元永慶太郎に関する問題点
日本のアニメーション監督・演出家。
「デジモンアドベンチャーtri.」監督。
「SchoolDays」「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」の監督としても知られる。
今思えばスクイズという昼ドラも真っ青なドロドロ問題作の監督という時点で何かを察するべきだった…
問題点
『デジモンアドベンチャーシリーズ』に対する致命的な知識の不足。
ヤマトが宇宙飛行士になった理由を長期間知らなかった。
の項目を参照。
「tri.のストーリーを作っている主要スタッフ達はデジモンアドベンチャーシリーズ過去作の知識が如何に致命的に不足しているのか」「tri.は何故駄目になったのか」が集約された出来事である。
『デジモンアドベンチャーシリーズ』に対する致命的な知識の不足。
子どもたちが選ばれた理由を答えられなかった。
上記のリンク先のページで問題になっている2016年5月31日(2章公開と3章公開の間)のツイキャスは、デジモンの知識を全く持っていないツイキャス主、元永氏、tri.の脚本家の3人で行われた。このツイキャス内にて「子どもたちは何故選ばれたのか?」との質問に対し、元永氏とtri.の脚本家は答えることができなかった。そのため、ツイキャス主は「子どもたちが何故選ばれたのかは15年以上経った今でも謎のままなんですね」とその話題を閉めくくった。
※子どもたちが『選ばれた』理由については、無印映画1作目・無印本編・02本編にて語られている。資料本や雑誌やドラマCDで語られたわけではなく、アニメ内で語られている。
確かにコアなデジモンアニメシリーズファンであっても子どもたちが選ばれた理由を聞かれたらその場ですぐにぱっと答えることは難しいかもしれない。だがこの人物はデジモンアドベンチャーシリーズ続編の監督である。
上記のこのような状況がある故に、「過去作の設定と照らし合わせると西島と姫川の年齢に辻褄が合わない」事や、「過去作の設定と照らし合わせると1999年の時点でデジモンを研究する施設が設立されていることに辻褄が合わない」事に対して、「tri.の主要制作陣が過去作の正しい設定を知らずに、過去作の設定と矛盾した設定でストーリーを作ってしまったのでは」と視聴者から指摘の声が多数挙がっている。
角銅氏のブログ「錆びた館分館」でtri.6章上映期間中の2018年5月30日の記事に
>そしてツイート中でも触れてるとおり、現在上映中のものだけでなく放映当時作られた劇場版でもその設定どおりに作られてるものばかりではありません。最初の劇場版はまだテレビとほぼ同時だったのでいくらかは歩調を合わせテレビに反映させる頃が出来たのですが、次の劇場版2作は完成するまで内容を知ることもスタッフと打ち合わせすることもありませんでした。
と記載がある。「現在上映中のもの」、つまりデジモンアドベンチャーtri.はテレビ版の「その設定どおりに作られて」いないと角銅氏により明言されている。
上記ツイキャスのその他の発言まとめ
上記ツイキャスは他にも様々な問題発言・迷台詞が飛び交った。
- ツイキャス主が「僕はデジモン世代じゃないんで~」「このアニメの主人公八神太一って言うの?」と言うことから放送が始まった。
→視聴者達が放送全体のやる気の無さを感じることから放送が始まった。デジモンの知識をある程度持っている人物を、或いは知識が無いなら無いでデジモンのことを知ろうとする興味関心を持っている人物を呼んで頂きたい。
- デジモンやってた見てた子が必ず一人居てより良くしたい思いで作ってる、との旨の発言。
→その上で監督が脚本を書き直させているのでは意味が無いのではと思わざるを無い。(下記の項目を参照)
- tri.は2007年ぐらい、と発言。
→無印は1999年、02はそれから3年後の2002年、tri.はそれから3年後の2005年の物語である。「02」とは「20“02”年」が舞台であることにかけたネーミングである事を知っていれば間違える可能性は低い。
- 無印と02と整合性がつくようにしてる、との旨の発言。
→全6章で完結した現在、無印と02との矛盾点だらけで、整合性は全くついていない。tri.の続編の『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』に至っては、開始前から角銅氏に「TV版の設定と相容れないと思われるプロットが提出されプロデューサー陣がそれを支持した時点で降板を表明しました。」と発言され、無印と02と矛盾点があることを明確に指摘されている。
