設定に深く関わる資料まとめ
本項目ではデジモンアドベンチャーシリーズに関わる設定について理解を深めるための資料を掲載します。
ヒカリに乗り移った安定を望む者(ホメオスタシス)が語った内容について
・ホメオスタシスの動向
サーバー大陸にある『ゲートのある部屋』(後にヴァンデモンが手中に収める)にて世界が『闇』に覆われた時に備え準備を進めていた。
4年前の1995年、1個のデジタマが誤って次元の隙間を通り抜けてしまった。
やがて孵ったデジタマはグレイモン(=コロモン)へと進化し、パロットモンと交戦。
その際、後の『1999年の選ばれし子どもたち』のデータをスキャニング。それを元にデジヴァイスと紋章を作った。
→デジヴァイスは進化させるための道具ではなく、正確には子供たちの特性に合わせて進化先を定めるための物としている。(紋章も同様)
『1999年の選ばれし子どもたち』が選ばれた理由は、
→八神兄妹…迷い込んだデジタマを孵化させ、ボタモン⇒コロモン⇒アグモン⇒グレイモンへと進化させた。
→その他のメンバー…スキャニングしたデータを検討した結果、八神兄妹と共通する要素を持っていたため。
※その要素が何かはホメオスタシスにも分からなかったらしい。
・4年前の段階で持っていたそれぞれの素晴らしい個性(=紋章)が関係しているのかは不明。
ホメオスタシス側の一連の活動はダークマスターズの知るところとなり、ピエモン自らが配下を引き連れ研究所を強襲。『ゲンナイ』を除くエージェントを悉く攻撃される。
→ピエモンがデジタマに接続されていた紋章とタグを強奪(タグは後に海底コンビニへ隠され、紋章は各地に封印される)
『ゲンナイ』が反撃。ピエモンに暗黒の物質を埋め込まれるもメカノリモンのコントロールを奪取し、デジタマとデジヴァイスを持ってファイル島へ逃走。
※その際の追撃でヒカリのデジヴァイスとテイルモンのデジタマが落下。以降1人で過ごすことに。
→そしてファイル島で孵化したパートナーデジモンたちは子どもたちを待ち続けていた。
※余談だがこの際も、ヒカリはホメオスタシスのことをまったく覚えていなかった。
デジモンアドベンチャー45話「究極体激突!ウォーグレイモンVSメタルガルルモン」より
チンロンモンが四聖獣について語った内容について
・永い戦いの末、四聖獣はダークマスターズに一体ずつ封印された。そうして強奪されたデータがスパイラルマウンテンとなった。
→太一らがデジタルワールドに初めて足を踏み入れたのとほぼ同じ時期。
・ダークマスターズがすべて倒され、スパイラルマウンテンが消えても封印は解けず。
→四聖獣の復活よりも、破壊されたデジタルワールドの修復にリソースが割かれたため。
→このため、アポカリモンが倒された後にホメオスタシスは『1999年の選ばれし子どもたち』を再びデジタルワールドへ召喚。紋章の力により『デジタルワールドを守護する力(四聖獣)』を解き放った。
※27話では『四聖獣』とは名指しせず、「デジタルワールドの封印」と呼んでいた。
→時期的には『ぼくらのウォーゲーム!』の後。
→『紋章』の力で四聖獣を解放するために『1999年の選ばれし子どもたち』として太一らが選出されたことが語られる。
※この際紋章の力を使ったため、完全体以降への進化ができにくくなってしまった。(あくまで紋章は象徴であり、進化の力の源は子供達の心であるため進化がまったくできないというわけではない)
デジモンアドベンチャー02 37話「巨大究極体チンロンモン」、デジモンアドベンチャー02 27話「無敵合体パイルドラモン」より
ヤマトが宇宙飛行士になった理由について。『02』空白の25年間について。
>『02』空白の25年間について
>物語の最後で舞台が25年後に飛び、視聴者を驚かせた『02』。
>その間、世界はどうなっていたのだろうか?設定によると、人類すべてがパートナーデジモンを持つに至るにまでには、苦難の連続だったという。なかでもデジモンの進化をさまたげる外敵の存在があり、戦いの舞台は地球上にとどまらず、宇宙にまで及ぶという。ヤマトはその調査のため宇宙飛行士になったらしい。
株式会社集英社2003年発行『TVアニメ&劇場版アニメ デジモン公式超図鑑』p.195、関弘美氏、角銅博之氏、貝澤幸男氏の合同インタビューページより
>ヤマト 宇宙に存在する「敵」を調べるために宇宙飛行士に。
株式会社新紀元社2010年発行『デジモンシリーズメモリアルブック』p.174より
>前作から引き続きシリーズディレクターを務めた角銅は、『デジモンアドベンチャー』と『02』を、「人間の進化の物語」だと語る。最初の敵はデジタル世界内部から。そして次なる敵は外から。その「次」は、宇宙からの敵=「人類の進化を阻む存在」を想定していたという。
>角銅:1年目はデジタルワールドに内在する敵だったので、2年目は人間世界からデジタルワールドに干渉する敵。基本的には同じ「力」が動かしているという構想をしていたんです。3年目があれば、宇宙からの敵を登場させるつもりでした。『02』の最終回でヤマトが宇宙飛行士になってるのは、その名残なんです。
