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基本情報 | ||
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?帝国(旧帝国) | ||
所属 | 旧帝国 |
旧帝国とは
ゲーム開始時にはとっくに崩壊しているが、歴代最強の国家である。アントニオス財団を含む数多くの大企業を抱えていた。大昔に存在していたと勘違いされがちだが、崩壊したのはドーン協定締結の約50年前である。ちなみにジュピターインダストリーの方が歴史は長い。
最大版図は、いて座・じょうぎ座・南十字座にまで及んだ。その広大な領土を旧帝国の構成勢力である公国がそれぞれ統治していた。そのため元々は共和国制であったが、後に君主制に移行する。
とても野心的な勢力であり、銀河系全体を支配下に置くことを目論んでいた。それが銀河系の開拓に貢献したのは皮肉な話ではあるが。
十五の公国がセント トライアンフ城で条約を締結したことにより、3888年に旧帝国が正式に成立した。そして4863年に首都が陥落したことで国家としての機能を失い崩壊した。
まだゴールド ラッシュ時代の時、地球圏政府は空間シード技術(スターゲートの起動装置)の生産技術の壁にぶつかっていたが、旧帝国は第一世代の空間シード生産技術を使い銀河に飛び立った。その後、第二次ゴールド ラッシュ時代を単独で導きラグランジュ点における研究を躍進させた。そして、瞬く間に未踏の地に進出し、人類の到達範囲を銀河系の3分の1にまで拡大させた。そんな繁栄の栄光を極めていた旧帝国だが、チュー・シロー クランが強引に継承法を改憲し共和国制から君主制に変わったことによる反発が、「武装力量レベル法」を引き金に銀河戦争へと突入した。最初は内戦が勃発し、さらにはノマシッピングの前身勢力が隙を突いて侵攻してきたために銀河規模の大戦争になってしまった。この一連の戦争にてアントニオス財団を含む多くの勢力が反乱し独立した。最後にはノマシッピングの連合軍が首都を陥落したことにより旧帝国は解体された。
旧帝国の設立を主導し君主制に移行した後主権を握った勢力はチュー・シロー クランである。簡単に説明すると、スターゲートの技術において他勢力が追従出来ないほどの技術を持っていた。詳しくは個別のページを見てほしいです。
正式名称に関してはおおよそ答えはついているものの、断定は出来ない状態です。
英語では「The Sacrum Chu Imperium」である。sacrumは仙骨であるが、その場合はかなり謎な名前となる。いや、どう考えてもラテン語での「神聖」である。Chuはチュー・シロー クランのチューから来ているのだろう。とは思ったものの、チュー・シロー クランの英語表記はTrujillo Clanなのでよく分からない。
公式小説を読んでる方はご存じだと思いますが、公式小説は英語で書かれているため、旧帝国はほとんどSacrum Chu Imperium 表記です。ゲーム内言語を英語でプレイされてる方は旧帝国艦船や装備も全てこっちの表記ですね。そのまま日本語に訳せば、サクルム・チュー帝国です。
また、中国語では「神聖群星帝國」であり、直訳で「神聖な星の帝国」あたりであろう。
なお、日本語では「旧帝国」であり、帝国の手前の名称をすっ飛ばされている。中国語では旧神聖群星帝國とある辺りから、旧帝国の「旧」は昔のという意味なのかもしれないが、旧帝国が正式名称である可能性も否定できないので、旧帝国という名称をここのwikiでは使います。
他にもSacrum Chu Imperium が正式名称と思うのですが、それは英語で書かれた公式小説を翻訳しているために単純に見る回数が多いだけであって、国によってだいぶ表記揺れしているので断定できないです。
首都
旧帝国の首都は「セント・トライアンフ・シティー」(St. Triumph City)である。
4863年に、イーストマン-スーパーノヴァ シッピング連合軍によって首都が陥落し、旧帝国は滅亡した。
スタークラウン星系