- パルモンはデザインは怖いが声優さんの演技のおかげで可愛くなった、との旨の発言。
→無印02のパルモンのデザインは普通に可愛かった。tri.のパルモンのデザインが怖いのはtri.のモンスター側のキャラデザの責任である。
- デジモンが全部で何体いるのかは公式が把握できていない、との旨の発言。
→これは確かな事実なのだが、公式側人物が言うべきではない発言である。
- 「太一達よりも前にいた選ばれし子ども」の話題に触れられ、ツイキャス主はその詳細を尋ねた。元永氏と脚本家は曖昧な反応をした。
→この話題を続けると、西島大吾と姫川マキの正体は先代の選ばれし子どもであるという重大なネタバレに繋がるため、元永氏と脚本家ははっきりとした返答を言えなかったのだと思われる。それは仕方の無いことかもしれないが、事前にツイキャス主と番組で話す内容をある程度は打ち合わせするべきだったと思わざるを得ない。
- ツイキャス主は和田光司氏の訃報にとても軽々しい雰囲気で触れてきた。
→デジモンの公式ネット番組においてあってはならないことである。事前にツイキャス主と番組で話す内容をある程度は打ち合わせするべきだったと思わざるを得ない。デジモンの知識を全く持っていない人物を呼んだならなおさらである。和田光司氏に対してまともに敬意を払って頂きたい。この4ヶ月後の第3章の冒頭で「和田光司と水谷優子に捧ぐ」と文章が表示されたがそれも上辺だけの言葉だったのかと思わざるを得ない。
初稿を監督に提出したら「『無印』のままだとOKかも。でも、『tri.』だとこれは違う」と言われまして(笑)。
「中西:書き始めた時「キャラクターのやり取りが子どものままだ」と言われたんですよね。『無印』が好きだったので、どうしても引っ張られちゃう。(中略)初稿を監督に提出したら「『無印』のままだとOKかも。でも、『tri.』だとこれは違う」と言われまして(笑)。」(デジモンアドベンチャー tri. 第4章 パンフレットより)
→無印からの「デジモンアドベンチャー」ファンに対する配慮を考えていない発言。仮にもデジモンアドベンチャーシリーズの続編を謳っているのにそれは無いだろう。
→『デジモンアドベンチャーシリーズに対する知識不足を誤魔化す為の言い訳では?』という声も。
→デジモンやってた見てた子が必ず一人居てより良くしたい思いで作ってる、との旨の発言を2016年5月31日のツイキャスでしているが、そのスタッフが描いた脚本を監督が書き直させているのでは意味が無いのではないか。
→無印と02の監督が想定していたデジモンアドベンチャー03の宇宙からの敵の没設定すらも全く知らなかった立場で言われても、まるで説得力が無い。
仮に『tri.』ならそうでも『デジモンアドベンチャー』ではそうじゃないので脚本を書き直させたい。
ラストエボリューション絆についてのこちらの外部リンクでは以下の記述がある。
>関さんは劇場版本編の脚本の打ち合わせにも参加してもらってますし、20周年に関してもいろいろ協力していただいてます。関さんはアドバイスというよりは言いたいことを言うっていう感じなんですよ(笑)。脚本の打ち合わせの前に「私まだ読んでないからあとで行くね」って言われて、会議が始まると少しして来て「太一はこういう感じじゃないわね。これは言わないわね」みたいな。あと、「デジタルって言ってるけどアナログが大事なのよ」とすごく言われましたね。20年前もこういう感じだったよって。
tri.の監督による脚本の訂正や書き直しよりも余程頼もしく感じる。
「望月芽心」について
望月芽心は元永慶太郎氏曰く「眼鏡をかけた女の子がいないので眼鏡っ子を出しました」とのこと。
→1章パンフレットでは「冗談」としているが、3章パンフレットや舞台挨拶で複数のスタッフが言及していることから事実と思われる。
→02には井ノ上京という眼鏡をかけた女の子の選ばれし子供が存在するのだが、元永氏は彼女については言及していない。初めから02組のことは視野に入れて無かったように思える発言。
→メモリアルブックのインタビューにてキャラクターデザインの宇木氏が「内気なイメージという指定があったのでベタだけど自分がかけさせた」という旨の発言をしている。これが事実だとすれば前述の発言はなんなのだろう?「宇木氏のデザインを見て眼鏡っ子がいない(本当はいる)と気づいたので自分の手柄にしようとした」といったところだろうか?
