明しよう。これには2点存在する。「大幅な時間軸移動の繰り返し」と「世界観補足にページをかなり割いていること」である。
一部小説では時間軸の移動が激しく状況を把握するのがかなり困難である。特にエンドレスドーン(First Light of Dawn)、こいつは小説を読ませる気がない。もはや何回時間軸をずらしたのか数える気にもならない。一応読むのなら、ラグランジュ編年史を参考にするとかなり楽である。とりあえず、時間軸を追わないとついていけない小説がチラホラ存在する。しかも公式小説単体ではこの時間軸を追うのがかなり難しいので他のアーカイブを参照しながら読まなければならない。(エンドレスドーンに関しては意図していない叙述トリックが仕組まれていると言っても過言ではないため十分に注意してほしいです。)
何故この時間軸ジャンプが厄介なのか?これはただの「回想」に留まらないからである。「回想」というのは現在におけるキャラクターにどのような強烈な影響を与えたのか、これを追求する場合が多い。しかし、今回の時間軸ジャンプによって移動するキャラクターは「アントニオス財団」である。つまり、アントニオス財団そのものに意思は存在しない。アントニオス財団における「回想」というのはアントニオス財団が受けた熾烈な事件のことであり、時代によってその事件の対応方法は異なる。何故か?それはアントニオス財団を動かしている人々が違うからである。時間軸ジャンプによりアントニオス財団を動かしているCEOは3代目・4代目・5代目の3人を行き来する。彼ら3人は全く異なる思考の持ち主であり、それを反映するアントニオス財団も時代によって全く異なる。彼らに共通しているのは、「アントニオス財団をどう存続させるか」だけである。だからこそ、アントニオス財団がどう感じ行動するのかが複雑になり混乱を導いてしまう。単なる複雑性であるcomplexを超え、そこに難解で理解不能が混じったcomplicatedになっているとでもいえよう。ゆえに5代目を主人公として見ているからこそ、3代目及び4代目のアントニオス財団の行動を狂気じみた行為と捉えてしまうのだろう。
また、世界観補足もキャラクターの会話の最中にぶち込んでくることが大半なため、キャラクターの心情が把握しにくくかつ場面を忘れてしまう。他にも一章丸ごと世界観補足に当てる場合もある。2章に渡って説明してくる場合もある。なので、世界観補足の際、小説の場面はほぼ動いていないため状況設定を忘れてしまう。
よってこの2点が特に場面状況を掴みにくくし、混乱させてくるために、かなり読むのに時間を要する。
[構造]
一作品あたりだいたい10章あたりで構成されている。ただし章ごとに文字数はかなりのバラつきがある。また、一部小説は話が繋がっている。
基本的に3人称で語られているが、特定の人物1人に焦点を当てているため、それ以外の人物の心情を掴むのが難しい場合がある。ただ優しいことに、心情を大っぴらに表現してくれる人物が多いためそこまで気にしなくてもいい。キレ症が何人かいる。他人から見た人物像を記載してくれる場合もある。
また、登場人物がかなり多いため、一人一人把握しなければ、登場回数が少ない人物が続編で唐突に出てきて、オマエ誰やねん状態になる。特にアントニオス財団の傘下CEOあたりである。共通テストの観点からも登場人物が多い小説は大概難しい。
それぞれの小説の序章で「詩的表現」があり、序盤で読む気が失せるかもしれませんが、内容理解に影響しないので、あまり気にせずに読み進んでください。
純文学の小説としては、詩的表現を除けば文体に際立った表現を入れていないため、読みやすい部類である。一番のネックは登場人物の多さであろう。そもそも純文学自体の敷居は高いが...
