インラグのもう一つのジャンル

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インラグのもう1つのジャンル


脳内推敲しただけでなので、話題の転換ちょっとバグってるかもです。

 

 

インラグのジャンルはSFである。いや、逆にSFではなかったら宇宙でドンパチ砲撃戦しているこのゲームのジャンルは何だという話ではある。

しかし、

インラグの世界観を考察し続けた変人には、もう一つのジャンルが見えてくる(かもしれない)。ただただ気ままなST教徒である私は変人ではないが。

 

昨今、大陸版ゲームはかなりの数になってきた。このインラグも開発元はNet Ease Gameという企業である。

恐らくインラグを遊んでいる人は他の大陸版ゲームも遊んでいるだろう。それらゲームを想像してみてほしい。韓国のゲームでも構わない。「アークナイツ」や「崩壊3rd」、「勝利の女神:NIKKE」など色々なゲームがあると思う。これら中国や韓国のゲームの多くのゲームには統一のジャンルが存在する。

 

ポストアポカリプス(終末世界)

 

一応SFのサブジャンルと言われてるケドね。実際SFという言葉が指す範囲がかなり広い。

まあ、何が言いたいかはおおよそ理解したであろう。インフィニット・ラグランジュもこのポストアポカリプスからは避けて通れない運命である。

語弊のない様に先に結論を言うが、インラグの世界はポストアポカリプスとまでは行かないが、公式はポストアポカリプスの話をしたいということである。

要するにポストアポカリプスからの復帰である。

 

インラグの世界をポストアポカリプスに至らしめた存在は旧帝国である。厳密には旧帝国の崩壊だが。

旧帝国が崩壊したことにより銀河系は混乱に陥った。銀河系の多くを支配していた旧帝国が消えたことにより銀河の秩序が失われ、そしてほぼ全ての勢力が生存や己の利益のために各地で奮闘した。アントニオス財団やノマシッピング、ワンダリングブラザーフッドに喧嘩を売られた地球圏などである。

 

大抵のポストアポカリプスものでは、終末に至らしめた存在と戦う、というよりも終末世界をどう乗り切るかに重点が置かれやすい(ただし文明を崩壊させたものをほったらかしにするわけにいかないので戦闘もするけど、ここではテーマの話をしてます)。それはポストアポカリプスというジャンルは「人間と人間による互いに助け合う優しさ」これがテーマになることが大半であるからだ。自身の利益を顧みず、ただ善なる性質を持つことが人間における真なる精神である。ということを作品は伝えたいのだろう。

インラグも旧帝国崩壊後は無秩序な世界だが、新たに秩序を作ろうとするモノがある。それがドーン協定である。銀河系の秩序を守るため以外には一切軍事的行為はしてはならない。そして銀河戦争で失った数多くの星系を取り戻そう。これがインラグにおけるポストアポカリプスの要素であろう。

ポストアポカリプスの観点を持って公式小説を見返したのなら、「エンドレス ドーン」も「デ シャドウ オブ ラグランジュ」も「群星の名において」も「地球留学」も全て人々の協力、相互援助の要素が必ずある。そして全てが「協力」の要素を全面的に描いている。

このことからもインフィニット・ラグランジュがポストアポカリプスを踏襲しているのは一目瞭然である。

 

そのためか、SFとしてのインラグ世界観の斬新さに影響している様に思われる。ポストアポカリプスには絶対に人間(に近い存在)が必要である。そして恐怖や死ととなり合わせという状況も必須なため、サイボーグ化や脳みそだけなど不死身の存在は避けたい。ほとんどの場合、ポストアポカリプスに至らしめた原因には対処できない。よってその原因は病気や災害、政治的混乱などが当てはまりやすい。インラグではその原因は旧帝国の崩壊であり、崩壊したのなら元に戻すのは不可能である。

これら要素を組み込むのならば、SFとしてのテンプレはある程度削らなければならない。恐らくそれらを削って、ポストアポカリプスの要素を入れたからこそ、インラグの世界観はかなり斬新になったのではないだろうか。

とは言ったもののインラグはそこまでポストアポカリプスではない。ポストアポカリプスになっていたのは銀河戦争からドーン協定締結の間とインラグ史の中では短い期間である。しかし公式小説はやったらその短い期間の話しかしない。そのためポストアポカリプスという要素が色強くなっているだけなのかもしれない。

 

ポストアポカリプスが流行っている背景としては、大陸や韓国では雇用問題など社会問題がかなり深刻である。なので、これらの状況をインラグも嘆いているのかもしれない。それがインラグをリアルで生々しい作品に仕上げているのかも。あまり追及しすぎるとよろしくない連中を呼んでしまいそう...

日本のポストアポカリプス作品に関しては地理的要因にて地震・津波等の印象を濃く受けているせいか、終末世界になった原因に対してどう適応するか、これがテーマとなっているものが多い様に見受けられる。

しかし大陸に関してはポストアポカリプスが起きた原因に適応するのではなくNew Order、新秩序を形成しようとするか、もう形成している作品が多い。このインフィニット・ラグランジュも旧帝国が崩壊した後に取った行動はドーン協定締結という新秩序の形成である。

 

やはり日本と大陸では文化、いや政治体制の違いゆえに、

日本は政府の傾倒を恐れるが、

彼らはどちらかといえば傾倒し、そしてその後にNew Orderを形成したい。

という立場であろう。

恐らくこれがポストアポカリプスの流行の根底にあるのかもしれない。

 

 

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