また3章終盤、芽心は紋章の力も無しに封じられたはずのゲートを越え、デジタルワールドへと向かった。
→この段階では歪みを通るか、8つの紋章の力でオリジナルのD-3を介して封印されたゲートを開くかの2択しかない。
→このようにデジタルワールドに行く方法は極めて限られるのだが、元永氏は「(芽心が)どうやってデジタルワールドに行ったのか分からない」と発言(2018年4月20日のデジモンアドベンチャーtri.第4章〜第6章一挙上映にて)。おいおい……
「メイクーモン」について
モチーフは元永監督の飼っている猫。
→したがって“猫の形をしたデジモンであること”、”オレンジ色の体であること”など、元永監督が「ウチの子とおんなじ感じで」と指示した要素についてはまったくデザイン上の意味はない。(※パンフレットより) (何章のパンフレットかわかる人がいたら情報をお願いします。)
しかしネコ型デジモンとしてはすでにテイルモンの存在があり、一桁しかいない主役デジモンの中でよりにもよって追加デジモンのキャラが被ってしまった。
→設定上ネコである必然性が無いのであれば、重複を避けるために他のモチーフを選択するべき。
ウサギやハムスター、ハリネズミ、リス、フクロウ等いくらでも代替え案はある。
また、パートナーの芽心のデザインは「他の子どもたちとは被らないようにした」らしいので何故その気持ちをメイクーモンにも分けてやれなかったのかと思わざるを得ない。
→「作品の私物化」ともとられかねない安易な制作姿勢には疑問を感じる。
物語の重要な鍵を握るキーデジモンであるにも関わらず設定面に対しての説得力に乏しい。
→劇中でのメイクーモンの扱い
自分の飼っている猫に虐待を加えているのではと一部視聴者から疑惑の声が挙がっている。
デジモンアドベンチャーtri.メモリアルブックでの、02についての発言と謎の男についての発言について
2018年8月発売のデジモンアドベンチャーtri.メモリアルブックにて元永氏は以下の発言をしている。
「太一たちは、スタートの段階では紋章の力を預けてしまっているので、力がないんです。そこで、敵はまず力のある「02」の子たちを狙ったんです。本当は、もう少し「02」の子たちも描きたかったのですが、そうするには尺もたりないし、視点がぶれてしまうので、今回は最初だけタッチする形にしました。」
「メイクーモンという「バグ」は削れましたが、謎の男という「バグ」は削り切れなかった。でも、今のコンピュータでもバグをなくすことってなかなか難しいんです。それを体現したのが謎の男です。」
「デジタルワールドを中心にしたいというのは、彼なりの正義なんです。人間からしたら、とんだ迷惑なのですが、彼的には悪いことをしているという考えは無い。」
「謎の男は、太一が将来は外交官になりたいと思うようになった、大きなきっかけのひとつでもあります。イグドラシルもホメオスタシスも本来、人間の手の届かない所にあるのですが、太一はそれに挑んでいきたいから、外交官の道を選んだ。デジタルワールドと人間だけでなく、いろいろな物を彼はつなぎたいと考えているんです。」
上記の発言がどのような問題を抱えているのかは
02組を取り巻く問題点のページと
「謎の男」に関する問題点のページを参照。
進化バンクについて
「進化、超進化、究極進化と、一つずつ進化シーンを入れるのは、元永監督のこだわりと聞きました。」
(第4章パンフレット浪川大輔氏のインタビューコメントより)
→進化バンクの項目も参照。
→究極体への進化でワープ進化を使わないのは監督の意向であることが分かる。
→しかしそのこだわりは4章の『2分にも及ぶ長すぎる進化シーン』を初め、様々な場面で大きくテンポと尺を損なう結果を招いたことは周知の事実である。
→究極体への進化は実に10年以上の歳月を挟んでようやく実現した今作の大きな見どころである。完全体以下の進化と同等に捉えることには疑問を感じざるを得ない。
また、作劇上のテンポを損ない、ワープ進化という「ひと目で特別な進化であることを理解させる演出」を切り捨ててまでこだわったものの正体については、詳細不明。
後のインタビューで「やりたいことが多くて取捨選択が大変だった」「尺に余裕がなかった」ことを度々主張しているが、そのやりたいこととやらを切り捨ててまでやりたかったことの一つがこれなのだろうか?