株式会社新紀元社2010年発行『デジモンシリーズメモリアルブック』p.374~381、関弘美氏、角銅博之氏、貝澤幸男氏の合同インタビューページより
・「『25年間の間に宇宙からの敵が~』『デジモンアドベンチャー3年目があれば宇宙からの敵が~』という設定があるのは分かったが、設定の名残として宇宙飛行士になる役割に12人の子どもたちの中でヤマトがチョイスされたのは、『宇宙戦艦ヤマト』のパロディ・駄洒落なのでは?」と10年以上ファンの間で頻繁に言われていた。だが、2016年9月14日の角銅氏のツイートによると、風間勇刀氏(無印・02のヤマトの声優)にそのことを指摘されるまでそんなことは思いもしなかった、とのこと。デジモン界における長く続いていた一つの「謎」「疑惑」が遂に解明された。
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日本の選ばれし子供達一覧
・八神太一(5章現在、行方不明)⇒帰還
・石田ヤマト
・泉光子郎
・太刀川ミミ
・武ノ内空
・城戸丈
・高石岳
・八神光
・本宮大輔(5章現在、行方不明)⇒全治二か月の重傷でデジタルワールドにて発見される。
・一乗寺賢(5章現在、行方不明)⇒全治二か月の重傷でデジタルワールドにて発見される。
・井ノ上京(5章現在、行方不明)⇒全治二か月の重傷でデジタルワールドにて発見される。
・火田伊織(5章現在、行方不明)⇒全治二か月の重傷でデジタルワールドにて発見される。
・望月芽心
・川田範子(6章現在、描写無し)
・吉沢孝(6章現在、描写無し)
・倉田けいこ(6章現在、描写無し)
他数名が現状について詳細不明
これは「設定に深く関わる資料」という程の資料ではないと思われるので編集メモにします。
各年ごとの「選ばれし子ども」の総数
『選ばれし子どもたち』と呼ばれる「デジモンとパートナー同士の関係にある人物」は、1年ごとに総数が2倍となる。
角銅氏の構想(資料本・ドラマCD・twitter発言等)より。
氏の構想によれば、光ヶ丘爆弾テロ事件の翌年から、世界中に選ばれし子ども(=パートナーデジモンを持つ人間)が現れたとされている。
選ばれし子どもが2人出現した年については、氏のツイッターやブログやドラマCD内で、1995~1997年の間でぶれている。
以下には、無印・02アニメ本編で語られた内容との矛盾が最も少ないであろう、1996年に選ばれし子どもが2人出現したという前提において、各年の選ばれし子どもの総数を記載する。
→2010年が舞台のラストエボリューション絆のPVで、光子郎が「選ばれし子どもは3万人以上」と発言した。下記の一覧で、2009年は16,384、2010年は32,768、2011年は65,536となっており、辻褄が合う。よってラストエボリューション絆における選ばれし子どもの人数は下記の一覧で正しい。
1995年 | 0 | 光ヶ丘爆弾テロ事件/劇場版デジモンアドベンチャー |
1996年 | 2 | 一番最初の選ばれし子どもは八神ヒカリ |
1997年 | 4 | |
1998年 | 8 | 無印本編で語られた先代の選ばれし子ども達5人がデジタルワールドを冒険したのは、この時だと思われる。 |
1999年 | 16 | 無印 |
2000年 | 32 | ぼくらのウォーゲーム!/この映画は角銅氏の設定の管轄外 |
2001年 | 64 | |
2002年 | 128 | 02/ベリアルヴァンデモンとの戦い/無印から3年後 |
2003年 | 256 | ディアボロモンの逆襲/この映画はスタッフと角銅氏が打ち合わせを少しだけした。 |
2004年 | 512 | |
2005年 | 1,024 | tri./ベリアルヴァンデモンとの戦いから3年後 |
2006年 | 2,048 | |
2007年 | 4,096 | |
2008年 | 8,192 | |
2009年 | 16,384 | |
2010年 | 32,768 | LAST EVOLUTION 絆/太一は大学4年生 |
2011年 | 65,536 | |
2012年 | 131,072 | |
2013年 | 262,144 | |
2014年 | 524,288 | |
2015年 | 1,048,576 | |
2016年 | 2,097,152 | |
2017年 | 4,194,304 | |
2018年 | 8,388,608 | |
2019年 | 16,777,216 | |
2020年 | 33,554,432 | |
2021年 | 67,108,864 | |
2022年 | 134,217,728 | |
2023年 | 268,435,456 | |
2024年 | 536,870,912 | |
2025年 | 1,073,741,824 | |
2026年 | 2,147,483,648 | |
2027年 | 4,294,967,296 | 02最終回ラストシーン/ベリアルヴァンデモンとの戦いから25年後 |
選ばれし子どもが死んだらパートナーデジモンはどうなるのか、について。及川悠紀夫が死後ピピモンはどうなったのか、について。