旧帝国の中枢機関が集まった場所であり、首都のセント・トライアンフ・シティーが存在していた。アントニオス財団の旧本部などもあった。
元はみなみのかんむり座Ω星系であり旧帝国の設立と同時に改名された。
銀河戦争最後には旧帝国の崩壊と共に宇宙の闇に呑まれてしまった。
The Sacrum Chu Imperium Stargate
上記のようにSacrum Chuに関しては英語名と日本語名で表記揺れするため、とりあえず英語名(公式小説の標準語)で載せておきます。一応日本語に修正すれば、旧帝国スターゲートとなるはずです。
このwikiでは旧帝国スターゲート(仮呼称)とします。
旧帝国の首府にスタークラウン星系が選ばれた理由であり、インラグ世界において最も優れていたスターゲートである。数多の星系と繋がっていた。だからと言って宇宙都市を入れないでください。アントニオス財団さん。
最終的には銀河戦争によって破壊されてしまった。
エイグラム星系
エイグラム星系は3つの恒星による特殊で安定した三角形構造によって成り立つ星域であり、旧帝国時代はラグランジュネットワークの一大ハブ ノードであった。
旧帝国成立時より、星域はチュー・シロー クランとその配下のサンクタ ファミリア カレッジ、エロース ガード、第13ファミリーによって共同運営されていた。
この星域はとても豊富な資源に恵まれ、また3つの恒星系があったために、たくさんの巨大な宇宙都市が建設された。星域内には3つの恒星系を結ぶ巨大なネットワークが構築され、旧帝国時代に最も繁栄した中枢星域の1つであった。
行政を担っていた都市は「ウェストス」である。またスターゲートが3つある。
しかし、銀河戦争後期にここで深刻なワープ共鳴が発生し、壊滅的な損害を受けた。このワープ共鳴の影響を封じ込めるために、エイグラム星域に通じるスターゲートは閉鎖され、ラグランジュネットワークからも切り離された。
それ以降、ノマシッピンググループにスターゲートを再接続されるまで日の目を見ることは無かった。
旧帝国の技術力
長い歴史を持つ旧帝国は独自の技術を進歩させ、それは後世の技術にも大いな影響を与えた。
艦船設計図
ぶっちゃけ旧帝国の艦船は弱い。旧式だからね。ゲーム内の性能と同じでアントニオス製などの方が強い。実際アントニオス財団は旧帝国艦船の発展系みたいな立ち位置である。(高度な自動化技術は失われたが。)
やはり旧帝国の1番の強みは下記の自動化であり、これら艦船は自動化ありきでの性能だろう。
旧帝国末期のベッセル星系攻防戦で初登場したアントニオス製の艦船に対して6公国と旧帝国の中枢が脅威と感じていたり、ガーデン戦役では旧帝国の主力艦隊の旗艦がどのようにして手に入れかは不明だが地球圏の艦船(サンボル)を使っていたりする。おいおい自慢の戦艦はどこ行った?
ぶっちゃけ人が直接搭乗し指揮を取るなら旧帝国艦船より他社のを使った方がいいと思いますね。
これらの事から、旧帝国の艦船自体は旧式と言ってもいいだろう。擁護するならば、自動化がコンセプトとなった艦船であり、自動化なしでは最大限の能力は発揮できないだろう。自動化の影響なのか他企業の艦船よりも小さい艦橋をもつ艦船が見られる。
恐らくだが、旧帝国の技術を今でも設計に組み込んでいるというのは自動化技術のことだと思われる。
自動化技術
自動化技術は旧帝国のチート技術と言っても過言ではないぐらいのものである。旧帝国の艦隊はほぼ自動化されており、1つの星系に1人居れば管理できるといわれる程である。旧帝国崩壊後ではアントニオス財団、ノマシッピンググループ、地球圏が完全には再現できない技術であり、ロストテクノロジーに近い。
エイグラム星域を支配し開拓したことを皮切りに開拓計画を推し進め数多くの星系を領土に組み込んだ。しかしあまりに領土を拡大し過ぎたために、それを管理できるほどの人口が足りなくなってしまった。なので人手不足を補うために高度な自動化技術を発展させた。特に、軍事面において自動化が顕著であり、貴重な人材は軍隊の指揮と管理に集中させ、それ以外を自動化艦隊で補った。またスペースステーションの建設にも自動化を導入し、最小人数での星系防衛を実現した。