[まとめ]
公式小説は物語要素と世界観補足要素を絡めている。これらを同時に扱っているため、難解になってしまうのは仕方がない。とは言えこれは読者にとって優しくないため、もし公式小説を読むのなら、それなりの覚悟を持って読んだ方がいいだろう。
上記を踏まえると読者にとっての妨害となっている要因は、言語、構造、世界観の複雑さであると私は考えている。言語については複数の翻訳サイトorアプリを駆使すれば問題ではないが、残りの2つは厄介である。もし構造について質問があれば、当wikiの掲示板に書いておいてください。たぶん答えます。世界観の解説は当wikiでもまとめているため参考になれば幸いです。(なお、かがり火自体にも翻訳機能が付いているが、一部章では適用できない。それは翻訳可能な字数制限を大幅に逸脱しているからであり、翻訳したいなら外部ツールで話を少しずつ区切って翻訳してください。一気に載せると、そっちも翻訳不可になります。)
少なくとも私自身はあまりオススメはしないですが、世界観の解説に必要不可欠なので、考察勢は頑張って読んでくださいね。
[アクセス]
2025年12月24日時点では公式小説は6作品存在する。
そのうち5作品はゲーム内SNS(?)の「かがり火」から閲覧が可能。エンドレスドーンはテラリウムから入手できるアーカイブも存在する。他にもWEBでも閲覧できる。ただし日本語版では不可であり、英語版のみ可能。
残りの1つは大陸版HPから4タブの小説からアクセス可能、一応アップデート履歴を遡っても可能。リンクは当wikiの「関連リンク」から大陸版公式HPに飛べます。
旧帝国と15公国
旧帝国についてザックリ解説
インラグにおいてめちゃくちゃ重要な勢力です。
[概要]
インラグ世界において最強だった勢力。銀河戦争によって解体された。旧帝国の執政官にして、のちの王家が『チュー・シロー クラン』と言う勢力。
元は共和国制(どちらかと言えば封建制)だったが、『チュー・シロー クラン』が旧帝国での主権を握りたかった他、下記で説明する15公国や旧帝国所属の大企業の力が強くなりすぎたため権力を中央集権化しようとしたことで内戦が勃発した。アントニオス財団曰く前者の理由が大きそう。
[作中でのポジション]
旧帝国を語る上での難所その1。
- 古代帝国感があるんだけど、ちょっとおかしくないですか
ゲーム冒頭やゲーム内アーカイブでは、古代帝国みたい形で語られることがほとんどである。しかし、崩壊したのはドーン協定締結の約50年前であり、ドーン協定によって正式に崩壊が認められた。また理由は他にも色々あるが、古代帝国かと言われれば全く違うと思われる。けれども、およそ1000年も続いた国家なため、共和国制の旧帝国に対しての説明に古代帝国感が付与されてしまっている。
そもそもアントニオス財団を構成する片方の勢力が旧帝国の初期設立メンバーだったり、旧帝国よりもジュピターインダストリーの方が設立が早かったりする。
- 悪の大帝国...?それにしては、
大抵は「宇宙のSF作品での帝国=悪役」である。旧帝国もどちらかと言えば悪役である。
なんだけれども、旧帝国の悪事は何かと問われると困ってしまう。例えば、銀河戦争を引き起こしたこと。エマダプラットフォームを放流したこと。とけい座の戦いとかかな。
その1、
まず、中央集権化に失敗してそのまま崩壊してしまった時点で悪役に成り損ねた何かになってしまっている。中央集権化に成功して、恐怖政治をしたり、民衆から搾取の限りを尽くしたりすれば悪役なのだが、そもそも中央集権化に失敗した時点で話にならない。
それならば、旧帝国が共和国(封建制)の時はどうなんだという話なのだが、アントニオス財団曰くだいぶまともそうである。アントニオス財団が共和国制の旧帝国love勢であり、悪役国家どころか良い国だったのではと思われる。まあ侵略戦争をかましていますが...
また、銀河戦争の主な理由がチュー・シロー クランが実権を握りたいと言うのは十分に不埒な理由にはなる。しかしながら、それに付随した、建前と言えども、15公国や大企業の力が強くなりすぎたに関しては正当な理由となってしまう。アーカイブからも旧帝国が封建制を維持出来てた事自体がおかしいと提唱している記述もあるほどで、どちらにせよ旧帝国が15公国の手綱を握るのが限界だったことは想像できる。そのため銀河戦争勃発の理由になった中央集権化に対しても一概に悪かと言われれば困る。
その2、
エマダプラットフォーム、いわゆる宇宙開拓を目的とした自己複製宇宙機が最終的に人類の手を離れ暴走してしまったことに関しては、旧帝国に弁明の余地はない。これは旧帝国が悪い。なので自爆装置ぐらい仕込んでおけよとは思うのだが、恐らく兵器転用化を視野に入れていたのかな?と思われるため自爆装置を搭載していないことに対しては弁明しておく。何の弁明かは分かりませんが。
とは言え、エマダプラットフォームの暴走は旧帝国崩壊後であり、これ自身が銀河系開拓を目的に製造された要塞艦であるため、確かにこれを作った責任は旧帝国に行くが、銀河系開拓と言う正当な理由があるため、旧帝国を悪の帝国にたらしめる理由とはかけ離れている。
その3、
とけい座の戦いとは旧帝国の侵略戦争であり、ボンド ファミリー領であったとけい座を侵攻した。そしてこの戦いにて旧帝国はとけい座とボンド ファミリーを吸収した。めちゃくちゃ悪の帝国感を醸し出しいる行為だが、旧帝国は圧勝どころがめちゃくちゃ損害を出しての苦難の先の勝利である。
実はボンド ファミリーの背後には地球圏がいたのだが、あろう事か旧帝国は地球圏が支援してこない前提で戦いに挑んだと思われるため、最初の5年間は順調に侵略出来たが、なんか侵攻しているから開戦当初よりも経済・軍事力が下がっているはずのボンド ファミリーが急に強くなり始めて、めちゃくちゃ苦戦してしまうハメになってしまう。結局、そのまま泥試合になって、最終的に旧帝国が投入したおよそ32万隻のうち65%の約21万隻に及ぶ損傷を出してしまい、なおかつ旧帝国側も強烈な経済的ダメージを負ってしまう。とけい座の戦いは旧帝国視点のアーカイブなのだが、はっきり言って旧帝国は日和っている。
ありゃりゃ...確かに悪役国家っぽい行為なのだが、旧帝国は見ては行けないレベルの醜態を晒してしまっているし、アーカイブが旧帝国視点であり、なおかつ旧帝国が被害者面をしているため、悪の帝国感は全くない。まあ、悪の帝国と言える理由にはなるが、なんとも締まらない。
その4、
公式小説では悪役である。それはアントニオス財団が主人公だから。
アントニオス財団は中央集権化する旧帝国に嫌気がさして、旧帝国から独立した。これで旧帝国が味方ポジションだったら話が成り立たないからね。
その5、
旧帝国残党軍は明確に悪役である。
そもそも旧帝国残党軍は私掠団の一部である。主に一部公国が残党軍化したと言われている。
また公式小説でも、残党軍化した第13ファミリーなどもはっきりと悪役として書かれている。
けれども、これは旧帝国『残党軍』の話であり、旧帝国とはあまり関わりがない。
結論として、悪の帝国かどうかと言われれば、悪の帝国だけれども、なんとも言えないのです。
- ちょっとノマシッピングさん...