2018年1月27日(tri.5章上映と6章上映の間)。
ゲーム、デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリーについてのニコ生に出演した角銅氏は、以下の旨の発言をした。
アドベンチャー・アドベンチャー02の世界では、選ばれし子ども(=パートナーデジモンを持つ人間)が死亡したら、パートナーデジモンは死亡・消滅する。
及川悠紀夫が死亡し蝶になりデジタルワールドの守護霊になった後、その直後、ピピモンも死亡し、及川悠紀夫と一緒に蝶になりデジタルワールドの守護霊になった。
とのこと。
2001年3月に02最終回が放送されて以降、「及川悠紀夫の死後ピピモンはどうなったのか」は16年以上デジモンファンの間で大量に考察されてきた。ピピモンのその後を描いた二次創作小説・漫画も大量に作られてきた。
資料本等でも言及されたことは一切無かった。デジモンファンの間でデジモンのメディアミックス全体における「謎」の一つとして扱われてきた。
02最終回放送から16年以上経ち遂に角銅氏が謎を明かした。アニメについてではなくゲームについてのネット放送でこのような形で謎が解けるとは・・・。
tri.にて、西島大吾と姫川マキという2人の選ばれし子どもが死亡した。姫川マキについてはメモリアルブックで「>そのまま量子に分解されて消えていくだろうと思います。ただ、そこを描いても残酷なだけなので描きませんでした。」と発言された。
もしも劇場版デジモンアドベンチャー(仮題)にて、ピピモンや、西島大吾のパートナー(ベアモン→ローダーレオモン→バイフーモン)や、姫川マキのパートナー(バクモン→メガドラモン)が、生きているキャラクターとして登場した場合、過去作製作陣の設定と矛盾したストーリーということになる。さてどうなるか…。
また、tri.6章の後の世界では四聖獣の一角バイフーモン(に進化するデジモン)が死亡したということなのだが、デジタルワールドを守護する力の一部を失った後のデジタルワールドの調和安定は保たれているのだろうか…。
デジモンアドベンチャーシリーズテレビシリーズと劇場版の関係について。
角銅氏のブログ「錆びた館分館」の2018年5月30日の記事に「 デジモン新プロジェクトについて」との記事名で文章が投稿されている。その文章の一部を抜粋する。
そしてツイート中でも触れてるとおり、現在上映中のものだけでなく放映当時作られた劇場版でもその設定どおりに作られてるものばかりではありません。最初の劇場版はまだテレビとほぼ同時だったのでいくらかは歩調を合わせテレビに反映させる頃が出来たのですが、次の劇場版2作は完成するまで内容を知ることもスタッフと打ち合わせすることもありませんでした。
先の二作品については映画の中で突然こういう設定を作ったからテレビでその矛盾を解消してくれなどと無茶な要求がなされ、それはあまりに順序が違うのではないか、そういうことではこの先テレビは続けられない、というのがアドベンチャーが02までで終わった原因の一つでもあります。そのため本来三年目で広げるつもりだった世界中のパートナーデジモンを持つ子どもたち編を組み込んだりもして慌ただしい部分もありましたが、結果的に02はやれることは全てやり尽くしていい形で終われたと思うし、テイマーズという傑作が生まれることにもなりました。
→無印02での選ばれし子どもたち人数設定がドラマCDによってデジモンファンに広く浸透してから、「デジモンハリケーンのウォレスは、選ばれし子どもたち人数設定において、どのタイミングで選ばれし子どもになったとカウントされているのか?」「ウォレスは、選ばれし子どもたち人数設定と矛盾していないか?」と、15年間以上、デジモンのメディアミックス全体における「謎」の一つとして語り継がれてきて、沢山の考察がされてきた。
→2018年にtri.6章が完結した約一ヶ月後に遂に答えが明かされた。
・ウォレスの存在はデジモンアドベンチャーテレビシリーズ2作との矛盾の塊。
・ウォレスの設定とデジモンアドベンチャーテレビシリーズ2作の設定を合わせた上でデジモンアドベンチャーシリーズ続編を作ることは不可能。
ということである。
「選ばれし子どもたち人数設定において、秋山遼はどうなっているのか?」も長年「謎」として扱われてきたが、そちらもウォレスと似たような結論に至るのだろうと思われる。
ウォーゲームがどのようにテレビシリーズの設定と矛盾しているのかはいまいち思いつかない。※何なのか思いついた人がいたら推測や考察を下さい。
ブログのこの記事では他にも、コアなデジモンファンにとってはとても興味深い内容が大量に記載されている。このwikiでは全てを抜粋はしない。皆さんもブログのこの記事を是非閲覧して頂きたい。
コメント
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>> 返信元
デジトークのハラマキってひとが書いたコメントが曖昧なのがわるい。何か根拠になるものはないんですか?