第二世代空間シード技術
空間シードはスターゲートで詳しく解説してます。そこから抜粋したものを載せてます。
旧帝国が保有していた技術であり、旧帝国亡き今はロストテクノロジーに近いものである。
第一世代生産技術のみで宇宙探索をした場合は探査のペースが約10倍遅くなると言わしめる程の技術である。
第一世代と第二世代の違いは一つのラグランジュ点を使用して複数の空間シードを充電できるかどうかである。これにより旧帝国は大量の空間シードを生産出来た。
政治
共和国制
旧帝国が成立した3888年から4351年にかけては共和国制であった。この時点では皇帝は存在しない。
王族や皇族が居ないのに帝国と名乗ることは一見カオスに思える。しかしここでの帝国とは恐らく君主制のことではないと思う。
あくまで考察だが、帝国主義を指すのだろう。(江戸時代に日本が造語した皇帝がいる「帝国」ではなく、ヨーロッパにおける自国の統治領域を超えて多文明を支配する「empire」だと思われる。)
帝国主義とは近代社会においては資本主義形態の一種である。簡単に言うと、軍事・経済力により他国や他者を支配・抑圧する政策である。悪そうに聞こえるが、他国を自国の経済圏に加えることで利権を作る政策であり、使い方によれば優れた政策である。主に産業革命から第二次世界大戦後までは主流の政策だった。支配地域には本国では生産出来ないような嗜好品や違法品を作らせたり、恐慌が起きた時などは自国で経済圏を形成し被害を抑えたりできる。気になった方はぜひ調べてみてほしいです。
とにかく、この帝国主義は君主がいなくても帝国と言っても問題ない。具体例を言うと、米帝というのを聞いたことはないだろうか?アメリカは民主主義による共和国であり君主制の帝国とは真反対である。これは旧帝国と同じ体制である。が、ここでの帝国とは帝国主義のことでありその強大な軍事・経済力を持って他国をアメリカの言いなりにすることができる。何処の国が言いなりなのかはご想像にお任せする。
これこそがいわゆる「empire」である。
他にも中ソ対立のとき、中国がソ連に対してソビエト社会主義帝国と言い放った例もある。確かに共産主義国家は独裁国家が多いが、韓国の上にある国家以外血筋は全く関係ない。なぜソ連が帝国と呼ばれたのかは、フィンランドやポーランドなどソ連周りの国家を衛星国家にしたからである。これはほとんど植民地と変わりないため共産主義国家でありながら資本主義のような立ち振る舞いをしたソ連への侮辱として使われた。
なんと言うか悪口として使われがちだが、帝国主義とは軍事・経済力が強大な国家しか名乗ることが出来ない呼び方である。よって旧帝国が共和国でありながら帝国と名乗るのは不思議なことではない。自分で名乗るのには少し違和感があるが。自ら帝国と名乗った国家が身近にあるケドネ...
優れているのは帝国主義という仮の帝国、資本主義によるあらゆるモノを道具に変換する柔軟さであり、支配し他者を抑圧しか出来ない王権主義の帝国ではない。
宇宙に新たな秩序を創るために帝国を使った、その卓越した見識を持って深淵を覗いていたが、最後は自分の利権のために真の帝国になってしまう、野心という深淵に覗かれてしまった勢力である。
結局は、後に君主制に移行する事から深読みかも知れないが、少なくとも帝国というのは結構面白い単語である。
旧帝国成立式典での初代執政官(クーン チュー・シロー)のスピーチ
「今日、我々は帝国を築く。しかし、この帝国は人類の歴史上に現れたどの帝国とも異なる。我々はかつてない帝国を築くのだ。この帝国には至高の皇帝も、圧迫される臣民も存在しない。この帝国には、ただ団結した人民がいるのみだ!我々は新たな秩序の下で開拓を進め、ラグランジュ ネットワークをさらに拡大していく …… 」
君主制
第14代執政官レッドワイン チュー・シロー(Redwyne Trujillo)が正式に皇帝を戴冠し、真の帝国となった。
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