→YouTubeにおいても、国外のファン制作の本作の進化シーンを編集してワープ進化のように仕上げたMAD動画が投稿されている辺り、国内外から疑問視されている事が伺える。
「あと、ついに“あの人”も出ます!」について
第1章パンフレットのインタビューにて、
「2章のネタバレをちょこっとすると、パートナーデジモンの新たな進化や、みんな大好きな、あのデジモンたちが登場する予定ですよ。でっかいのから、ちっこいのまで(笑)。あと、ついに“あの人”も出ます!ぜひ2章を楽しみにお待ちください!」
と発言。
- 『パートナーデジモンの新たな進化』
→ヴァイクモン、ロゼモンのこと
- 『みんな大好きなあのデジモンたち』
→インペリアルドラモン(でっかいの)
→レオモン、オーガモン?
→タネモンとプカモン(ちっこいの?)
- “あの人”
→2章で登場した、過去作にも出ていた人物は「デジモンカイザー」のみ。
しかしその正体は一乗寺賢ではなく、外見こそ同じだが過去作のそれとは程遠い「ゲンナイに似た謎の男」。
→デジモンカイザーが正体を現したのは3章ラストということもあり、まったく無関係な悪役を、さも一乗寺賢であるかのように公表する姿勢には疑問を感じざるを得ない。
→では「あの人」とはゲンナイのことを指しているのかと思いきや、4章でこの人物はゲンナイですらないと発覚。ゲンナイと同じ顔のエージェントかもしれないが、ゲンナイやゲンナイと同じ顔のエージェントは少なくとも「あと、ついに“あの人”も出ます!ぜひ2章を楽しみにお待ちください!」と煽られるべきキャラクターではない。
→このデジモンカイザーはラバーストラップなどのグッズとしても登場しており、一乗寺賢と同一人物だと思い購入したファンもいるだろうが、もちろんこれも賢と関係のない気持ち悪い言動の悪役のグッズを騙されて買わされたということになる。
Febri Vol.32にて、デジモンは「進化はするけれども、成長はしない。イメージ的には、幼稚園から小学校1-2年生くらい」と発言
Febri Vol.32(1章と2章の間・2015年12月10日発売)にて元永氏は、
・デジモンは「進化はするけれども、成長はしない。イメージ的には、幼稚園から小学校1-2年生くらい」
と発言した。
→つまりエンジェモンやオメガモンなどの戦いはただの幼稚園児の喧嘩に過ぎないということである。
→無印・02の主要制作陣による「パートナーの子どもとデジモンは表裏一体である。」「子どもとデジモンは共に成長していく。」と言った設定と相容れない発言である。(上記で記載した書籍「デジモン公式超図鑑」「デジモンシリーズメモリアルブック」に記されている。)
→アグモンが「お腹へった」「それっておいしいの?」などと著しく知能が低下したキャラになった事に納得がいく。このアグモンは幼稚園から小学校1-2年生くらいの知能として扱われていたのだろう。
また、この本ではアルファモンとオメガモンの戦いは
・「まさに80年代~90年代OVAの超絶作画を思わせるダイナミックなアクション」
とのこと。
その他経歴など
過去作品には代表作である『School Days』を始め、『あかね色に染まる坂』『真剣で私に恋しなさい!!』など、アダルトゲーム原作アニメが妙に多い(18禁アニメも手掛けている)。
tri.における既存キャラクターの改変などは、氏が過去に手掛けた作品の描写を元にした可能性があり得る。
『tri.』の後にゲーム『コンセプション』や漫画『超可動ガール1/6』のアニメの監督も担当しているが、そちらではヒロイン勢のお色気演出が多々見られており、『tri.』における乳揺れや謎の男が空の頬を舐めたりといった下衆な描写との共通点を見出せる。
ただし、そちらは元々の作品にお色気要素が見られているため監督による改変とは言い難い。
