インラグにおけるトロヤ結晶体
数多のプレイヤーがこの赤色の鉱石を巡って争い、また一部のプレイヤーが虚無になるほど永遠に掘り続ける悪魔の結晶体
ちなみに、虚無になるほど永遠に掘り続ける人は、「トロヤ奴隷」と言われている
データでもそうですが、自分の体調を崩さないよう、また虚無になりすぎないように気をつけてトロヤ結晶体を掘りましょう!
概要
668番元素とトロヤ結晶体
668番元素とは人工的に合成された元素であり、艦船のワープ航行、空間曲率技術やスターゲートの運転と維持に欠かせない重要な工業原料となっている
そして、この668番元素を抽出、合成する元となる鉱石がトロヤ結晶体である
その価値から、「宇宙の石油」とも呼ばれている
トロヤ結晶体がワープ工業の宝であることに疑問の余地はない
そのために、トロヤ結晶体は消費量が莫大であり、常に配給する必要がある
なお、今現在でもトロヤ結晶体自体は人工で作ることは不可能である
宇宙の石油
上記したように、トロヤ結晶体はインラグにおいて必須の燃料になる
トロヤ結晶体は工業、輸送、軍事などいずれの分野において極めて大きな需要があり、その価値は財産と同様である
しかし、地球時代に使われていた「石油」と同じく、宇宙の中で自然に存在する枯渇性資源(再生不能資源)である
トロヤ結晶体の出所は、宇宙進化理論に基づくとおそらく宇宙の極めて初期に形成されており、第一世代の恒星よりも古いと推定されている
形成されたトロヤ結晶体には2種類の形態があり、それは随伴鉱と単独鉱である
随伴鉱:
他の鉱床(金属、結晶体、重水素など)内に産出する
しかし、含有量は微々たるものである
単独鉱:
単独のトロヤ結晶体鉱石は深紅色で、結晶体含有量は約40%である
単独のトロヤ結晶体鉱石や鉱区は通常、衛星や惑星を取り巻くようにアーチ状になっている
太古の地球時代、石油は重要なエネルギー源として、「工業の血液」と呼ばれていた
しかし、その時代には機械設備が人間の仕事の代わりを担うことが出来ずに、無数の労働者が劣悪な環境で働いていた
時代は進み、今ではあらゆる技術が格段に向上しており、トロヤ結晶体を採掘しに来る開拓者たちは、自らを「大収集」の収穫者だと考えるようになっている
「作業員」や「労働者」という称号は、勤勉に働くエンジニアロボットに与えられるべきものだと彼らは考えている
トロヤ結晶体を巡って
鮮血の結晶体
28世紀中頃、人類は初めて太陽系外緑部で理論的に予言されていたトロヤ結晶体を発見し、ワープ航行への扉を開いた
しかし、太陽系内のトロヤ結晶体の備蓄量は極めて限られていた
この時代の科学者と技術者が、木星の衛星である「エウロパ」の表面にある、カオス地形のうちの1つの「コネマラカオス」の下にトロヤ結晶体鉱石を発見した
大規模な採取と採掘によりコネマラカオスはエウロパから消えてしまったが、後に高エネルギーワープ工業の発展に貢献したことから、跡地に記念碑が建てられた、という話もある
ラグランジュ時代が到来すると、開拓者たちは一部星系にもトロヤ結晶体があることを発見した
各大型勢力はこぞってトロヤ結晶体を特別な備蓄物資と見なしたため、戦争が勃発した
時代が進んでも、トロヤ結晶体はきわめて重要な戦略物資のため、この鮮血の色をした結晶体を巡って血で血を洗う戦いが何度も勃発してきた
『ドーン協定』トロヤ結晶体採取協定でも第2条の2項目で、輸送時及び基地で保管時でのトロヤ結晶体の盗難を防ぐために努力してと書かれている(ゲームシステムとして、トロヤの略奪は可能です)
基地襲撃は戦争下以外では起きないと思うが、輸送時は汎用艦のみは危険なので気を付けよう
石油はかなり恐ろしい物資で、1990年に勃発した湾岸戦争もイラクがクウェートの石油資源を狙った侵攻であり、宇宙の石油と呼ばれているトロヤ結晶体がどれ程の物なのかは想像しやすいだろう
エネルギー資源と戦争は密接な関係があり、戦争下において重要な資源なのは勿論のこと、戦争の引き金にもなる可能性も十分にある
トロヤ結晶体採取協定
ポストラグランジュ時代、『ドーン協定』で平和的採取とトロヤ結晶体利用の基本政策が規定された
そして、アントニオス財団は支配するトロヤ結晶体に富む星系座標に基づき、トロヤ結晶体採取協定を発表し、開拓者たちに星系へ向かい採取するように呼び掛けた
ドーン協定の枠組みの下、トロヤ結晶体の持続的な供給を保証するために完全な産業チェーンが確立された
内容は、トロヤ結晶体鉱石に富む星系の探査とマーク、輸送通路としてのスターゲート建設、採掘、輸送である
この産業チェーンこそ、「トロヤ結晶体採取協定」そのもので約定された内容であり、運用が非常に安定していることは事実が保証している
参与するすべての人に利益となる部分がある為、各々が利益を得る、つまりWin-Winの関係である産業協定と考えられている
現実世界におけるトロヤ群
おそらくモチーフとなったのは、トロヤ群だと考えられる
トロヤ群(Trojan asteroid)とは惑星の公転軌道上の、太陽から見てその惑星に対して60度前方あるいは60度後方、すなわちラグランジュ点L4・L5付近を運動する、つねに太陽・木星と正三角形を形成する位置にある小惑星群である
また、L4・L5の両ラグランジュ点は特に「トロヤ点」と呼ばれる
トロヤ群は現在確認された限りでは地球、火星、木星、天王星、海王星に存在するが、単にトロヤ群と言う場合は木星のトロヤ群の事を指す
実際、最初に発見されたトロヤ群小惑星は木星のトロヤ群に属する小惑星であり、木星のトロヤ群に属する小惑星の数は他の惑星のトロヤ群よりも遥かに多い
惑星系内で惑星と大きな衛星のラグランジュ点(L4・L5)に位置する衛星をトロヤ衛星(Trojan moon)と呼び現在のところ4個確認されており、全て土星の衛星である
他にもあくまで仮説上の存在で観測されていないが、恒星と巨大惑星のラグランジュ点(L4・L5)に位置する惑星、トロヤ惑星(Trojan planet)というものもある
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