>> 返信元
場末の掲示板って、ここの管理人に対して失礼では。
ここでtriから始まった続編の無理がある点を投稿するとデジトーク云々と言ってくるおかしな人が湧きますが、それに対してハラマキさんがデジトークでここ数年のデジモンに対する苦情を投稿してくれました。言いたいことを言ってくれて感謝してます。
ですが決着つけると言ってますが、返信に着たのは英文での俗にいうひろゆき公文って、大口叩いていた割にアレですね…
>> 返信元
本当にそう思いますね。
角銅氏がnoteに27年後のエピローグに繋がる流れを投稿してましたが、あれこそ真の続編として映像化して欲しかったです。
その構成を上に提出したと書かれていたのですが、何故そちらではなく原作ガン無視のtri〜ビギニングの方を採用したのか…
>> 返信元
マジで何言ってんだお前
角銅氏による真のデジモンアドベンチャーの続編を作ってもらうしかない
>> 返信元
デジトークで決着だ!
やい、こんな場末の掲示板でしか語れない卑怯もの。デジトークで決着つけてやる!
>> 返信元
何言ってんだお前
>> 返信元
ウッコモンがパートナーシステムいじったからウォレスのチョコモンが暗黒進化した
見事な伏線回収だよね
>> 返信元
あ、そうなんだ で?それが何か問題?
ウォレスにパートナーが出来た時期が95年よりも前だから設定と矛盾していると思うのですが
triに出てきた先代組の年齢から見て、パートナーが出来た時期が80年代の終わりから90年代の初め頃でないと説明が付かない。
ザビギニングで大和田ルイの世界で初めてデジモンとパートナー関係を結んだ発言や、ルイ以降のパートナー関係はウッコモンが作った。
ラスエボのパートナーにはリミットがあるという事も含めて等々、無理があるかと…
ウォーゲーム最大の矛盾点はタグと紋章が出てくること。
ウォーゲームの矛盾?って、あれかな?進化中にパタモンが攻撃されたやつ。
角銅さんのツイッターに「ウォーゲームのテレビ版との矛盾点はどんなことですか?」とリプ送ったら返答くれるかもね
問題点とは思わないけど、個人的にこういう自分たちだけが秘密を握っていることを匂わせるセリフ嫌いやわ。
>> 返信元
別に矛盾でもなんでもない。思い違いは誰にでもある
>> 返信元
適当。あるいは彼女がそう思ってるからそうなんだろう、彼女のなかでは、という話なんだろうよ。
無印45話にはホメオスタシスが「勝手に進化する事はないのです」と言って、ウォーゲームにはディアボロモンがある意味で勝手に進化したのはテレビシリーズの設定との矛盾なのかな?
文章を少し修正してみた。
1995年、1996年、1997年を全部テーブルで並べようかと思ったけど、スマホから見づらかったので止めた。
「角銅さんが監修した無印本編02本編・角銅さんが監修した当時発売されたドラマCD・角銅さんが去年書いたブログ」で選ばれし子どもの人数について矛盾した内容がある事。
角銅さんが一切監修せずにtri.の監督シリーズ構成脚本家プロデューサー達が作った脚本で、西島姫川の年齢が矛盾している事。
この二つの事は全くの別問題だぞ。
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