その割には2章の温泉シーンではお色気描写やサービスシーンが全然無かった。お色気演出やサービスシーンを描くべきシーンを間違えているのでは、と思わざるを得ない。
デジモンアドベンチャー LASTEVOLUTION -絆- では
ラストエボリューション絆の発表済みのメインスタッフの一覧が発表されている。新しい監督は田口智久氏が務める。公式サイトでは、
>「PERSONA3 THEMOVIE」「キノの旅-the Beautiful World- the Animated Series」の田口智久。
>すでに発表されているスーパーバイザーの関弘美やキャラクターデザインの中鶴勝祥、デジモンキャラクターデザインの渡辺けんじなど、 「デジモンアドベンチャー」を初期から支えたメンバーに、田口監督、立川総作画監督らデジモンで育った世代が加わる形となりました。
と紹介されている。
メインスタッフ一覧に、元永慶太郎氏の名前は無い。
映画の現物が劇場で公開されたところ、エンディングスタッフクレジットにも元永慶太郎氏の名前は一切無い。シリーズ構成の柿原優子氏の名前なども一切無い。
伏線一覧のページを見れば分かるように、tri.は大量の伏線を放置したまま6章が完結した。tri.の未回収伏線を消化する気や、tri.とラスエボで整合性・話の繋がりを持たせる気が少しでもあるのなら、tri.のシナリオの秘密の多くを知っているはずのtri.主要スタッフもある程度ラスエボに関わらせるべきだったと思われるのだが・・・そうであってもtri.主要スタッフはラスエボ制作には不要だと判断されたのだろうか・・・。
繰り返される過ち
※デジモンとは直接関係のない話題を記しています。
2021年1月から放送されたアニメ『装甲娘戦機』はブラウザゲーム『装甲娘』を原作とした作品だが、
そちらの方も「あまり活躍しない主人公」「1話早々に変身バンクを連続で流す(そのおかげでテンポも悪くなる)」「危機的な状況にある中で空気の読めないギャグをぶち込む」「やたらと多いサンポー食品とのコラボ描写」「止め絵の連続で構成された総集編」「多くの未回収の伏線をぶん投げたまま唐突に完結を迎えた」とtri.からの反省が全く見られない作品に仕上がってしまっていた。
なお、世界観は原作ゲームと全く異なっているが、これはゲーム側が長期メンテナンスに伴うリニューアルによりサービス開始当初から世界観を大きく変えてしまったため、アニメはリニューアル前のゲームを元に独自路線で進むことにしたためである。
また、長らく監督を務めたデート・ア・ライブでは第4期から監督を外されている。これはシリーズを重ねていくにつれて作画の悪化や展開の原作からの剥離が生じていった事でファンからバッシングを喰らった事も大きい。
2022年1月から放送が始まったアニメ『賢者の弟子を名乗る賢者』でも1話にてアニメオリジナルの内容で「異様に長く本筋に入らない前日譚」「最後の数分間は無音無声状態で進行し最後に「わし、かわいい」の一言だけ発して1話終わり」「異様に質の低いCG」「低調な作画」「毎回のように描写されるなど、やたら引っ張る小便ネタ」と原作ファンと新規視聴者から不評を呼び話題となってしまった。なお、原作や漫画版でも小便ネタはあるにはあるが数える程度でしかなく、アニメ版のようにくどいものでは無い。
その後も原作からかけ離れた展開が続いており、ファンからは既に失敗作扱いされてしまっている。
またTwitterにて「1話から色々しかけてきます」と元永は発言しているが、色々しかけた結果がこれなのかと言わざるを得ない。
こういった事もあり監督としての能力がどんどん疑わしくなっているのが現状となっている(事実、Googleのサジェスト検索にて「元永慶太郎 原作粉砕機」と表示されてしまっている)
