はじめに
インラグの世界観はインラグ内の専門用語が多い上に、ある程度の現実世界の天文学、物理学、化学等の知識が一部要求される。よって考察wikiを何処から見始めれば良いか分からないという方向けに、簡素にインラグの世界観を説明していこうと思います。
舞台設定
インラグは現実世界の延長線上、いわゆる未来を舞台にしている。場所は地球が存在する天の川銀河(以後、銀河系)。そのため年代がかなり出てくるが全て「西暦」である。ゲーム内時間は西暦5000年代初頭と約3000年後の未来である。
空間の共振現象を活用したスターゲートと呼ばれる星系間ワープ装置を用いて人類は銀河系を開拓していった。その中でかつて旧帝国と呼ばれる大規模勢力が存在し、この勢力が銀河系の開拓を導いた。しかし政治的要因により、初めは内戦から後に銀河系をも巻き込む大戦争が勃発し、スターゲートの多くが破壊されてしまった。その戦後復興と新たな星系開拓をするのがこのゲームである。
主要な勢力
[旧帝国]
西暦3000年代後期に成立した国家。高度な技術を持ち銀河系の多くを開拓した。そのため膨大な領土を保有していた。しかし政治的要因により「銀河戦争」という大戦争を引き起こし、西暦4000年代後期に解体された。これにより銀河系の秩序が崩壊した。旧帝国の領土の奪い合いと次の覇権争いが勃発した。
[地球圏(ジュピター インダストリー等)]
旧帝国に次ぐ勢力である。ジュピターインダストリーなどの大企業を統括している。旧帝国との技術競争に負け、銀河系の覇権を握ることができなかった。旧帝国が崩壊することとなった「銀河戦争」には参戦していない。旧帝国崩壊後に銀河系の秩序を再建するため「ドーン協定」を制定した勢力。
[アントニオス財団]
旧帝国に所属していた大企業。元は旧帝国に忠誠を誓っていたが、いろいろあって「銀河戦争」後期に反乱軍として参戦した。旧帝国崩壊後、地球圏、ノマシッピングと並ぶ3大勢力となった。シーズンが終了するとプレイヤーはアントニオス財団のパイオニア星系という所に一時帰還する。
[ノマシッピング]
旧帝国にも地球圏にも属さない勢力。旧帝国とは設立前から因縁があり、「銀河戦争」に参加し旧帝国を打倒した勢力。旧帝国崩壊後は自社の利益のために数多の勢力に軍事支援をし、どちらかといえば銀河系を混沌に貶めた企業である。銀河系の秩序を再建するためのドーン協定という制約によって今はマトモになっている。かもしれない。
ドーン協定
このゲームのチュートリアルで強制的に結ばされる協定。
地球圏主導により、旧帝国解体後の荒廃した秩序を再建するための協定である。アントニオス財団やノマシッピングから、そして多くの中小勢力が締結した。
超国家主義(スープラナショナリズム)に最も近い形態であり、インラグ版EU(欧州連合)といったところである。
特に破壊されたスターゲートの修復や新たな星系開拓をメインとしている。
技術革新
インラグ世界では様々な分野での技術が進歩してきたが、その中でも重要なのは3つある。
[核融合]
水素やヘリウムなどの軽い原子核が結合することによってエネルギーを取り出すこの核融合は、インラグ世界でのエネルギー問題を解決した。基本的にインラグ世界のあらゆるモノに核融合炉が搭載されている。簡潔にいうと核融合炉を搭載したエンジンをパルスエンジンと呼んでいる。
ゲーム内での通常航行がこれである。
[ワープエンジン]
空間を歪ませる688元素を含むトロヤ結晶体の発見に伴い開発されたエンジン。上記の核融合を利用したパルスエンジンよりも圧倒的に効率が良く、これにより人類は太陽系の移動問題を克服した。しかし、パルスエンジンと違いワープアンカーという座標を設定する必要があり、小回りが効かない。
ゲーム内のオペレーション間移動、いわゆるワープ航行がこれである。
[スターゲート]
ラグランジュ点にて発見された空間の共振現象を用いたゲート。いわゆる空間跳躍システムや星系短絡機関。これにより人類は星系間の移動問題を解決し、多くの星系を開拓することができるようになった。
ワープエンジンの登場からそこそこ早い段階で開発された。よって人工冬眠(コールドスリープ)の技術はインラグ世界にも一応あるが、これを用いての星系開拓はほとんど行われていない。
スターゲートは一方通行とスターゲート同士の双方向、どちらのワープにも対応している。そして、双方向で移動できる星系を全て繋げた航路はラグランジュ・ノードと呼ばれている。蜘蛛の巣状なのでネットワークに例えられることが多い。
国家と大企業
国家と大企業に特段違いはない。
強いて言うならば、複数の大企業を包括しているのが国家。
現時点での国家は「旧帝国」と「地球圏」だけである。一応旧帝国には幾つもの公国が存在していた。
艦船に人が乗っているのかどうか
結論から言うと乗っている場合もあれば乗っていない場合もある。指揮系統だけ人が操る場合がある。その他は機械に任せている。
元々は艦船に人が乗っていたが、旧帝国により無人艦が開発された。
旧帝国はスターゲートにより多くの銀河系が開拓されたが、開拓スピードが速すぎて推定数十億〜数百億の人口を誇る旧帝国が人口不足という問題に直面してしまった。
これにより旧帝国は艦船に人を乗せる余裕が無くなってしまった。いちいち艦船に人を乗せていると全ての星系の警護が出来ないので、無人艦船を製作した。基地防衛砲も同様である。
ちなみに旧帝国による星系の管理は最低1人からである。
居住地
大半の人々は宇宙都市に住んでいる。基本的に惑星の重力を利用して都市を固定しているため、惑星の軌道上にある都市が多い。初めはよくある円筒形であり自らが回転することで重力を発生させていたが、今は人工重力発生装置により様々な形の宇宙都市が存在する。
一方、高度な宇宙都市を建設する技術はあるがテラフォーミング技術は著しく低い。舞台が現実の銀河系であり、基地などを必要としない生身で生活できる惑星は「地球」とアントニオス財団が保有している「ガーデンプラネット」、そして「セカンド ホーム」(現在座標ロスト)しか存在しない。ただしお察しの通りガーデンプラネットはイベントにあるように現在進行形でテラフォーミング中であり、人間はまだ住めない。なので、生身で人間が住んでいる惑星は地球のみである。10万人未満だが。
そもそもテラフォーミングには莫大な費用がかかるため宇宙都市を建設しないで惑星に住む理由がない。よってアントニオス財団以外にテラフォーミングをしている勢力は存在しない。また火星のように比較的気候が安定している惑星も少なく、金星のような灼熱&硫酸などのヤバい物質に覆われていたり、ガラスの破片が降り注ぐ惑星だったり等、環境が地球や火星などと乖離している惑星は少くない。よって宇宙都市を建設する方が速いし安い。
よってインラグ世界では惑星には基本住まず、宇宙都市に住んでいる。アントニオス財団曰く地球に生物が住めるようになるまでどれだけ時間かかったと思ってるねん。数100年でテラフォーミング出来る訳がないでしょ。と我々(楽観視してる昔の人々)にツッコミをいれている。
ちなみに宇宙都市に住んでいる人の一部は地球に来た時に重力井戸恐怖症という、惑星の重力に不快さ・気持ち悪さを感じてしまう症状が出る程のものである。まあ高所恐怖症みたいな感じ。
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