ノマシッピング、コイツは一体ナニ???
銀河戦争もかなり複雑で、入門編で書いてあるように旧帝国の首都を陥落させたのはノマシッピングの前身企業なんですが、理由が不明となっています。怖いわ...
ノマシッピングの前身である『スーパーノヴァ シッピング グループ』はネプチューンミネラルズと言う企業から独立し、旧帝国には所属していない完全に外野なのですが、何故か旧帝国に侵攻しそのまま旧帝国の首都を宇宙の闇に葬り去った企業です。
これ...旧帝国が気の毒でなりません。旧帝国が一体何をしたって言うのですか!?
旧帝国がおかしなポジションに居る理由って、旧帝国がおかしいのではなく、旧帝国の周りにいる不審者のせいでしょ...オマエに言ってるんだぞアントニオス財団
やはり我々には地球圏しか残されていません。ジュピターインダストリーこそ我々を導く存在、つまりポラリス(北極星)なのです。寒いって?南極と間違えてるって?アントニオス財団さーんこの人開拓サボってますよ〜。
[その他]
旧帝国自体まだはっきりと分かっていないことがあったりします。また、旧帝国の設立に関してはかなり複雑で、ここでは説明を省きます。
15公国とは
旧帝国を語る上での難所その2。
[概要]
旧帝国の15公国とは、旧帝国を構成する15の大規模な勢力のことである。全て旧帝国の初期設立メンバーであり、旧帝国設立時から公国である。
銀河戦争時に3つの公国が旧帝国に反乱し、旧帝国に敗北したことで消滅した。
他には...と言いたいところなのですが、この15公国に関しては分からないことが多いです。旧帝国の考察をする時に避けて通れないのがこの15公国であり、旧帝国の中で最も不明な箇所となっています。
[現在判明していること]
15公国のうち、公国と断言されている勢力は2つ、断言されていないものの95%の確率で公国と思われる勢力が1つ。これでも計3つしか判明していません。
- 第13ファミリー
- デュボア ファミリー
- トリトン クラン(恐らく公国)
「あれ?アントニオス財団は公国じゃないの?」と思われるかもしれませんが、アントニオス財団は公国ではないと明言されています。アントニオス財団は主に2つの企業で構成されていて、その内の1つである『コンスタンティヌス建設グループ』は旧帝国の初期設立メンバーの1つです。しかし、この企業は旧帝国への忠誠心の高さから、旧帝国が公国にしようとするも、公国への推薦を退けてしまいます。よってアントニオス財団は公国ではありません。
これに関しては、メタいですが、作中の重要ポジションで公式小説の主人公でもあるアントニオス財団だからこそ、初期設立メンバーで現状唯一の公国を退けた勢力となっているのでしょうね。
[不明点]
- 残りの不明な公国
これに関しては本当に謎であり、公国候補もほとんどいません。そのため推測する事も厳しいです...
- 旧帝国が崩壊した後
旧帝国が崩壊した後、公国がどうなっているのかも謎に包まれています。
トリトンクランはイーグルガードと言う勢力になっているのですが、残りは不明です。一応、アントニオス財団曰く旧帝国の公国は残党軍化して私掠団に成り果てたと言われています。
イーグルガード自体もどちらかと言えば私掠団に近いため、おおむね合っていると思われますが、旧帝国に敗れた3公国を除いた全ての公国が私掠団になってしまったのでしょうか?イーグルガードみたいに統率を取れた勢力もあると推測できるのですが、やはり不明です。





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