なお、2023年1月から放送されたアニメ『英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀~』は似たような設定となっているがスタッフが全く異なるためか、『賢者~』のような出来ではない。
2023年10月放送の『はめつのおうこく』は作画こそ安定しているものの、原作自体がダークファンタジーかつ復讐モノで元々人を選ぶ作風というのもあるが、原作準拠過ぎて原作のツッコミどころに対しても補完描写を入れずそのままバカ正直にアニメ化しているため、原作漫画との違いをあまり楽しむ事が出来ない。昨今ではアニメに限らずメディアミックスにおけるオリジナル描写そのものが忌避されている傾向ではあるが、あまりに極端ではないのか。
2024年4月から放送しているアニメ『HIGHSPEED Étoile(ハイスピードエトワール)』は美少女レースアニメではあるものの、1話目からスピード感の無いレース描写やキャラクターのどうでもいい会話、ナレーションなどで尺稼ぎ、2回も行われるもんじゃ焼きの食事シーン、肝心のレースがあまり行われずなかなか進まない本筋、緊張感が全くなく成長したのか解りづらい主要人物たちと全くと言っていいほど成長が見られない出来で早くも不評となり、5話目のようにそれまで元永及び元永作品に多く起用されている岩畑剛一ではなく、麻宮騎亜が絵コンテを担当したがその回は一転して好評であり、レース以前にアニメに対する理解や愛着、情熱はおろか、もはやアニメーターとしての能力そのものが疑問視されるレベルである。
なお、「デジモンアドベンチャーtri.第1章」「超可動ガール1/16」「装甲娘戦機」「賢者の弟子を名乗る賢者」「ハイスピードエトワール」とエンディング映像が短期間の間で(「はめつのおうこく」を除き)キャラクターが歩くか走る内容ばかりである。あまりにも引き出しが無さすぎでは無いか。
・動画参考
ちなみに、2018年には『二度目の人生を異世界で』のアニメ化が発表されたが、そちらの監督にも元永(及びシリーズ構成 に『賢者の弟子』『ハイスピ』の鴻野貴光)が名前を連ねていた。結局はそちらのアニメ化は原作者のSNSでの不用意な発言が元で制作中止になってしまったが、今となってはむしろアニメ化されなくて良かったと言えるだろう。tri.も上が不祥事起こしてくれれば良かったものを
原作に対してのスタンス
アニメ「うたわれるもの 偽りの仮面」のインタビュー記事にて「原作を未見のまま制作している」である旨を語っている。
つまるところ、本作が矛盾に凝り固まっているのはそういう姿勢で作られたからに他ならない。
謙遜である可能性も考えられるものの、実際に過去に監督した「デート・ア・ライブ」第3期や同「偽りの仮面」では途中からオリジナル展開へと分岐し原作からかけ離れた展開を見せており、「デート~」第4期から監督を降ろされた事と相まって十分な裏付けが取れてしまっている。
なお、「シナリオを読ませてもらった」とあるが、シナリオを読んだ上で(ファンから評判の悪い)改変を加えたとするのなら作品の本質を見誤っているという見方も成り立つであろう。
原作を蔑ろにするような姿勢を取る人間を起用する制作側の倫理観も壊れていないだろうか。
元永が過去に監督を担当したアニメ『真剣(マジ)で私に恋しなさい!!』でも1話から超展開による謎改変を行っており、原作レイプの常習犯である可能性が非常に高い。
・メインヒロインである百代のキャラ改悪。担当声優に「百代を嫌いにならないで下さい」とまで言われる有様だった。改悪の主原因でなる要素の解釈は、原作続編の描写を見る限り間違いであったことが分かる。
・オリジナルキャラの敵役ヒロインが登場するが、作品に似つかわしくないレズビアン(百合)設定がある。原作では女生徒を侍らす描写のある百代でさえ友人に問われ「同性愛者ではない」と説明するなど百合要素は極力排除されている。なお該当のオリキャラは後に原作にも逆輸入されたが、デザイン性格ともに改良され百合設定は完全に削除された(百合対象のもうひとりのオリキャラは存在を抹消された)。
詳細はこちら
昨今では漫画からの実写映像化にあたり原作への無理解からの改変が大きく批判を浴びるようになっているが、上記のような信条を掲げるようでは批判を受けるのも当然の上、更なる犠牲を今後も出していくであろう。このような下衆を業界に蔓延らせないよう「二度と起用しないで欲しい」と署名を集める事も真剣に考えるべきではないだろうか。
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コメント
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東映は一回殴り込みをかけられなきゃ目が覚めないのでは
八つ裂きにしてやらないと気が済まない
tri.以降ろくなアニメ作れてないのもはや1周回って才能だろ
なんで尽くクソアニメばっかりしか作れないんだよ
>> 返信元
ひぐらしのなく頃に業卒みたいに昔あった物語の構造で遊ばれてる感じがしていやになるって気持ちは、まあわかなくもない
6HPは不快感はなかったのにtriはなんでああなったんだろ
事故に遭って死にますように
なんかTze Chunなみたいな人だね
あの人もあの人でゴッサムの頃はとことんやらかしてばかりいたし
この監督を野放しにしていたら犠牲者多数でアニメ業界が滅ぶぞ
この監督銃撃したい
東映に直接抗議してやろうかな
基本や基礎の類をろくすっぽ学ばないで手癖でしか表現できない半端者は
どんな界隈にもいるけどこいつの場合は学習能力がないから
何度やってもごみしか生み出せない
例外があるとすれば周りの人間が有能で常にケツを拭いてくれてる時だけ
今まで何やってきたレベルの無能
出すアニメのクソ率高すぎるの一周回って天才だろ
業界から本気で追い出して欲しい
もしくは事故にでも遭って引退して欲しい
元永4んでくれ…クソアニメしか作ってないじゃん
ガールズバンドクライといいハイスピードエトワールといい
どっちも普通に面白いのがかえって腹立たしくなる
本当tri.はなんだったんだよ
>> 返信元
元永、田口監督の改変は良くないのですが
それ以前にテレビ制作陣と原作蔑ろにして、両監督に好き勝手やらせた東映、バンダイ側に根本的な問題があるかと
まぁ、テレビ制作陣は版権持っていないから抗議出来ないのですが…
最近ドラマの原作者が脚本改変の果てに自殺する事件で話題だけど
いっそのこと凍監督も相当問題ある人物として話題になった方が良いのでは
>> 返信元
それ最初からそういう制作方針でやるって話あったような…
漫画版の方でも独自のストーリーだったし、本当の意味で黒歴史なのはPS2版の追加EDくらいだよ
みんな全然触れてないかもしれないけど、アニメ版schooldaysも原作破壊されてるぞ。原作のエロゲでは結ばれることがないいじめっ子と無理やり結ばれるとかさ。
装甲娘戦機は脚本の代表作のローリングガールズの系譜で作品が作られてたってだけ
問題点みたいに語られてる所も大抵はローリングガールズから引き継いだこの作品のいい所でもある
原作要素は無いからファンからのバッシングは当然ではあるけど、そもそも新キャラ中心でファンだけに向けて作ってるって訳でも無いからこれに関してはお互いの棲み分けの問題じゃないかな
だからこそ原作キャラ、原作時空に介入してるtriとかは余計酷いんだけどね
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